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委員会会議録

質問文書

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平成20年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:原 文雄 議員
質疑・質問日:10/07/2008
会派名:平成21


○原委員
 若干お伺いをいたします。
 最近、ここ2カ月ぐらい、静岡県内外を含めて、教育問題に対する課題が非常に大きくクローズアップされてきておるわけであります。とりわけ学校問題に関しては、あるいは教育問題に対しては、いろいろの見方、立場がありながら、そういう感覚で個々によって見方が違うということも十分に承知をいたしております。
 よそのことについてはお伺いしませんが、この間、9月28日に前大臣中山さんが辞任をされました。ちょうど4年のときの文部大臣だったと思いますし学力テストの提唱者でもあったというふうに思っております。一連の発言があったわけでありまして、最後にあの方はインタビューの中で、みずから言ってきた自説が確認をできたから、もう学力テストはもうやらなくてもいいんじゃないかという発言も、確かにされてたというふうに思います。その中身を見ますと、いわゆる組織の問題、さまざまな問題について触れた後でありますが、私はよその県のこと、国の施策についてお伺いするつもりはございませんけれども、我が静岡県をとりますと、先ほど教育長から冒頭、学力テストの成果と結果についてお話がございました。私自身がそのお話を伺ってて、静岡県の教職員の皆さん、まさに生徒と正面向き合って真剣に現場で教えておられる姿を、私はよく見させていただいております。
 そういう中で、実は静岡県の教職員組合は70%の組織率を持っておるわけですね。そういう中で、中山前大臣の言葉をかりると、静岡県の学力というのは相当低いように、私自身あの活字を見る限り受け取るわけでありますが、それはともかくとして、その前大臣の発言の言葉を伺いながら、静岡県の教育委員会を預かる立場としてどう静岡県の現場の教育を見られておるのか、そしてどういうふうにその課題に対して認識を示されているのか、まず1つはお伺いをしたいというふうに思っております。
 そして、その学力テストの問題であります。毎年毎年60億円のお金を使っておるわけであります。ことしは第2回目だというふうに思います。これからも続くというふうに認識をいたしておりますが、小学生はともかくとして中学生ですね。今、私自身が現場に時々入らせていただいて見させていただくのに、まさに中学に入って早速、あるいは2年生、3年生もそうでありますが、1カ月半ぐらいで中間テストがあって、そしてその後に今度はまたすぐに期末テストがありますね。そして、今度は実力試験というのももう1つあるわけですね、途中で。そういうふうに繰り返していくと、まさに中学3年生というのは、もう受験、受験じゃなくて、試験、試験、試験で終わっちゃって基礎的な学習をどこで教わるのか、私自身、最近ちょっと疑問を持っておるわけでありますが、これらについてどういうふうに考えているだろうか、認識を持っておられるのか、そこも1つお伺いをしたい。まさに中学3年生、もうこれから、受験勉強のシーズンになります。そういう中でも、またまた試験というその繰り返しの連続の中で、本当に子供たちが伸びていくんだろうか、あるいは足りない部分を補っていけるんだろうかという疑問を持つわけでありますが、それらに関する認識も1つは教えていただきたいというふうに思います。

