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委員会会議録

質問文書

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平成25年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:三ッ谷 金秋 議員
質疑・質問日:03/08/2013
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○三ッ谷委員
 それではお願いします。時間もあるようですので途中で質問が切れるかもしれませんが、期待をして待ってる職員の皆さんには申しわけありませんが、残りの部分はあしたやらせてもらうということでお許しをいただきます。
 まず1番目、吉林経済産業部長にお尋ねします。今回の議事案件でもなければ報告事案にも入っていません。全体的に今回の説明書を読ませてもらうときに、例えば第16号議案、第17号議案、第18号議案と基金の改善資金を含めた融資会計の案件が出てますけどね、例えば林業があって、農業があって、農業支援があって、沿岸の漁業資金があって、1つどこか抜けてないかなと思うところがあるんですよ。確かに中小企業という枠でいけば、林業でも農業でも、あるいは商業でも漁業でも中小企業の範囲ですよ。しかし商店の個別の支援策がないと思うんですよね。確かに商工会、商工会議所もそうですけどもいろんな制度はありますよ。しかし県として本当ににぎわいを創出して食の都をつくろう、農芸品があるいろんな商品を使ってやろうというのに、一番の現場はやっぱり商店街であり個々のお店だと思うんですよね。そういうことを考えると、県の制度融資の中にそういう制度があってもいいじゃないでしょうか。また率先をして県がそういう制度をつくるべきだろうと私は思いますが、この点につきまして、いかがお考えか、まず1点お伺いをさせていただきます。

 それから、冒頭で部長が謝罪をしてますから、あんまり正直言って車検切れの話をしたくはありませんでしたが、部長がおっしゃったから逆に私は思い出しましてね。今資料を取り寄せました。というのはもう公表が終わってますから別に問題ありません。でも一般の人で車検切れの自動車を平気で乗る人はないですよ。その間歩いたって車検ない車はうちに置いてありますよ。驚くことに27日間、合計15人、乗った距離数895キロですよ。当局は車を1,192台お持ちのようですけどね、普通一般の家庭でいっても、普段車を買ったところとか日ごろ整備しているたところから必ず車検ですよという手紙が来ますよ。この報告書を読んでも確かに業者から車検ですよというのをいただいているんですってね。にもかかわらず忘れたということは、これは忘れたじゃ済まないことですよ。一生懸命県民にそういう指導をしている当局として、やっぱりこういうことが二度三度あっちゃいかん。それも4台もあったわけですから。ここの部が4台と思ってるわけじゃありません。県で4台というようなことがあって、ちょっとやっぱり気持ちに真剣さが足らないと言われてもやむを得ない。また一般の県民から言わせたら、何を県はやってるんだというお叱りを受けてもしょうがない事案です。これはもう部長が謝って二度としませんと言ってますから答弁要りませんが、ぜひ1つだけ聞くとすればふだんは誰が担当してるのか。もし部付の車があるとすればそういう業務というのは総務課がやっているんですか。そういうところをしっかり管理をしていただくことを、これは希望しときます。またお願いしてほしい。私からも注意をしておきますので、その点につきましてお願いしますね。

