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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:03/08/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○林委員
 それでは、2点ほど一括質問方式でお尋ねします。
 まず最初は、令和3年度関係議案説明書165ページの新時代を拓く高校教育推進費についてです。
 新しい時代は分かりますけれども、多様な学習ニーズに対応するための新学科等の具現化について、具体的にどう考え進んでいくのか伺います。

 2点目に、実学系学科における産学官連携については今までも連携していましたけれども、令和3年度はどう進めていくのか伺います。

 3点目に、1億円の主な内容について伺います。
 また、この新学科や実学を現行の教員で対応しようと考えているのかどうか伺います。

 2つ目は、主要事業参考資料7ページの高校生就職マッチング対策事業費が3400万円で、令和2年度は2000万円です。今回は対象の県立高校が90校でコーディネーターが6人、最大で10人で、今年9月から来年3月の11か月間です。
 令和2年度も実施している経過がございますが、改めてコーディネーターの身分、資格、平均年齢、あわせて昨年度を含めて成果と評価について伺います。以上です。

○花ア学校づくり推進室長
 まず、新時代を拓く高校教育推進事業費の内容でございますが、お手元にあります別冊の令和3年度当初予算主要事業参考資料の9ページに予算の内訳が書いてございます。
 まず、上段のオンリーワン・ハイスクールにつきましては普通科の改革になります。それから下段のプロフェッショナルへの道が実学系の高校への支援になっています。
 まず、オンリーワン・ハイスクールにつきましては4つの区分に分けさせていただきました。普通科におきましては、今後国が普通科改革を行っていくことが中央教育審議会の答申に出てまいりましたので、それを先行する形で4つの区分に分けて意欲ある高校の中から研究校を指定します。
 具体的には、例えば領域横断的な分野につきまして大学等の専門機関と連携して探求活動を行ったり、地域課題を解決するために社会や企業と連携して課題解決型学習を行おうとしている学校を指定して行うものでございます。

○小川高校教育課指導監
 ただいまの質問のうち、プロフェッショナルへの道、実学系の部分につきまして回答いたします。
 プロフェッショナルへの道には、未来へのスペシャリスト育成、パワーアップチャレンジプログラム――これはものづくり大会等、学会等への参加――そして実学チャレンジフェスタといった3つの柱からなっております。
 一番上の未来へのスペシャリスト育成の中で産業界・大学連携等をうたっていくわけですが、9番委員がおっしゃったとおり従来もこういった事業の中で大学あるいは産業界と連携していました。しかしながらグループ単位であったり規模が小さい単位でした。それを学科あるいは学校全体を挙げて、あるいは教育課程の編成にまでそれをつなげていく内容で考えておりまして、従来のつながりをさらに拡張していく方向で考えております。そういう点では、何とか人材は確保できるのかなと考えております。

○花ア学校づくり推進室長
 次に1億円の内訳でございます。
 先ほども説明したとおり、新しい時代の高校改革につきましては高校が有する教育資源のみで対応するのではなくて、社会総がかりで支える必要があるという記載が中教審の答申に書いてございます。
 それから、生徒が最前線で社会問題に取り組む社会人から学んだり、外部人材を活用することによって学校の魅力化を図ることも中教審の答申に記載がございますので、そのような外部人材活用のために報償費、旅費合わせて人件費で約6000万円。それから外部に生徒が積極的に出てまいりますので、生徒の移動経費等で約2000万円、そのほか約2000万円で1億円を計上してございます。
 なお、現有の教員で対応できるところは対応していただきますが、新しい事業で次年度が新年度研究1年目になりますので、積極的に外部人材を活用することも並行して考えております。

○本多高校教育課長
 私からは、高校生就職マッチング対策事業費についてお答えいたします。
 まず、コーディネーターの資格でございます。
 特定の資格がなければできない業務ではございませんが、実効性を高めるためにこれまでも高校生就職マッチング対策事業の委託要領では国家資格、国家検定などの有資格者、企業の採用担当者などの経験を有する者が望ましいとしております。
 このため、今年度の配置状況を見ますと国家資格のキャリアコンサルタント、国家検定のキャリアコンサルティング技能士を中心に、新規の求人改革を行う人材として民間企業経験者が配置されております。またコーディネーターの平均年齢でございますが、具体的な年齢までは把握しておりませんが、キャリアコンサルタントの中の有資格者は主に女性で40代から50代、企業経験者は主に男性で50代、60代が配置されていると承知しております。
 具体的な成果でございます。
 今年度、新型コロナの影響もあって求人数が大幅に落ち込んでいる中、先ほど9番委員からもありましたが増員して支援を強化してまいりました。その結果として、まずは就職内定状況で前年並みが確保できているところが一番大きな成果かなと思っております。
 具体的には、特にコーディネーターに新規企業開拓をしていただいているんですけれども、こちらが昨年度は64社だったのが今年度は1月末時点で236社と大幅に増加してございます。また未内定者1人に対する面談機会も去年よりも多く確保して実施しているところが昨年並みの内定状況につながっているのかなと評価しております。

○林委員
 大体内容は分かりました。特に新時代の関係で新規の予算でスタートするわけです。ある程度やってみてどういう状況なのか、いいところや手直しすることもあると思います。問題は中身ですけど、こういう事業は単年度で終わるのでなくて、継続するためにはより効果が出ることを目標にしていかないと、ただやればいいということではないですから、その辺を意見として申し上げて私の質問を終わります。

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