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委員会会議録

質問文書

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平成23年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:東堂 陽一 議員
質疑・質問日:11/15/2011
会派名:自民改革会議


○東堂委員
 4点質問させていただきます。
 まず最初に、説明書では12ページ、13ページあたりの少年非行防止・保護活動の推進に関して、業務棚卸表の2ページにも少年非行に関する記述があります。業務棚卸表の2ページの下のほうに、少年警察ボランティアの項目で、喫煙等の不良行為少年1万6491人を補導した、前年比3,447人という大きな増加の数字が書かれておりますけれども、この辺の増加の理由をどのように分析されているかお聞きしたいと思います。
 そして、これは教えてもらいたいことでありますけど、少年警察ボランティア活動の様子を教えていただきたいというふうに思います。

 2つ目、説明書の28ページ、自転車利用安全対策であります。その真ん中から下あたりに、自転車安全指導カード・自転車免許証の交付状況という表がありますが、その中に、自転車安全指導カードを5万168件交付したという記述がございます。このカードを交付するのは警察官なのかどうかということ、そして5万168件という大変な数でありますけども、どのような場合にカードを交付しているのか。そして閲覧制度により、交通事故防止を推進したとありますけど、具体的な効果がどうだったのかということをお聞きしたいと思います。

 3点目は、説明書の36ページであります。
警戒警備活動の推進のアの核燃料防災対策の推進の項目の記述でございます。浜岡原子力発電所の警戒警備を実施したという記述がございます。これは通常業務として、例えば巡回のような形で毎日行っているのか。それともまた別な形なのか、具体的な説明がもしできればお願いをしたいと思います。
 そして、また発電所の構内は民間の警備会社が入っていると思いますが、もし有事の際というんでしょうか、テロなどということでありますけども、どのような連携体制になっているかをお聞きしたいと思います。

 4番目、平成22年度決算審査意見に対する説明書の記述、122ページにコンプライアンスの取り組みの推進についてという審査意見が載っております。そこを読みますと、「職員のコンプライアンスの欠如等により、警察職員による飲酒運転事故の発生、交通切符鞄の紛失、巡回連絡カードの不適切な管理、公務中等における交通加害事故の発生」という項目があります。特にこの飲酒運転事故、交通加害事故という交通事故に関して件数とか具体例があれば説明願いたいと思います。以上4点質問をいたします。

○岡田少年課長
 まず、少年補導増加の理由について申し上げます。平成21年以降、補導人員が増加しておりますが、これは非行防止と各種犯罪抑止のために、街頭補導活動を強化した結果であります。
例えば、平成20年から各署において夜間街頭補導強化の日というようなものを設けまして、深夜23時から午前4時までの間における街頭補導活動も強化しております。そういった強化の成果と考えております。また今後も平成23年までに2万人の補導を目指して毎年計画的に街頭活動、補導活動を強化してまいります。
 次に、少年警察ボランティア活動の様子でございます。少年警察のボランティアと申しますのは、少年警察協助員と少年指導委員という2種類のものをあわせまして少年警察ボランティアと呼んでおります。
警察の少年非行防止、被害防止活動のより効果的な推進を図るため、地域住民の中から適任者を少年警察ボランティアに委嘱しまして、街頭補導、有害環境の浄化、地域における少年非行防止等の啓発などの活動を推進しております。
 現在、少年警察共助員は565名、これは本部長の委嘱によるものです。少年指導委員は190名、これは公安委員会の委嘱によるものです。活動内容としましては、先ほど出ました街頭補導、例えば県下一斉街頭補導日の日に全員出ていただくと。あるいは少年指導委員による風俗営業所等への立入指導。これも県下一斉の有害環境浄化の日というものがございます。そのほかに、学校立ち寄り活動、少年の立ち直り支援などを行っております。以上です。

○山下交通部参事官兼交通企画課長
 自転車安全利用対策のうち自転車安全指導カードについてお答えいたします。
 自転車安全指導カードを交付するのは警察官、交通巡視員及び警察署を拠点として活動しております静岡県交通安全指導員で、街頭指導を行う際に活用しております。
 警察官等が街頭活動中に道路交通法または静岡県道路交通法施行細則の規定に該当する信号無視、指定場所の一時不停止、携帯電話の使用、または2人乗り、無灯火、これらの違反行為を行った自転車利用者を発見した場合に、その者に対して本カードを交付して指導を行っております。
 閲覧制度についてでありますが、この制度は警察が行った街頭活動の指導内容を、学校における交通安全教育に反映させるものでありまして、閲覧時における各校担当教諭への情報提供とか、意見交換を通じて、警察と学校が一体となった連携強化による高校生の自転車安全対策に効果が見られると思います。
 交付した5万件余の指導カードのうち、高校生に対する指導カードが3万7000件余、約74%であります。この閲覧制度により高校生個別に対する直接指導とあわせて、学校側も警察と一体となった連携強化による対策が講じられることとなります。こうしたことが効果的であると考え推進しております。以上です。

○杉山警備部長
 浜岡原子力発電所に対する警戒警備につきましては、テロ対策の一環として行っております。具体的には銃火器攻撃や突入事案への対策として、機関拳銃等を装備した銃器対策部隊を配置しております。中部電力側の自主警備員との連携につきましては、出入者のチェック、または侵入事案対処に係る合同訓練等を実施して連携を保っております。以上です。

○村松総務部参事官兼会計課長
 平成22年中の公用車の事故の関係でございます。会計課に公用車の財産事故報告があった件数で申しますと、平成22年中の職員の有責交通事故につきましては87件発生しております。以上です。

