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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:宮沢 正美 議員
質疑・質問日:03/08/2016
会派名:自民改革会議


○宮沢委員
 それでは、一問一答でお願いします。
 何点か質問させていただきたいのですが、気になることもありますので最初に申し上げておきます。私たち議員は議会で質問すること、それからいろんな方が要望書を出すことは認めていますが、それをもって議会が意思決定をしているわけではありませんので、質問したからもう認めたんですねという議論はなじまないと思いますので、一言申し上げておきます。
 12月定例会の私の質問とか、それから今、集中審査でいろいろ議論を進めてまいりましたが、それを聞いてまいりまして、改めて今回の野球場構想は大変拙速であるという思いを強くしたところであります。そうしたことから議論にならなかった点について私から質問させていただきます。
 冒頭、要望書の提出云々という時系列でいろんな説明もいただきましたので、確認させていただきました。恐らくこういう要望書の提出を受けて、知事部局――交通基盤部の皆さんがこういう計画に向かって3000万円の基本構想の予算要求もされ、スタートしたと思いますが、1月29日に知事の記者会見がございました。この中で知事は職員のコンセンサス、理解が最初は得られなかったと話しておりますが、交通基盤部内でいろいろ要望書を受けて検討されたと思いますが、どういう点で理解できなかったんですか。もし、御報告できることがあったら答弁をお願いします。

○濱田公園緑地課長
 1月29日の知事の記者会見の中で、三位一体のお話があったと記憶しております。三位一体の3つは、防潮堤の整備、阿蔵山の土砂搬出と避難タワーの3つでございます。これにつきましては、三位一体という言葉は、このとき初めて使われたと私どもは感じておりますけれども、この3つの言葉が同時に出てきたのは、まずは平成23年8月の浜松市からの要望のときでございます。それと、それ以降、防潮堤の平成25年5月の三者連合の要望のときにも、このときは阿蔵山という項目はないのですが、防潮堤とスタンド――スタンドというのは野球場のスタンドでございます。避難場所としてのスタンドという言葉もございます。
 その後、その他、現地視察等ありまして、3つが合わせてコメントされたことは何回かございました。ただ三位一体という言葉については1月29日が初めてでございます。

○増田交通基盤部理事(高次都市機能担当)
 今の御質問は、たしか職員に対して言ったことが伝わらなかったという記者会見の発言がございました。平成26年11月6日の緊急消防援助隊関東ブロックの訓練の際、篠原地区のトビオの南側に今の防潮堤の普請に使用する土を積んでございます。その上に乗ったときに知事が野球場はここがいいねと話したのを周りにいた職員が聞いていながら、その後、職員から広く外に伝わらなかったことを指して、あのような発言になったかと私は感じております。

○宮沢委員
 なぜ今のタイミングで決まったんでしょうかという質問に対して、今までは県の職員の理解が得られなかったからですとまた言い切っているように私は理解します。
 こういうことで、いろいろ議論はあったけど、先ほど防災の話も出ましたけど、いろいろもろもろ考えると、すぐ行こうというふうにいかないなというニュアンスで検討されていたんだと思いますが、最終的に平成25年ですか、要望書が出てきたので、その辺からは前向きに知事も考えていかれたのかなと思っております。
 浜松市と浜松商工会議所、浜松市自治会連合会から、5月21日に要望書が出されていると思いますが、要約してどういうことですか。簡単に説明してください。

○濱田公園緑地課長
 要約しますと、遠州灘海浜公園篠原地区への県営野球場整備についてという題目でございまして、県西部地域住民がアクセスしやすい遠州灘海浜公園篠原地区東側区域へ、巨大地震発生に伴う津波からの避難所機能を兼ね備えた県営の野球場の整備を要望するということでございます。

○宮沢委員
 3名の連名で、浜松市長、浜松商工会議所会頭、浜松市自治会連合会会長であったようですが、その提出された後、地元でもいろいろ議論されていたと思います。浜松商工会議所の下部組織である青年部から提言書がこの問題について出ていると思いますけど、承知しておりますか。どんな内容だと承知しているかわかったら教えてください。

○濱田公園緑地課長
 現在のところ、今の件については承知しておりません。

○宮沢委員
 浜松商工会議所青年部の皆さんが、平成26年度の政策提言をされております。これは要望書を提出した後、具体的にこういう問題が出てきたということで、青年――若い皆さんの感覚として、いろいろ提言をまとめられたと私は理解しておりますが、1年間、現状と課題を分析する中で幾つかの問題があるので、篠原地区ではなく別の場所への県営新球場施設の整備を提言されています。このことについて、どのようにお考えですか。

