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委員会会議録

質問文書

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平成23年2月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:谷 卓宜 議員
質疑・質問日:03/01/2011
会派名:公明党静岡県議団


○谷委員
 大きく8点に分けて質問させていただきます。
 初めに、今回本会議で質問させていただきまして、知事からふじのくに芸術回廊についてと、出野部長から交流人口の拡大についてお話しいただきました。その中で知事のほうがおっしゃったことについて若干お話を伺いたいところがございますのでお願いします。
 答弁の中で、文化財団が実施するふじのくに文化芸術振興補助金というお話がございました。地域の文化事業を支える活動団体が人材や運営ノウハウを獲得し、自立に向けた活動ができるよう支援するということでございます。このふじのくに文化芸術振興補助金というのはどういう金額でどういう使い方をされるか、まず1点お願いしたいと思います。

 それから、同じところで静岡文化芸術大学センター長の三枝成彰氏がふじのくに子ども芸術大学を行うということで、子供たちの体験、創造を通じてすぐれた文化芸術をということがございましたが、どういうメニューをお考えになっているかお伺いしたいと思います。

 それから、SPACに関してでございます。
 SPACの自立ということでこれから取り組んでいくということでありますが、説明資料の13ページにSPACの平成23年度年間事業計画というのが出ております。最下段に事業費として4億8226万3000円ということで、県の補助金2億5000万円と出ておりますが、これは平成23年度の予算として出ておるわけでありますけれども、これから自立ということをやっていくに当たっては、この事業収入とか基本財産取崩収入とか文化庁受託金とかは、今後どのような中身に変わっていくんでしょうか。例えば平成24年、25年と今後の見通しといいますか、来年始まる前には事業収入をもっと上げなければいけないのではないかという思いを持っての質問とさせていただきます。これがまず1点です。

 交流人口の拡大についてでございますが、ふじのくに観光アクションプラン、先ほども質問がございましたけども、おもてなし日本一の基盤づくりということで、アクションプランの24ページから出てございます。「住んでよし 訪れてよし」のおもてなしによって、私たちも含めてすべての県民が訪れてよしのおもてなしをするんだということがどこかに書いてございました。
 それで、このアクションプランの中ではさまざまなハード面の設定がたくさん書かれておりまして、メニューもたくさんございますが、ソフトといいますか、本当の意味でのおもてなしをしていく心といいますか、そういうものを、例えば旅館の関係の人とか、それから観光関連業者の皆さん方とかに啓発をするというものはちょっと見当たらないんですが、どのようにお考えになっているかお伺いしておきます。この2点です。

 3点目は、主要事業の13ページにふじのくに芸術回廊創出事業費という主要事業の項目がございますが、「みる」という項目の中の音楽文化振興、浙江省との音楽交流、500万円。それから、ふじのくにプロオーケストラの日、500万円と事業費の予算額が出ておりますが、どのような内容になるのかお伺いしたいと思います。この2点ですね、それぞれお願いいたします。

 それから、主要事業27ページにふじのくに交流・定住促進事業費――8番委員からも質問がございましたけども――農林漁家民宿推進という、これは国の制度と合わせて県としての事業だと思います。
 移住・定住を促進することによって静岡県の人口といいますか、静岡県の人を減らさないということだと思いますが、人口問題についてはお話しいたしましたけれども、これでどういう目標を立てているのかと思いましたら、このふじのくに移住・定住促進戦略という資料にやはり出ておりましたですね。4ページに移住・定住者数の目標は、平成21年度は43人だったんで、21年から25年度は累計で350人を目標とするというふうに出ておりますね。それから取り組んでいる団体は18団体が目標数値だと出ております。この資料の中には静岡県の人口がどうなるかというのが出ておるわけでありますけども、その前のページには、2035年――平成47年には85.5%、2005年から比べますと85.5%の324万人になるというふうな推計人口が出ております。
 この移住・定住促進によって静岡県の人口がどうなっていくのか。その事業の目的と、実際に人口が減っていくとそれをどう支えるのか、お伺いしたいと思います。

 それから、農林漁家民宿といって、民宿を立ち上げるに当たりましてさまざまな規制緩和をされるというのも資料にございました。
 それで、この規制緩和は大事かもしれませんけども、これまで仕事をしてきた旧来の民宿とかそういう事業をされている方との整合といいますか、その辺についての取り組みといいますか、そういうものは大丈夫なのか、それをお伺いしたいと思います。

