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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:松井 三郎 議員
質疑・質問日:03/12/2008
会派名:無所属


○杉山委員長
 それでは休憩前に引き続きまして、委員会を再開いたします。
 質疑等を継続します。
 では、発言を願います。

○松井委員
 いろいろ質問を用意しましたけれども、6番議員と9番議員がほとんど質問しましたので、1問質問を申します。あと多少意見を1つ、2つ申し上げたいとこういうふうに思います。

 初めに、これは牧之原市の関係で新聞報道されましたけれども、相良地区で一般家庭や飲食店4,600世帯ですか、大変な規模の世帯の水道が赤く濁ったと。それで水道が一時使えないというふうな報道がありました。そして牧之原市では、何か対策本部まで設置をしたという新聞報道がされております。
 この新聞報道の中で、西原市長は市民に迷惑をかけて申しわけないと。県と原因を究明したいと。大変優しい言い方だなと、企業局と牧之原市の関係がちょっとわかるような市長のコメントですけども、これは牧之原市は企業局の榛南水路の給水区域であるということで、この記事の事実関係、これは企業局が行った工事が原因だというような報道記事でありますので、この事実関係がどうであったのかということと、その後企業局がどう対応されてきたのかということについてお聞きをします。

 それから意見でありますけれども、先ほど9番議員のほうから熱海市の財政状況が大変厳しいと、こういう中で田島自民党議員が本会議で企業局の支援を求めた。これには企業局長はいろいろ前向きな答弁があったわけですけれども、私聞いておりまして、企業局の独自性を大変発揮したという意味では評価をしますけども、企業局のあり方と言いますか、先ほど企業局長の話がありましたけれども、これは当然、利益を利用者に還元するということが主でありまして、結果として財政再建につなげるということであるべきだというふうに思いますので、これはお答えは要りませんけれども、そういう意味ではやはり利益をどう還元するかという基準をこれからきちっと設けると同時に、やはり企業局が利益を上げて、これを地方自治体の大変厳しい財政状況を支援するということにぜひつなげていただきたいというふうに、これは私の意見ですので。

 それから、もう1点、これも9番委員から話が出ましたけれども、森町の産業祭における水道に関するアンケートということでちょっと残念に思ったわけですけども、太田川の水が安全だと思っている人が37.6%ですか、これはちょっとPRがやっぱり足りないと。いろいろこの事業推進に当たっては多くの人が賛成をして推進をするということがあったわけでありますので、結果としてまだ三十数%の人しか安全だと思われていないというのは私ども非常に残念でありますので、これについてもPRを改めてきちっとやっていただきたいと。2つの要望と言いますか、意見を。最初の質問だけお答えをいただきたいと思います。

○望月水道室長
 7番委員の関係につきまして、牧之原市の水質事故の関係でございますが、これはことしの2月27日に牧之原市と御前崎市の水道水に榛南水道の濁った水、赤いような水が流入したものでございます。
 この事故によります住民の影響ですが、牧之原市の中では13地区の5,501世帯におおむね1日間、飲料水としての利用に対する給水制限がかかりました。また、御前崎市につきましては、市の配水池への受水を直ちに取りやめて別水源の受水によりまして対応したために住民への影響は回避されました。
 事故の原因ですが、今回の事故の原因は企業局が牧之原市の静波という箇所でバルブの取りかえ工事を行っておりまして、この工事に伴いまして制水弁を開閉いたしました。この制水弁を開閉して断水したわけですけども、このときに下流側の送水管路に流速の変化が起こりまして管内の付着物が放出されまして、両市の水道管の中に流入したものと想定しております。
 今後の対応でございますが、今までは管路の洗管――洗うんですけども、それについては必要に応じて実施してきておりますけども、今後、洗管作業の保守管理を定期的に実施して、管の内部を常に清浄に保つようにしていきたいと考えております。
 また、榛南水道の送水管路というのは建設されましてから時間がたっているということと、もう1つは海岸部で腐食性の地盤によります管路の腐食というものが懸念されておりまして、付着物が多くなる傾向にありまして管路の更新工事を進めておりますけども、これも計画的に前倒ししていくよう考えております。
 それと、事故や災害時におきます応急給水。今回は御前崎市につきましては、赤い水が入ってくる前にとめたために別水源に切りかえて市民への影響は出なかったわけですけども、このような災害時に対応できるような応急給水確保を図るために、これは牧之原市の南のほうになりますが地頭方というところがありまして、今、局が管理しております地頭方の調整池というのが300立方メートルぐらいの容量を持っているんですけども、これを改築を行いまして2,300立米ぐらいの規模に変えていくと。これにつきましては来年度から事業を進める予定でございますが、こういうふうなことをやることによりまして、こういうふうな災害、事故につきまして対応していくよう考えております。

○松井委員
 ちょっと厳しい意見を言いますけども、日ごろの職員の水道の管理運営に対する基本的な姿勢が少し欠けていたということが、こういう事故の原因になったのではないかというふうに思う人もおりますよね、いろんな面で。だからどこに原因があったか、職員が通常の100%職務を遂行し、それでも起こり得たこういう事故なのかどうかというところは、そういうところをきちっとした上で再発防止をどうするかということにしていかないと、今のお話ですとこれからほかの工事もこういうふうにしますよということはもちろんわかりますけれども、先ほど局長が民間に任せられない部分があるということは、まさしくこの水の給水管理をするということは、企業局の職員の皆さんが100%安全な水を供給するということだと思うんですね。そういう意味では、この担当者、個名をどうのこうのということはありませんけれども、そういう人的なところに少し瑕疵があったのか、甘えがあったのか、というところはどう判断されているんですか。

○望月水道室長
 日ごろの管理ということですが、確かに委員がおっしゃられますとおり、やはり管路というのは目に見えないということもありまして、しかも水道用水につきましては、断水するということがなかなかできないというふうなこともありまして、確かに管理という面から見ましたら少し通常の管理としては、こういうふうな状況が見られるということですと、やはり少し足りなかったかなというふうなことは感じております。
 特に管路について、先ほど見えなかったということがありますけども、やはり老朽化してるとこもありますけども、ほかの地区は余り少ないんですけども、この地区に限ってはちょっと海岸部の管路ということもありまして、やはり塩とかあとは腐食土壌というふうなことが、実は数年前に漏水事故がありまして、その時点からそういうふうな影響というのが少しわかってきたような状況でございます。そういうことで、管路の取りかえ作業を進めようとしていた段階で今回このようなこともありました。
 そういうことで、1つは、やはり管の中をきれいに保つというふうなことが、一番の維持管理としては大事ではないかなということで、今までは漏水事故のときにやはり管路の清掃、断水がなかなかできないということもありますので、そういうことをやっていたんですが、そこら辺もやはり職員の意識を高めてもらいながら維持管理の方にも少し力を、かなり入れていきたいなというふうに思っております。

○松井委員
 この工事は業者がやられたんだろうと思いますけれども、そういう意味では直接な瑕疵があったかということはわかりませんけれども、安心で安全な一番安い水道を供給してくれるということですので、常に県民の安心・安全のために仕事をしているんだという認識で努力をしていただきたいというふうに思います。

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