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委員会会議録

質問文書

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平成23年7月エネルギー有効利用推進特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:安間 英雄 議員
質疑・質問日:07/25/2011
会派名:自民改革会議


○安間委員
 それでは質問をさせていただきます。
 各部門でいろんなことを頑張ってやっていただいているなという、そういう気はするわけでありますが、これはしっかりものにしなければ意味がありませんので。それも、こういう今の社会情勢だからこそ強引にといいますか、強力にできるというふうに思いますので、ぜひそういうことの中でしっかり頑張ってもらいたいなと。神戸市がよく神戸市株式会社と言いますが、静岡県株式会社ぐらいのつもりでやっていただきたいなと、そんなことを思いながら、説明をいただいた中で気がついたものをちょっと質問させていただきます。順不同になりますが、よろしくお願いをします。
 これは資料の6の2、木質ペレットの関連になるわけでありますが、しばらく前にテレビでオーストリアのレッヒというスーパー高級リゾート地の番組をやってたんです。オーストリアがこう横にひょろ長くあると、ウィーンが右のほう――東のほうで、そのちょうど反対ぐらいの位置だそうですが、1回行ってみたいなと思ったわけであります。そこでは木質ペレットを使った暖房、それから発電もやっているようでありましたが、その村全体でこれを集中してやってると。そして、これは少し観点が違うんですが、それぞれの高級ホテルに行くにしても、全部町の入り口のほうに車を地下へ入れさせちゃって地下道でそれぞれのホテルに行くと。ですから環境が保たれていて、一切道路には車が通ってないと。そういういいところだもんですから高級リゾート地になったというような、そういうテレビの放映でありました。木質ペレット――これを暖房に使うのに、かなり昔と違って効率がよくなった。
 みんなが木質ペレットをやったら、材木がそんなにあるわけじゃありませんが。静岡県でいうと山間部のほうでそういうところで重点的にやる、そういう施策もあるかなと。
うちの子供がことし家をつくりまして、煙突が出ているもんですから「何だ」って言ったら、暖房なんですね、暖炉を使った。それで大変効率が昔に比べてよくなったと。そのテレビ番組では、そこではもうそういうことを専門にいろいろやっているもんですから、技術革新で大変暖炉の効率がよくなって、行政も補助を出してそれを普及させているという、そんなことが放映されていたわけであります。木質ペレットを使った暖房、あるいは地域を指定して特区のような格好の中で発電もできるかというふうに思うんですが、そのことに関しての担当としての認識をお伺いをしたいというふうに思います。
 
 次に風力発電でございます。今も話が出ました低周波の関係でいろいろ住民からも抵抗感があるところもあるわけでありますが、先ほど斎藤環境政策課長から「理解を得ながら」ってありましたが、やっぱりそれをしっかり大丈夫だよっていうようなことを示してやらないと、これは難しいかなと。
これは資料でいうと3−2ですね。磐田でも3カ所あるわけでありますが、下のほうの磐田ウィンドファームがやるときにも私も現実にいろいろ相談も受けながら立ち会ったんですが、やっぱりいろいろ抵抗感もありますよね。そういうことに関してこれからもう少し、これは当然国の研究といいますか専門的なそういうのをしっかり進めていただかないと、そういう理解はなかなか難しいかなというふうには思うんです。
しかし一方技術革新ということで、この表から見ましても、磐田の関係だけでいうと最初の平成11年だと300キロワットですよね。それで21年のウィンドファームですと5基で1万5000キロワットですから、技術革新もかなり進んでいるかなと。それでこの磐田がつくるときに現場で聞きましたら、風車を持ってくるのはオランダってことだったんですよ。オランダでつくって船で持ってくると。当然コストは高くなるわけでありますが、こういうものも日本の技術で何でできんかいなと。日本の技術ならできそうだというふうには思うわけでありますが、大量にやっぱりどんどんつくるようなそんなことにならないと、メーカーのほうもコストの関係でなかなか手をつけないというふうなことでは思うわけでありますが、そうした技術革新的なところもどの程度認識をされているか。
 そして一方では、今私どもが言っている風力発電というのは羽ががんこ大きいやつですね。このごろ、もっとコンパクトで家庭でもちょっとしたことならできるというのができてきているようでありますが、これだってやっぱり大量につくっていかないとコストが下がらないわけでありますが、そうしたものの現状の認識をどのようにとらえているのか担当としてお答えを願いたいなというふうに思います。
 