 次に、グランシップについてお伺いします。
 最初の質問にございましたけれども、抜本対策検討委員会の提案をいただいて成型メッシュ張りということが発表されました。費用が8億円かかって約20年間持ちます。この提案は検討委員会等でやっていただいたんですね。高いお金を払ってえらい先生たちが来てやったことと思いますけれども、これはもう絶対変わらないのか、これ以外の構法はやらないというお考えなのか、まずそこからお伺いしたいと思います。

 次に、静岡県立大学看護教育の充実ということで、資料の15ページにございますけども、本会議等でもお話がありました。
 4年制の大学へ移行するという資料にもなってございますけども、よく県民の皆さんから将来的にどうなりますかという質問と同時に、実戦配備されて看護師さんたちが活躍するのにどのぐらい待てばいいのか、大枠の予想はどの辺に目標を立てて取り組もうとしているのか、それをまずお願いしたいと思います。

 それから、7点目。対外関係補佐官ということで東郷和彦氏が内定し、ことしの4月1日から知事が任命すると言っていますが、大変有名な方で、外交でのトップクラスの人でございますけども、具体的にどういうお仕事をされるのかということと、新聞によりますと任期は4月1日から1年間、非常勤で月額60万円程度の報酬を予定しているということでございます。
 仕事とその費用対効果といったらあれですけども、この方のどういうふうな活躍を望まれているのか。あるいはこういう報酬というのはだれがどうやって決めるのか、その辺をお伺いしたいと思います。

 最後になりますけど、ふじのくに総合交通計画案をいただいておりますが、本会議でもお話が何度も出ておりましたけども、駿河湾港という言い方をずっと知事がされております。
 それで、いろんな港がある中でポートセールスをするわけですけども、私どもは駿河湾港としてのポートセールスはないんじゃないかと思っておりますが、駿河湾港を一体的に利活用するということはどういうことなのか、もう一度お聞きしたいと思います。以上です。

○後藤文化政策課長
 まず、県の文化財団のふじのくに文化芸術振興補助金についてでございます。
 この補助金につきましては、県が文化財団を指定管理者としてお願いしている事業じゃなくて、文化財団の固有事業という形で従来から実施しておる補助金でございます。それで幾つか補助金のメニューがございまして、2月議会の本会議で知事答弁に関係するメニューは、そのうちの1つの「ささえる」活動団体の自立に向けた活動に対して補助をしていくというものでございます。
 具体的にどういったものかといいますと、例えば人材募集に関する経費、広報費でありますとか、それから研修等に関する経費、研修参加の経費等、こういったことをやりながら人材確保だとか育成を進めていくでありますとか、いろんな先進地等の視察調査の経費については、それによって運営ノウハウを獲得していくとか、それから資金調達にかかわるいろんな調査経費等も補助金の対象にしているところでございます。それで、これは複数年度補助可能ということで、一年一年審査をしながら2年目以降は財団のほうで補助するかどうかを決めていくということですが、1団体について10万円以上50万円以下という内容になっております。

 それで、2点目のふじのくに子ども芸術大学はどういうメニューかということでありますけれども、これにつきましては、今まで県内の中学生を対象に学校単位で観賞事業を、美術館、SPAC、それからグランシップでもやってまいりました。
 それとともに、それを一歩進めたような形で、県内の小中学生を対象に、できるだけそれぞれの居住地に近い県内の市町でありますとか公立文化施設が体験型の事業を企画しまして、それで実行委員会が選定をして採択した事業について県内の子供たちが申し込みをすると。言ってみれば公募型の事業でございます。メニューについては美術、音楽、写真、伝統芸能とか工芸、そういったようなさまざまな文化芸術分野にかかわるもので、ただ観賞じゃなくてあくまでも体験創造事業を対象にしているものでございます。

 それから、3点目はSPACの自立ということで、事業収入を上げるというような視点からの今後の自立に向けての見通しというような御質問でございます。
 これにつきましては、SPACも積極的にいろんな町なかへ出てパフォーマンス、詩の朗読会をやったりとかというようなことで、認知度を上げていく試みを通じて舞台芸術に親しむ県民のすそ野を拡大していくといったものは将来的に事業収入の増につながると期待されるわけでございます。
 平成24年度、25年度と、今後の見通しにつきましては、経費の節減はもちろんのこと、事業収入を初めとする自主財源、それから企業の協賛金等の獲得も視野に入れながら、できるだけ県の補助金の割合を下げていくというような方向性を持ちまして運用をしていくという方針でございます。県もそのようなSPACの方針について支援をしていきたいと考えております。