 そして、8番委員からも先ほどお話がございました。汚職問題であります。さまざまにあろうかというふうに思っておりますが、ずっと現場の姿を見させていただいて、これは高校教育ばかりじゃなく、義務教育の小学校、中学校を見ておりましても、実は学校と地域というつながりは切ることができないというふうに私自身も思っております。そのことを主張するものでなしに、学校と地域の連帯した教育をこれから推進をしていっていただきたいわけでありますが、学校と後援会、あるいは学校とPTAというその学校運営に関する問題でも、まさに発言力の強弱、あるいは影響力について問われている学校を見受けられるわけであります。
 1つには、行事に対するPTA後援会の介入度の問題、こんな問題も実は今、起きている事実もあるわけであります。
 そしてもう1つ、実は先生方の転入、転出、あるいは入学式・卒業式の後とか、いわゆる転入者の歓迎会、そしてもう1つは先生が転出する場合の御苦労さん会、あるいは運動会、さまざまな行事の後の交流会、私は一定の交流会とかそういうものはいいと思うんですが、見ていると、度が過ぎた部分もあるというふうに思うところもあるわけです。私は全部を否定するもんじゃないんですが、一定程度の規制と、そして毅然たる態度をやはり教育者のほうも、あるいはPTAも後援会もとるべきところはとらなければいけない、そういう延長線上が、あるいは大分県であるような、あるいは天竜林業高校であるような、そういう問題の発生の1つの要素ではないのかなというふうに、私自身思うわけでありますが、これらに対して、実は学校教育の場、そしておつき合いの一定程度の問題を含めても、やはり切るところの線はピシッとしておかなければいけない、毅然としなければいけない部分もあろうかと思いますが、これらについてもうちょっとお伺いをしたいところであります。

 そして、またまた同じような関係で恐縮ですが、きょう私は教育長の報告にあるのかなというふうに思ったんですが、そういうさまざまな改ざんや贈収賄事件が起きたばかりであるにもかかわらず、実は静岡県立浜松湖南高校でございますが、よく小学校・中学校の先生、あるいは高校の先生、個人のパソコンを使って、学校ではもう仕事がこれ以上遅くまでできないということでよく家庭に持ち帰って途中で紛失をしたり、あるいは盗まれたりした事例が今までもいっぱい表面に出ておるわけでありますけれども、今回実は県立浜松湖南高校で、やはり生徒の1,500人分の情報を持ったパソコンが紛失、あるいは盗難に遭ったという記事を私は見ました。
 これを見ますと、その先生によりますと前任地の某高校の生徒の延べ約179人の成績や、あるいは生徒764人の名簿、部活動の60人分の住所、電話番号等、あるいは再入学、退学に関するデータも含まれていた。これを盗難あるいは紛失をしたという事件が実は起きておるわけですね。これを見るにつけ、今回が初めてじゃなくて、まさにこういうパソコンの問題というのは非常に今までも問題提起をしてきておるわけでありますが、個人のパソコンの使用自体、そのことが、やはり私は問題になっておるというふうに思うわけでありまして、備品として学校で使用するそういう物の扱い、特にパソコンについてはどういう取り扱いになっているのか。そして、そのような貴重な資料を含めて、そういうものに対する管理体制はどうなっているのか、あるいは教育委員会として、あるいは現場の長としてどういう指導をしているのか、これを1つはお伺いしたい。
 それからもう1つ、個人パソコンの使用については、確かに県教育委員会では使っちゃいけないということになっておるんですが、繰り返し繰り返しこういう問題が起きているということはどこに問題があるのか、そのことを1つお伺いをしたいと同時に、個人のパソコンなどの私有物については一切、自分の公職に関するものについて使ってはいけないというような厳格な態度で取り組まないと、この種の問題というのは解消されていかないんじゃないのかなというふうに思うわけであります。
 そして、その管理体制だというふうに思います。テーブルの上に置いた、机の上に置いた、あるいは施錠をかけておいたという、そういう現実があるのならば、もう少しそれらに対して厳しい管理体制というもの、あるいは保管体制というものをちゃんとしていかなければいけないんじゃないのかなというふうに思いますが、県教育委員会としての現場に対する指導をこれからどういうふうにしようとしているのか、まずお伺いをしたいというふうに思います。