 それからいろんなことも提案をされておりますが、多分ここに載ってないことも私はありではないかなというふうに思うわけであります。余り話題にならない、あるいは技術的に現実味がないものは当然取り上げないわけでありますが、私どもがよく聞くのはホトニクスの遠赤外線核融合発電というものですか。これはちょっと今思いついたもんですから、正式な名称かわからないんですが。ホトニクスさんに言わせると、地域でちょっとしたそれをつくると地域の発電は全部それで賄ってしまうと。今のような原発ということではないですが、ある程度の核融合です。私は原子力の専門家ではありませんので、どの程度かわかりませんが、ホトニクスさんに言わせるとそういうことは大丈夫だよというような、そんなことも聞いているわけでありますが、それに関しての現状認識をお聞かせを願いたいというふうに思います。
 
 次に太陽光発電です。これも話がたびたび出ているわけでありますが、費用対効果の面でいろいろ出ておりました。私も今の現状の費用対効果でいうと、どこまで効果があるかなというようなそういう危惧もありますが、これに関しても技術革新的なことでいうと、どんどん進んでいるのではないかなというふうに思いますので、そうした技術革新の現状をどのように認識をされているかお伺いをしたいというふうに思います。
 私もお金がかかるもんですから、ちゅうちょしていたんですが、2年前、3年前ぐらいに「もう安間さん、県会議員だから積極的にそういうのに取り組まにゃ」と言われまして、借金をしながら。250万円ぐらいかかりましたかね。それでこのごろですと、ちょっと冷房をたくさん使うもんですから買うほうがちょっと多いのかな。でも6月の記録を見ましたら、家で使うのが――今家族が少なくなったもんですから――七、八千円ですかね。それで売ったのが一万四、五千円なんですよ。差し引きで私のほうに入ってくるということになるんですが、当然二百四、五十万円の返済もあるもんですから今すぐもうかるわけじゃありません。10年ぐらいかけて返済をしにゃいかんということでありますが。こういうのも、早いころは私はうんと抵抗感があったんです。やっぱり費用対効果の問題。あるいは新しくやると屋根が傷むもんですから。これで失敗したこともありますのでね、雨漏りになっちゃってというような。そんなこともあって、ちゅうちょをしていたんですが、今度やってみて大丈夫かなというような。今のところ大丈夫だもんですから。
 技術革新的なそんなところをどのように担当として理解をしているか、その点についてお伺いをしたいというふうに思います。
 
 それから先ほどバイオエネルギーの話が出ておりましたが、一時菜種を使った話がありましたね。このごろちょっと話を聞かないんですが、これもやっぱり費用対効果のことでいうと、当時でいうと、なかなかもうかえって費用のほうが大変だよと。しかしこれから技術革新的なものが進んでいけば実現できるというような、そういうことで聞いていたわけでありますが、最近話題にもならないわけでありますが、その点についての認識をお聞かせを願いたいというふうに思います。
 
 次に温泉発電の話も出ておりました。機械だけで1億円。これも静岡県内のああいう温泉地でどの程度なのかなというふうに、正直言って疑問があります。私はニュージーランドへ2回見に行きましたが、もう規模が違いますよね。あれなら効果があるなというふうに思ったんです。あれだけの地熱があるところが、やっぱり効果があるかなというふうに思うわけでありますが、県内でいろいろこれをやってみることは重要なことでありますが、そこら辺についての御認識を改めてお聞かせを願いたいというふうに思います。
 
 それから、この資料の中にはちょっと見当たらなかったというふうに思いますが、LED電球の普及ですね。専門的なことでいうと私どももなかなかわからないわけでありますが、このごろクリスマスのときのライトアップといいますか、あれがうんと盛んになっていますね。「建物全体やってあれ電気代すごいな」って言って、二、三年前に担当に調べさせたら「月に1万5000円ぐらい」って言ってましたかね。ああそれじゃそんなに頑固じゃないなというふうに思ったわけでありますが、このLEDに関しての考え方、それをお聞かせを願いたいというふうに思います。これは省エネの関係ですね。
 
