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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年12月定例会文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 貴史 議員
質疑・質問日:12/14/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○山本委員
 一問一答方式で二、三問お願いしたいと思います。
 まずは、文化観光委員会説明資料の2ページ、債務負担行為で今回小笠山総合運動公園仮設トイレの賃借契約が上がってきています。
 伺ったところによりますと、このトイレは通常の花火大会とかイベントで使う仮設トイレではなくて、組織委員会から指定されている少し豪華なトイレとのことなんですけれども、幾つぐらいどのあたりに設置される予定なのかを詳細に教えていただきたいと思います。

○高倉ラグビーワールドカップ2019推進課長
 仮設トイレに関しまして、スタジアムの中、それから外への敷設計画を組織委員会と整備しまして、外側につきましてはお客さんの40%ぐらいが滞留できる状態にすることが大まかな計画で規定されております。
 既設と新設を合わせて、全体で110基のトイレを準備しますけれども、今回債務負担行為でお願いするものについては、その中の10基になります。
 水洗トイレですから新たな受注発注となり、年度内に発注して大会に間に合わせるために債務負担行為でお願いしているところです。

○山本委員
 もう100基分については、既にある程度はこれまでの予算に織り込み済みなんでしょうか。

○高倉ラグビーワールドカップ2019推進課長
 残りは、いわゆるくみ取り式で整備するものもございますので、これからつくるものもございます。

○山本委員
 ありがとうございます。
エコパの施設の外と中とのことでしたけれども、一般質問でも渡瀬議員からありましたラストマイルで駅から競技場に行くまでの間にさまざまなイベント等が予定されているわけですが、その部分の仮設トイレ設置は既に計画に織り込み済みなんでしょうか。

○高倉ラグビーワールドカップ2019推進課長
 債務負担行為でお願いした10基については、エントランス広場――スタジアムを出たところの広場に設置するもので、今お話がございましたラストマイルについてはおもてなし計画でこれから検討していくことになります。

○山本委員
 ありがとうございました。
ラグビーワールドカップ2019については、いろいろな情報をいただいており、ちょっと他のイベントと違うということでロンドン大会等の様子なんかも伺っているんですけれども、海外から来るお客さんは相当量のビールを飲まれるので、いろんな旅行会社等からビールを絶やすなと地元の皆さんも聞かされており、それだけの量のビールを飲む方たちが大勢来て近隣住民の皆さんにトイレの問題等で御迷惑をかけないか、ちょっと懸念がございますが当然織り込み済みだと思いますので、ぜひとも支障がない形で計画を進捗していただきたいと思います。

 続きまして、委員会説明資料の8ページになります。
 意識調査の件で、先ほど何人かの委員からもSPACとあわせてお話が出てきました。ことしは非常に残念なことながら静岡県を代表する漫画家のさくらももこさんがお亡くなりになられて、改めてその「ちびまる子ちゃん」の影響力が国内外で非常に大きなものがあったと感じておりますし、こうした漫画を通して静岡県がどういうところなのか知らしめることに非常に貢献された方でもありますし、作品でもあったと思います。
 それで、漫画とかアニメを文化とか芸術として取り扱うかどうかについて調査結果の文化芸術の定義を見させていただきますと、芸術の中に音楽と映画等は入っていても漫画やアニメは入っていない。
 確かに、役職に就かれているお集まりの方々は私も含めまして自分のお子さんたちに漫画を見るな、ゲームをするなと言ってきた世代だと思いますので、文化芸術として取り扱われることに対して抵抗があるのは承知しているんですが、ただもう既に若者文化そして世界に対して日本文化として漫画やアニメが広く認知されている中で、やはり県としても文化芸術の定義に入れるべきではないかと考えております。
 それで、スポーツについても振興していくわけですけど、我々の世代は子供のころに「巨人の星」とか「ドカベン」を見て野球を始めましたし、今世界で活躍されている名立たるサッカーのトッププレーヤーたちは「キャプテン翼」を見てサッカーを始めていらっしゃいますし、今回この自転車活用推進計画が出ていますが、自転車を楽しもうとする方々の背景の中には「弱虫ペダル」の漫画が少なからず影響を与えているということで、また音楽でいえばクラシックが若者たちに広がったのは「のだめカンタービレ」の漫画やドラマがあったからですし、自衛隊の総合演習訓練に若い女の子たちが参加してるのも、実はアニメの影響だったりしています。
 それで、2番委員がいらっしゃいますけれども、沼津市では御当地アニメとしてまちづくりにアニメを生かしていこうとする中で抵抗があるかもしれませんが、やはり若干行政がそこにかかわっていく。SPACもそうですけど一部の皆さんが評価をする、でも一部の皆さんが見て、何だ何がおもしろいのかさっぱりわかんないやというものもやはり文化なんですよね。
 文化という定義をさらに深めていくときに、9ページを見させていただくと心の豊かさ、創造性、まちづくり、相互理解、観光産業に寄与するような何がしとのことであります。当然のことながら若い方々にカリスマ的な人気のあるアニメとか漫画を超えて今度はユーチューブといったものにまで文化の枠組みが波及していますし、デジタルコンテンツやデジタルアートにも広がっていく中で、やはり担当の皆さんにはもっと頭を柔軟にしていただいて文化の枠組みを広げていくべきだと思うんです。そういったものが今回の定義に含まれていないのは調査していく上で私はちょっとアンバランスな印象を受けているんですが御見解を聞かせていただきたいと思います。

○紅野文化政策課長
 平成30年度文化に関する意識調査(ダイジェスト版)の7ページの文化芸術のメディアによる鑑賞内容にアニメ云々は入っていないです。ただ映画の括りの中に入っていると考えられます。
 一方、12ページの直接鑑賞した文化芸術の内容にメディア芸術としてアニメ、コンピューターグラフィックス、パフォーマンス映像など広く聞いております。我々としては決してアニメ等を否定するものではなく文化の1つとしてちょうど2020年に向けて文化プログラムも一緒にやっていく話ですので、広く捉えて多くの方に鑑賞していただき、参加していただく働きかけを積極的にしていきたいと思っています。

○山本委員
 ありがとうございます。
そのように捉えていただきたいと思うんですけれども、さらに今回の一般質問で我が会派の山ア真之輔議員がeスポーツについて取り上げました。アニメ、漫画は少し理解されつつあるんですけれども、今度はeスポーツというものが出てきたわけです。これをスポーツとして認めるべきか文化として認めるべきか、非常に重なるところはあるんですけれども、知事の御答弁ではeスポーツに対してコミットすることをお約束いたしますとお話がございましたが、知事が「ストリートファイターU」とか「ウイニングイレブン」をプレーしている姿がどうも想像できないものですから、どの程度御理解していただけるのかがちょっと疑問であります。しかしきょうの日経新聞等を見ても、もう既に世界的な流れの中ではたかがゲームと片づけられない流れになってきておりますので、やはり新たなスポーツあるいは文化の位置づけで、取り扱っていただくことになっていくのかなと感じております。
 山ア議員がおっしゃりたかった部分はよく理解できますし、ただ抵抗があることも承知しているので、今後の流れの中で静岡県としてeスポーツをどのように捉えて取り組んでいかれるのか。これに関しては若い方々に担当を務めていただいて静岡県からeスポーツの文化が生まれていく素地をぜひつくっていただきたいと思うんですけれども、最後に御見解を伺って私の質問を終わらせたいと思いますのでお願いいたします。

○紅野文化政策課長
 正直、私も不勉強でまたそれが具体的にどんなものかを把握していないものですから、今後は新しいジャンルということで前向きに検討させていただきたいと思っています。

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