○安本警務部参事官兼首席監察官
 警察職員による飲酒運転事故の発生状況でございますが、昨年は1件が発生し、本年については2件の発生を見ております。以上です。

○東堂委員
 ありがとうございました。
 まず、非行防止対策、不良行為少年の増加というのは、活動強化の成果だというふうにお受けしました。2万人ほどを目指し、さらに実績を伸ばすということですが、ただ本来はやっぱりこういう子供たちがいなくなるということが言うまでもなく望ましいわけでありますから、対策等にも見受けられましたけれども、やはり子供のうちからしっかり指導する教育ということが重要かと思います。教育委員会、学校現場との連携ということをさらに検討する必要があるのではないかと思いますが、そのあたりの御所見をお伺いしたいと思います。

 自転車の利用安全対策に関しては、切符の発行状況はわかりました。ちょっと聞き忘れましたが、トラブルなどの事例はなかったかということを重ねてお伺いしたいと思います。

 そして、コンプライアンスの重視ということに関しては、やはり言うまでもなく、非常にモラルが求められる職でありますし、信頼され、威厳があって、さらに親しみも持たれるという、厳しい警察官像を要求し期待もしているわけでございます。ぜひ不祥事防止対策として「職務倫理教養をはじめ、きめ細かな身上把握・指導及び適切な業務管理を徹底して、再発防止に努める」と書いてあります。まさにお願いしたいわけでありますが、もう少し具体的に、こんなことを考えているというような再発防止策がありましたら、お答え願いたいというふうに思います。以上、再質問いたします。

○岡田少年課長
 少年の非行防止等に関しまして、教育委員会や学校との連携について申し上げます。
 平成18年3月に警察本部長と県教育長、県私学協会長との間で児童生徒の健全育成に関する連携制度の協定を結んでおります。特徴はすべての警察署と市町教育委員会との間で協定も締結し、情報の相互連絡は、静岡県個人情報保護条例上問題はないというものです。そして本年1月から9月までの連絡状況としましては、相互連絡が約5,000回ありまして、1署の1カ月平均約20回の相互連絡があります。
 このほか、学校訪問活動につきましても、学校と連携、事前の打ち合わせなどをしまして、制服警察官による立ち寄り、あるいはスクールサポーターによる立ち寄り、少年警察協助員等ボランティアによる立ち寄り活動などを連携を図った上で行っております。以上です。

○山下交通部参事官兼交通企画課長
 自転車安全指導カードの交付等の際のトラブルについては現在把握しておりません。

○安本警務部参事官兼首席監察官
 コンプライアンス、特に防止対策についての取り組みでございます。対策といたしましてはこうした事案の原因分析を踏まえまして、1つ目は幹部職員による個人面接などを通じた身上把握指導の強化。それから2つ目としては、警察官としての誇りと使命感、あるいはプロ意識の醸成に向けた職務倫理教養の充実。さらには各種業務管理システムを活用するなどした実効ある業務管理、こうしたものを柱とした非違事案防止対策、交通事故防止対策を推進しているところであります。
 具体的には、所属長等、幹部職員による身上把握指導をしっかり強化してまいります。それから飲酒運転、こうしたものは小集団の検討会を実施をしたりして進めているところでございます。以上です。

○東堂委員
 最後にもう1点。
 自転車の利用安全対策でありますけども、自転車については、警察庁から取り締まりの強化を柱とした自転車の総合対策もまとめたというような報道も耳にしました。静岡においても取り締まるべきは取り締まり、指導すべきは指導して、自転車の運転マナー向上に努めて、事故防止に努めていただきたいという要望を申し上げます。
 そして、これはちょっと決算とは少し外れますけど、警察庁の自転車総合対策というものは大変注目をされているわけであります。県としてどのように対応していくか、少し外れますが、委員長の許しを得て質問させてもらいたいと思います。お願いいたします。

○天野(進)委員長
 はい。

○山下交通部参事官兼交通企画課長
 県としては自転車の走行空間をいかに改善していくか、それとルール、マナーの向上の徹底を図ると。あともう1つは、指導・取り締まりの徹底ということで、いわゆる危険なものについては検挙すると、迷惑とか不愉快を感じさせるものについては指導・警告していくと、こういう形で皆が自転車の走行ルールを承知して走ってもらえる、また自動車のドライバーも、自転車がこういう走行をするということを承知してもらって車道上で共存できるように図っていくために、それぞれ関係部署と連携して、例えば取り締まりの基本だとか、路線の確認をやっております。総合的に対応して特にルールマナーの徹底に努めて、よりよい自転車の走行に向けていくようにしていきたいと考えております。

○東堂委員
 空間の整備という言葉がございましたけど、一番ここが大変かなと思うわけです。これからということでありますけども、どのように考えているか、所見をお伺いしたいと思います。

○武村交通規制課長
 自転車の走行空間につきましては、委員御指摘のとおり、道路管理者での対応が一番であろうかと思います。現在の道路空間でいいますと歩道と車道、こちらの整備は進んでおりますけども、なかなか自転車専用道路等の整備が進んでいない状況にあります。現在、警察と道路管理者のほうで自転車の走行空間の確保のための施策として進めてきておりますけども、なかなか実際の問題としては空間を確保するのは難しいと考えております。
 そこで、委員も御承知と思いますけども、本通りの自転車専用通行帯、これを警察のほうの施策とあわせて実施しまして、自転車と歩行者、車両との分離を図って事故防止、これを特に自転車の通行量が多い場所等に推進しているところでございます。以上です。

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