 そして次に、事故米の問題であります。
 今、日本人の食の安全という問題が、国の内外から問われてきているというふうに思っております。そういう中で、我が静岡県の学校や全国の子供たちに、このカビ米を含む卵焼きやオムレツ等々、実は給食として口にされたというふうに報道があるわけでありますけれども、我が静岡県では24の市と町がこれにかかわってきた、使用をしていたという報道がありました。そして、なぜこれだけの自治体が使っているのかなというふうに思ったところが、実は各都道府県の学校給食会というのがあるそうですね。全国もそうでありますが、各自治体の学校給食会というところが、食品や食材をまとめて仕入れ、あるいはあっせんをして、各学校などに紹介をしていたというふうに言われておるわけでありますが、これが現実であるのか、どうなのか。そしてその学校給食会という組織がどういうものなのか。そして、その中には学校の従来の関係者が役職か何かで入っている実例があるのか、ないのか。ちょっとこれも教えてください。
 そして、こういう実態が出てきた、静岡県ではすぐる食品というんですか――浜松に工場があるそうですね――ここから供給をされたのかどうかは知りませんが、まず静岡県の各24の自治体が実はこの学校給食会からの一括あっせんなのかどうなのかという問題が1つと、そして24の自治体の被害調査を現実にされたのか、どうなのか。そしてその結果がどうであったのかというものをお伺いをしたいというふうに思っております。
 そして今これらの食の問題点が指摘をされているところに、これからの対策として、そういうところから一括とるんではなく、食の危機という問題、あるいは1次産業、農業を守ろうというお互いの立場で、政治も、それから地域、行政も問題提起をしておるわけであります。確かに財政的な問題があるのは十分に承知をいたしておりますが、まさに食学を教えるならば、含めてただ食べさせるだけでなしに、地域で農業実態を踏まえて、地域の地場産品を学校給食に使いながらも、子供たちに誇りを、そして食に対する理解、地域農業の理解もさせるという教育も必要ではないのかなというふうに、私は実感をするわけでありますが、これは問題提起として皆さんのお考えをお伺いをしたいというふうに思っておるところでございます。

 含めて、その子供の食の問題というのは、食生活を取り巻く社会環境が今大きく変わってきていることは皆さん御案内のとおりでありますが、小学生、中学生を見ても、肥満症や生活習慣病の増加というもの、あるいはそういう若者がふえている。そして、それが実は子供の食の問題に起因をしているという報告もあるわけでございます。まさに、子供の新たな健康問題をそこに提起されたような思いをするわけでありますが、そういう中で、やはり健康を維持するために、食習慣を子供たちに形成するためにも、学校における食に関する指導充実ということが、今こそ問われているというふうに思いますが、推進役として、学校栄養教職員の重要性というのが実は高まってきているというふうに思います。
 確かに、2004年の5月に、栄養教諭の制度が創設をされまして、2005年から設置可能となり、全国では今、1,886名の栄養教諭が配置をされたというふうに伺っております。そういう中で、我が県の実態そのものを教えていただきたいんですが、我が静岡県では3名しかおられないというふうに伺っておりますが、その3名の配置というのはどういう形態で――静岡県全学校の配置数としては非常に少ない感じがするわけでありますが――その人たちの仕事は、何を具体的にされて静岡県の義務教育の食育に携わっているのか、これをまずお伺いをしたいというふうに思っております。
 そして、実はまたことしの6月でありますが、法改正が確かにあったように記憶をしております。学校保健法の一部改正、含めて学校給食法の一部改正というものがなされまして、実は栄養教諭に関する学校給食を活用した食に関する指導の推進というものがこの法律に記載をされておりまして、来年の4月からこれを施行しなさいということであります。
 そういう意味では、まさに食教育含めて、子供のそういう健康の問題を理解をするならば、県教育委員会として栄養教諭の配置というものを3名でなしに、今後どういうふうに展望を持って、あるいは具体的に行おうとしているのかをお伺いをしたいというふうに思います。
 そしてもう1つ。今、私が聞く限りでは、栄養教諭の免許を持っている方が、静岡県にも兼務でおられるということを伺いました。各学校でその人たちをどう活用しているのか、あるいは来年度の4月1日以降、具体的に法整備をされるならば、その人たちをどういうふうにして生かそうとしているのか、それらについてもお伺いをしたいというふうに、以上5点をお伺いいたします。

