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委員会会議録

質問文書

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平成28年2月企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:03/08/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○増田委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○林委員
 では、一括質問方式でよろしくお願いします。
 私からはまず、部のトップということで白井企画広報部長が退職になりますけれども、最後の平成28年度予算ということで取り仕切りをしていただいたということであります。いろいろな各局長、課長等を含めて200名以上の職員を抱える部として、この平成28年度の編成について、特にこの部は政策立案が中心になると思いますけれども、事業としてわかった部分にかなりかかわってくることも踏まえていくと、多少ほかの部門と違う政策立案が中心という部分でございます。この辺で、今まで調整機能等を含めて、その旨御努力いただいたことを承知しておりますけれども、まず白井企画広報部長から、この点について、どう平成28年度予算の編成をしたのか、ポイントだけで結構でありますので、お答えいただきたいと思います。

 2つ目に地域外交局。
 先ほどもいろいろな意見が出ましたけれども、平成28年度に3人ふえることになっていますけれども、この3名の役割等、この予算は多分人件費ということもあろうかと思いますけれども、この辺についてお伺いさせていただきたいと思います。
 それから、この4000万円の予算の内訳についてもあわせて伺います。

 それから、広報関係でありますけれども、今回、ふじのくにプロモーション広報推進費ということで新規事業になりますけれども、これも4000万円。ここに書いてありますが、民放テレビ局との連携等、それからもう1つは広報アドバイザー。特に有識者の積極的な活用をうたってありますが、これについて有識者というのはどういう方なのか。名前は結構ですので、アドバイザーとしてしっかりこの辺は活用していくところでありますので、どういう仕事として活用するのかを聞かせていただきたいと思います。

 それから、エネルギー関係でありますけれども、今回、新規事業としてエネルギー産業振興事業費ということで1500万円。これは新たな産業エネルギーの産業振興にかかわる立案の費用でありますけれども、この中でも当然地産地消のエネルギーということもありますけれども、特に産業面でどうかということだと思います。今までずっと取り組んできた部分もございますけれども、中身的にはどう変わるのか、新しい部分としてどういう狙いをつけていくのかについての効果についてお伺いさせていただきたい。

 それから、水素ステーションの整備の助成。
 これは昨年、私たち委員会も東京の岩谷産業の水素ステーションに行きまして、これを目指したステーションということでありますけれども、これは静岡市清水区にも岩谷産業の支店があります。これについて、ここにありますステーションの整備の助成については、具体的にはどう予算措置を考えているのか、内容についてお尋ねしたいということであります。
 これは、東京の場合ですと自動車の燃料スタンドということでありますけれども、静岡県に仮にステーションを設置した場合については、自動車も含めて、いろいろな角度に利活用がふえるということでありますけれども、この辺の考え方についてお伺いします。

 それから最後に、地方創生の取り組みについてのうち、今回、国からの交付金も含めて4億円ということでありますけれども、これについて先ほどほかの委員からも出ましたが、1、2、3の論点。委員会説明資料18ページにも載っておりますので省略しますが、特に若者の県民会議が1月12日に立ち上がりまして、私も傍聴させていただきました。大学生あるいは社会人の20代からいろいろな意見が出ましたが、もっと効果を出すという意味で、フェイスブックによる「365日!いつでも若者会議」ということでうたってあります。この辺についての狙いというんですか、毎日フェイスブックのオンライン版で会議をするようでありますが、この効果をどう望んでいるのかについてお尋ねします。

 この地方創生について、関連でありますけれども、予算化はまだ別として、最近の県内の大学、公私立含めて実態を調べたんですが、入学生の6割以上が県外からの学生で非常にふえていると。留学生も含めてですね。そういう状況の中で、県内の入学生が県外から来る学生よりかなり少ないということは都心へ行っている部分がありますよね、静岡県の学生は。高校を卒業して東京都とか愛知県、あるいは大阪府ということでありますので、この辺も地方創生、人口減少対策もそうですけれども、かなりかかわってくる問題で、外から来てくれるのは大変ありがたい話なものですから、ここをどう食いとめるかということも、この地方創生の中でも考えていかなきゃいけないんだなということで、この若者の会議と私は関連することだと思いますけれども、この辺についてもお伺いしたいなと思います。

