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委員会会議録

質問文書

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平成28年6月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:07/12/2016
会派名:自民改革会議


○多家委員
 昨日、最後はどたばたしまして、聞いたことも答えたことも何となくわかったようなわからないような感じでありましたので、若干重なるかもしれませんけれどももう1回質問します。
 まず、FUJI-ZONCOLANヒルクライムin小山町2016ですが、イタリアから50人の皆さんが参加して、このレースの最大の強みが富士山に自転車で登ることが外国人の合い言葉になっているようでありますけれども、これは小山町の実行委員会が主催することであります。協賛にパールいずみ、トレーナー・ジャパンと2つの株式会社が入っておりますけれども、これは外国の自転車レース等によくある話ですが、賞金レースになり得る大会なのか、もしくは中長期においてこれが発展的に冠大会、冠をいただくような大会になり得るものなのかどうかそのことをお尋ねします。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 FUJI-ZONCOLANヒルクライムin小山町2016でございます。
 これは昨日申し上げましたように、県自転車競技連盟と小山町、そして県の3つが主体となって開催する大会です。今御質問のございましたパールいずみにつきましては、小山町の関係する団体が県自転車競技連盟とセットにして、参加者への自転車の競技普及やおもしろさをPRするために交流の場として集うものと理解をしております。小山町が主催する初めてのヒルクライムレースとなっておりますのでまずはことしやって、そしてこれから継続的に小山町の誇る富士山を登る、上がっていくコースを1つの著名な大会として、まずは国内外にPRしていくことから始めていく。賞金レースになるかどうかまだ小山町では考えていないと思われます。

○多家委員
 わかりました。
 去年の11月8日から11月17日の間、静岡県議会エネルギー・環境等海外事情調査団が結成されましてフリウリ・ベネチア・ジュリア州に視察に行きました。そこにスポーツ振興課の皆さん、難波副知事、それから静岡県の自転車競技連盟の皆さんが行かれて、伊豆ベロドロームでのオリンピックの競技開催を見据えてイタリアからの選手団のキャンプ地誘致等のことで出かけて、それが発展的にこの自転車競技レースになったと聞いております。イタリアは我が国で思う以上にこの事業に積極的でありまして、ラテンの国ですから副知事が行って知事が行って議会の調査団が行っていろいろ意見交換をすれば、間違いなくこれは日本で、静岡県で大変な自転車レースが開催されると踏まれていたと思うんですが、それに応える意味でもしっかりとこのレースが定着して、いわゆる自転車競技のレガシーの1つを形成するようにならなければいけないと思います。そんなふうに準備を進めていっていただければ大変ありがたいと、そんな思いがいたすところであります。それは希望です。

 それからもう1つ、昨日の質問の中で伊豆ベロドローム、サイクルスポーツセンターでマウンテンバイクとトラックレースをやるわけですが、当然その中で選手村の位置づけをしっかりしなくちゃいけないことを少し申し上げました。選手村について、例えば中伊豆ワイナリーヒルズとか、ラフォーレ修善寺とか既設のものを使う話が随分進んでいるように聞いております。地元もそのことによってさまざまな準備をしなくちゃいけないと思いますが、恐らく組織委員会はまだそこまで我が県には指示がおりてないと思いますが、どんなふうに調整をしているのかそれについて伺います。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 選手村についてでございます。
 伊豆ベロドロームでやるということでございますから、当然そこに選手団をバス等で移送することで会場からある程度近いところが選手村の候補になるかと思います。現時点で組織委員会自体は既存のものを使う、使わないも含めて伊豆半島内でどういうところがあるのか情報収集をしている。そういったことについて、じゃあこういうホテルがある、そういったことについて伊豆市、県では情報収集について協力をしていくと考えております。

○多家委員
 1月に自転車のアジア選手権大会が開かれて、昨日もお話ししましたけどマレーシアのアジアの自転車競技連盟の副会長夫妻とマニエ自転車競技連盟の委員御夫妻が桂川にお見えになってウエルカムパーティをやりました。それに土屋副知事と伊東市長、伊豆市長、伊豆の国市長、番外で私も呼ばれて意見交換をした中で、マレーシアの自転車競技連盟の副会長がラフォーレ修善寺について非常に大きな興味を示して、過去に温泉があって、小箱になっていて、テニスコートがあって、ラグビー場があって、教会があって全てが整っている選手村はなかったと。選手にとって大変いい環境があると随分興味を示していたわけです。ラフォーレ修善寺にかなり傾いていると聞いておりますがラフォーレ修善寺が会員制の施設でありますので、7月、8月、9月の2カ月もしくは3カ月にわたって借り切ることは難しいことかもしれませんけれども、県でぜひ頑張ってその方向に進めるようにお考えいただきたいと思います。これも要望です。