 それじゃ、本題に入ります。なかなかこの説明書とか報告書に出てきませんが、農林大学校のことにつきましてお伺いします。私の地元の磐田市にある100年の伝統校ですよ、本当に。すばらしい学校だなと思いますし、毎年入学式と卒業式にはお招きをいただいて、歴代部長も――知事は来たことありませんけれども――副知事とかが皆お見えになっているというようなことがありまして、大変、日ごろから当局が一生懸命やってるってことはうれしく思います。
 そこで、平成25年度並びに平成24年度の事業概要を見て質問をさせていただきますが、先ほども事前の説明で、学生がつくった商品というのか、ジャムだ、パンだ、大学の構内でつくったものを磐田市の歯抜けになったジュビロードの中で借りてやってくれたと。3月の4、5、8日、3日間だけの限定というようなことで、売り切れ御免だなんていうすばらしいパンフレットを刷ってやっていただいたことには感謝します。私はこの中で思うことは、磐田市のジュビロードというのは、うちの渥美大先輩がよく御存じの磐田市ですけれども、結構歯抜けなんですよ。これは特に我々の所管のことですからはっきり言いますけど、寂しい。それで今回こういう事業を大学がやってくれたってことは本当に感謝しますよ、市民として。あえてもう1つ提言をするんであれば、私はこの前、事前説明を受けてますから、大変ありがたいと担当に感謝しました。半面、せっかくそういうお店がたくさんあるんだから、年がら年中やってくれませんかっていう話も担当にお願いをしたところです。1つでもそういうところがなくなって、学生が励みにしたあるいは手塩にかけたものが一般の市民に直接売れるというと、生産の意欲、あるいは買ってくれた人の笑顔1つで学生が農業をやる気になりますよ。そういう意味から考えても、このようなものは3日と言わずもう少し来年度は長くやってほしい。あるいはできることであれば将来は空き家対策の一環としてやってくれたら、商店の対策の皆さんも喜びますよ。だから地域の特別な立地条件があって大学校があるわけですから、それを有効に利用する。ですからそういうことも踏まえて、それができないでしょうかというお尋ねをまず1点。

 それから、特に就職率向上のために農林大学校は頑張ってくれました。私の地元でも、よく一般の会社企業が農業法人を起こして、いろんな事業を起こしてます。
 ことし、先ほど部長の説明にもありました大学の就職率が悪くて70%台だと。しかしこの農林大学校では農業生産法人を目標に捉えながら頑張ったおかげで、この3月卒業生の中に農業法人内定者が24人いるっていうお話を伺って、大変これはありがたい、うれしい話ですよ。ということは、今後その就業率向上という意味で、どう農業法人を位置づけしながら、今後大学としてアタックしていくのか。そういうことを平成25年度事業でお考えがありましたら、御披露いただくというか、教えてもらいたいなと思って質問をします。

 それから、平成25年度予算を若干ですけど、農林大学校予算をふやしてもらいました。何ならもう倍ぐらいふやしてほしいところですが。総額で53万4000円ですから決して多いとは言いませんが、こういう厳しい中で頑張って予算を確保してもらった担当には感謝します。
 そこで伺うんですが、この農林大学校はお茶もやってますし、あるいは家畜もやってるし、ミカンだ、メロンだ、イチゴだ、トマトだって、手広くいろんな研究栽培あるいは実習をやってますよ。私も農大祭に行きますが、いろんな買い物に来る一般市民が500人ぐらい並んでいるんです。ですのでそういう皆さんに応えるという意味と、それから学校を卒業したら営農についていただきたいと思います。この意味も込めての質問ですが、トマトの環境保全型栽培システムあるいはイチゴの花芽の分化を早める制御システムをやるという予算がついているようですが、実習機材を整備すると説明書には書いてあり、また個々の予算ではシステムの整備と書いてあるわけですよね。その点、ことしやる新たな備品の整備を踏まえて、学校内でどのような実習をするのか、わかっている範囲の中でお答えをいただければと思います。

 それから、磐田市は浜松市をまねしたってわけじゃありませんが、軽トラ市をやってます。今の磐田市長ももう3回ぐらい、商工会議所とやってるんですが、この中にも学生が軽トラ市に参加していただきまして、泥のついた新鮮味があふれた野菜なんかを売ってると。例えばこういうイベントに大学として今後どういうふうな参加をしていけるのか、あるいはさっき言った空き店舗対策あるいは商店街の活性化対策を含めて、大学校としてのお考えがあれば承りたいなと思います。