 それからもう1つは、家電製品の待機電力消費の認識ですね。私もかなり前の議会において、この待機電力消費というのはかなりあるからそれぞれの家庭にコードを抜いたほうがいいよという、そういう呼びかけをしましょうという議論があったことを覚えておりますが、つい先ごろこれもテレビでやってましたが、今、機械も物がよくなってもうほとんどそんなに消費をしないよというような、そんなことでした。これに対しての認識をお聞かせを願いたいというふうに思います。
 
 それから先ほどちょっと話が出ておりましたが、温泉発電の関係で規制緩和とか。それぞれの部門でいろいろ頑張ってやっていただいておりますが、いろんなその施策の中で規制緩和、国への働きかけ、こういうものが現実に現場の皆さんとして認識をされているようなことがありましたらお願いします。また感じていること。ぜひ忌憚のない御意見をそれぞれの部門でお聞かせを願いたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。

○西島林業振興課長
 木質ペレット普及に向けた取り組みについての認識についてお答えをいたします。
 木質ペレットにつきましては燃料の自動補給が可能であること、それから燃焼の調整ができるというようなことから、先ほどお話にもありましたように中欧諸国などで大変普及が進んでいるところでございます。
 それから暖房機器でございますが、ペレットストーブも改良が進みまして、効率的な燃焼とともに低エミッションも実現をしているということでございます。
 それから化石燃料に対する価格でございますが、発熱量当たりの価格を比較しましたところ、灯油1キロカロリー当たり8.1円に対しまして、木質ペレットにつきましては7.5円ということで競合可能な状況となっております。
 それで普及に向けた取り組みでございますが、資料の6の2にございますように、ペレットにつきましては原料の安定供給と、それから消費拡大が課題となっております。そういったことから、ペレット製造施設周辺の市町を中心といたしまして、ペレットボイラーの導入に対する支援などを行いまして消費拡大を図ってまいりたいというふうに考えております。
 そういった中から原料の安定供給あるいは消費拡大がどの程度進んだか、それを見きわめて今後取り組みを考えていきたいというふうに考えております。そういった中で委員から御指摘がありました特区につきましても検討してまいりたいというふうに考えます。以上です。

○鈴木生活環境課長
 風力発電の低周波の関係についてお話させていただきます。
 今現在、国のほうが風力発電からの騒音、低周波の苦情のある地域、こういうところで地元の県に委託して実態調査を行っております。それに関しまして東伊豆の地域も対象になりまして、こちらのほうは県が平成22年度ですか、測定をしまして、そして今そのデータについては環境省のほうに提出したところです。それで今、国のほうはそれについてのデータの解析を行っているというふうな話を聞いております。また環境省のほうでは、風力発電から発生する低周波の人への影響を明らかにするというような調査もあわせて行っているというふうな話を聞いてます。

○望月商工振興課長
 核融合についてお答えをいたします。
 浜松ホトニクスさんのほうで、レーザー核融合というのを大阪大学のレーザー研と一緒に開発をしております。これは簡単に言うと、人工の太陽を、高出力の超短パルスのレーザーを当てて発生させるという技術でございますけど、一瞬それができたぐらいの段階で、これからやっぱり10年、20年かかる技術だというふうに認識をしております。晝馬会長はぜひこれをやりたいというお話をしてますけど、そう簡単にはいかないのかなとは思ってますけど夢のある非常にいい技術だというふうに考えております。
 
 それと風力発電のコンパクトな部分についてなんですけど、現状でももう太陽光パネルとちっちゃい風力と合わせてやっているような事例も出てきてますし、また県内の企業さんでもそういった小型の風力発電を取り扱っているようなところもございます。ただ家庭用というか住宅地にそういったものを設置をするとなると、やはり騒音の問題だとか耐久性の問題だとか、まだまだやはりそういう解決しなければならない課題がありますので、そこら辺は設置場所を考えてやっていく必要があるのかなというふうに考えております。以上です。

