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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:須藤 秀忠 議員
質疑・質問日:12/15/2008
会派名:自由民主党県議団


○須藤委員
 2件ばかりお願いします。
 陸上養殖研究会の設置についてですが、ここに例えばクエなどの特に高単価の魚種を対象とする養殖魚と書いてあります。実は、前に門司へ行ったときに3万円出せと言うから何だと思ったら、クエを食えと言われてクエを食べに行ったことがありますが、それを静岡県でこうして養殖しようということです。今どこでやっているのか、クエの養殖状況とか、この見通しですね。
 また、本当に静岡県が売り物として全国版として出していくからには、やっぱりそれなりの成果を得て、また宣伝もしていかなきゃならないと思いますし、あるいは今研究機関で研究していると思いますが、これを大きく広げていくためには民間へ養殖の権利等を譲渡していくのか、そこら辺のことについての考え方をお聞かせ願いたいと思います。

 それから、ちょっと関連する話で、遠州灘ではフグが水揚げされると聞いておりますが、その出荷量というのは国内におけるシェアとしてどの程度のものなのか。いったん下関へ持っていって、それから全国へ持っていくというような話も聞きます。下関のほうでは最近あまりとれないという話も聞きますので、本当に静岡県が下関を上回るシェアを持っているんだったら、ちゃんと静岡県のフグということで大々的に売り出せば名産品となるんじゃないかと思います。その辺の取り組みについてお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。

○鈴木水産資源室長
 私から、クエの陸上養殖の今後の事業展開の可能性についてお答えいたします。
 委員御紹介のありましたように、クエは高いところではキロ数万円、九州などではアラとも呼ばれておりまして、九州場所なんかではお相撲さんがアラ鍋を食べないと終わらないというように、非常に希少価値の高いものと認識しております。
 ただ、実際に国内でこの養殖を進めているところはそれほど多くありません。三重県と和歌山県で養殖をしているというふうに承知しております。
 この数が非常に少ないというのは、この種苗が若干は人工的に供給されているんですけれども、それほど大量に出回っていないということがあります。
 ところが県内にあります浜岡の温水利用研究センターで平成17年度に人工的に生産した種苗を親にして、それからまた卵をとるということで、いわゆる完全養殖と呼んでいますけれども、そういうことが可能になった。そうすると天然の親を使わなくても生産を繰り返していくシステムが可能になったということで、我々そこに期待をしております。
 ただ、実際に事業として進めていくためには、それで商業的に成り立つのかどうか、その辺を十分に検討しなければ事業展開は難しいと思いますので、そのための検討を現在進めているところであります。

 また、フグについてでありますが、現在、遠州灘沖、それから三河湾沖、三重県熊野灘沖の共通する漁場でちょうど10月から2月まで、この3県の漁業者によってトラフグ漁が操業されております。
 一時は下関に多く出荷されておりまして、下関の市場で3分の1ほどこの海域でとれたフグが占めるというような状況もありましたけれども、最近はそれぞれの県が地元で消費を拡大すると。県内でも舘山寺の観光業者が中心となって県内の需要を促進しようという動きを進めておりますので、我々もその生産が安定するように種苗を生産しておりまして、それを人工的に放流すると、そういう支援を行っているところでございます。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp