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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:和田 篤夫 議員
質疑・質問日:07/26/2017
会派名:自民改革会議


○和田委員
 私のほうから何点か質問させていただきたいと思います。分割質問方式で実施いたします。
 まず、議案と報告1件ずつございますけれども、このことについてお尋ねいたします。
 議案のほうは、請負契約の一部変更で労務単価の上昇等に伴い一部変更したということでございますけれども、この具体的内容と変更が生じた理由をもう少し詳しく説明願いたいと思います。
 
もう1点、繰越明許の話ですが、文化財保護費ということで聞くところによると新東名高速道路の工事に関連する事業と聞いております。御承知のとおり御殿場市、小山町は今、新東名の工事が着々と進んでおりますけれども、平成32年に開通させるということで一生懸命やっております。このことによって工事の進捗がおくれる等の影響があるかどうか、この辺についてお伺いいたします。

○木野財務課長
 東部特別支援学校の請負契約の変更の件ですけれども、建築工事は国土交通省が定める労務単価を用いて設計しております。その労務単価は平成29年3月1日に国土交通省が改正しました。実際に工種によって違うんですけれども、4%を超えるような賃金上昇も見られますことから、国におきましては、平成29年3月1日以降に契約したものにつきましては新しい単価で変更しております。
 それを受けて、自治体も同様にお願いしたいという要請がありましたので、3月16日の本会議でこの契約を承認してもらったんですけれども、県としましてはこの契約が該当しますので、契約を受けた業者と話をしまして895万円の増額変更をしたいということです。

○赤石文化財保護課長
 文化財調査受託事業費の繰り越しについてお答えいたします。
 6番委員御指摘のとおり、この事業は小山町内でNEXCO中日本が行います新東名工事に伴う埋蔵文化財の発掘調査を県が受託して行うものです。当初の計画は平成27年度中にNEXCO中日本が用地買収を終えて、県は7月から調査を行う予定でおりました。しかしながらNEXCO中日本と地権者の交渉が難航しまして、最終的に用地買収が終わったのが9月になりました。そのため年度内に発掘調査を終わることができなくなったものですから、繰り越しを行ったものです。
 現在、9月29日を工期としまして発掘調査を行っておりまして、順調に進んでおります。道路建設工事への影響ですが、発掘調査の工期につきましてはNEXCO中日本と調整をとりながら決めておりまして、繰り越しによって道路建設工事がおくれることはございません。

○和田委員
 議案第95号で文教警察委員会説明名資料を見ますと、契約方法が変更前は一般競争入札、変更後は一般競争入札及び随意契約となっておりますけれども、随意契約が入ったのはどういうことでしょうか。

○木野財務課長
 当初の契約は、一般競争入札をやりまして山本建設株式会社が受けました。実際に賃金上昇があると思うけれどもどれくらい上がったのか業者に見積もりを出してもらいまして、それに基づきまして設計しました。若干県の設計よりも高かったんですけれども、設計金額も895万円の増額までは認められるので、そこを相対でやり単独随意契約を新たに加えたという意味で、最初の部分が一般競争入札、増額部分が随意契約という表記になっております。

○和田委員
 次の質問に移ります。
 平成29年度の教育行政の基本方針と教育予算の冊子の18ページ、(1)徳のある人間性の育成という項目の中で、20ページ、サ、モンゴル国高校生との相互交流が書いてあります。何年か前からモンゴル国と交流していますけれども、そもそもモンゴル国を選定した理由が私には理解できないんですけれども、なぜモンゴル国を選んでおるのか。この表を見ますと平成26年度からやっておるわけなんですけれども、モンゴル国と交流することによって高校生が国際感覚を養えるのかどうか私としては理解できないんですけれども、御説明をお願いいたします。

○神田高校教育課指導監
 ただいまモンゴル国との交流について御質問いただきました。
 私が担当させていただいて確認してまいりました。静岡県とモンゴル国ドルノゴビ県との間での友好協定が平成23年7月29日に締結されて以降、その一環で高校生の国際化をより推進させるということで、高校生を夏の時期にモンゴル国に派遣をする、あわせましてモンゴル国の高校生がおおむね秋の時期ですが、日本、静岡県を訪問される形で行っております。
 昨年度になりますが、高校生30人、派遣者とともに団長として行かせていただきましたことも踏まえてお答え申し上げますと、言語あるいは生活等が異なる環境でわずか6日間でございましたが、参加者の様子からも新たな経験を積むことができたという実感があったことを加えて御報告いたします。

○和田委員
 私は、何の効果もないと言っているわけではないんですよね。今後日本がモンゴル国とどのぐらいの交流を図るのか、静岡県は静岡県でやっていくのは構わないですけれども、国際感覚を養うというのであれば、もっとほかの国もあるんじゃないかなという気はするんですね。国力的あるいは文化的に日本とモンゴル国を比較してどうかなというのは見方によって変わるんでしょうけれども、国際感覚を養わせたいのであればほかの国も検討する必要があると思っております。確かに静岡県とドルノゴビ県の交流があって、すぐ教育のほうも一緒になびくのが、私自身どうかなという意見を持っております。
 今後、高校生の国際感覚を養うということであれば、ほかの国との交流も検討すべきではないかという意見を申し添えさせていただきたいと思います。