○篠原経済産業部理事
 私からは技術革新の関係で、1つ太陽光発電の関係について御報告いたします。
 太陽光発電については従来シリコン結晶の関係を中心に進んでおりまして、大体今設置されている物はシリコンの多結晶の物が多いように感じております。それで今、技術開発が進んできておりまして、シリコン系ですけども薄い膜で太陽電池の部分をつくる物が開発されてきておりまして、それを何層にも重ねることで発電効率を上げるような形になっています。国の目標ですと10年先ぐらいには40%ぐらいの発電効率にしたいということで、今研究開発を進めておりまして、その研究の中心的な大学の先生に今度8月に富士に来ていただいて、いろんなその辺の技術開発の状況についても御講演をいただくというふうに考えてます。
 また化合物を使って太陽光発電をしていくというのもありまして、ホンダさんの関係のホンダソルテックさんという会社ですけども、熊本のほうでその化合物のものを開発しております。それは安くできそうだということなんですけれども、資源の問題があっていろいろあります。あと曲がるやつとか折り曲げても使えるやつとか塗るような太陽光発電もできるということで、今発表されております。ただそういうものについては、耐久性の問題等があるというふうに考えてます。
 それから太陽光発電は――先ほど6番委員からも御指摘がありましたけど――パネル自体はかなり長く今利用ができるんですけども、発電した後のそれを取り込むインバーター、コンバーターという機器が耐用年数が10年はちょっともたないかもしれないというような関係企業からも話がありまして、その点の研究開発もこれから進めていく必要があるというふうに考えています。
 
 それから規制緩和の関係です。
 経済産業部としていろんな企業の方々からいろいろ伺っておりますと、東部地域で計画停電があったときに、特に富士の地域なんかは大きな自家発を持ってる企業はたくさんあるというふうに言われてるわけですけども、その企業間でそれを融通することができないと。やってみたいんだけどもできないというようなお話も出たり、やっぱり今の電力の供給体制とバッティングといいますか、そこの問題がいろんな箇所でいろいろ出てきているというふうに承知をしております。以上でございます。

○斎藤環境政策課長
 LED電球の普及の関係でございます。
 LED照明は長寿命それから省エネということで、温室効果ガス削減とかあるいは節電に非常に効果がございます。それで最近非常に多くのメーカーから発売されておりまして、価格も数年前に比べますとかなり安くなっております。また家電の販売店なんかでも、販売に相当力を入れているとこでございます。
 また県といたしましても、家庭における温暖化対策ということでLED化というのはお願いをしてきておりまして、今後ともぜひ進めていっていただきたいというふうに考えております。
 
 それから家電製品の待機電力のことです。
 待機電力を消していただくということは、やはり同じように我々の温暖化対策等の省エネの啓発の中で、いろんなさまざまな場でもってお願いしてきております。それでちょっと委員のほうから、最近割と待機電力の消費量が少ないんじゃないかなというお話がございまして、ちょっとその辺私はよく承知しておりませんので、またよくその辺は調べてみたいと思います。いずれにしましてもLED電球化とか、待機電力のカット、これにつきましては今後もいろんなさまざまな形で県民の皆様にお願いをしていきたいというふうに考えているとこでございます。以上です。

○堀井経営課長
 先ほどお話のありましたニュージーランドの地熱発電と温泉発電の関係でございます。
 いわゆるコストパフォーマンスの面では、地熱発電のほうがやはり採算面では有力かなとは思うんです。ただし日本国内で今大体約50万キロワット、17の地熱発電所がございますが、しかしながら近年ではこの地熱発電の運転開始がないような状態です。というのが、まず第一に地熱発電をするには地熱貯留層から熱水を取り出す  井戸の掘削でコストが数百億円近くかかり、またそれが外れる場合もあると。それからあと2番目に、地熱が豊富なところというのは国立公園に近いところが多く掘削ができない。最近では、国立公園を外れたところから斜め掘りというようなものが検討されているようですけれども、それもなかなかまだ検討中ということです。それからあと温泉地の近くにあると、やはり温泉組合などからみずからの温泉が枯渇するんではないかというような懸念があって反対が強いようです。
 そういうことで、この地熱発電というのは、深い地熱貯留層から取り出した200度以上の熱水でそのままタービンを回すわけですけれども、温泉発電はもう既に出ている温泉を使うということで、いわゆる温泉枯渇等の心配もないし、そういう意味で温泉事業者からの反対もないと。今検討しておりますカリーナサイクルという発電方式であれば、70度から120度の範囲内であれば――実用的には90度以上欲しいかと思いますけども――発電できるシステムということでございますので、そういう意味で検討する価値があるというふうに思っております。以上です。

