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委員会会議録

質問文書

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平成20年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:岩瀬 護 議員
質疑・質問日:11/11/2008
会派名:平成21


○岩瀬委員
 きょうの決算特別委員会の冒頭で、教育長から不祥事が続いたということで陳謝の言葉がありました。最近というか時々、教育長のそういう姿がテレビに映るものだから、同情を禁じ得ない部分と困ったなということと、両方混じった気持ちで拝見をするわけです。いわゆる行政の結果の検証という意味で、監査委員による数的監査と言いますか、チェックもしていただいておりますし、また我々議会筋として、決算特別委員会を通していかがであったかということを、過去を確認させていただくということでやらせていただいているわけです。我々のほうも特に行政の仕事ぶりと言いますか、そういったところに重きを置いて見させてもらうのですが、そういう観点からしますと、一つ一つの業務のチェック以前に、決算特別委員会で一番見たくない、そういう姿勢を教育長の最初の姿勢に見てしまったという感じがします。
これはやっぱり健全な教育環境が整っていないということになってしまうわけですから、我々が一番チェックしなくてはならないところの要点という部分を、みずから教育長が釈明をしているということでありますから、こういう姿勢が決算特別委員会ではないということを前提にこれからしていただかないと困るんです。
やはりそういう点で、これからの倫理観の維持、向上ということに向けて、決算以前の問題として私は一言どうしても申し上げなくちゃならんというような感じがして、実はきょう質疑するつもりはなかったのですが、冒頭に教育長が言われましたので、ちょっと私これだけ言えば本当はいいのですけれども、立ちましたので1つだけお伺いをいたします。
 全庁的にこの業務棚卸表で目標管理型の、いわゆる行政を目標意識で進めていくということをやられましたが、私の承知するところでは、全庁的に拡大する前に教育委員会でこれやられましたね。目標設定をして取り組むというのは教育委員会でやられて、それが全庁的に広がったというふうに認識しています。
したがって、その目標管理志向の行政展開という意味では、教育委員会においては、一層目標管理を徹底されているように期待をしたいわけですが、この業務棚卸表の今回の結果を拝見いたしますとそうではない。まず、この質問の前提として、困難度のところに星1つ、2つ、3つとあり、これで成果というのか困難度を見るわけですけれども、この設定は、この項目を立てたときに達成年度において達成していくのに難しいか、まずまずいけるか、比較的やりやすいかが最初に決まっちゃってずっといくのか、その各年度が終わったときに達成年度までにそのときを見通して、やれそうになってきたかどうかということで星の数が変わっていくのかどうか、最初にそれをちょっと確認させてください。

○鈴木事務局参事兼教育総務課長
 私そういった意識で今までつくったことがなかったものですから、大変申しわけないのですけれども、一度決まったらそれをずっと継続していくのか、年度ごとにやっているのか、もう一度調査してまいります。それでお答えさせていただきたいと思います。申しわけございません。

○岩瀬委員
 これは、本当は行政改革室のほうに総合的に確認すべきことだろうというふうに思うわけですけれども、教育委員会のほうでもしっかり業務棚卸表目標管理の仕事ということで、ちゃんとやられているのだろうということで、私はどこに伺ってもいいというふうに逆に思ったわけですけれども、この星印が見る者においては非常に矛盾を感じます。例えば、47ページを開いてください。これはどこでもいいのです。どこでもいいのですけれども例えばです。
 特別支援教育課の指導班のところの任務目的、業務概要というところにありますが、上から2番目、職場実習受入先数の実施延べ数は、19年度の実績で1,798カ所、それで目標年次が18年度でもう終わっているのですけれども、18年度を見ても1,536カ所、目標は1,300カ所、とうに達成している。達成しているにもかかわらず、ずっと目標なしで過ごしているということになりますよ。それで星印を見てみると、達成に少々難度ありに見えるのです。こんなもの目標管理にも何もならんじゃないですか。目標を達成したら新しい目標をつくるというのが目標管理ではないのですかね。この業務棚卸表全般の信頼性をこれは低下させる。こういうやり方をしていると。
 同じく、就職率やら2種類ありますけれども、その2つについても全く同じようなことが言えるのですね。22年度目標で30%になっているけれども、19年度実績でもう32.9%、それで、その次の知的障害のほうの就職率の目標40%になっているけれども、下の解説のところでいくと、いずれも30%の目標を上回っているということになっていて、30%とここの40%は数字が違うんです。だから、これとてもどちらが目標数値なのかということがわかりません。それにもかかわらずこれは実施困難、達成困難ということで三つ星がついているのです。
これは全般的に業務棚卸表というものについて、1回この向き合い方というのかな、目標管理ということに対して、よく統一して本当に光り輝く目標にしていただきたいし、目標を立てたはいいけれども、あとは結果として何パーセントになった。結果として達成率が幾つだということが、流されているのではないかというふうに見えていたし方ないのです。やはりこれは何年計画かで立てたものであれば、本当に私が聞きたいのは、19年度が終わったら22年度目標に対して星印が3つから2つになりましたよ。2つから1つになりましたというふうにして、いまだ3つで達成不可能とされるやつは、こうして集中して解決に向かっていきますというふうに、課題の解決のための集中化を図るというのが目標管理のあり方だろうというふうに思います。押しなべてどうだでは、これは目標管理にならないのです。項目管理でいっていただかないと。教育長、所見を伺います。

○遠藤教育長
 今、岩瀬委員から御指摘されたのは、まことにそのとおりだなというふうに思います。実際に今年度がどうであるかというのは、1年たったらそれがどうなったかということを当然見直していかない限り意味がない数字になってしまいますので、そういう点で今の岩瀬委員からの指摘はその通りだと思います。言い訳ではありませんが、多分これは最初に立てた困難度が、そのまま引き継がれてしまっているのだなというふうに思います。
ですので、もう一度この困難度について、この業務棚卸表のあり方そのものからして見直す必要があると思いますので、早速、今回の御指摘を機に、来年度の業務棚卸表のいいあり方について検討して、御指摘があったところについて受け入れて、いいものにしていきたいというふうに思います。

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