○白井企画広報部長
 平成28年度の予算の編成に当たっての方針ということで御質問いただきました。
 まず、総合計画後期アクションプランが平成26年3月に策定され、スタートを切りました。2年を過ぎまして平成28年度は折り返し地点になります。富国有徳の理想郷ふじのくにづくりの実現のための8つの重点取り組みを中心とした事業を加速しなければならないという思いで取り組みました。予算そのものにつきましては、企画広報部は9番委員が御指摘のとおり、総合調整的な機能が多いものですから、直接的に私どもが引っ張っていく事業、推進していく事業というのは数少ないわけですけれども、そういう面でも総合戦略を昨年12月に策定し、地方創生の取り組みを先取りをした後期アクションプランふじのくにの達成というものは、やはり企画広報部が率先して取り組まなければならないことだということで編成をしたところであります。
 それから、組織と相まって地域外交につきましては、新たなステージに立ってきたということで、その実現、世界に羽ばたく“ふじのくに”の実現のための施策を限られた予算の中でしっかり盛り込んでいくことができたと思います。
 平成28年度当初予算の編成に当たっては、経営管理部からの編成方針によれば、限られた財源の中で今まで予算をシーリングなり前年比でカットしていく点に力点が置かれていたものを、仕事そのものを見直して、やめるべき仕事はやめていこうという視点がありましたので、そういうことでは部内の全ての局、課に対して、やめられる仕事をとにかく出せということでの編成を行いました。結果として事業を廃止するという大きな形はとれませんでしたけれども、事業内のメニューといいますか、取り組みの仕方の効率化、要らない事業を廃止していく点には特に力を入れて編成ができた、そういう予算だと私は感じております。

○彦山総務課長
 地域外交局の人員と予算についてお答えいたします。
 まず、人員面では、このたび地域外交監ができたことで、地域外交監を補佐し、その指示を受けて地域外交政策の全庁調整を図る実務者として局付の専門監1名をまず配置いたしました。
 そして、平成29年度に実施する静岡県浙江省友好提携35周年記念事業を推進するため、地域外交課に担当参事1名を設置いたしました。残り1名につきましては、今後、海外駐在員の交代が予定されているところに1年間修業というか、そこで準備をしていただく方を2名つけまして、その予備が1名減りますと都合1名ということで、計3名の増員となっております。
 来年度の地域外交局の予算が4000万円近くふえていることでございますが、内訳としましては地域外交推進費で2900万円余、多文化共生事業費としまして280万円余、そして東京事務所運営費としまして830万円円余、合計しまして4000万円余の増となっています。
 それぞれ中身を見ますと、地域外交展開事業費はいろいろな周年事業をやることで、その中で1770万円の増、そして先ほど御質問にもありましたけれども、海外駐在員の運営費として機能強化にかかわる部分1250万円の増が見込まれております。多文化共生事業費で一番大きなものは、来年度、外国人の子供育成支援事業費を400万円で予定しておりまして、この増が一番大きい要素でございます。
 あとは、多文化共生推進事業費につきましては、いわゆるシーリング事業と申します枠で節減を図るところですので、そこが140万円の減となって、合わせまして280万円余の増となっています。
 東京事務所運営費につきましては、830万円余の増となっておりますが、これはいわゆる国等への派遣職員の数がふえまして、その分また職員公舎の増ということで、そこの経費がふえて、トータルで4000万円余の増となっております。

○神戸広報課長兼県民のこえ室長
 私からは広報アドバイザーについて答弁させていただきます。
 先ほど9番委員からもお話がありました、新規事業でありますプロモーション事業の全国展開をやっていくためには、広報に関する専門的な知識とか技術が必要であります。そのため広報アドバイザーの分野別アドバイザーということで、7名の方に広報アドバイザーとしてお願いをしております。
 どういう方がということでございますけれども、民間企業の広報分野、そういうところで第一線で活躍されていた方であるとか、大学でデザインであるとか広報のメディア学を専門にやられている大学教授の方、学識経験者の方、こういう方にお願いをして、いろいろな事業をやるときのプロモーション事業も含めまして、事業をやるときのアドバイス、それから職員の資質向上を図っているところでございます。

○高畑エネルギー政策課長
 新たなエネルギー産業振興事業費1500万円についてですけれども、こちらにつきましては、本県では静岡県産業成長戦略会議を設置いたしまして、静岡県産業成長戦略を策定し、推進しております。この事業では、エネルギーに関連する産業振興を図るためエネルギー産業戦略会議を設けまして、その戦略を検討いたします。会議は有識者、民間事業者等で構成いたしまして、官民が連携した検討、取り組みを進めてまいります。
 事業費は、この会議の開催とともに戦略の策定に向けた検討材料とするため、専門機関に本県のポテンシャル等の調査を委託し、基礎調査を実施してまいりたいと考えております。会議におきまして、本県のエネルギー資源、技術などのポテンシャルを引き出して、エネルギー分野の産業成長戦略、エネルギーの地産地消をエネルギー産業の振興につなげる戦略ですとか、モデル事業を立案、策定してまいりたいと考えております。
 これまでの新エネルギー等の導入量をふやすということに加えまして、エネルギーの地産地消を通じた経済の活性化に取り組んでまいりたいと考えております。

 続きまして、水素ステーションへの助成でございますけれども、こちらにつきましては、経済産業省が来年度も、現在もそうですけれども、水素供給設備に対して補助を行っております。それへの上乗せという考え方でございまして、水素ステーションを整備する事業費の6分の1を補助するものでございます。上限を1億円とし、事業者の整備への助成ということでございます。
 当面は、燃料電池自動車に供給する水素ステーションの整備ということでございますけれども、9番委員の御指摘のように、ほかの利用についても水素ステーションを整備する中で検討いただければと期待しております。

