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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成26年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小楠 和男 議員
質疑・質問日:10/08/2014
会派名:自民改革会議


○小楠委員
 1点だけですけれども、何項目か一括質問方式で質問します。
 「公立高校をめざすあなたへU」をいただきまして、この中で通信制高校についてお聞きしたいと思います。
 まず、静岡中央高等学校ですね。設立された当初は、確か東部キャンパスとか西部キャンパスは多分なかっただろうと思います。
 というのも、そのころ浜松市、県西部の保護者の方々から、なかなか入れんという声を随分聞きました。そういうことがあったわけですが、その後、西部キャンパスと東部キャンパスができて、近年の募集状況と入学者の推移、その辺がどうなっているのか。

 それともう1つ、書類選考だけでやっているんですよね。ということになると、たしか今、県立高校は募集結果について問い合わせの制度が公式にありますよね。そういうときに非常に説明に困るのではないのかなと推測するわけなんですけれども、書類選考等の内容を総合的に審査する選抜という中で、選抜についても御苦労等ありましたら御披露いただけたらと思います。

 同じ通信制ですけど、もともと気になっているのが広域通信制といわれる規制改革で全国各地に広がった通信制高校です。高校の中身そのものは私学ですので、県教育委員会とは直接関係ないのですが、ただ何となく、中学校の卒業生の進路先として重みが増しているのかなと感じます。
 もちろん、多様な学び方という面でのメリットは十分あると思っていますが、その教育力だとか生徒指導力とか、あるいは卒業まで面倒を見て進路もきちんとさせてやるとかですね、進路指導などについて、少し首をかしげるところがあるかなと私は思っております。
 そういう中で、義務教育を終えた中学生の進路先として広域通信制高校の比率が、今どのくらいになっているのか。おわかりになったらお願いします。

 もう1点、この広域通信制高校に生徒が行くのは、多分県立高校からの転校もあるのではないかなと。高校間の転校って、私も私学をやっていたのでわかるのですけど、非常に面倒くさいですね。統計上残らないものもあるかもしれないのですけれども、県立高校に入学した子供が、肌が合わないというか何らかの事情によって広域通信制高校に移るということもあるのではないかと想像するのですけど、把握できていますでしょうか。

○遠藤高校教育課参事
 静岡中央高校、本県で唯一県立高校として通信制課程を設けている学校についてのお問い合わせをいただきました。
 私も発足当時の詳細なことは承知しておりませんけれども、当時はキャンパスはなかったと思っております。
 ただ、通信制でありましても、スクーリングですとか、あるいは面談の回数が学習指導要領で決められておりまして、全く学校に出てこないということはありませんので、そういう意味からすると本県で唯一通信制を設けているということからして東部地区、西部地区においてスクーリング、あるいは面談を受ける場所を設けるのは当然のニーズかなと思います。そのニーズに応えてきたのがキャンパスの設置と私は理解しております。
 それから、近年の志願倍率の推移です。当初通信制ということで多様な生徒を受け入れるということで、非常に高倍率で推移してきました。ただ昨今は、これはいろいろな分析ができるのですけれども、本年度については志願倍率が春季選抜の段階で0.85倍ということで、1倍を切る状況も見られるようになってきております。これについては、現在分析をしている最中ですけれども、何らかの改善策も必要かなとは思っております。

 それから、選抜等で苦労することはないかという御指摘ですけれども、やはり通信制は、社会人を受け入れたり、あるいは学校で不手際を起こしてしまった生徒を受け入れたりということで、多様な生徒を受け入れますので、それぞれの志願者に応じた選抜方法を設けております。
 そういった複雑な選抜を、1つの学校が教員集団で対応していくというところで非常に苦労しているというのは、現場の声として伺っております。

 最後に、県立高校から広域通信制高校への転学ということです。
 何人ぐらいいるのかという正確な数字は、整理し切れておりません。ただ学校あるいは保護者からの問い合わせ等の中で、そういった生徒が相当数いるということは承知をしております。

○渋谷高校教育課長
 多分、今、答えがなかった中で、中学生の進路先として広域通信制高校の比率がどのくらいになっているかというお話があったかと思います。
 中学生の進路先として、一応、平成26年3月の中学校卒業者3万5989人のうち、通信制高校への入学者が897人というデータがございます。それを県立の通信制高校とあと私立の広域通信制高校がシェアしているということになります。あとはその人数から県立の通信制高校の人数を差し引きすれば、広域通信制高校の人数ですので、多分数百人というぐらい。細かいデータは、後ほどまた提供させていただくということでよろしいでしょうか。

○小楠委員
 結局、義務教育でもなければ、私学としても直接の私学助成の対象とちょっと違うものだから、エアポケットみたいな学校ですよね。そういう意味合いもあって、私はちょっと気をつけて見てなきゃいけないなと思っています。
 具体的に言うと、例えば大都市部に学校があるものですから、平日の昼日中に、どこの学校の制服かよくわからない服を着て、ふらふら歩いている子たちが結構いるんですよ。全部が全部とは言いませんが、全日制の高校を体調が悪くて早退した子もいるかもしれませんが、かなりの部分はこの広域通信制高校の子供たちのように見えます。
 そんなこともちょっと気にしている人間の1人として、今後、教育委員会サイドだけでできる話ではないのですけれども、さっき言ったように教育分野のエアポケットみたいなところにあるような気がするものですから、ぜひ気にかけておいていただけたらなということだけ申し上げて終わります。

○小野委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は14時55分とします。

( 休 憩 )

○小野委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○北川社会教育課長
 先ほどの野澤委員からの御質問の県立中央図書館の中央の由来でございます。
 諸説さまざまあるのですが、一番これだと思うのは昭和44年に現在の谷田山に移転するとき、当時あそこは文化センターという言い方をしまして、女子大学もあったわけで、美術館とかあるいは野外音楽堂という構想もある中、最初として図書館が行ったわけでございます。
 そうした中で、まさに文化の中心となるべき図書館をつくろうといった構想があったと思われます。そこから中央図書館になったのではないかという説が今、一番有力でございます。

○渋谷高校教育課長
 先ほどの小楠委員の質問に対して、遠藤高校教育課参事から静岡中央高校の倍率が0.85倍という話がありましたけれども、これは定時制でございまして、通信制は1,000人の枠に対して実際は353人が入学ということでほぼ全入でやっておりますので、倍率ということは出ていないという御認識でいただければと思います。
 それから、通信制高校への比率でございます。正確に申しますと、平成26年3月卒業の県内中学校の卒業者が3万5989人おりましたけれども、そのうち通信制課程に進んだ者が897人、これは率にしますと2.5パーセント。
 これがどこの通信制高校に行ったかというのは統計がございませんので、県外なのか静岡中央高校なのかというところは、そこまではお出しできないという形で申しわけございませんが、御了解いただければと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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