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委員会会議録

質問文書

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平成29年6月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田内 浩之 議員
質疑・質問日:07/26/2017
会派名:ふじのくに県民クラブ


○田内委員
 一括質問で、大枠で1問質問させていただきます。
 県内水道の広域化についてという観点で質問させていただきます。
 委員会資料5ページの水道施設更新マスタープランの策定が関連してくるのではないでしょうか。このページを含めて資料も拝見させていただきました。ダウンサイジング等々含めて一番効果が出るのはやはり広域化という課題ではないかと思っております。
 先行して進んでいるところだと岩手県、あとは香川県が進んでいるかと思いますけれども、静岡県もやはり市町含めての水道広域化を目指すべきと考えております。それに対しての県の御所見を伺いたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 関連して、遠州水道を供給している浜松、磐田、袋井、湖西、森の各市町がありますけれども、例えば浜松市なんかは独自で水道を持っていると思います。それで持っているところの稼働率がわかれば、それを御答弁いただけるとありがたいと思います。

 あともう1つは、各市町で更新計画をしっかりと策定をして進めていますというところがあれば、御紹介いただけるとありがたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

○跡見経営課長
 まず、広域化の件でございます。
 市町水道の老朽管の事業を抱えていること、給水人口が減少して給水量が減少すること、また技術職員が減少することで国も広域化を推進するということとなっております。
 県におきましては、昨年度市町行財政課が所掌します行政経営研究会の中で、水道事業の広域化を市町行財政課と水道行政を所管いたしますくらし・環境部の水利用課が中心になりまして県内5圏域に分けて研究会を始めております。
 企業局は、用水供給事業者として関連する3つの圏域の研究会に参画をさせていただいております。昨年度に研究を始めたところですけれども、取りまとめの結果によりますとまだ市町ではアセットマネジメント――施設管理の把握が十分できていないということで、その統合の必要性、広域化の必要性がまだ議論できる状況にないということでございます。アセットマネジメントをして今後の経営状況を把握しましょうというところから、今年度も進めていくと聞いております。

 それから、2点目の遠州水道の市町別の稼働率でございますが、これも県の市町行財政課が取りまとめた市町の水道事業の施設利用率という資料がございます。これは1日に市町が給水をしている水量を施設の能力で割った率です。これがそれに当たるかなと思うのですけれども、その直近のデータですと浜松市の施設利用率が62.5%、それから袋井市が66.5%、磐田市が60.5%、湖西市が54.8%、森町が61.3%というデータになっております。

 それから、3点目の市町の更新計画の件でございます。
 企業局としては把握をしておりませんが、所管をいたします水利用課で把握をしているものと承知をしております。

○田内委員
 2点再質問させていただきたいと思います。
 まず、広域水道についての考え方ですけれども、先ほどくらし・環境部を含めて行財政改革のほうでも議論がありましたと。それで各市町のアセットマネジメントがまだ把握ができていないので、時期尚早ですという理由は聞いていてちょっと納得がいきません。全体としてやるべきであれば、当然企業局で各市町に働きかけて引っ張っていくぐらいのこともできると思うんですね。
 1点御紹介させていただきますけれども、例えば岩手県でございます。岩手中部水道企業団が今、36の水源を13減らして23施設に縮減、浄水施設も34から13減らして21施設に統合ということを進めています。あと実際に統合してからの3年間で、5つの浄水場と水源を廃止して老朽化した基幹的な浄水場を2つも更新をしているということで、この岩手県では明らかに成果が出てきていると思います。
 ですので、もう1回伺いますけれども企業局としてその広域化に対して、どのように考えているのかをお答えいただければと思います。

 2点目なんですけれども、先ほどパーセンテージをいろいろと御提示いただきましたけれども、ちょっと何のパーセンテージかというのが私の理解力がなくてよくわからなかったので、もう1回説明していただいてもよろしいでしょうか。よろしくお願いいたします。

○跡見経営課長
 ます、広域化の検討会です。
 市町行財政課とくらし・環境部の水利用課が主体となって、関係市町全てを集めて圏域別に研究会をしました。その中での市町の意見として、やはり自分たちのアセットマネジメントが十分できていない段階でこういった議論をする、判断ができる状況にないということでございます。
 ですので、まずそこを進めようということでアセットマネジメントを今後進めていこうというのが今年度に始めようとしていることです。アセットマネジメントができている市町もあるようですけれども、全般的にはできていない市町が多いという状況のようでございます。
 それから、広域化に対する企業局の取り組みでございますが、まずは県内の水道行政を所管する水利用課がリーダーシップをとるべきものと考えておりまして、私どもは用水供給事業者として関係する市町がございますので、水平統合だけでなく垂直統合も含めてその検討会の中で議論ができればと考えております。

 それから、2点目の指標でございますが、つまり市町が持っている給水能力に対して、どの程度送水をしているかという率をあらわしているものと思います。ですので大体6割程度だったと思うんですが、処理能力が100あるとすれば実際に水を送っているのは6割程度と、そういう率をあらわしたものでございます。

○田内委員
 1点要望で、1点再質問させていただきます。
 要望ですが、広域化の件です。
 おっしゃっていることはよくわかります。要はあくまでも企業局は一事業者だということで、先ほどの議論の流れを待ってやるかやらないかということも考えていかなければいけないという答弁だったと思うんですけれども、そうは言ってもやはり企業局として1回、中で議論をしていただきたいと思います。
 当然、企業局としても各受水市町と一緒になればスケールメリットは必ず出てくると思います。マンパワーの件に関しても、例えば私の地元の湖西市なんかは小さい自治体でございますので、その辺は水道事業に対する知識を持っている方が非常に少なくなって、なお高齢化もしているということで非常に危機感を覚えているところだと思います。
 そういったことも含めて、企業局として広域化を一度しっかりと議論をしていただいて、考え方をまとめていくことは、決してマイナスになることではないと思いますので、これは要望とさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 それから、再質問です。
 先ほどの稼働率の件ですけれども、例えば浜松市だったら浜松市全体の施設の稼働率ということで、要は遠州水道の施設が入っていますよね。それで浜松独自でも水道施設を持っていますよね。だから浜松独自での水道施設の稼働状況が知りたいんです。事前にお伝えはしてあったと思うんですけれども、もし数字がなければ後で資料でいただいても結構ですので、お調べいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○跡見経営課長
 今申し上げましたのは、市町の持っている施設がどのように使われているかということですので、御質問の趣旨のお答えだと思っているんですがよろしいでしょうか。

○田内委員
 済みません、たびたび申しわけありません。
 私の聞き方が悪くて、あくまでも浜松市が独自で持っている施設の供給能力のうち、どのぐらい稼働しているかということでよろしかったですよね。ありがとうございます。

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