 それから、主要事業の観光資料の13ページに対する質問がありました。
 音楽文化の振興ということで、音楽文化振興、浙江省との音楽交流500万円というような記載をしてございますけれども、これにつきましては、上の音楽文化振興の県内オーケストラの人的交流、合同演奏会に対する助成がこのうちの450万円を予定しております。それでその下の友好提携30周年プレ企画ということで、これは県内のオーケストラと浙江省30周年に向けて交流をしていくということなんですが、平成23年度に相互交流を行うということで、浙江交響楽団の一定人数の招聘費というようなことで50万円を予定しております。
 それから、その下のふじのくにプロオーケストラの日(仮称)ということで500万円ですけれども、これにつきましては、同じ会場で同じ日に県内の3つのプロオーケストラ、それぞれに演奏をしていただくというような競演的なイベントを予定しております。これが内容でございます。以上です。

○加藤観光振興課長
 交流人口の拡大の関係でございますけれども、ふじのくに観光アクションプランの24ページのおもてなし日本一の基盤づくりということで御質問をいただきました。
 私どもはおもてなしを支える観光人材の育成ということが非常に重要だというふうに考えておりまして、いろんなところで人材育成を応援しているわけですけども、24ページの中段に「観光施設や宿泊施設、地域でまちおこしを推進する団体など、観光産業の担い手や観光を地域で支える人材の育成を行う」と書いてございます。
 その後ろの27ページになりますと、観光関連事業者の経営強化ということで、具体的な例を申し上げますと、ここにございますように県ホテル旅館生活衛生同業組合と連携をいたしまして、現在委託をしておりますけれども、例えば旅館のおかみさん、あるいは青年部の若手の経営者の方々を代表とした外国人観光客のおもてなし研修会、あるいは国内誘致を主にやるというおかみさんたちの研修会、あるいはフォーラム、それから、やはり人材育成になりますけれども、後継者育成指導研修等々いろんな人材育成を基本とした研修会等を委託してございます。現在これについて、非常に皆様方から好評を得ているということでございますので、引き続きやっていきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。

○石川交流促進課長
 2点、御質問をいただきました。
 1点目は移住・定住の施策目的と人口との関係、もう1点は民宿の関係で、旧来の宿泊業をやっておられる方との整合性、この2点でございます。
 前者でございますが、事業目的といたしましては、移住・定住は、地域社会で人口が減少して活力が低下していると。そこに交流人口を増し、ひいてはその定住人口を増大していこうと、そこが目的でございます。
 委員が御指摘されている人口との関係でございます。人口の減少は非常に重要な大きな変化で、県が根本的に対応すべき問題だと思っております。
 これにつきましては、先般、国勢調査でも初めて本県の人口が減少に転ずるなど大変大きい問題だと思います。移住・定住の施策のみでこれが全部解決するとは思ってございませんけれども、県庁内あるいは県の総力で、ほかの施策も含めまして、人口の減少に歯どめをかけてまいりたいという思いでやっていきたいと思ってございます。

 もう1点、民宿の関係でございます。
 規制緩和をするということでございますので、当然、既存の旅館・ホテル等に影響が出るのではないかと私どもも考えてございまして、そこは関係の団体等に、あるいはその組合等にお話をして調整を図ってまいります。基本的には、今回やる民宿というのは小規模なもの、営業する居住の面積が33平米未満のものということでございます。
 従来は、旅館業法ではそこは旅館業をやってはいけないとなっていたところでございますので、そういった意味での小規模な民宿ということで、すみ分けをしながら、限られたパイを奪い合うのでなくてお互いに人口を増すということを一緒にやっていきましょうというお話をして調整を図っているところでございます。以上です。

○諏訪文化政策課技監
 グランシップのスレート対策の関係で、対策構法はこれで決定したのかという御質問だと思います。
 スレートの安全対策としましては、破片の落下を許容しないということを前提に、今後メッシュ張り構法で対策を進めてまいりたいと考えております。なお、その詳細につきましては、これから設計を進めてまいりますが、その段階で決定していくことになります。以上でございます。