 次に、説明資料の19ページ、ラグビーワールドカップ2019の開催準備に向けた取り組みについて伺います。
 既に開催推進委員会ができ上がって3カ月経過したところでありますけれども、具体的にどんなことをやってどんなふうに進んでいるのかをお尋ねします。

○高倉スポーツ交流課ラグビーワールドカップ推進室長
 2番委員の御質問にお答えいたします。
 説明資料の19ページにございますとおり、この3月25日に官民一丸となった組織ということでラグビーワールドカップ2019静岡県開催推進委員会を設立しております。この設立総会で認められました本年度の事業計画の中に大きく言いますと計画の策定、それから機運醸成という大きな課題がございます。その計画の策定につきましては説明資料にも若干記載がございますが、具体的に進んでおりますのが会場運営計画の進捗でございます。4月にこの大会を統括運営いたしますラグビーワールドカップリミテッドの視察を受けまして先般その報告書を受けたところでございます。今この報告書の中身を組織委員会と我々で確認をしておりますが、その内容について吟味しましてこの12月にラグビーワールドカップリミテッドに提出いたしますが、会場運営計画についてはそのように検討していくことになります。エコパスタジアムにつきましては2001年に完成した施設でございます。中身については時間の経過もございまして、世界基準に達していない大型スクリーンの問題であったり、音響効果の話であったり更新をしなければならないところもございますので、こういったことにつきましては、また交通基盤部と連携しながら整備を進めていきたいと考えております。
 加えまして、機運醸成でございます。昨年ラグビーワールドカップのイングランド大会で日本代表の活躍があり、また五郎丸選手の人気があり、一時的に盛り上がっている部分もあったんですけれども、本県におきましてこういった機運をもっと伸ばすためには、もっとラグビーへの関心、それからラグビーファンあるいは競技者をやはり広げていかなければいけないと考えております。そのための取り組みということで説明資料の下段にも書いてございますけれども、小学生世代へのタグラグビーの普及を進めていきたいと思っております。6月9日にこの開催推進委員会の中にタグラグビー普及の専門委員会を立ち上げました。タグラグビーを1つには学校の中で広めていくことで教育委員会との連携もございますけれども、学校の先生方にタグラグビーを教えるスキルを学んでいただこうということで進めております。また地域におきましてもスポーツ選手の協力も得ながらタグラグビーの普及に努めていきたいと思います。機運醸成につきましては県のラグビーフェスティバル、それからウイメンズセブンこういったもので魅力の発信をしていくところでございます。

○多家委員
 一生懸命いろんなことをやられるということで理解しました。私も女子ラグビーの富士山裾野御殿場大会を見に行きました。7人ですと壁が1枚破られるともう独走で、見ているほうも、あっまたトライ、またトライという感じで迫力もおもしろみも全然なかったんですが、選手がそばに来るとやはりラグビー選手の体型をしていますので優男じゃとてもかかっていけないような感じで、やはりこれがラグビーかなと思いましたけれども、みんながそれに親しんでいくにはかなり時間がかかるのではないかなとそんな感じがしました。

 サッカーは、2002年のワールドカップサッカーでエコパスタジアム、まさしく静岡県じゅうの市町が支えてあの大会をやろうと。できなかったら、ワールドカップの会場に選ばれなかったらどうするか、そのことも考えて結果的にもしできなかったら国民体育大会の会場として使えると、そんなことまで考えてやったわけでして比較的機運が盛り上がっていたわけですが、今回のラグビーに限って言うと私が思うには、国際ラグビーボードがエコパスタジアムを選んでくれたのはある意味で棚ぼた的なところがあったので、県もしくは関係市町は言っているほどに盛り上がっていないと思うんですが、それらを含めて静岡市、袋井市、掛川市、磐田市、浜松市、この5つの都市でどんなふうに機運醸成を図っていかれようとしているのかそのことをお伺いします。

