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委員会会議録

質問文書

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平成21年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小野 登志子 議員
質疑・質問日:03/03/2009
会派名:自由民主党県議団


○小野委員
 お願いいたします。2点お伺いいたします。
 まず、第1点は交通安全と交通渋滞についてでございます。観光立県をうたいます本県ですけれども、伊豆半島はその有数の観光地です。富士山静岡空港から東名沼津インターまでは1時間、その後、伊豆半島の観光地にたどり着くまでには2時間かかるわけです。そして伊豆半島内の有料道路を通過した後、一般道路に出たところで渋滞、これでは観光地にたどり着かないわけです。
 ですから、有料道路とは全く何かということになりますし、金返しておくれという声が聞こえてきます。それだけでなく、渋滞の車が有料道路にまでつながってしまう状態です。これではお客様が来てくださらなくなってしまう。河津桜のシーズン、夏の海水浴シーズンなどシーズンに限られず大勢来てくださらなきゃ困るんです。そのお客様が来なくなったら、伊豆はおしまいでございます。
 昨年完成した天城北道路、北トンネル南口へ出た途端、信号でとまってしまいます。工事の途中だということもありましょうけれども、利用者には関係ないんです。メーン道路は立体交差にするとか、あるいは左折はスルーさせるとかの渋滞対策を講じなければならないというところにきております。道路管理の責任は警察ではないかと思いますけれども、交通安全の観点から、非常に深刻な状態にある伊豆の道路について、どのようなお考えをお持ちか、そしてまた、対応してくださるのかお伺いいたします。

 次は、多重債務による犯罪についてお伺いいたします。
 多重債務とは、もう皆様、もちろん御存じのことと思いますけれども、いわゆるサラ金、ヤミ金などにひっかかって返済できなくなることです。
 日弁連の2005年破産事件記録調査によりますと、破産原因としては、浪費・遊興費は2.79%、ギャンブルは1.34%にすぎず、ほとんどは低所得による生活苦ということだそうです。知らず知らずのうちに多重債務者になっているケースが多く、このような普通の人を巧みに誘い、暴利をむさぼっている業者群が社会に平気で存在している関係上、あすは我が身かもしれません。困るのは被害者が家庭不和、離婚、DV、一家離散、夜逃げ、自殺、そして強盗に走るなどの弊害が生まれてくるからです。
 消費者金融利用者は1600万人、債務者合計は約1399万人で、平均残高は約101万5000円だそうです。このことにつきましては、平成18年12月、社会問題として深刻化する多重債務問題解決のために、貸金業法等の法律が大幅に改正されました。それを受けて内閣に多重債務者対策本部が設置され、平成19年4月20日、230万人を超えるとされる多重債務者の救済、支援などの多重債務対策について、多重債務問題改善プログラムを作成し、それが施行されておりますことにより、市町村が主体となった相談窓口の整備、強化、そして対策を講じるということが、平成21年末までになされるということです。
 サラ金業者に20年前から借金し、利息程度しか返済できないと滞納者から相談があった件ですけれども、専門家に債務整理を依頼するように指導したところ、依頼時の借金400万円、過払い金1000万円が回収され、税金も完納、優良納税者となったという、こういう例もあるそうですけれども、このような例はごく少ないのではないか、これからも景気の後退が予測されておりますけれども、追い詰められた人々が生活のため犯罪に走ったりすることが懸念されます。警察として、どのようにとらえて対応されていくのか、お伺いいたします。よろしくお願いします。

○高野交通規制課長
 伊豆地域の交通渋滞対策ということについてお答えをします。
 議員御指摘のとおり、伊豆地域は行楽期を中心に多数の行楽客が訪れるということで、交通渋滞も非常に発生をしているということであります。特に渋滞のネックとなっておりますのは、国道135号、伊東市の八幡野、それから伊東市の川奈地区です。それから、国道136号ですね、これはやはり伊豆の国市の伊豆長岡駅あたりの交差点、それから、船原出口の交差点というようなところが、特に渋滞箇所ではなかろうかと思います。
 警察といたしましては、これはもう従来からなんですが、信号機の秒数の見直し、それから時差式、特に右折がなかなか困難だというような場所については、時差式で右折需要の車を流すというような対策。それから、特に路側通信、それから交通情報板、そういったものも、かなり伊豆方面は整備しておりますので、渋滞状況を提供いたしまして、ドライバーの判断で迂回等をしていただき、分散化を図っているということであります。特に伊豆につきましては、関係団体による伊豆地域交通円滑化委員会というものを平成19年1月に設立をいたしまして、ここには国土交通省を初め地元の有識者、交通事業者等に入っていただいて、どのような改良をすべきだと、道路改良も含めて、そういうことで検討をしております。
 いずれにいたしましても、なかなか交通規制、警察のほうでやる業務というのは、ソフト面がどちらかというと中心でありますので、基本的にはやはり今、道路管理者のほうに、私どものほうからも、例えば右折帯がないとか、いわゆるバイパス形式、そういったものの必要性については事あるごとにお願いをし、道路管理者、警察が両輪となって円滑化に取り組まなければいけないということで、今後とも、特に伊豆方面の活性化等も絡めて円滑化に努めてまいりたいと、このように考えております。

○末木生活安全部長
 生活に困っている人による犯罪の多発というか、増加が懸念されることへの対策ということですが、実は既に派遣切り等で強盗をやったといった者も出ております。現実に、ことしの犯罪の発生状況を見ますと車上ねらいとか強盗、それからひったくり、要するに街頭、路上で行われる犯罪が非常に増加しております。これは簡単に金品が手に入るからだと思いますけれども、そのような傾向があるのかなと気にしております。
 ことしも街頭犯罪・侵入犯罪抑止総合対策にこの種の犯罪を抑止重点に入れまして、対策をとっていきたいと思っております。

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