○宇佐美文化学術局長
 静岡県立大学の看護教育の件でございますけども、今議会においても知事のほうから早期に移行ということでございます。
 ただ、着実に行うためには先ほど8番委員に答弁させていただきましたけども、カリキュラムとか教員の確保等ございますので、最短でも3年くらいかかるのかなと。ですから、それからプラス4年ぐらいが、新たにふえた方の実戦配備となるということと思います。以上です。

○岩城国際課長
 対外関係補佐官の業務等について御質問をいただきました。
 対外関係補佐官の職務内容につきましては、地域外交施策の統括と推進、それから海外賓客への対応ということを考えております。
 具体的には、地域外交施策の統括と推進という部分におきましては、これまで各部局が業務を国際交流なり海外との交流をそれぞれの視点においてやっておりました。これを統一し全庁を挙げてやるという体制をとるということから、広い視点を持って地域外交という大きなくくりで進めていくことが重要になってまいりますので、そういうことを戦略的また効果的に推進するための施策について御提案、御助言をいただくということをまず考えております。
 例えば、知事が海外トップセールスに行く場合であるとかそういう折に対外関係補佐官のこれまで築かれた人脈等、あるいは海外で活躍された御経験をもとにどういうふうにすれば効果的なトップセールス等ができるかなど、そういうことについて御助言をいただくと。それから海外賓客への対応ということで申しますと、これまでも交流先から静岡県のほうへいろんなお客様がお見えになっておりますので、そういう方への対応、あるいは海外要人との面談をお願いする場面も出てくるかというふうに思います。
 そのような職務をこなしていただくということでありますが、東郷和彦氏はこれまで外務省在任中に幅広い国や地域を対象に活躍された経験と卓越した見識をお持ちになっております。先ほどの8番委員の御質問にもお答えしましたとおり、地域外交というのは、長期的にも非常に重要な施策となっております。今後、さまざまな国や地域との交流を促進していくいろいろな場面で、大所高所からの御助言、御提言をいただくということと、やはり地域外交施策の展開の統括、あるいは推進役というお立場で御活躍いただくということで、お名前も御本人の希望もありまして、知事を補佐するというような意味もあったかと思いますけど、対外関係補佐官という名称を望まれたということであります。
 報酬につきましては、月額60万円程度ということで、今後またお話し合いをさせていただくということになりますけれど、目安としては県立美術館の館長と同レベルというのを想定しております。県の重要政策である地域外交の施策展開における統括役を担っていただくということから、人事当局それから知事まで御相談をいたしまして、この程度でいかがかということで考えております。

○塚本交通政策課長
 駿河湾港としての一体的利活用についてということです。これは直接の所管は交通基盤部になりますけれども、交通計画をまとめる立場として概略を御説明させていただきます。
 もちろん、駿河湾港――清水港、田子の浦港、御前崎港ということで、3つの港を一体として駿河湾港として利活用していこうという発想ですけれども、今、静岡県内の物流を見ますと、大体静岡県から出ているものの4割程度が県内の港を利用していると。そういう現状の中でこの3つの港を見ますと、それぞれ課題があると。例えば清水港は特定事業港湾でありますけれども後背地が少ないとか、それから田子の浦港はバルク港、要するにばら積みですが、やはりコンテナ設備がない、あるいは大型船がつかない。それから御前崎港についてはコンテナの整備も強化されますけれども、輸出が非常に多くて輸入が極端に少ないインバランス。そうすると空の荷物を運んでくるということで、非常に効率が悪いというような、それぞれのウイークポイントがあります。片や今、金谷御前崎道路が整備されて東名とつながり、さらに新東名などもできますと陸側のつながりが非常によくなる。そういった中でそれぞれの港を一体として売り込んでいくことで相互が駿河湾港としていいところと悪いところをあわせて補完し合ってポートセールスをかけていくということで、今、全国的にといいますか、世界的に港は大きさを競う、いわゆるスーパー中枢港という発想の中で静岡県の港が生き残っていくためには、補完をし合って駿河湾港として売っていくと。そういう発想の中で、最終的には静岡県のものを、物流の地産地消というような言葉を使っているようですけど、要は県内の港を使って物を出し、あるいは県内の港を使って輸入をするというところへ持っていきたいということでございます。

○谷委員
 ふじのくに文化芸術振興補助金というのはわかりました。
 1団体10万円から50万円以下とのことですが、全体の額はわかりますか。これを教えてください。

 ふじのくに子ども芸術大学はわかりました。

 それから、SPACでありますけども、認知度を高める、県民へのすそ野を広げる、将来的な収入増につながるというお話がございますけども、これで2500万円の県のお金が減っていったら、それは大変になってしまうような感じがするんですが、もう少し事業収入をふやしていくという意味でのSPACも芸術家の皆さん方だけではなくて、ある意味、自立に向けて経営者が必要じゃないかと私は思うんですが。そういう今後の取り組みについていかがでしょうか。

