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委員会会議録

質問文書

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令和元年決算特別委員会危機管理くらし環境分科会 質疑・質問
質疑・質問者:野田 治久 議員
質疑・質問日:10/29/2019
会派名:自民改革会議


○野田委員
 それでは、ニホンジカについて一問一答方式で1つだけお伺いをします。
 平成30年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書129ページでございます。
 まず、伊豆・富士地域ニホンジカ捕獲頭数の平成30年度実績は10月確定予定となっており、もう数字が出ていると思います。どういう数字になっておりますでしょうか。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 平成30年度の捕獲実績は、伊豆で1万2588頭、それから富士で4,825頭、合計1万7413頭の捕獲となっております。

○野田委員
 ありがとうございます。
 その横に目標値として累計5万8000頭とございますが、これについて説明いただけますか。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 ここで挙げている目標値の累計5万8000頭は、平成29年度に現在の第二種鳥獣特定管理計画を立てたとき、目標の5,000頭になるまでに捕獲が必要な頭数としてその累計を掲げてあります。

○野田委員
 これは令和元年、2年、3年で5万8000頭ということですね。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 平成29年からですから、平成29、30、令和1、2、3年の5カ年になります。

○野田委員
 そうしますと、この累計は1年ごとの頭数が随分少ないかなと思います。私は令和1、2、3年で5万8000頭だと理解しておりましたから。違いますか。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 こちらは現在の第二種鳥獣特定管理計画を策定した時点の推定生息頭数、捕獲状況を勘案しまして、その当時何頭とっていけば5,000頭になるのかというシミュレーションの中でその数字を足し込んだ捕獲頭数になっています。
 ただ現実的には、毎年度生息状況調査をやりながら、実際はシミュレーションどおり減っていない部分があるものですから、毎年度調査結果に基づいた推定生息頭数から再度捕獲頭数を出して、全体的に毎年度の捕獲頭数がふえております。

○野田委員
 別の質問があるんですが、捕獲頭数が去年の決算時の資料では伊豆と富士と分けて数字が出ていましたけど、ことしは一緒になっています。これは何か理由がございますか。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 県の総合計画でまとめて出しているものですから、そちらに合わせる形で変えております。

○野田委員
 もう1つ確認でお伺いします。
 平成30年度の生息頭数5万2900頭は、9月定例会の当委員会の時点で数字がもう出ていました。この数字の算出方法をもう1回教えていただけますか。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 こちらにつきましては、糞粒法という調査方法を用いて算出しております。伊豆地域、富士地域にそれぞれ調査地点を設けてありまして、そちらにおいて2月――冬期にある一定の範囲内に鹿のふんが何個あるか実際に数える調査を行いまして、そのふんの数からその地点の生息密度数を出しております。そして最終的に推定値として挙げるときには、伊豆地域ですと85地点ぐらい調査地点があるものですからその平均をとり、鹿が生息していると推定されている森林面積などに掛けて全体の数字を推定するやり方です。

○野田委員
 ありがとうございます。
 委員会の資料は伊豆地域と富士地域それぞれの生息頭数と捕獲頭数が細かく出ていますので、そのあたりをまた委員会で質問させていただきますが、一番肝心なこの目標値1万頭の根拠を教えていただけますか。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 環境省から出ているガイドラインに自然生態系に影響が少ない生息密度として1平方キロメートル当たり5頭とあるものですから、そちらを参考に伊豆地域、富士地域それぞれで約5,000頭という目標を設定しております。

○野田委員
 そこはわかるんですが、例年の数字を並べていって本当にここにはならないだろうなという心配を非常にしておりますが、そこについてはいかがでしょうか。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 推定生息頭数の調査結果からは、今お話がありましたように今後相当の努力が必要であると考えております。また一方でこれまでの捕獲の効果によりましてニホンジカの増加がしっかり抑制されている傾向も見えております。
こうしたことを踏まえますと、この厳しい目標に向かってできる限り捕獲圧をかけ続けていくことが今大変重要だと考えております。
 各年度の捕獲目標に関しましては、推定生息頭数の調査結果ですとか、あるいは捕獲状況の結果などを踏まえながら、ニホンジカ保護管理検討委員会の中で検討し各年度の実施計画として捕獲頭数を定めているものですから、そうした中でしっかり捕獲圧がかかるように取り組んでまいりたいと考えております。

○野田委員
 ありがとうございます。
 これは決算特の資料で、委員会資料は捕獲の推進ということで単独のものですね。ここは自然保護課の施策の中の一部として捉えているので簡略した表現の仕方はしようがないのかなと思うのですが、伊豆と富士を一緒にした数値を出していると伊豆の危機感がちょっと見えにくく、わかりづらくなる表記の仕方ではないかなと、私は心配というか懸念しておりますが、その点についてはいかがでしょうか。

○薮崎鳥獣捕獲管理室長
 確かに、今御指摘がありましたように伊豆地域、富士地域でそれぞれ捕獲するにしても地域によって状況が違いますし、生息頭数の推定においてもそれぞれの地域で要因が違っているという認識でおります。できる限り委員会の場などを通しまして、地域を分けてわかりやすく情報を出していきたいと考えております。

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