 それから、漁業取締船「天龍」の代船検討について伺います。平成3年の船ですから、当時33ノット、時速60キロの船が、現在は26ノット、47キロというようなことで、今の船の内容あるいは状態は大変不本意だろうと思うんですよね。今回の説明書を読みますと、長さ、総トン数、あるいは航海速力を含めて前回の「天龍」と同じような規模でやりたいと。それも3年計画、平成25、26、27年で船をつくるというお話です。確かに愛知県境から伊豆半島の先端までがこの「天龍」の管轄するゾーンでしょう。新しい船をつくることは大賛成です。
 しかし、せっかくお使いいただけるんであれば、漁業取締船「天龍」という位置づけと、それから県を挙げて今東海・東南海・南海地震を含めた第4次地震被害想定の中間報告も出たわけじゃないですか。一番問題は6人という乗船員の数ですよ。下田の突先から渥美半島の入り口までをこの船が管轄するのであれば、当然震災等が発生し仮に大きい小さいは別にしても津波等が起これば、こういう船だって稼働させていただかないといかん、あるいは救助に向かわなきゃいかんということを考えますと、せっかくつくる船が乗船6人では、私はもったいないと思うんです。ですから漁業取り締まりという意味の「天龍」でありながら、災害があればやっぱり救助も含めた船を3年間かけてつくる。まだことしは基本設計をする段階ですから、構想的にはどんなふうにも変えれらると思うんですよ。だから取締船をつくるという意味もよくわかりますけれども、ぜひこの「天龍」で防災船「希望」のかわりをさせるというような大きな捉え方をしてやるべきだろうと思うんですが、その点につきましてお伺いをします。以上です。

○吉林経済産業部長
 商店街の関係の御質問にお答えいたします。
 私は、今商店街の実際の制度融資における活用の状況が手元にございませんので、ちょっと勉強をまだしてございませんが、1つは制度融資の中で今実態的にそういった御利用がどれくらいあるかということもこれから調べてみたいと思いますし、それからどんなところに資金需要があるかと、これも大切だと思います。そういう意味で、運転資金系なのかそれとも設備資金なのか、そういったことも調査をしなきゃいけないと思いますので、その辺の分析を私ども、経営支援課にさせていきたいというふうに思っています。
 それから、今年度条例もつくっていただき、やはり商店街振興というのは大変重要なことだと思いますので、そうした中で制度融資も含めまして、何がこれから重点的にやらなきゃいけないか、あるいは今までやってないことで、新しい取り組みとしてどんなことができるかということも、総合的に考えて、何が一番いいのかということをこれから検討してまいりたいというふうに考えております。以上であります。

○伊藤職業能力開発課長
 農林大学校の件につきまして、4点ほど御説明を申し上げます。
 チャレンジショップにつきましては、3月のこの3日間できょうまでやったわけですけども、延べ16人の学生が携わりまして、ほぼ完売ということで好評でございます。今後につきましては、磐田市とも今協議中でございまして、なるべく定期的に開催できますようにこれから進めてまいりたいというふうに考えています。今回試行的にやったことで、課題等も出てまいりますので、ここら辺を克服しながら、学生の授業の一環としてやりながらやっていくように進めてまいります。

 それから次に、就職でございますけども、先ほど委員からお話しいただきました24人というのは、1人ふえまして、最終的に農業法人には25人の学生が就職内定をしました。そういうことで、今回は農業法人協会とのマッチングが年1回でございましたので、来年度は3回あるいは4回、複数回開催するということで、農業法人協会と話を進めている段階でございます。これは強化してまいりたいというふうに考えています。

 それから、予算でございますけども、2つの備品といいますかシステムを今回要求をさせていただいております。1つはトマト栽培、もう1つはイチゴ栽培でございますけれども、従来学生には、基礎的な生産技術ということで、トマト栽培につきましてはポットを利用しながらそこに養液栽培をするようなシステムで教育をしていたんですけども、最近はなかなか法人で新しいシステムを活用するところが出てきています。環境保全型栽培システムということでポットを使わない養液栽培ができるようなシステムを導入したいという要望があり、新しい技術を学生に教えていくということで、平成25年度から取り入れていくということでございます。
 イチゴ栽培につきましては、イチゴの出荷時期の調整のため、花芽の分化を遅くしたり早くしたりするということをこの備品を使いまして学生に教えて、卒業してから農業法人協会、あるいは就農等でそういう活用ができるように教育していく。これも平成25年度からしっかりカリキュラムの中に入れる予定でございます。