 交流人口の拡大についてはわかりました。

 ふじのくに移住・定住促進戦略については、既存の業者の方との問題が起きないようにとお願いしたいと思います。
 やはり人口減少に対して、この移住・定住に取り組むことは確かに大事なことと思うんですけども、それで追いつかないような人口減少がありますので、これは大きな問題を抱えているなと、今、お話を聞いて感じました。これで静岡県の人口減少がとまるとかそういうことではなくて、静岡県が本当に「訪れてよし 住んでよし」というところをしっかりと全国に訴えていくんだという思いでやるんだろうなと私は受けとめております。それでどうなのかお伺いしたいと思います。

 グランシップにつきまして、先ほどこれで手法は決定しているけども詳細はまだこれからと言うんですが、既に担当の方は聞いていると思いますが、私も実はこの方法でない話がございまして、いろいろ説明を受けましたら大変いい方法だなと素人ながらも思ったものですから、今後そういうことに対してどうするんだろうと。
 これは初期の費用が約2億4000万円でできると、20年間持つと、それから休館しないでいいと、開館しながらできるということ、それから8億円に対して2億4000万円ですから大変な金額の差だと思うのですね。金額が安い、足場代も安い、実績がある、休館しないで済む、維持管理費も比較的安いという構法が、実は静岡県内で仕事をされる方からお話がございました。検討委員会が長い時間をかけて決定したことですからどうするんだろうかなと今思っておりますが、こういうものに対する見直しといいますか、そういうことっていうのはどうなんでしょうかね。それで今ちょっとお伺いした次第でございます。もう一度お答えいただきたいと思います。

 看護教育の件はわかりました。

 対外関係補佐官のお話はわかりましたし、これ以上ないのですけども、大変に有名なお力のある方で、それは今、お話があったとおりだと思います。地域外交が大事だというのですけども、静岡県としてはすごく身の丈を超えた仕事をしているんじゃないかなって印象を持ちましたので、あえて言わせていただきました。もっと取り組まなければならないことあるんじゃないかなという思いも込めましたから、ほかの議員の方はどうお考えでしょうか。これはこれで結構でございます。

 それから、総合交通計画でございますけども、要するに補完し合うと言うけど、どうやって補完するんですか。バルクとコンテナというのをどうやって補完するのですか。何も補完なんかできっこないですよ。それが何度話を聞いてもわからないから質問したんですよ。船は違うんですから、種類が。それで御前崎の船がこっちあっちに寄ってっていうことを言わんとしているんでしょうけども、なんか言葉だけのような感じがするんですが、もう一度お答えいただきたいと思います。以上です。

○後藤文化政策課長
 ふじのくに文化芸術振興補助金の全体額ということですけども、先ほど私が申し上げました「ささえる」活動団体の自立に向けた活動のほかに3メニューありまして、全部で4メニューございます。その4メニュー合わせた全体額としましては、一応平成23年度1200万円を予定しているというふうに聞いております。ただそれぞれのメニューごとに申請件数とか規模が違ってきますので、その中で調整をしていくというふうに聞いております。

 それから、2点目のSPACに経営的な観点をということでございますけれども、SPACには理事会だとか評議員会等ございまして、財団法人としての活動につきましては、年に3回くらい理事会、評議員会を開催しております。その中で民間企業の経営等に携わっている方々もいらっしゃるんですから、そういった方々の御意見を伺いながら、取り入れながら経営的なことにつきましても改善をしていくということでございます。以上です。

○石川交流促進課長
 人口減少が進展する社会の中でも移住・定住政策に取り組む意気込みというか、そのあたりを聞かれました。
 委員御指摘のとおりの心持でやりたいと思っております。本県の魅力を高める取り組み、あるいは交流を増していく取り組みからさらに定住までつなげていくと。そういったことを県のいろいろな施策を総動員しまして、「住んでよし 訪れてよし」の理想郷を目指してまいりたいとこう思っております。以上です。

