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委員会会議録

質問文書

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平成30年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:前林 孝一良 議員
質疑・質問日:07/03/2018
会派名:公明党静岡県議団


○前林委員
 今回は、警察官が携帯される拳銃についての質問を1点だけさせていただきたいと思います。
 最初に、先日たしか19歳の警察官がピストルで上司を射殺する事件が起こり、私の人生の中でも初めて聞くような非常に残念な事件が起きたわけですけれども、拳銃の取り扱いというのは一般の人間ではあり得ないことですけれども、警察官になって警察学校等でいろんな形で御指導があって、さらには日常的にも拳銃の取り扱いについてはいろんな取り決めがあると思うんですけれど、まずどのような指導があるのか教えていただきたいと思います。

○永尾総務部参事官
 警察官が拳銃を携帯する場合につきましては、規定が設けられております。警察官は拳銃を携帯する場合につきましては、国家公安委員会規則である警察官等拳銃使用及び取り扱い規範により定められておるところであります。
 当規範の第11条において、警察官は制服を着用して勤務するときは拳銃を携帯することとされております。ただし室内で勤務するとき、会議や事務打ち合わせに出席するとき、あるいは儀式に出席するときなど拳銃を携帯する必要がない場合には携帯を除外されておるところであります。
 なお、私服を着用して勤務する刑事の場合は、拳銃を使用する可能性がある職務に従事するとき、あるいは危険な場所に赴くと勘案されるときには拳銃を携帯するものとされております。

○前林委員
 先日の上司を射殺したという本当に前代未聞の事件ですけれども、その意識が非常に低いのではないかと危惧するわけですけれども、お考えはいかがでしょうか。

○永尾総務部参事官
 極めてこの事件自体が社会的に見ても特殊なものだったことは、一般的に見ても否めないと思います。
 警察官に採用されまして、初めて警察官が拳銃を貸与されて、使用に関しましては警察学校の中で非常に厳しい規律のもとに使用あるいはその取り扱いについて教育をされております。したがいましてその取り扱いあるいはその取り扱うことの重要性、所持することの重要性については警察学校でも本人たち自身に厳しく指導を与えておりますし、自覚もされているところだと思います。

○前林委員
 大体様子はわかるんですけれども、やはり前代未聞の事件が起きたことをきっかけとして、こういう事件が絶対起こらないと、そこまでやっぱり意識を警察官には持っていただきたい。特に拳銃は武器ですので、その取り扱いを誤れば人を殺傷することにつながるという部分で、あくまで犯罪防止のために、あるいは凶悪犯罪が起きたときに、私は必要悪と思っているんですけれども、警察官が拳銃を携帯しなくてもいい社会になってほしいんですが、残念ながらまだそこまで行っていない。とするならば、やはりこの拳銃を持つ重さをしっかりやっぱり警察の方にはお持ちいただきたいということをお願いしておきます。

 それから、2番目も同じく拳銃について、先日富山県で交番の襲撃事件が起こりまして、拳銃が強奪されて奪われた拳銃で警備員が射殺された事件が起こりました。これも非常に残念な事件なんですけれども、犯人は拳銃を奪うことが目的で交番を襲撃し、警察官を襲ったわけですけれども、そういう意味では初めての事件ではなく、過去にも警察官が携帯する拳銃を奪うことを目的に、全国でそういう事件が起こったときもかつてございました。
 そういう意味で、こういう事件が起こらないような策を講じることは非常に大事だと思うんですが、とりあえず交番でそういう強奪事件等が起こらないような取り組み、どのような防止策がとられているのかお教えいただきたいと思います。

○植田地域部参事官兼地域課長
 平素から交番や駐在所におきましては、庁舎内外の常時警戒態勢を保持するとともに、昼夜を問わず訪れるさまざまな来訪者に対して特段の注意を払い、不意の攻撃に備えるなど危機意識の醸成を図っております。
 また、大盾とかさすまたといった受傷事故防止資機材も必要に応じて迅速に使用できるように配備しております。こうした富山県の事案を受けまして、本部地域課では各警察署に対しまして勤務中における危機意識の醸成あるいは警戒心の保持、拳銃奪取を想定した実践的な訓練の推進について指示をしたところでございます。

○前林委員
 今話した2つの事件とも、非常に残念な事件なんですね。そういう意味で拳銃というものを取り扱う警察官の任務の重さもあるんですが、やはり緊張感も非常に大事でございますので、どうかこういう事件が再び起こらないよう予防策をしっかり講じていただきたいことをお願いいたします。

○永尾総務部参事官
 今の御質問に付与して、一部報道で載ったと思うんですけれども、拳銃は帯革という腰ベルトに装着した拳銃入れに収納して、さらに拳銃を奪取されないために特殊な金属製のワイヤーでできた拳銃つりひもを拳銃に取りつけて帯革と結束することで、すぐに持っていけないという奪取防止措置がとられております。
 今回の富山県警の事案を受けて、警察庁では拳銃奪取を防止するために拳銃入れの改良を前倒しして行うとの一部報道発表がございました。
 これに伴いまして、県警察におきましては警察庁からの改良指示を踏まえて拳銃入れの改良、整備を積極的にとり行うということにしております。

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