 最後に、軽トラ市等のイベントでございますけれども、農林大学校は昨年度から軽トラ市にも参加させていただきまして、今回、ジュビロードのチャレンジショップのほか、2月の農業品フェアにもグランシップに出店させていただきました。これまで余り積極的でなかった面がありますので、積極的にこういうもの、イベントに対して、学生とともに出店してまいりたいと考えております。以上でございます。

○日向水産業局長
 私から漁業取締船「天龍」のことについてお答えいたします。
 今回の「天龍」の代船は、取締船の機能が落ちてきたことを受けて、また密漁が多いだとか、そういう実態があるので、そこをしっかり体制を立て直すということを考えて、思い切って代船を建造するということにしています。そういう意味で、取り締まりの実効性を確保するということをの主眼としております。そうすると余り大きな船をつくると、アワビとかサザエなんか典型なんですけれども、狭い漁礁のところで密漁があったりします。それから小型の船がやっぱり早く逃げてしまう、それで狭いところに逃げ込むだとか、そういった事例があります。すると余り大型化すると、かえって取り締まりの実効性確保という意味から支障が生じるという思いもあって、ともかく機動的に対応できるものをつくるということを主眼に置いてやってきた次第であります。
 委員の御指摘の災害時のことは、私どもも大変懸念をしておりまして、こういうことを今考えております。県の船は今取締船「天龍」、「あまぎ」の2そうがありますし、それから焼津沖を拠点とする、「駿河丸」という調査船があって、計3そうございます。県下にはたくさんの漁船があります。ところが、漁船は周波数がこれまでばらばらでございました。そこで私どもで静岡県の無線漁業協同組合というのが焼津市の田尻のところにあるんですけども、そこと連携をして、大きく海域を3つに分けて、災害時には周波数を統一しようと。それで県下の漁船とそれぞれの3そうの県有船とが連携をしながら、発災時に生活物資を運んだり、緊急時の輸送をしようというルートを構築してあります。できることからやっていこうということで、今その周知徹底を図っているところなんですけれども、さらに加えてどういうことができるのかということを、また危機管理部ともよく相談しながら、津波などの災害時に、ともかく船を満遍なく活用して、災害に対して機動的に対応できるようなやり方というのを私たちなりに考えて、県の中で相談をしてやっていきたいと思っております。以上でございます。

○三ッ谷委員
 吉林経済産業部長が時間を下さいということですから、お考えを部内でまとめていただくことは、大変うれしい、ありがたい話です。やっぱり中小企業金融の中で、設備対応だとか、いろんな細かい貸し出しの窓口がありますが、なかなか個店がこの制度を使ってお金を借りるというのは難しいですよ。商工会議所にしても商工会の窓口としても、ここになかなかあっせんできない。逆に工場なんかは機械対応を受けられますから、こういう制度を使うんでしょうけれども、商店がなかなか中小企業金融システムにのっていくというのは難しい。だからぜひ細かい内容を調べていただきながら、どんなことをしたら静岡県の商店街あるいは個々の商店が豊かになって仕事が頑張れるのか、部長がおっしゃるとおりですから、研究をお願いをするところです。

 それから、県立農林大学校についていろいろ答弁をありがとうございます。ぜひ今年度はそういうシステムをやってくれるということで、また新たな展開ができるわけですよね。反面、メロンにしても、種取りもありましょうし、あれだけのハウスですから、僕は何回も見てますから、どのくらいの玉ができているのかわかりますよ。私の地元にはクラウンメロンやアローマメロンという2つの種類のメロンが――同じメロンですけど――お互いにライバル争いをしてますから名前を変えて売ってるということです。これを農大メロンとして売ればいいんですよ。だから窓口を通してこれは学生と教官がつくったメロンですと。ほかのメロンよりもなおおいしいと言って売るべきですよ。確かに100年校ですから、知ってるつもりでいましても、磐田農業高校が町のど真ん中にあって、農林大学校が国道1号の北側にあるわけですよ。そうすると何年か前に磐田市長から僕のところに電話がありましたよ。磐田農業高校と県立農業大学校が手を組んで、できれば沼津高専のような学校にしたいと地元の首長さんもそんな夢を持ったことがあるんです。知ってるようで知らないのも市民ですから、やっぱり農林大学校をPRする意味でも、こういうことをしっかりやる。
 それから、もう1つは、せっかくお店を開くわけでありますから、農林大学校でとれたものは教官とよく相談をして全部出すと。おととい徴収金の問題で、学校が生徒のお金を使って修築をしたと我々は公表しましたけれども、ぜひそういうものを売って、学生が勉強しやすいあるいは寮生活がしやすいように利用するべきだろうということも踏まえて、PRあるいは学生の取り分を多くする、それで学生が直接販売する、消費者に売るということで農業に対する喜びを感じてもらえたら、こんないいことありませんよ。前向きなお話をいただきましたので、時間も来てますから答弁要りませんからことしは頑張ってください。あわせて私も卒業式に伺いますから、多分吉林経済産業部長もお出かけいただけると思いますから、ぜひ校長に叱咤激励をして今のことを学校にもお願いしますから、今後ともの御指導をよろしくお願いします。