○増田企画課長
 若者会議「365日!いつでも若者会議」の狙いでございます。
 1月に県内外の委員の方24名に参加していただいた若者会議を開催いたしました。会議では非常に活発な議論をいただきまして、2時間、時間を設定してあったわけですが、あっという間に時間が終わってしまったような状況でございます。会議を通じまして、若者委員の皆様は、本当に未来の主役であるという自覚を持って、自分たちみずからが責任を持ってやっていかなきゃいかんということで、そういう主体的な御議論をいっぱいいただけたということでございまして、その中で委員から御提案をいただいたということで、当会議の意味を確認して、若者向けの交流情報サイトを設置したらどうかという意見、また当会議は20代だけの委員で議論しているけれども、30代、40代、50代、もっと上の方とも意見をいろいろ交わすことができれば、もっと静岡県のことを知ることができるという2つの提案をいただきまして、このたび2つのフェイスブックを立ち上げることにしたところでございます。
 1つは「365日!いつでも若者会議」で、これは若者会議の構成委員が議論をもっと深められるように、県内外の若者委員が時間的、場所的制約を受けることなく、議論をこれからもみずから深めたいという申し出に沿って議論を深めて、それを踏まえて論点をある程度持って、次回7月ごろに全員が顔を合わせた形での会議をやって、より一層議論を深める形で進めてまいりたいと考えております。

 それから、2点目の県外から来ている大学生をどのように食いとめていくのかという御指摘でございますが、今、県内の高校生の3割ぐらいが県内の大学に進学し、7割ぐらいの方が県外の大学に進学されている状況にございまして、大学間連携等により、魅力ある高等教育というものの創出に努めているところでございます。
 一方で、県外から6割ぐらいの学生の皆様が来ていただいているわけでございまして、そういう方も食いとめていくことが非常に重要であると認識しています。やはり静岡県の暮らしやすさであるとか食であるとか、静岡県の魅力をよく理解していただくよう努めていくとともに、若い人たちが活躍できるような魅力的な雇用の場が非常に重要だと思いますので、そうした雇用の場づくりに努めまして、定着してもらえるように努力してまいりたいと考えています。

○神戸広報課長兼県民のこえ室長
 申しわけございません。先ほどのふじのくにプロモーション事業の内容について説明が漏れておりましたので、御答弁いたします。
 この事業は、先ほど7番委員への回答にもございましたけれども、平成27年度、平成27年3月から、しずおかwktkプロジェクトということで、民放4局が一緒になって静岡県を元気にするプロジェクトをやっております。これと連携する形で、来年度はその民放4局で静岡県の魅力であるとか観光、食、それからスポーツ、こういう番組を制作して、それを県内で放送する。それを今回の予算、交付金を使わせていただいて、そしてそれを全国に放送する。具体的には、主には首都圏や空港就航先の各局、こういうところでの放送を考えています。そのほかにCMも現在wktk事業でやっていますので、これも同じように県外のテレビ局で放送する。そういう費用という内容になっております。それと含めて、4sizという形で、今テレビ局の人気アナウンサーがいろいろなイベントに出ております。こういう方々に県外に行っていただいて、セールスといいますかプロモーションをやっていただく、そういう経費に充てるものでございます。

○林委員
 ありがとうございました。
 白井企画広報部長から平成28年度予算の編成についてお話がございました。これは当然、今いる幹部の皆さんに白井企画広報部長の意向を継承していただく面では方針を持っていると思いますが、白井企画広報部長、もう一度確信を持って継承していただけると、私がいなくても次の方も来ますけれども、そういう面としてはこの平成28年度予算は自分としては精いっぱい皆さんの知恵もかりて立てた編成ということなのか、もう一度確認の意思を、決意をお願いします。

 それから、あとはエネルギーの関係で、水素ステーションの整備と助成等6分の1と書いてありますけれども、これは国と県単の上乗せということでありますが、今現在、水素ステーションをつくりたいと、整備したいという民間からの問い合わせはあるのかないのか、それだけちょっとお聞きします。

○白井企画広報部長
 平成28年度当初予算の部局調整案を編成するに当たっては、相当な時間をかけて、私の部屋で部下と議論をいたしました。進め方については十分部下に伝わっていると思います。しっかりやってくれると確信しております。

○高畑エネルギー政策課長
 水素ステーションの県内の状況でございますけれども、3月に中部ガスが移動式の水素ステーションを整備するということです。これは3月中をめどに整備が予定されております。それから今回予算をお願いしていますものは、固定式の水素ステーションですけれども、それについては県内で検討する動きがございまして様子をお聞きしております。県内で1件導入を検討している動きがございます。

○林委員
 もう一度、今県内の動きがあるということでありましたけれども、具体的には問い合わせというか、県にもそういう部分としてはあるのかないのか、件数として。動きがあるということはわかったけれども、具体的にね、もう少し掌握している分があれば聞かせてください。

○高畑エネルギー政策課長
 県内の中部地域に設置したいというお話を伺っております。

○林委員
 はい、わかりました。

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