○遠藤教育長
 まず第1点目の組合の組織率とその組織率が高いところとの学力の関係というふうなお話で、中山大臣の辞任にかかわっての御質問がありましたが、本県ははっきり申し上げまして、確かに小中学校の組合の組織率というのは高いものがありますけれども、私はやはり先生たちの生の声を教育委員会事務局に届ける手だてとして、先生方がある程度組織化してその声を届けるやり方として、組合の存在というのはあっていいもんだなと思っています。その方たちがあることによって、先生方の生の声が私たちに届き、またそれが教育行政に反映されるということもあるものですから、組合の存在そのものを否定する姿勢は全くないなと、こういうふうに思っております。
 そして現実に、現場の先生方、先ほど委員の御説明にもありましたけれども、学校訪問していただいておわかりのように、本当によく頑張っていただいています。それこそ8時、9時までの残業、そしてなおかつ持ち帰りで仕事をされていると、こういう状況の中で、本県の小中学校、高等学校までを含めてのいわゆる公教育というのは、本当にいい形で今、行われているんだなというふうな認識をしています。ただ、課題は何かと言ったときに、やはり先生方が余りにも多くのものを抱え込み過ぎていて、生徒と向き合う時間が少ない、いわゆる多忙化ですね。これが一番大きなことかなというふうに思っております。
 そんな中で、去年組織しました理想の学校教育具現化委員会の中でも御議論いただいていますので、その御提言をどういう形で私たちが生かすことができるか、いわゆる学校現場を支えることができるかということが、これからの私たちの力量かなと、こんなふうにも思っております。
 また、テストについてでありますけれども、勉強というのはテストのために勉強をやっているわけではないわけであります。やはり自分の実力をつけるための学習をしているわけでありますので、テストはあくまでもチェックでありまして、今の自分の実力がどうであるのかなということを生かすことによって、初めてテストの意味が出てくるわけですね。テストで50点であった、80点であったというその結果に一喜一憂することなく、やはりそのテストの結果というのを教える側も教え方がどうであったのか、また学習者のほうも自分の学習がどうであったのかということに生かすという意味でテストがありますので、中間テスト、期末テスト、実力テスト等、余りにもテストの回数が多いのではないかというふうな御指摘かと思いますけれども、学校によっては中間テスト等をなくして、いわゆる単元ごとに終わった段階でテストをやるというふうな取り組みをしているところもあります。これは学校が子供たちにとって、どこでチェックするのがいいのかというふうなことを考えて活用していただければいいのではないかなと。ですので、日常的な学習というのは、あくまでも基礎的、基本的な学習の積み重ねであって、テストのためにどうのこうのということではないというふうに私は思っております。

 また、学校とPTA並びに後援会等との関係の中で、行事への介入度等も含め、ちょっと行き過ぎがあったり、また一定程度の規制を設ける必要があるのじゃないかとのお話ですが、おっしゃるとおりだなというふうに思います。余りにつき合いが深くなっていったがゆえに、言葉は悪いですけれども、いわゆる過度なことが出てきて、今回のことに結びついてしまったのではないかと、そういう御心配の声だったと思っています。
 私たちこのたび、臨時の校長会等を開いて、実際に綱紀の粛正等に努めるということで、かなり現場に対しては厳しい注文をつけました。そういう中で、これはある意味においては日本のいい風習であったかなと思うんですけれども、お世話になった方に中元とかお歳暮を贈るというふうなこともあったわけですね。現実には行われております。ですが、学校社会の中では、そういうことが感覚を麻痺させてしまう、将来何かそういうことが起こってしまう原因にもなりかねないということでありますので、先生方には中元とか歳暮等があった場合には、もう郵送で来た場合にも送り返すようにというふうなところまで徹底して厳しい形で綱紀の粛正については指導しているところであります。
 その他の御質問については、関係の課長のほうでお答えをさせていただきます。

