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委員会会議録

質問文書

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平成31年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:良知 淳行 議員
質疑・質問日:02/28/2019
会派名:自民改革会議


○良知委員
 それでは、一括質問方式で質問させていただきます。
 最初に、信号機の今後の設置方針または方向性について伺わせていただきたいと思います。
 静岡県では約6,800基の信号機が設置されており、静岡県の規模からすると他府県と比べて多い状況と聞いているので幾つかお聞きしたいと思います。
 1つ目は、信号機の購入費と設置費用、電気料や集中制御などのいろいろな通信料と保守費用などかかっていると思いますが、これらの費用を単純に計算すると1つの交差点に信号機を設置した場合の年間費用がどのぐらいかかるのか教えていただければと思います。
 それと、静岡県としてどの程度の信号機数が適正と考えているのか。その数と比べて現状が多いのであれば、適正数とその調査を今後どのように行っていくのか伺わせていただきたいと思います。
 それから、信号機の撤去基準はどうなっているのか。今後利用頻度が下がっている信号機を撤去することもふえてくると思いますが、地元でもよくあるケースなんですけれども、ある日、信号機の撤去説明会を行う通知が警察から地元に出され、自治会としては聞いてなくて慌てふためき、何とかそのままにしてもらいたいと署に御要望を出されることがありました。
話は違いますが、公衆電話も使用頻度が低く金額が最低3,000円、4,000円を下回れば撤去でどんどんなくなって、非常時に携帯電話が使えなくなったときはどうしたらいいのかなといった問題も考えますと、信号機の撤去についても切羽詰まってから住民説明会を開くのではなく、信号機を維持するためには歩行者の横断や車両の通行が何台ぐらい必要といった基準を明確化しておく必要性があるんじゃないかなと思いますので伺いたいと思います。

 次に、信号機が減少していく中でラウンドアバウトが普及して、焼津市では今2カ所目が工事中ですが、今後の警察の考え方として道路管理者への働きかけがどういう状況であるか伺わせていただきたいと思います。

 それから、今度は薬物の関係で薬物犯罪状況として委員会説明資料にも記載がございますが、薬物犯罪の検挙数が400件前後で推移しており、大麻等の比率がふえています。県内の薬物事犯の状況をどう見据えているのか。それと薬物防止についての取り組みを伺わせていただきたいと思います。

○鈴木交通規制課長
 信号機の年間維持にかかる費用は、5番委員御指摘のとおり交差点の形状により信号灯器の数や種類がそれぞれ異なりますので一概には申せませんが、付加装置等を構成しない標準的な信号機1基は概算で年間約20万円から30万円程度であります。
 次に、静岡県警察が管理する信号機は現在約6,800基に上りますが、本県信号機の数として適正か否かは一概には申せません。
 一方で、厳しい財政状況の中、信号機等の交通安全施設を的確に維持管理していくため、更新率の向上とストック管理に一体となって取り組むほか、充実した保守点検を実施するなど持続可能な交通安全施設の整備に向けた取り組みを推進しているところであります。
 なお、ストック管理への取り組みとしては、本年度において32基の信号機について撤去または撤去予定としております。
 次に、信号機の撤去基準でありますが、信号機設置の条件に満たなくなった場合は信号機の撤去を検討するものとしています。例えばバイパスなどの新たな道路の開通及び大型商業施設等の移転または閉鎖により自動車等の交通量が少なくなる場合、小学校等の廃校、公共施設等の移転または閉鎖により信号機が設置されている場所を横断する歩行者が少なくなる場合のほか、道路改良等による視認性の向上、環状交差点の導入等により代替できる場合などが挙げられます。
 信号機の撤去基準について早い時期から明示しておく必要があるのではないかとの御質問でありますが、信号機の設置、撤去に当たっては信号機の設置指針に基づいて検討を行うこととしております。
 こうした考え方は、御指摘のとおり広く県民に対して周知することが重要であると考えておりますので、地元住民の方々で構成される警察署の交通規制審議会や警察署協議会など、あらゆる機会を通じて周知が図られるよう努めてまいりたいと考えております。

 最後に、ラウンドアバウト――環状交差点は交通事故抑止、被害の軽減、信号機が不要になることで待ち時間の減少、災害時における対応力の向上等の効果が見込まれるところであり、適切な箇所への環状交差点の導入を推進しているところであります。
 道路管理者への働きかけについては、例えば焼津市で組織しているラウンドアバウト研究会に交通規制課の交通規制指導管理官ほかがオブザーバーで参画し、道路管理者からのラウンドアバウト導入に係る協議等に適切に対応しているところであります。

○山田組織犯罪対策局長
 県内の薬物犯罪の状況についてお答え申し上げます。
 薬物犯罪の検挙件数は、ここ数年400件前後で推移しておりまして、大麻の比率がふえていることにつきましては5番委員御指摘のとおりでございます。
 平成30年中におきましては、総検挙人員は420人で前年から約30人増加いたしました。
 内訳を見ますと、覚醒剤事犯が約67%、大麻事犯が約30%でございました。覚醒剤事犯につきましてはここ数年横ばいに推移しておりますが、再犯者の割合が非常に高く約6割を占めている状況にあります。
 大麻事犯は、平成27年から増加傾向にあります。昨年の検挙人員は統計をとり始めた昭和52年以降最多でございました。大麻事犯は初犯者の割合が約83%を占めております。
 薬物乱用防止についての取り組みでございますが、警察といたしましては強力な取り締まりが第一になってきます。その上で取り締まりと連動させた乱用防止対策が必要でございますが、具体的には薬物に対する規範意識の醸成を目的に小中高大学生などを対象にした薬物乱用防止教室を実施するなど、県や教育委員会、関係団体などと連携し広報、啓発を進めております。
 また、平成22年からは検挙した薬物乱用者に対し、警察施設に勾留されている機会を利用して再乱用防止のための指導も行っているところでございます。

○鈴木交通規制課長
 先ほど、信号機の年間経費について御答弁させていただきましたけれども、信号機1基を設置する費用も一概には申せませんが、交差点用信号機が約400万円から600万円であります。

○山田組織犯罪対策局長
 先ほど、薬物事犯の検挙人員等についてまとめた数字でお答え申し上げましたが、正確な数字を申し上げます。
 平成30年中の検挙人員は419人、前年から31人増加でございます。内訳といたしましては覚醒剤事犯が281人、大麻事犯が124人、麻薬事犯が13人、指定薬物事犯が1人でございます。

○良知委員
 それぞれ御答弁ありがとうございました。
交通事故抑止の上で、地域の信号機の設置等いろいろな御要望があると思いますが、当然経費がかさんでくるので状況をしっかり地元にも理解してもらえる形で取り組んでいただければと思っています。

 また、薬物に対しましては、一度手を染めればなかなか抜けられない状況だと伺うこともございますので、改めて注意するなり警告する意味での指導をしっかり徹底していただくよう、今後ともよろしくお願いしたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

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