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委員会会議録

質問文書

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平成29年12月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:宮城 也寸志 議員
質疑・質問日:12/14/2017
会派名:自民改革会議


○宮城委員
 分割質問方式で、委員会説明資料の4ページ、(仮)新ふじのくに物流ビジョンの策定について伺います。
 平成27年度から29年度のふじのくに戦略物流ビジョン後期計画では、具体的にどのような取り組みを行ってきたのか。また成果はいかがなものが出たか伺います。またふじのくに戦略物流ビジョンはどのように総括しているのか。またどのようなことを課題と考えているかを伺います。

○京極総合計画課長
 現在、進めております戦略物流ビジョン後期計画につきましてお答えいたします。
 後期計画におきましては、大きなテーマがあって、物流の視点による新産業の創出と地域経済の活性化を大きなテーマにしておりまして、各部局にまたがる4つの戦略を推進しております。
 後期計画の3年間につきましては、特に重点取り組みとして3つ掲げております。1つ目が防災先進県を支える物流システムの確立、2つ目が人口減少社会に対する物流の視点からの取り組み、3つ目が中部横断自動車道を生かした物流機能の強化と産業の振興の3点を後期の重点取り組みという形で設定しまして、それぞれ4つのプロジェクトチームをつくり官民連携をして取り組み、進めているところでございます。
 具体的な取り組みとしましては、例えば防災先進県の関係でありますとプッシュ型支援ということで国が進めておりますけど、それに対応した形での物資の供給訓練、それから人口減少に対応するという形で生活支援のプロジェクトチームでありますと、例えば道の駅を核としました買い物支援のシステムをつくっていこうかという話、それから人手不足が非常に深刻化しておりますので人材確保、育成のプロジェクトチームということで、例えば高校生を対象としました物流システムの見学会等による収入の促進、それから4つ目に港湾、空港物流プロジェクトチームとしまして、将来的な中部横断自動車道の開通を見込みまして清水港等を生かした物流の拡大を進めております。
 具体的成果でありますけれども、それぞれ個別のものがありますけれども、例えば清水港の外航運航便数が過去最大を更新しているとか、大分間でRORO船の航路が新規に開設されたといった取り組みの成果は生まれているかと思っております。
 それから、総括と課題でございますけれども、後期計画を3年間進めてまいりまして、それぞれ成果指標、KPIという目標設定をやっておりまして、118の取り組みを進めております。118の取り組みのうち順調に進められておりますのは115の取り組みで、ほぼ順調に取り組みは進んでおります。
 それから、目標に掲げた26指標のうち結果が現在判明しています23指標につきましては、そのうちの21指標が順調に進捗しているところで、おおむね順調に進んでいると評価しております。
 ただ、最終的な成果指標として掲げました例えば県内総生産の状況でありますとか、県内貨物輸送量のシェアにつきましては、少し結果が出ていないと認識しております。
 今後、新しいビジョンを策定するに当たって考えるべき課題としましては、1つ目は技術革新が非常に進んでおりますので、そういったものに対応した生産性の向上、それから人手不足が進んでおります物流業界の人手不足への対応と労働生産性の向上、それから災害時や過疎地域における物流網をこれからどう確保していくのかという問題、最後に環境問題についてこれまで以上に取り組んでいくという課題を現在考えているところでございます。

○宮城委員
 そういった課題を受けて、今回の新しいふじのくに物流ビジョンがつくられるわけですが、前回のビジョンには物流の前に戦略という言葉が入っていたんですけれど、なくなっているのは何か意味があるのかを伺います。

 また、本会議で副知事からの答弁にも多少ありましたが、新しいビジョンに掲げる目標や戦略は何か、またそれをどのように具体化していくかを伺います。

○京極総合計画課長
 まず、 1つ目の表題の話でありますけれども、これまでやってまいりました戦略物流ビジョンは、物流の政策に戦略的に取り組む姿勢を示す意味合いで戦略という名前をつけていると理解してございますけれども、いろいろ御指摘もありまして、もともとビジョンは目指す姿を示すものであって、それに向けての取り組みが戦略という考え方からすれば、少し言葉が混同していてわかりにくいという御意見がありました。今回はとにかく本県の物流の将来像を示すビジョンをつくるんだということを明確にするために、物流ビジョンとさせていただきたいと思っております。

 それから、新しいビジョンの骨子案でございますが、1つ大きな状況の変化としまして、先ほども申し上げましたとおり技術革新が非常に急速な勢いで進んでいると認識しております。特に準天頂衛星や情報通信システムの進展によりまして、自動運転や後列車には人が乗らずに先頭車だけで隊列をつくってトラックを運航するトラックの隊列走行などの実証実験が既に進められておりまして、近い将来実現していくことが想定されます。
 物流業界を取り巻く状況が非常に大きく変わってまいりますので、そういったものを展望した上で10年後の姿としまして、未来型物流システムの構築による豊かな暮らしの実現を掲げております。
 先ほど申し上げた技術革新を最大限に活用して、本県の産業や暮らしに生かしていくという考え方を示してございます。それに基づいて目標を4つ設定してございます。1つ目が県内産業の競争力の強化、2つ目が環境負荷の軽減、3つ目が暮らしを支える物流の維持・確保、4つ目が災害に強い地域の実現と、4つの将来の本県の物流の姿を描きまして、それに向けた具体的な戦略を盛り込んでいくという考え方でおります。

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