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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年2月企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藤曲 敬宏 議員
質疑・質問日:03/08/2018
会派名:自民改革会議


○藤曲委員
 分割質問方式でお伺いします。
 手短にお伺いしますので、簡潔にお答えください。
 説明資料5ページ、第19号議案「日本平山頂シンボル施設の設置及び管理に関する条例」についてお伺いします。
 この条例は、シンボル施設の管理運営について指定管理者制度導入を前提としていますけれども、まずどのような効果を期待して指定管理者制度を導入することにしたのか県の考え方をお伺いします。

 もう1点、どのくらいの来館者数を見込んでいるのかお伺いします。

○永井観光政策課長
 初めに、今回の条例に関して指定管理者制度を設けることについての考え方です。
 まず、説明資料5ページに書いてありますように、今回の日本平山頂シンボル施設の設置目的は日本平からの快適な眺望の場並びに日本平の歴史的及び文化的な価値に係る情報を提供することにより、人々の来訪及び交流の促進を図り、もって観光の振興及び文化の向上を図ることです。特に人々の来訪及び交流の促進を図るところを目的としておりますことから、柔軟なアイデアあるいは効果的な情報発信の面でやはり民間事業者の方がすぐれていると考えます。もう1点は効率的な施設管理のノウハウも考えられます。この2点から指定管理制度を前提として条例をお諮りしているところであります。

 それから、来館者数の見込みでございます。
 昨年度2月に、日本平山頂シンボル施設を建設しようとしている山頂付近に一体どれくらいの人が来ているのか調査したところ、年間約23万人の方が訪れていると推計いたしました。今回条例の中でお諮りしているように、特に土曜日の開館時間を夜間延長して、日曜日から金曜日が午後5時までのところを午後9時まで延長しようということで、特に夜間の新しい魅力を提案し来場者に来ていただくことを狙っております。おおむね年間5万人程度の開館時間延長に伴う集客が見込まれると考えまして、先ほどの23万人にこの5万人を加えて28万人になるんですが、さらにいろいろな指定管理者の企画、周辺の観光事業者との連携などさまざまな取り組みを加えまして、年間30万人ぐらいが見込めると考えております。

○藤曲委員
 わかりました。
 夜の来場者数がふえるということで、ぜひ指定管理にする場合はいろんなイベントとか夜の企画も立ててもらうというか民間のノウハウを活用していただき、またそれだけじゃなくていろんな形で地域の方々と一緒になって、イベントごとなどで夜の時間を貴重に使っていただきたいと思います。
 この施設の横には、静岡市の展望回廊も設置されます。これは静岡市の管理でしょうけれども、この場合の指定管理は県の施設と一体的にするんですか、それとも県は県、市は市と別物として考えているのか教えてください。

○永井観光政策課長
 隣接する静岡市の展望回路につきましては、静岡市の都市公園条例上の一附帯施設というか、いわゆるベンチとか滑り台といったものに位置づけられるとのことでございまして、基本的には指定管理には該当しないということでございます。ただし私どもとしましては指定管理は一体ではございませんが連携をとりながら誘客、あるいは一定水準の清潔面を保つように管理していきたいと市と話しております。

○藤曲委員
 わかりました。
 来館者数をふやす意味では、そこの部分を一体的に考えて施設として利用したほうが何かといろんなイベントもしやすいと思いますので、柔軟に考えていただきたいと思います。日本平ホテルも新しくなるとか今までと流れが多少変わってきていると思いますし、夜景が非常に魅力的ですので、まずは30万人を目標にして指定管理の民間活力を生かしていただきたいと思います。プラスして要望ですけれども、夏の時期は土曜日だけじゃなくても例えばお盆前後は多くの利用もあると思うので、開館時間は知事が特に必要と認める場合には変更することができるとありますが、来館者数が見込まれる時期は民間が指定管理するメリットとして柔軟に対応していただきたいと要望します。

 次に、昨日から大勢の委員が聞かれていますけれど、説明資料6ページの民泊に関して簡単にお伺いします。
 条例制定までは文化・観光部で準備され、これから制定後の届け出とか監督、立入検査等も含めて健康福祉部が管理されていくと思うんです。先ほど9番委員からもお話があったように、いろんな問題が起こるかどうかまだわからない部分もあるんですけども、例えばごみの問題であるとか騒音の問題が起こった場合、悪影響が市民生活において生じた場合の苦情先は保健所もあるとは思うんですが、もっと身近なところで市町に行くんですね。その辺にこんな人がいるよ、うるさいよとかって。その場合には条例に関しては県が管理を含めてやっているんですけれども、実際にその対応においては市町にもいろんな形で連携しなきゃいけないと思うんですけれども、県と市町との役割分担というか、どんな形で民泊に対していろんな対応をしていくお考えなのかお伺いします。