 それから、さっきの日向水産業局長の答弁は、基本的な理想的な答弁ですよ。さすが官僚は違うと。でもね、やっぱり確かに日向水産業局長がおっしゃったのは、伊豆半島の岩礁のあるアワビとかサザエの密漁という意味でしょう。あるいはひょっとしたら御前崎の岩礁地帯にもイセエビとかいろいろいるから、そういうことはわかりますよ。でもね、せっかくつくる船が、大きいっていうんであれば、多少船が大きくなってもアメリカの海軍を見てくださいよ、船から船が出ていくんですから。あるいは船が真ん中で分離できて小型艇になるようになってますよ。あるいは今の高性能のヤマハなんかの水上バイクだったら80キロも出ますよ、小回りがきいて。だからあくまでもそんな乗船6人にこだわって、予算が決まっているわけじゃありません、まだ実施設計をことしからやるんですから。やっぱりね、東日本の震災を見て、日向水産業局長がおっしゃった漁船の応援は、落ちついてからはできますよ。しかし東日本のようなあの災害を見たときに、漁船は1そうも使えないじゃないですか。漁船が屋上に載ってるんですから。そうでしょう。ということは理想はすばらしい、そのとおりですよ。だから被害が少なくて、津波の被害が少なくて、漁港そのものが閉塞をしないでいる場合には、日向水産業局長、あなたの力で全静岡県の漁船を促して応援してもらう。しかしせっかくできる船を多様に対応できる船にするのがあなたの責任ですよ。せっかく県民の税金を使うのに、サザエを盗まれちゃいかんとかアワビを盗まれるという話だけじゃなくて、県民の税金を使う以上、県民にもやっぱりそれだけの恩恵が出る船をつくってほしいなと思いますけど、もう1回だけその点について答弁を。

○日向水産業局長
 来年度は設計をすることになります。現実的なことになってしまうと思いますけれども、いろんなことを含めて考えていきたいと思います。済みません、私はそんなに力がございません。

○三ッ谷委員
 吉林経済産業部長、担当局長はそう言いますけどね。でもこれは我々議会としても譲れない話で、多分この1そうをつくるには億単位の金がかかりますよ。だからせっかくそういうものをつくるんだから、部長が責任者ですから前向きな発言を下さいよ。

○吉林経済産業部長
 前向きにはなかなか難しいもんですから怒られるかもしれませんけど、やはり1つは役割分担はあると思いますので、防災的に使う船がどんなものがいいかというのは別の議論で私は考えるべきだと思っております。まず漁業取り締まりというのが最優先で、我々の部局それから漁業者の皆さんが一番困っている問題ですので、やはり10何年使用している船ですので、そこをまずしっかり船を改良して、取り締まりをしっかりするというのが第一です。それから今言いました漁船の活用、これが2つ目です。それからもう1つは、船による災害対策活動をどうするかというのは大きな問題だと思いますので、危機管理部も含めて、やはり津波を見た瞬間に船から応援するというのは非常に大きな武器になると思いますので、それはもう少し大局的な観点から、危機管理部等々も含めましてそういう議論もお伝えしながら、県全体として考えていくものというふうに考えております。以上でございます。

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