 次の質問に移ります。
 説明資料の6ページ、学力向上推進プロジェクトで、学校が一生懸命やっておりまして大分向上したことは事実として、成果として出ておるんですが、事業内容の中にサポートチームによって助言することが書いてありますけれども、このサポートチームの構成メンバーについてお聞きいたします。

○宮ア義務教育課長
 サポートチームの構成員につきましては、静岡大学大学院の教育学科研究科の教授、それから義務教育課と教育事務所の指導主事でございます。

○和田委員
 チームは何人ぐらいなんですか。

○宮ア義務教育課長
 この間、私参加いたしましたが、大体8名ほどいたと思います。

○和田委員
 サポートチームと事業計画にございます学力向上推進協議会とか、学力・学習状況調査分析会とか、学力向上連絡協議会との関係は何かございますでしょうか。

○宮ア義務教育課長
 このプロジェクトの目的は、いずれも教育のPDCAサイクルを確立し確かな学力を構築することでございますけれども、4月の学力・学習状況調査分析会では今年度の調査問題と今度新たに変わる新学習指導要領との関連性について分析し、この夏に実施する研修用資料の作成に向けて協議を行いました。
 また、5月の学力向上推進協議会におきましては、昨年度からの研究指定校の取り組み状況ですとか、学校改善、授業改善を支援する環境づくりを関連づけながら協議をしております。

○和田委員
 私は、サポートチームとこの学力向上推進協議会、学力・学習状況調査分析会等との関連がどのようになっているのか聞いております。サポートチームが研究指定校に対して、分析の方法や学校改善、授業改善について助言するということです。今言われたのは、5月に学力向上推進協議会が方向性を確認したと、4月に学力・学習状況調査分析会が改善策を検討したということで順次やっておるんですけれども、その結果を受けてサポートチームがどういうかかわりがあるのか、ないのかお聞きしているんですけれども。

○宮ア義務教育課長
 学力向上推進協議会と学力・学習状況調査分析会が相互にリンクをしておりまして、分析を改善に結びつけるということで、それぞれサポートチームの指導助言を得ながら、また各学校への周知を含めながら、順繰り、順繰りにこのサイクルを繰り返すものでございます。

○和田委員
 わかったようでわからない部分があるんですけれども、いずれにしても学力向上連絡協議会等とサポートチームがしっかり連携をとりながら、今後やっていただきたいと思います。

 次の質問に移ります。
 静岡茶愛飲促進事業で、説明資料の13ページですね。
 県民会議の中でいろいろな意見が出ております。具体的にはここに3つ書いてあるわけなんですけれども、これらの意見をどのように反映するようにしたのかお聞きしたいです。5月31日の意見を集約した主要な部分がここに書いてあるんですけれども、せっかく県民会議を開いて意見が出されたわけですから、どのように反映することにしたのかお聞きいたします。

○福永教育委員会事務局理事兼健康体育課長
 静岡茶愛飲促進事業の県民会議に関してお答えさせていただきます。
 学校関係者、農協関係者からさまざまな御意見をいただきました。例えば学校現場や地域の実情に応じた提供方法を検討していく必要があるのではないかという中では、当然学校のニーズを把握させていただきながらその状況を経済産業部や茶業関係者の皆様にも情報を提供して、どのようなものを提供することができるのか具体的に検討し形にしていきたいということで、茶業関係者の方からも御意見をいただいたところでございます。さらには今後、学校の提供に合った商品の開発等の働きかけをしていきたいと考えておるところでございます。その中には既に沼津市でも、例えば粉末茶を開発していただいておりまして、水筒に入れて飲むといった方向も取り組めるのではないかという意見があり、そういった取り組みをしてまいりました。
 それから、やはり教員がお茶を理解していないとなかなか取り組みは進まない、食育の活動も含めてでございますが御意見をいただきまして、栄養教諭等に日本茶アドバイザーの資格を取ってもらって、お茶の入れ方もしっかり教育していく取り組みを今後していくことになっております。
 さらには、学校だけではなくて地域や家庭を巻き込んだしっかりとした取り組みが必要だということもございまして、先ほど教育長の説明にもありましたが広報誌等を作成してお配りする、さらには茶業関係者の皆様からもどんな取り組みをするのか具体的な相談に乗ると言っていただいておりますので、そういった部分でどんなことが学校でできるのか具体的に農業関係者にも働きかけていく取り組みを考えているところでございます。

○和田委員
 いずれにしても、静岡県のお茶は全国に有名なことはもう間違いない話なんですけれども、実態は皆さん御承知のとおり私も娘も孫もほとんど急須を使って飲んでいない、ペットボトルで済ませているのが実態です。そういうことを踏まえてお茶がどうなのか、せっかく推進するのであれば子供たちに本当のお茶のおいしさを伝えていくためには非常に大事な事業だと思いますので、引き続き頑張っていただきたいと思います。これは要望です。