○吉田農業振興課長
 委員から御質問のありました菜種を使ったエネルギーの件でございます。
 委員おっしゃいますように何年か前に「菜の花プロジェクト」というような形で、水田等を使って菜種をつくって象徴的にそこで油をとるといったような事業をしたことがございました。そこでは油をとってその後BDFに改変してといったようなところまでいったわけです。すみませんちょっと手元に具体的な数字を持ってないんで、記憶でまことに申しわけございませんが、菜種油の値段で1反当たり千数百円になるような、それは静岡県で最も効率よくとれた試作の結果がそういうような値段であったような記憶をしております。それをBDFに改変するということになりますと、油に値段のあるものではもう全くコストが合いません。どういう意味かといいますと、コストなしで回収した廃油を改変するのがリットル当たり80円とか90円とかという金額がかかっておりましたので、それでいわゆる税金のところがなければ軽油と同じぐらいだねといったような結果だったように思います。したがいまして、菜種をつくってそれから油をとってそれをエネルギーにするというのは、少なくとも今までのような取り組みの中では全く採算の見込みがとれないのかなというふうに考えております。
 戸別所得補償の品目として菜種も栽培するのに10アール当たり2万円以上の補償が出るようになりましたが、それは油をとる場合に多少でも足しになればということです。しかしそれもかなり大面積、大量にやらないと、なかなか合わないんだろうというふうに考えてます。静岡県においては、油をとるとしても採算が合うところはなかなかない。それをさらにBDFに改変してということになりますと、ちょっと難しいのかなというふうに考えてます。以上でございます。

○安間委員
 ありがとうございました。それぞれある程度は理解をしたわけでありますが、先ほどのレーザー核融合のようなもの、こういうものはやっぱり民間企業も多分開発に物すごいお金がかかるわけですから積極的には取り組めないといいますか、これはどちらかといえば国の政策でそういうものを予算づけしながらやるべきだというふうには認識するわけであります。県だってさっきの静岡県株式会社という認識の中では、しっかりその応援をすべきかなと。これっていうことじゃないんですが、そういうたぐいのものがあるんではないかなというふうに思いますので、こういうものにつきましてもぜひ関心を持ってもらって、応援するとこはしっかり応援するのが新しい新エネルギーの開発にもつながることじゃないかなというふうに思いますのでお願いをいたします。
 
 待機電力消費ですが、いつごろかは私もわかりませんが、最近の家電製品はもう物すごいそういうのが省力化してほとんどもうソケット抜くのと抜かないのと変わらないくらいだというようなそんなことをテレビでやってました。そういうのも改めて県民の皆さんに認識してもらうことも、ある意味では必要かなというふうに思います。
 
 温泉発電の件、御答弁いただきましたが、ニュージーランドで見たときには70度以上の温水を引き込んで使ってそれで60度か50度ぐらいに冷めた状態で戻すと。それを使うもんですから当然温度が下がるわけであります。そういうことですから、何も枯渇はしないんですよね。ぜひそういう意味での有効利用というのは、関係者の皆さんへ説明しないと多分わからないというふうに思います。私もニュージーランドで見たときには、最初見る前までは「あれ、これじゃ温泉枯渇しちゃうもんで、温泉地の皆さんがみんな反対するな」と思ったんですが、そうじゃないんですよね。今説明がありましたように、高い温度のものを10度か20度分ぐらいを使ってまたそれはもとへ戻すということですから、枯渇のところまではいかないというふうに思いますので、そんなこともぜひ進めていただきたいというふうに思います。
 
 それから菜種の話の中で廃油の話が出ました。廃油の関係もかなり技術的に進んできたというふうに思いますが、廃油の有効利用の点で、改めて技術革新も含めて何か説明をいただけるものがあったらお願いをしたいというふうに思います。以上です。

○吉田農業振興課長
 廃油のリサイクルは、私のところで直接所管しておりませんので申しわけございません。菜種につきましてはできるだけ収量の多い物をというふうにはなってるんだろうと思いますが、同時に食用にするもんですから食用に適した品種という物もございますので、そういう観点での技術革新は出ているように思います。

○斎藤環境政策課長
 バイオディーゼル燃料に関して、廃食用油を使いましたBDFの製造についてでございます。県内の市町村のほうで、御家庭で使った廃食用油をかなり集めてそれをBDF化する取り組みが進んできております。昨年度ですと県内17の市町で、家庭の廃食用油をBDFとしまして、市のごみ収集車とかあるいは市の公用車等で活用してるということでございます。
 また県の食堂につきましても、これもかなり前――平成18年からですけども、県庁内で使っております食堂の廃食用油、これをBDFとしまして県のマイクロバス等の公用車に使っているというような状況でございます。以上です。

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