○鳥居高校教育課長
 3点目の御指摘の浜松湖南高等学校における個人情報1,400人分の流出ということにつきまして、まことに申しわけございません。
 この個人情報の取り扱いにつきましては、平成17年度ごろから、事件があるたびに学校のほうに通知文を出して指導しております。その主な内容は、個人所有のパソコンへの生徒の個人情報の保存の禁止、それから個人所有の電磁的記憶媒体に――USBですけれども――そういうものを使用しないと。もしどうしても必要な場合には、学校の予算で買って、公的なものの貸与を受けなさい、買いなさいと、それに保存して、そしてそれをかぎのかかる所等に保存しなさいという、そういう指導をしております。そういう繰り返し繰り返しの指導にもかかわらず、今回の事件の内容はやはり個人の情報が個人所有のパソコンの中に入っていたと。あくまでも1人は机のかぎのかかる中に入れたと言っていますけれども、やはり入っていたということは大きな間違いです。
 それから、もう1人のほうも同じ生徒の住所等、部活動に関係する生徒の情報が入っていたわけで、そのコンピューターは指紋認証をしないと開くことができないというセキュリティーがあったとしても、やはり我々が出している通知文がしっかり届いていなかったと。まことに申しわけないなと思います。
 今後は、ただ口で校長が言うだけではなくて、管理職が実際にどうなのか、個々のパソコン等を1台1台確認することも必要になってくるのかなと思っております。ただ、現在のところ、高等学校の場合、1人1台パソコンというところまでは整備されておりません。したがいまして、個人所有のパソコンについても、校長の許可を得れば使用できるという方法をとっている実態もございます。
 今後につきましては、学校で持っている大きなサーバーに個人の情報が入るように徹底するとか、また管理等に最善の注意を払っていきたいと思います。申しわけありませんでした。

○石川体育保健課長
 事故米、食の安全、学校給食会等について、お答えします。
 まず、学校給食会ですが、県の学校給食会、ここは米、パン、麺、牛乳を基幹物資としまして、各市町の給食施設はこれを給食会を通して購入しております。牛乳に関しては、県学校給食会を通さないと補助金対象にならないというふうになっております。ですから、通さないと高額になるということであります。それから、米、牛乳に関しましては100%県内産であります。その他の物資に関しましては、市町が独自に業者を選定して購入しております。
 県学校給食会は、加工品のみの扱いで、生鮮食品は一切扱っておりません。
 なお、すぐる食品につきましては、すぐる食品の厚焼き玉子等を1つの業者が仲介して各市町に配っておりましたので、根本はすぐる食品で、いろんな業者が介在して結果的に24市町に購入されていったという形がとられました。
 次に、学校給食における事故米購入食品の使用状況ですが、これは疑いのある食品ということで、すぐる食品の厚焼き玉子が事故米、特にカビ米が含まれていたということですが、現在、10月2日に資料提供をさせていただいたのでは、これは静岡市と浜松市――政令市は含んでないもんですからあれですが、使用された市町は14市8町であります。使用された延べ食数は43万8760食であります。
 なお、現在、いろんな報道で、この時期のものは安全だとかというふうに報道されてるんですが、確実な情報がないもんですから、私どもとしましては、この情報を一応正確な数字にさせていただいております。

 続いて、小中学生の肥満等の関係の栄養教諭についてであります。
 本年度、栄養教諭につきましては、焼津大井川学校給食センター、それから富士宮市学校給食センター、それから教育委員会体育保健課、以上3カ所に3名配置されております。
 主に栄養教諭はどんなような仕事をするのかということですが、まず1つは児童生徒への個別な相談指導で、先ほど委員がおっしゃったような偏食傾向にあるですとか、肥満傾向にあるような児童生徒について、カウンセラー的な役割を果たすということ。それから2番目としまして、児童生徒への教科、特別活動等において、チームティーチング等のティーチャーの役を果たす役割。それから3番目としまして、食に関する指導の連携、調整、コーディネーター、こういったことを今後食育を発展させていく上で、栄養教諭として仕事をしていっていただきたいと思っております。
 それから、もう1点ですね、現在、栄養職員が県内に配置されているわけですが、平成20年5月15日現在ですが、栄養職員280名中127名が栄養教諭の免許状を有しております。以上です。

