本会議会議録
質問文書
令和5年12月定例会総務委員会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 西原 明美 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 12/14/2023 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○西原委員
あと残すところ十数日、半月で今年が終わろうとしています。本委員会も2月定例会の委員会をもって一旦区切りがつきます。その上で申し上げたいのですが、これまでの6月定例会、9月定例会そして今定例会と知事の発言によって本当に皆様も御苦労してますけれども、私たちもこの混乱状態に大変困惑しています。
その中で、それぞれの委員から今後についてのお話がありましたが、私は実は令和4年の2月に組織体制について一般質問をさせていただきました。平成30年の改編以来、知事直轄組織の中に総合政策課と財政課が1つになり、1つの部長が仕切っている。これについての問題意識を感じて質問させていただきましたけれども、その際には知事が迅速に意思決定を行い、また柔軟で機動的な対応を取るためにこの組織をつくっているといった発言がほかの議員の質問に対してもありました。
裏を返せば、これが実は1つ問題を起こしているのではないかと思っております。
知事直轄組織に総合計画をつくる部門もあり財政課もあり、そしてほかの部局がその情報を得られない。東アジア文化都市に関してもいろいろなことがありました。年明けの2月の常任委員会ではこの発言をしても間に合わないと思ったので今発言させていただいているんですが、現在の組織体制についての問題点、また今の組織体制でいいのか、お考えを確認させていただきたいと思います。
○京極経営管理部長
現状の組織体制の問題意識でございますが、先ほど御質問頂きましたとおり、現在の知事直轄組織をつくり、その中に政策推進局があり、その下に財政課がある体制は、知事の政策を迅速に実行に移す目的を実現するための組織を考えた末に形にしました。
実際それで問題が起きているかどうかという御指摘でございますけれども、今回の発言等の要因が組織体制だとは思いませんが、知事のお考えを実現していくのが補助機関としての職員の役割でありますので、それをどういった組織として担保するかは常に考えていかなければいけないと思います。
現時点でどういったものができるかは分かりませんが、組織体制をどうしたらいいのかもっと検討してまいりたいと思っております。
○西原委員
今朝の報道にもありましたが、リニア問題も解決策がまた少し空転してしまったような形で、なかなか知事の発言が止められないのか、知事の発言に対しての諫言、進言が届いていない状況がまだまだこれからも続くのかなと思います。組織としてしっかり対応していただかないと。私たち総務委員会で決議を出したように皆様にもその責任があると思っていますので、組織体制を改めてしっかりと考えていただきたい。
今の体制は全て知事の思いどおりになるわけですよ。知事直轄組織の中に政策部門もあれば企画部門もあればお金を持っている部門もある。先ほど5番委員からは財政には財政状況の相談はなかったとお話があり、それもまた機能してないとも思います。個々に今の体制を直すのは難しいので、組織、マネジメント、ガバナンスといった点でしっかりと管理していただくのが本来かなと思います。
当時の一般質問で、柔軟性を持って常に組織のありよう、体制を考えていくとの答弁も頂いていますので、いま一度確認させていただきたいと思います。また、来年度の組織体制をどのように考えているのかお伺いします。
○京極経営管理部長
組織体制につきましては、目下検討している最中であります。来年の2月ぐらいに発表できるようにこれから作業してまいります。
前提として、私ども職員は知事の補助機関として知事の考える政策を実現していくことに努める立場にありますので、基本的には政策が円滑に実現できるように組織体制を組んでいます。その中で問題点が生じているのであればきちんと対応していく必要があると思いますので、今後しっかりと確認し検討してまいりたいと思います。
○西原委員
知事の政策を推進するのは分かりますが、発する元に問題がある場合には、事前にしっかりと詰めていただきたい。もう知事の口からすぐに出てしまうようなことはやめていただきたいと思います。
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