 次の質問に移ります。
 次の14ページ、高校総体の話です。説明資料の下のほうに高校生活動推進委員会を組織して、活動を推進すると書いてありますけれども、高校生活動推進委員会の具体的な構成メンバーを教えていただきたいと思います。

○朝倉全国高校総体推進室長
 高校生活動推進委員会は、開催市にございます学校を中心としまして、6地区から20校、120名で構成されております。

○和田委員
 ということは、それぞれの開催市にどういう高校生を選ぶのかお任せするという意味でしょうか。

○朝倉全国高校総体推進室長
 高校生活動推進委員会の構成につきましては、開催市と協力というんですか、話し合いをするんですけれども、全国高校体育連盟と相談しまして協力する高校を決定したということでございます。

○和田委員
 全国高校体育連盟にお任せするようですけれども、実際高校生に任せてやるのは非常に大事なことで、高校生が自分らでつくり上げていくんだということから、非常にいいやり方だと思っておりますけれども、せっかくやるわけですからどう選定するか、活動内容も書いておりますけれども、恐らく希望しても行けなかったとか、あるいは無理やり入れさせられたとか現場ではいろいろ混乱もあるかもしれませんので、その辺はしっかり県のほうで目が行き届くようにやっていただきたいと思います。

 最後の質問です。
 次の15ページ、県立中央図書館の話でございます。
 ひび割れが見つかったということで休館すると。休館はやむを得ないことなんでしょうけれども、休館に伴うさまざまな影響が出ると思います。どのように想定されているか、あるいは影響について最小限にするために何か工夫されていることがあれば教えていただきたいと思います。

○山本社会教育課長
 図書館に関する質問にお答えいたします。
 7月4日から臨時休館をさせていただいておりまして、県民の皆様方には大変な御迷惑をおかけしております。この場をお借りしまして改めておわび申し上げたいと思います。
 質問がございました利用者に対する影響でございますけれども、何と言っても今、図書館への立ち入りができませんので、図書や資料の閲覧、あるいは貸し出しができないところが最大の影響と考えてございます。
 それで、今度御視察いただくわけでございますが、資料棟とインフォメーション棟の2つの建物がございます。ひび割れが確認されたのが資料棟でございまして、現在安全対策を実施しており利用はできないんですけれども、インフォメーション棟については、今、安全性が確認をされております。利用者の皆様への影響をできるだけ小さくする目的で、8月1日――来週の火曜日になりますけれども、それ以降はインフォメーション棟を使いましてサービスの一部を再開したいと考えてございます。具体的には学習コーナーを開放したり、エントランスホールを利用しましての新聞の閲覧、子ども図書研究室の利用等を行う予定でございます。またインフォメーション棟の中にございます会議室や講堂の貸し出しも再開したいと考えてございます。
 それから、既に再開したサービスでございますけれども、先週の火曜日、7月18日からデータベースやインターネットを使っての簡易なレファレンス――参照照会業務でございますが、これについては再開しておるところでございます。

○和田委員
 いずれにしても、利用者の安全を確保するためには本当に緊急にやらなくちゃならない工事ということでやっておるんでしょうけれども、今度JR東静岡駅のほうに文化力の拠点という話もございます。いろんな話を耳にするんですけれども、文化力の拠点のほうに県立中央図書館を移転する、しないみたいな情報も入ってきております。今回のいわゆる改修は緊急対策としてやっておるのか、今後やっぱり老朽化ということから、将来的にはいずれ図書館は移転しなくては無理かなという状況判断をしておられると思いますけれども、その辺の現段階の見通しについてお聞きいたします。

○山本社会教育課長
 今までのところでございますと、谷田にございます今の図書館、それから6番委員の御発言にございました、整備が予定されております東静岡の文化力の拠点の2つに機能を分化して図書館を強化していく案を前提に検討してまいりましたけれども、今回の調査等によりまして今の施設が長寿命化に問題があることがわかりました。
 今後、今までの機能分化案にはこだわらず、1館での整備も視野に含め、いろんな可能性を考えまして整備方針を決定したいと思ってございます。

○和田委員
 ということは、いろんな可能性を検討するということなので、移転もその中には入るんでしょう。文化力の拠点の構想がどの程度進むかにもつながるんでしょうけれども、大体その結論を出すのはいつごろの見通しと現時点で考えておられるのかお伺いいたします。

○山本社会教育課長
 今後の見通しでございますけれども、文化力の拠点を所管いたします文化・観光部の政策監と調整する形になります。図書館の整備の方針に関しましては今後検討いたしまして、大体秋ぐらいをめどに教育委員会の考え方をできれば決めたいと考えているのが現状でございます。

○和田委員
 秋というのはことしの秋でしょうか。

○山本社会教育課長
 はい。調査の状況等にもよりますけれども、ことしの秋をめどに決めたいなと現段階では考えてございます。

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