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委員会会議録

質問文書

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平成29年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:宮沢 正美 議員
質疑・質問日:12/15/2017
会派名:自民改革会議


○宮沢委員
 それでは、一問一答方式で御質問させていただきます。
 まず、請願の関係からお聞きいたします。
 こどもたちにゆきとどいた教育を求める請願の項目3、特別な支援を必要とする全ての子供たちにゆきとどいた教育を保障してくださいの中で、特別支援学級、学校の過大、過密の3つを早急に解消してくださいとあります。
 今回の議会にも、三島・田方地区の問題等も提案していただいているんですが、そういうことで私としてはなかなか要望に追いついていないところもあるのかもしれないけど、着実に計画に従って取り組んでいただいているのかなという認識も持っているんです。
 そのため、現在計画を策定していることで、今後どのように具体的に進捗していくのかどうかお尋ねいたします。

○山ア特別支援教育課長
 整備計画の進捗状況について御質問いただきました。
 特別支援学校の施設狭隘化及び通学負担の解消を図るために、今年度より三島・田方地区、それから浜松地区の新たな特別支援学校の整備に着手しております。これは文教警察委員会説明資料の14ページで概要をお示ししたとおりでございます。
 その他の地区につきましても課題があることは十分認識しておりますので、新たな施設整備計画の今年度中の策定に向けて、引き続き庁内で検討を重ねているところでございます。

○宮沢委員
 今年度中に策定するお話は、前からお聞きいたしておりまして、計画に従って今いろいろ検討していただいていると理解させていただきますが、計画策定をした後も狭隘化とか通学困難はいろんなところにもあると思いますので、着実に解消に向かってぜひ努力していただきたいと思います。
 たまたまですが、本会議で、同僚議員の藪田県議にエアコンの問題も取り上げていただきました。この問題もぜいたくを言っているわけじゃなくて、本当に切実な現場の問題として我々にもいろんな声が届いておりますので、そういうことも含めてこの際いろんな検討をしていただいて、教育環境という大きい視点の中でしっかりと子供たちが教育しやすい環境をつくり上げていただく努力をしていただくようにお願いしておきます。

 次に、請願の項目4で、地域の学校をなくさないでくださいとのことですが、これは恐らく8月に今後の県立高等学校のあり方について最終報告をいただいて、これに基づいて現在いろんな計画を立てている段階の中でのことかなと思います。具体的な計画について現在パブコメも実施していると伺っておりますが、県民の意見をどのように反映していくつもりなのかお伺いさせていただきます。

○小野田高校教育課長
 現在策定を進めております県立高校の第三次長期計画につきましては、5番委員お話のとおり11月15日から12月5日にかけましてパブリックコメントを実施し、県民の皆様から御意見をいただいたところであります。
 現在、いただいた御意見を集約、整理している段階でありまして、意見に対する教育委員会としての考え方等を整理した上で計画案について必要な修正を行い、成案を得たいと考えております。
 また、計画策定後も、例えば新構想の高校計画につきましては、地域に根差した学校づくりの視点を大切にし、引き続き関係の方々から御意見をいただきながら具体的な検討を進めたいと考えております。

○宮沢委員
 しっかりと県民の意見を聞いて、再編整備等の具体的な計画づくりに当たっていただきたいと思います。
 生徒数が増加して新設校をつくっていくことはいいんですが、人口減少、生徒数減少で再整備しなくちゃいけないこと、これは本当に大変な作業だと思います。私の息子もたまたま通った高校がなくなっちゃって何となく寂しそうなんです。同窓会にしても部活にしてももう行けないとか。子供の人生の中で非常に大きな影響を与えることにもつながっていく気がします。
 さりとて、適正な規模を確保して充実した教育を子供たちに受けていただくこともまた大事な支援でありますので、全体のバランスを見ながら慎重に当たっていただくようにお願いさせていただきます。

 次に、文教警察委員会説明資料に基づいて質問させていただきます。
 先ほども申し上げましたが、三島田方地区特別支援学校から浜松地区特別支援学校の概要が14ページに記されております。これも長い間の保護者とか、あるいは地域の皆さんの要望がここで実っていくのかなと大変ありがたくも思っております。これから平成33年4月に向かって計画が進んでいくわけですけれども、今後の工事のスケジュール、概略、今予想されるものはどうなっていくのか。それから先ほどからくどいように言っていますけれど、当然エアコン等も完備されるのか。この間浜松市の西部特別支援学校に行ったときには、エアコンがあってすばらしいなと思いました。その辺はいかがでしょうか。

○木野財務課長
 三島・田方地区と浜松地区につきましては、両校とも現在調査業務をやっています。
 今年度は、三島・田方につきましては現在つくっている東部特別支援学校の跡地に入りますんで、跡地の測量業務と、あと新たにくい打ち等する造成業務を委託しております。解体して建築する設計委託を今年度これからやる予定です。
 浜松地区につきましては、気賀高校跡地に建てるということで、現在結構使える建物が多いので、どの建物を使ってどの建物を建てかえるか、あと配置を含めた基本構想を今発注しております。
 両地区とも平成30年度中に建物は解体しますし、建築の設計も終わらせまして、平成31年度に工事を発注して、平成32年度に完成して、平成33年4月1日の開校を目指しております。
 あと、エアコンの設置につきましては、先ほど5番委員が言いましたとおり、西部特別支援学校とか今つくっている東部特別支援学校の肢体不自由の学校についてはエアコンをつけております。
 ただ、知的不自由の学校とかは普通高校と一緒でエアコンが入っていなかったんですけれども、最近ですと7月も終わりまで授業をやりますし、8月の終わりには授業が始まるということで、昔よりも夏休みが短い中でそれこそ30度を超えるような日もかなりありますので、やはりこれからは特別支援学校につきましては障害の区別なく空調を入れるべきじゃないかと、今建物の中身については予算の中で議論をしているところです。