○高倉スポーツ交流課ラグビーワールドカップ推進室長
 ラグビー人口が極端に少ない実態も承知をしております。そういった中でやはりラグビーそのもののおもしろさ、それから実際にやってみる楽しさを地道に広げていきたいと考えております。我々この3カ月の中ではラグビーフェスティバルであったり、国内のセブンズの大会であったりラグビー大会での告知をしてきましたが、今後は関係市町、あるいは関係の団体、ラグビーとかスポーツ関係にこだわらずに今回いろんな経済団体とも協働して機会を設けて周知、告知の事業を進めていきたいと考えております。

○多家委員
 わかりました。
 もう1つ、ボランティアについて伺います。
 ラグビーも自転車も大きな世界大会を仕上げていくのに当然ボランティアがなければ大会は成功し得ない。かつて1996年に開かれたアトランタ五輪は、ボランティアがそろわなかったことで史上最悪なオリンピックとして今もってオリンピック関係者の中で語り継がれていると聞いております。そのことを踏まえた中で、北京もロンドンも大変な努力をしてボランティアを集めたと。ロンドンについて言いますと、組織委員会の専門スタッフがおおよそ7,000人だった。それに対してボランティアが8万人以上集まってあの運営をしたと。東京オリンピックはどうなるか。静岡県からも派遣され東京都、各都道府県からも派遣され、また各中央省庁からもさまざまな団体からも優秀な人間が派遣されてやはり8,000人ぐらいの組織委員会を構築していくわけでありますが、さはさりながら、その組織委員会は8万人以上のボランティアを集めなければ東京オリンピックは成功しない。それはそれで東京オリンピックはやってもらうんですが、伊豆市の会場でこの間開いたアジア選手権大会、これもほとんどボランティアが集まらなかった、集まりにくかった、非常に大変な思いをしたと。自転車競技会場は広いところでありますので相当数のボランティアが必要だと思いますが、東京オリンピック組織委員会は来年度を目途に既にボランティアコアリーダーを募集する準備に入っているということであります。東京オリンピック組織委員会がコアリーダーを募集する中で、伊豆市が東京オリンピックのコアリーダーのおこぼれを頂戴する、もしくはボランティアはそこから派遣されるものを頂戴する考えではとても済まないと思いますが、そのあたりについてどんなお考えがあるのか聞きます。

○山本スポーツ交流課長兼オリンピック推進室長
 ボランティアの件でございます。
 ボランティアは、大会の成功に向けて大会の運営ではなくて参加意識を高める、機運を盛り上げることで組織委員会と我々競技開催地自治体が最優先で取り組んでいく課題だと思ってございます。現在組織委員会では、ボランティアの全体的な計画を検討している最中でございまして、2番委員御指摘のとおり競技会場の中で競技運営や会場案内、輸送などを行うボランティアについては今のところ組織委員会は自分たちのボランティア計画の中でやると。だけどそれ以外の競技会場の外に出た部分、例えば空港や観光地で外国人に対して道案内をするとか、そういったところは組織委員会ではなくて我々開催地の自治体がこれから募集して研修をしてやっていかなきゃならないということはいつも組織委員会と話をしております。
 したがいまして、これから組織委員会で行う計画と連携して県内において、競技会場以外のところで伊豆半島の競技運営にエントリーできる人がどの程度いるかもわかりませんので、そういったことも含めてこれからどういうふうに募集をして、どういう業務があるのか県内のいろんなボランティア団体、あるいは観光関係の団体とも連携して検討していきたいと考えております。

○多家委員
 わかりました。
 まだこれからやるということですが、伊豆は伊豆でしっかりとしたくくりを持たないとボランティアが確保できませんので、ボランティア議員連盟の会長が前林委員でいらっしゃいますので、しっかりそのあたりについても協力できるものは議員が全員で協力していきたいなと思います。ちなみにユニフォームと帽子と靴と雨具を支給すると言っていますので、記念品をもらえるわけですからぜひ多くの皆さんに参加していただくことがよいことではないのかなと思います。

 最後に、富士山世界遺産センター(仮称)の整備について要望しておきます。
 さきの議会で、この議案に対してはさまざまな意見が出されました。びっくりするようなデザインについて、設計について、いろいろ議員が口を出す、もしくは軀体、見積もり、積算にまで口を出すと。果たしてそんなに立派な県議会議員が随分そろっているものだなと、あんぐり口をあけてびっくりしていた思いがありますけれども、それはそれとして43億円もかけてつくるわけですから、昨日も富士山のロケーションについて少しお話ししましたが、誇りを持ってどこに出しても恥ずかしくない世界遺産センターをおつくりいただきたいと、そのことを要望して質問を終わります。

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