○宮尾都市局長
 この間、我々も浜松市の担当者と勉強会をずっと重ねている時期と合致します。そういうことがあれば、我々にも情報が入るのかなと思っているんですけれども、先ほど濱田公園緑地課長から答弁しましたように、我々は全くこれを存じ上げておりませんので。もしこういう時期にそういう話があれば、またそれも1つの意見としてお伺いし、勉強会の俎上に上がってきて――議論の対象になればの話ですけれども――そういう事実を我々は確認していなかったものですから。今後そういう話が出てくれば、また対応していきたいなと考えてございます。

○宮沢委員
 こういう大きな事業ですので、やっていくにはやっぱり県の思いだけで進めていかない、もちろん関係者、地元の皆さんのいろんな意見を集約して進めていくのが常道だと思いますので、そういう点では浜松商工会議所の青年部はこの要望書を出した下部組織でありますので、そういう意見も貴重な意見かなと私は思います。
 もう1人、浜松市自治会連合会長も要望に加わっております。浜松市自治会連合会の皆さんがその後いろいろ検討していく中で、現在どのようなお考えをお持ちか承知しておりますか。

○濱田公園緑地課長
 それにつきましても、現在のところ承知しておりません。

○宮沢委員
 これは、組織としての決定では恐らくないと思うので、浜松市自治会連合会長の御意見ということでお伺いしたところによると、篠原地区については慎重な意見を持っているということでありますので、また何かの機会に確かめていただきたいと思います。
 次に、一番根っこにある浜松市ですね。浜松市でこういう要望書を出しているのですが、きょうの浜松市議会の浜松市長の答弁によりますと、防災機能がどうでもいいという言い方はしていませんが、浜松市の予算を使って防災機能を持っていくつもりはないと、スタンドがあればそこに逃げればいい。それからどこかスペースがあれば、ちょっと物を置かせてもらえばいいと今朝の浜松市議会で答弁しておりますけれども、このことに対してどのような感想をお持ちですか。

○宮尾都市局長
 それについては今初めてお伺いしまして感想は控えますが、そもそも要望の中で防災機能をあわせ持った野球場ということで、去年の夏ですね、浜松市長御自身がその要望をお持ちということがございます。それで我々が動いているところがございますので、そういう大きな方向転換があるのであれば、それは例えば勉強会なりの中で、浜松市の当局から我々にそういうお話があってしかるべきであろうかなと。我々はそれに向かって今、皆さんにこういう形で御説明し、理解いただくために一生懸命やっているところでございますので、また確認していきたいなと思っています。

○宮沢委員
 このように答えています。浜松市が独自に野球場以外の補完的な機能を持たせるのであれば、浜松市がその費用を負担すべきですが、防災のための特別な設備は必要ないと考えていますと答弁されているようでありますので、これは正式な記録じゃありませんので、またその辺を確認させていただきます。
 ちょっといじわるな質問をして申しわけないのですが、私の言いたいことは今言ったように、この事業に対する地元、あるいは関係者、それから静岡県と浜松市の協議がまだ緒についたところであって、決してこの基本構想から基本計画に進んでいく段階にないと言いたいんですよ、具体的に申し上げたのは。だから、そういう意味でまだまだこれを進めるかどうか慎重な議論をしていく必要があるんじゃないかなと私は思っております。そのことを言いたかったもので、いろいろ細かいことを聞いて本当にすみませんが、そういうことであります。
 まず、基本構想で2700万円の県費を使って1年間やってまいりました。12月定例会でも何点か質問しましたが、その時点ではまだ協議中だということで、具体的な内容についてはお示しいただかなかったわけですが、皆さんの質問以外のところで一番私の知りたかったことは、この基本構想の中にイニシャルコストとして本体で150億円から180億円と書いてくれてあります。恐らく基本構想をつくっていく段階で何かしらの積み上げでこの数字が出てきていると思いますが、現段階での本当に概算でいいですけれども、おおよそで150億円、180億円ができ上がっていることについて説明をお願いします。

○濱田公園緑地課長
 150億円から180億円の試算でございますが、現在のところ地盤状況など詳しいところがわかりませんので、ある程度の幅を持って示しております。
 試算の仕方でございますけれども、基本構想段階でございますので、実例を持ちまして、それから修正をかけております。参考にしておりますのは、千葉マリンスタジアムが同じようにやはり海岸部に位置するところでございまして周辺が壁構造の建物となっております。
 千葉マリンスタジアムは、おおむね3万人と聞いておりますので、そこから今現在計画しております2万2000人にスタンドの規模を小さくしております。あわせて1990年の竣工でございますので、そこから現在までの物価上昇率を掛けて150億円から180億円と金額を試算しております。
 今後、地質調査等明らかにしまして、基本計画の中で金額については精査してまいりたいと考えております。

○宮沢委員
 千葉マリンスタジアムが3万82人の収容人数で123億円ですね。これは市営だと12月定例会で言いましたが、そのように整備されていますが、この本体の中に防災機能とかも含まれているんですか。それは含まないで150億円から180億円と試算概略されているんですか。
 もう1つは、土地については浜松市に用意していただくということですが、地盤改良も相当億単位のお金がかかってくると思うのですが、その部分は浜松市に求めていくということで、あくまでも本体は建物だけの概算なんですか。その辺いかがでしょうか。