 もう1点、ここまで非常に短い期間で条例案を提示していただいたことには非常に感謝しているんですけれども、条例案を提示してから市町への説明であるとか県民へのパブリックコメントはことしになってから一気に行われ、条例では区域の指定方法の中で各地域の実情を踏まえ、市町からの要請がある場合には制限する区域から除外したり指定したりと、地域の要望というか実情に合わせて条例に盛り込むことがあったんですけれども、現在までに市町から制限する区域に関する要望について、どのようなもので幾つぐらいあったのかお伺いします。

○永井観光政策課長
 条例制定後の指導監督面を含めて市町と県との関係でございます。
 基本的には、健康福祉部が届け出や指導監督は所管することになります。ただし条例案にもありますように、例えば小学校あるいは保育所の周囲100メートルとかいろいろと地域とのかかわりが多くございますので、詳しくは承知しておりませんが、健康福祉部が市町担当課とどこに保育所や学校ができるとか逐一把握していないと指導監督も逆にできない面もございます。ですからきょうの委員会での話も踏まえまして、健康福祉部とまたいろいろ今後話をしていきたいなと思っております。

 市町からの要請は、どんなものが挙げられているかでございます。
 現在、精査しているところでございますが、私どもの市では住居専用地域ではないんですが、地区計画の中で住居専用地域並みの制限をかけているといって、ぜひここを加えてほしいといったところが現在5市1町ほど出ております。ただ内容につきましては現在まだ精査中で、市町に確認しています。そのほか景観法の関係で、この地域は特に景観形成地区として住居専用地域並みかそれ以上に静穏性が必要ということで、1市から入れてほしいという話が出ております。いずれにしても現在精査中でございますが、こういった状況でございます。

○藤曲委員
 ありがとうございます。
 条例制定後は、どちらかというと健康福祉部が主体になって指導監督をしていくと思うんですけれども、やはり民泊を推進するというか国の姿勢とあわせてできるだけ柔軟に対応できるように、ぜひ制定後の特に一、二年の間はいろんな問題が起こる可能性がありますので、健康福祉部、市町そして皆さん方とぜひ連携をしながらしっかりと対応していただきたい。

 それから、5市1町から要望があったとのことですけれども、今回は時間が少なく市町もいろいろな制限区域であるとかまだわからない部分はあるんですけれども、民泊業者の申し込みも条例施行3カ月前の3月15日ぐらいから受け付けを開始することもあって、早い時期での制限区域の指定が必要だと急いでいる部分があると思うんですけれども、条例が2月議会で可決されたあと、市町から今後条例の中に私たちの地域も入れてほしいとか、いろいろ制限もしてほしいとさまざまな問題が5市1町以外から出てきた場合には対応できるものですか。その後条例に対して柔軟に対応できるのか教えてください。

○神戸観光交流局長
 制限する地域を加えるとか除外することは、地域の実情にきめ細かく対応することが法でもガイドライン等でも言われておりまして、私どももきめ細かく対応します。具体的な地域については告示で行うものですから、いろんなお話がございまいしたらよく聞いて、その都度告示の変更の手続を持って対応してまいりたいと考えております。

○藤曲委員
 わかりました。
 ぜひ、対応をよろしくお願いいたします。

 もう1点だけ、17ページの伊豆半島ジオパークの推進に関してお伺いします。
 ジオパークは、4月のユネスコ執行委員会で正式認定されることが見込まれる中で、3の伊豆半島ジオパーク推進協議会に対する支援で1256万円がついていますが、その運営費を補助する目的の中に今年度は学術調査、教育普及にかかわる取り組みへの支援を重点化していくとの文言が入っています。伊豆半島ジオパーク推進協議会が運営する施設の中にジオリアという施設があるんですけれども、現在の入館者数はどのくらいあるのか、また推移としてふえているか減っているのかを教えてください。

○永井観光政策課長
 先ほど、民泊の関係で5市1町とお答えしましたが、6市1町に訂正させてください。

 それから、ジオリアの入館者数等の状況でございます。
 平成28年度実績でございますが、1万2684人の方に入館していただきました。平成29年度ですが1月までの集計ではおおむね1万2000人で、あと2月を残して昨年並みということで、少しずつではありますが入館者がふえている状況かと思います。4月の認定になればさらに入館者がふえていくと考えております。

○藤曲委員
 ありがとうございます。
 規模は大きくないんですけれども非常にまとまっているので、当然観光客のためにも十分にいい施設であると同時に、教育分野で教育委員会と連携してほしいという要望です。ぜひ地元の小学生、特に伊豆半島の子供たちはどこかの時点で必ず1回はそこを見にいく、また行った後に今度は地元地域のジオパークを見るという連携をしてもらって、それに対して例えば交通費がかかるんだったら補助するとか、何らかの形でぜひジオリアを生かして、県としても県の施設ではないんですけども生かしていただいて、このジオパークを盛り上げていただくためにもうまく施設を活用するようにバックアップしていただきたいと要望して質問を終わります。

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