○諏訪文化政策課技監
 スレートの安全対策についてのお尋ねでございます。
 お話しいただきました方法につきましては、スレートの表面あるいは裏面に補強効果のある材料を施す方法かと思いますけれども、こういう構法につきましても抜本対策委員会ではスレートの表面、あるいは裏面に対する処理をする構法ということで、検討段階で提案された3構法以外に検討した経緯がございます。結果的にはスレート破片の落下を許容しないという大前提の中で、委員会としては責任を持って提案できる構法ということで、御説明しておりますとおり3案を御提案と。県としましてはその中でいろいろな利害等検討した上で、先ほど御説明させていただきましたようにメッシュ張り構法ということで決めさせていただきたいと考えております。引き続きこれをベースに対策を進めていきたいと考えております。以上でございます。

○塚本交通政策課長
 具体的な港湾の機能分担、あるいは補完ということについてですけども、具体的には、例えばバルクの機能分担で言いますと、清水港と田子の浦港は、それぞれ資料によりますと、トウモロコシの品目であれば清水港では飼料用トウモロコシを扱い、田子の浦港ではコンスターチ用のトウモロコシを扱う。これは要するに港の持っている機能がそれぞれ違うのでそういったところで機能分担をするとか、あるいは相互補完については、清水港のほうが規模が大きいので、まず清水港につけて、その一部を大型ではなくて小型のもので田子の浦港に運ぶとか、そういった事例が一応想定をされているということでございます。以上です。

○谷委員
 先ほどSPACは2億5000万円でしたね。

 グランシップはくどいようですけど検討委員会が提案したこととしてそれで進めると。それは皆様方そうだと思いますが、8億円に対して2億円半ばでできるということと、休館しないで済むと、いい面もたくさんあると思うんですが、これは本当に覆らないものですか。どんなことがあっても絶対変えないんだと言うんですか、それだけちょっと最後にもう1回教えてください。

 港の機能分担は、これでいいですけども、何か意味がわからないですよね。だから、簡単に言って、例えば知事が世界に行って、我が駿河湾にはこういう港がいっぱいあるよ、ってそれはよくわかるんですよ。駿河湾港として、商売を、仕事を取ってくるということはないと思うんですけどね。どうして駿河湾港かという、こんな分厚い資料をもらいました、交通基盤部から。それをまたよく読みたいと思いますけども、一応きょう補完できないということが委員会で出たということだけは記憶に残しておいてください。これが最後の質問なものですからね。

○下山文化・観光部理事(文化担当)
 グランシップスレートについてお答えをいたします。
 現在の応急的な安全対策について、一定の効果があるにもかかわらずこの抜本対策を行うということに至った基本的な考え方といたしましては、この検討委員会でも言っておりますけども、県民を中心とした当該設備利用者の安全を最優先させるということで、一応の安全性が保たれている中でも現状においてはあの建物からはスレートが落ちてくるかもしれないという危険性が常に内在しているということでございまして、この抜本対策を検討するに当たってはそういう心配を一切なくすということを前提としております。そういう意味合いでスレートの落下を許容しないと。落ちてくる可能性が万が一でもないんだと。そういう状態を導きたいということで、抜本対策検討委員会でもそういう趣旨のお願いをいたしました。
 先ほど申し上げましたが、今回提案があった表面あるいは裏面の処理といった構法もあり得るのかという検討をこの抜本対策検討委員会でしましたが、我々が求めているスレートの落下を許容しないという方針に立ちますと、なかなかそれにおいて安全であるという自信が持てないというのがこの抜本対策委員会の結論でございます。我々としては、提案を受けた3つの構法の中から選択する以外の余地というのは残されていないのではないかと考えております。

○谷委員
 わかりました。これはそういう話を聞いただけですから、皆様方も実はいろいろ話を聞かれているんですよね。それで考えられていることはわかるんですけれども、万一の改善とか見直しが可能であったほうが私はいいんじゃないかなと思って、余りにも金額の差があるし、実績もある、まして県内の会社なんですからね。そういうことがあって、あえてお話をさせていただきました。
 大事なグランシップでありますし、成型メッシュで全体をキープすれば絶対にスレートの落下はないとは言い切れないでしょう。だって、メッシュですよ。言い切れないと思いますし、メッシュを全体被覆すれば私はグランシップの印象が大きく変わると思うんですよね。印象が変わってしまう。真っ黒になるんじゃないですか、グランシップにやったら。そういう思いがございましたのであえてくどく言わせていただきました。柔軟な考え方があって、それでしっかりと対応していただきたいなと、これは要望ですけども、もう一声だけ言わせていただきました。

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