○宮沢委員
 今回、予定されている三島・田方地区と浜松地区は、三島・田方地区の場合は東部特別支援学校の跡地であったり、また浜松地区は高校の跡地ということで、それぞれ言ってみれば有効的に使えるものは残しながら、また施設も有効的に使っていこうという視点でいろいろ検討されているとのことであります。
 限られた予算の中で有効的に使っていただく努力もお願いしたいと思いますが、具体的に1点、三島・田方地区の場合、用地買収とか想定されているかお聞かせいただきたいと思います。

○木野財務課長
 三島・田方地区につきましては、現在の東部特別支援学校の敷地をそのまま使うことで、特に用地買収等はしません。
 また、建物につきましてはある程度階層を考えて、プール等は東部特別支援学校と共有して土地を有効的に活用したいと思います。

○宮沢委員
 よろしくお願いします。
 続いて、説明資料15ページに平成30年度特別支援学校の生徒募集計画が載っているんですけれど、うまく理解できないことがありますのでお聞かせください。
 普通、生徒が減ると学級が減ると考えてしまうんですけれど、高等部の場合、生徒は36人減って2学級ふえるとなっているんです。種別によっていろんな兼ね合いがあるのか、とりあえずそこがわからない。
 知的障害の方は、生徒がふえていることもお聞きしているんですけれど、3学級減と理解したらいいか、説明をお願いできればと思います。

○山ア特別支援教育課長
 高等部の募集計画について御質問いただきました。
 まず、定員への反映でございますが、小中学校や高等学校と異なりまして、特別支援学校の学級編成は障害者によって1学級当たりの定員を大変小さい人数で行っております。その関係で学校によって端数が出る出ない等にもよりますけれども、そのまま学級数に反映するわけではないといった事情がトータルになって、このような増減が生まれております。
 それから、知的障害の子供がふえると我々言ってきたわけですが、今回減少に転じている点についてです。高等部の知的障害だけで募集定員を前年度と比較しますと48人減少しております。ただ一昨年度と比較すると41人増加しておりますので、年度によって増減はあるものの、全体の傾向としては増加に転じていくと見込んでおります。そして現在の中学2年生の特別支援学校、また特別支援学級の在籍者を見て平成31年度の入学者を予測しますと、ここでも増加が見込まれております。

○宮沢委員
 わかりました。
 いろいろクラス編成の関係で生徒数の増減だけではいかない事情がおありですけれど、そういう中で特別支援学級、特別支援学校のどちらを選ぶか保護者は悩まれると思うんですけれど、特別支援学校から特別支援学級に行く生徒は何割ぐらいいるんでしょうか。高等部進学とかも一応調査した中でいろいろ決めていくと思うんですが、その辺いかがでしょうか。

○山ア特別支援教育課長
 高等部1年生の入学状況を見ますと、6割弱ぐらいが特別支援学級から、残りの4割強が特別支援学校中学部の卒業生という状況になっております。

○宮沢委員
 最後に1点だけお聞かせいただきたいと思います。
 直接、文教警察委員会に付託はされていないんで、総務委員会の関係だと思いますけれど、今回第152号議案で教育委員の任命で、伊東先生の人事案件が出てきていますが、個人的に伊東先生がどうこうじゃありません。教育委員会の委員の設置で、教育委員の選任は地方公共団体の長が議会に提案して承認することになっており、任命することについて教育委員会に全然関係がないものか、それとも助言とかいろんなものを求められて知事がお決めになるものか。その辺教育委員会とは全然関係ないんでしょうか。わかりましたら教えていただければと思います。

○渋谷理事兼教育総務課長
 教育委員の任命でございますけれども、今5番委員からお話があったように、知事の権限でございますので、知事が任命して議会にかけて承認されることで、権限としては教育委員会サイドに法定の権限はないことになっております。

○宮沢委員
 そうすると、知事が選んだ方が、突然はないと思うんですけれど、静岡県の場合にはただし書きを使って5名の方が教育委員でありますけれど、任命の段階においては一切というか、教育委員会ではあずかり知らないところで人選をされて、議会に提案されるという理解でよろしいでしょうか。

○渋谷理事兼教育総務課長
 正式の手続の関係においては、そういうふうに御理解いただければと思います。

○宮沢委員
 それではもう1点。
 任期4年で1期務めていただいている方とか、2期やっていただいている方とか、過去にもいろいろあるかと思うんですけれど、今度はおやめになる場合には、委員の都合でおやめになると思うのですが、これはどこで決められるんでしょうか。

○渋谷理事兼教育総務課長
 委員が退任するかどうかにつきましても、当然御自身の意思もありますけれども、こちらも知事の権限の中で任期の来た方を更新するかどうか決定して、更新しなければそこでおやめになっていただいて新しい方を選ぶのは、これはもう知事の意思で決められて議会に諮っていることでございますので、御理解いただければと思います。

○土屋委員長
 ここでしばらく休憩いたします。
 再開は13時15分といたします。
( 休 憩 )

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