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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年6月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中澤 通訓 議員
質疑・質問日:07/13/2015
会派名:富士の会


○中澤(通)委員
 何点か伺います。分割方式で質問させていただきます。
 今の答弁の最後のところなんですけれども、伊豆半島地域に特化するというのが知事の新たな副知事への土屋さんの登用だと思うんですが、言われていることは地域の産業振興にしても、地域の活性化にしても、少子化にしても、どの分野もどこの地域にも当てはまることなんですよね。それを何ゆえ伊豆だけの振興にするというのが、少し見えないんですがね。どうしてなのかなと思います。その点についてはどうなんでしょうか。

○伊藤経営管理部長
 どの地域圏におきましても対応が必要だということは7番委員がおっしゃるとおりであるかと思います。その中で、伊豆半島地域につきましては、特に消滅可能性都市として数町が位置づけられるなど、人口減少が本当に激しいと。それから主要産業の観光業も非常に落ち込みが激しいということで、非常に課題の大きさが他地域に比べて大きいと。
 一方、人口減少を背景にしまして、特に賀茂地域を中心として、今後持続的な行政サービスを提供するという意味におきまして見ると、非常に弱い面が出てきているということでございます。ことしの4月に、賀茂振興局を設けまして、市町の取り組みを支援するという立場からかかわってきたところで、この4月に広域連携会議を立ち上げまして、市町の広域的な取り組みとして、例えば消費生活の分野であるとか、それから教育行政の分野であるとか、それから税の徴収の分野であるとか、県がどういう形で市町の取り組みを支援できるか検討し始めております。その中で総務省が広域連携推進事業ということで委託事業をやっていますけれども、その採択を受けまして、国のお金もいただきながら、強力に進めていくことを取り組みし始めたところでございます。どの地域も必要でございますけれども、特に伊豆半島地域は課題への対応が待ったなしということから、まず伊豆地域からスタートするということで、今回の副知事の提案に至った次第でございます。

○中澤(通)委員
 大筋では理解するんですけれども、伊豆だけに限ったことではなく、全県どこでもそういう問題はありますし、今回は特にそういうことであれば、またその結果も期待されるわけですので、そのことだけは先に申し上げておきます。

 改めて聞きますけれども、先ほど来出てくるのは、県内5圏域の中の東部ですね。そのことにあわせた伊豆半島の振興ということが言われています。それで選任の理由の中でも伊豆地域ということ。その言葉の統一をしていただきたいんですが、県内で5圏域というと東部地区は富士から東、全てということですね。じゃあ伊豆半島というのはどこからなのか。伊豆地域というのはどことどこなのか。沼津市が入るのか、三島市がどうなるのか、それで今まで賀茂振興局でしたのでその整合、どこからどこまでを今回土屋副知事が担当するということでお考えなんですか。

○伊藤経営管理部長
 5圏域の考え方は、総合計画の後期アクションプログラムの地域づくりの基本方向から出ております。ただ伊豆半島地域と申しますのは、何町から何市であるかということを明確に言っているよりも、特に東部地域と伊豆半島地域という意味で言うと、若干の重複があるということを前提にして地域圏の設定を考えております。
 今回、伊豆半島地域を担当していただくにおいては、当然その伊豆半島から一部東部まで入ったような考え方を持って、幅広く持っていただきたいと思っております。
 それから、賀茂地域につきましては、今の賀茂振興局の担当しております1市5町を基本考えております。

○中澤(通)委員
 ですから、具体的に、それでは富士市、富士宮市、裾野市、長泉町、いわゆるその岳南と思われる地域は、伊豆半島ではないと考えていいんですか。それとも、そこを非常にファジーに捉えろというのは、逆に言うと無責任なんですけどね。そこを入るのか、入らないのか、沼津市はどうなのかということは、はっきり言っていただいたほうが、例えば新しい副知事だって、そこはどうなの、それは違うよとかいうことになってしまうと思うんですが、あらかじめその打ち合わせはないんでしょうか。

○伊藤経営管理部長
 地域圏の考え方ですが、伊豆半島地域と東部地域は別に考えております。ここで言う伊豆半島地域は基本的に7市6町を想定しております。具体的に申しますと、沼津市、熱海市、三島市、伊東市、下田市、伊豆市、伊豆の国市の7市、それから東伊豆町、河津町、南伊豆町、松崎町、西伊豆町、函南町の6町でございます。
 伊豆半島グランドデザインというのを平成25年の4月に定めておりますけれども、近年の新たな動きを踏まえまして、沼津市、三島市、函南町は伊豆半島地域と、それと東部地域に重複しているとそのような考え方でおります。

○中澤(通)委員
 大体わかりました。そういうことで、範囲をしっかりと決めていただいたほうが、それぞれの地域の人たちの捉え方が違ってきますので、ぜひそういう形で選任をしていただきたいと思います。

 あわせてお聞きいたしますけれども、それでは伊豆半島専任というか、担当の副知事ということですが、御本人は主に下田市にいるんですか。それともどこか違うところにポジションをおいていくのか。今までは賀茂振興局で下田市、賀茂郡ですから下田市でいいんですけれども、今度は伊豆半島というエリアでくると、どこか拠点がないと、御本人の場所が定まらないと思うんですよ。それについてはどこをお考えなのか。

 それともう1つお聞かせいただきたいのは、これまで土屋さんが担当していた賀茂振興局の扱い。後任人事も当然あり得るということで考えていけばいいのかということについて、お聞かせください。

○伊藤経営管理部長
 新たな副知事がどこにいるかということでございます。
 今も土屋賀茂振興局長は、メーンのオフィスは下田市にございますが、東部の総合庁舎内にもオフィスがございます。今度、伊豆半島地域の担当副知事につきましても、メーンは下田市になろうかなと思いますが、東部にもオフィスがあると思っております。
 ただ、当然のことながら副知事でございますので、議会対応等につきましては、副知事として本会議等に出席していただくことも考えております。
 それから、地域分権を推進するという立場から全圏域を見るという立場も持っていただきたいと思っておりますので、その意味からすると、県庁での勤務もある程度あるものと思いますが、メーンとしては下田市の勤務になろうかなと思います。

 それから、後任の賀茂振興局長でございますが、まだはっきりとした人事異動につきましては、8月1日以降の選任で考えておりますので、具体的な人事異動の動きはしておりませんが、基本的には後任の賀茂振興局長が必要ではないかなと考えているところでございます。

○中澤(通)委員
 最後に意見として述べさせていただきます。
 大分前のことですが、伊豆新世紀創造祭ということで、伊豆の振興を考えてかなり重点的に、金額も投資もされたことがありました。地域を挙げていろんなことをやられたということがあるんですが、なかなかその結果の評価が、やってよかったな、大きな成果だったなということは感じられないと私は思っています。せっかく今回、こういう形で伊豆半島地域担当の副知事ということですから、これからもろもろ企画をし、そして実行され、地域の方々と一緒に取り組んでいくんでしょうが、ぜひ大きな成果を、みんなその住んでいる人たちも期待をするし、それから他の地域の人たちも、それに対してどういうことになるのかということで注目しますので、ぜひその点については、県庁のバックアップは当然なんですが、御本人もしっかりとリーダーシップをとっていただくということをぜひ期待をさせていただき質問を終わります。

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