○原委員
 前段の部分については、私自身これ以上触れることがございませんので、現場を指導する教育長として、寛大な気持ちを含めてお互いが協議をしながら円満な、しかも原点はやはり生徒や児童だということを一切忘れることなく、これから対応していただきたいというふうに思っておりますし、改ざんの問題については、理解をしていただいているというふうに思いますが、現場には今、本当に思い余るところが目につくこともありますのでさらにこれを徹底をして、それらについても御指導方をよろしくお願いしたいというふうに思っております。

 パソコンの問題でございますが、徹底をしているんですが、またまた続いて出てくる、何が一体原因で問題なんですか。被害に遭ってるのはみんな生徒、児童なんですよ。それも過去の退学の経歴から転校の経歴から成績までみんな入ってるものなんですね。先ほどのお話聞いてますと、かぎがかかってるところを引き出されたというのは、これは盗難なんですよね。盗難というのは何かの目的があって盗むわけですから、そこには何らかの二次作用も起きてくるはずなんですね。そうすると、その児童や生徒に対する将来に向けた大きな問題がそこで起きた場合に、だれがどこでどう責任をとるかという責任の所在というのは、やはりうやむやになってしまうわけですよね。これ、重大な問題だというふうに私自身は思っております。
 それがゆえに、もう先ほどから言っておりますが、ぜひ完全に個人の所有物使用禁止だということを再度徹底をしていただきながら、まさにそこのところには学校現場の管理者とそれから教師との間の信頼関係を含めて、お互いに意思統一がなされていない、そこには何かがあるから、あるいはその原因が何なのかということを徹底的に調べて、このような不祥事がないように、ぜひ対応していただきたいというふうに思っておりますし、この問題はまさに、今、地方で論議されてる年金――社会保険庁の問題と同じだと思うんですよ。言った、調査してきた、だけどもまた繰り返されてる、また発生してきた。そんなことのないように、この問題もぜひお願いをしたいというふうに思っております。

 栄養士の問題。来年度以降、法改正をされた場合に今の3名だけで終わりなんですか。もっとふやしていくんですか。そこのところを1つお伺いしたいというふうに思いますし、それから個々の自治体がやっているというふうに言われましたけれども、何ていうのかな、これは、地場の食材利用について、これからどうしようとしているのか。現場に任せるのはいいんですけれども、確かに予算的にはいろいろ大変なんです、私の町でも来年から給食費の値上げをするというふうに、学校、自治体は言っております。確かに食材の高騰等いろいろあるから、安い物を求めたいという気持ちはわかるわけでありますが、まさにこれからの将来を担っていく子供たちの食育でありますので、そこら辺は配慮していただければありがたい。含めて、それでは今3名ですが、焼津市と富士宮市ですか、おられるのは。その人たちとよその自治体との関係というのはどういうふうになってますか。先ほど言われたような栄養補給を含めて、調理の手法を含めて、安全、健康管理、カウンセリング等々、よその人たちとの関係はどういうふうになっているのか、これをちょっと教えていただきたいと思います。

○風間義務教育課長
 栄養教諭の配置について、今後の方向でございますが、今後も加配要求をしていくと、そして将来的に増員していく方向で検討していきたいというふうに考えているところでございます。
 それから現在、共同調理場に配置しております栄養教諭の職務につきましては、受配校に限るということかと思います。その共同調理場から配達されている学校というふうに限られると思いますが、今後、配置を広げていくことで栄養教諭としての職務を全県に広げていきたいというのと同時に、指導主事の役割として全県に向けての研修会等を開催する学校訪問等も実施していくということになるかと思います。以上でございます。

○石川体育保健課長
 食材についてですが、地産地消の推進ということで、地場産物を一定量、低価格で用意することは困難なために、ふるさと給食週間など地場産物を積極的に取り扱う期間を設けております。以上です。

○中澤(通)委員長
 ここでしばらく休憩いたします。
 再開を2時50分といたします。
( 休 憩 )

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