○濱田公園緑地課長
 1つ先ほどの答弁の中で、千葉マリンスタジアムはプロ仕様でございまして、その分につきましては除いてありますので、その点はまず修正しておきたいと思います。
 また、今現在、千葉マリンスタジアムにつきましてはもう少し調査しておるところでございまして、全体としての工事費として聞いておりますので、その辺の詳細のところがまだ詳しくわかっておりません。ただ建築工事、土木工事と考えておりますので、おおむね今言いました基礎から含めて建築物についての全体としての金額だと想定しております。

○宮沢委員
 ちょっとまだ基本構想の段階でわからないでしょうけれども、一番肝心なところなんですね、我々が気にしているのは。やっぱり仮に県営球場として整備することになって、もちろんそれで本体は県費でやることはいいのですが、恐らくこのよその球場、例えば最近静岡県で言うと庵原球場を建設されていますけれども、庵原球場の建設費は81億円ですね、81億円。西ケ谷球場は、平成9年でもう20年近くたっています。28億円ですね。最近のいろんな整備された球場を見てみても、150億円から180億円というのは突出して高いんですね。ですから僕は恐らく2万人規模の球場本体プラス、何らかの防災機能に対する予算も入っているんじゃないかなんて見方もしているのですが、その辺はいかがでしょうか。

○宮尾都市局長
 先ほど答弁で漏れがございまして、野球場本体とそれから管理用スペース部分の土地の改良ですとか、あとは先ほどちょっと御質問がございました防潮堤から直接乗り込むための歩道橋がこの本体の中に入ってございまして、全体で150億円から180億円という言い方をしてございます。なのでその部分は浜松市に求めていく部分になろうかなと思います。

○宮沢委員
 海岸線から来るデッキも入っているということですね。概算の要求の中身は、そういう理解でよろしいですね。
 じゃあ、先ほど言いましたように浜松市はそういうことを求めていないので、その辺の調整もこれからまた必要になってくるんじゃないかなと思いますので、その点を確認させていただきます。
 それから、資材高騰の影響については先ほど5番委員が質問しておりましたが、そもそも今、野球場の議論をしていますが、これからいろんな計画、遠州灘海浜公園の基本計画をつくっていこうとなりますと、全体のそれ以外の予算もかかっていくわけですね。何らかの方向性が出れば。
 この遠州灘海浜公園で今回目指している事業について全体的にはイメージとしてどのくらいかかるとお考えでしょうか。

○濱田公園緑地課長
 野球場だけを今まで金額としてお示ししておりましたが、ただいまお手元にあります基本構想の案の中に書いてあります導入施設をあわせて考えると、今現在、先ほどのレベルの精度でございますけれども、おおむね210億円から250億円程度。これは全体としてトビオ以外の篠原地区全体を整備した場合でございます。

○宮沢委員
 さらに驚くような数字が出てきましたが、一応基本構想の段階では、そういうことを考えていることについては、一応理解は、理解というか承知はしました。
 この基本構想の扱いですが、1年間かけて基本構想をつくって、浜松市ともいろいろ協議しながら今、案としていただいた私のもとにある資料ができ上がったと思っておりますが、この中にもまた先ほどの説明にもありましたように静岡県の都市公園懇話会にかけて意見を聞くことになってくるかと思います。
 この都市公園懇話会は、いつごろやられるおつもりでしょうか。既にやっているのでしょうか。もしやっているとしたら、その皆さんの御意見をお聞かせただきたいと思います。

○濱田公園緑地課長
 都市公園懇話会にこれから基本構想案を3月18日にお諮りする予定です。

○宮沢委員
 今、予算を立てる時期ですので、次年度の予算、基本計画ということで出されているのですが、この基本構想をある意味では懇話会にかけて意見を聞かないことには、これこのまま認められる前提でやっているとしたら、それもまた問題なのですが、手順としてやっぱり懇話会にかけることで、規則、規定もいただきましたが、しかるべきメンバーの方が入っていまして議論していただけると思います。
 当然、この中には小笠山総合運動公園も入っていますね。そういうことで、西部に野球場となると遠州灘ありきじゃなくて、やっぱりそういう議論って恐らく私は出てくると思うんですね。私なんかが見ていると、やっぱり小笠山派なんですね。なぜかというと、いろんな合宿とか何か使っていくのにすごくいい施設があって、こういうスポーツのキャンプとか合宿誘致で、一番決め手は野球場ももちろん大事ですが、室内練習所があるかないかなんですね、そこに行くかどうかという基準になるのは。そういう意味で、私は個人的には小笠山総合運動公園に整備したら、すごく一大合宿地になっていいなと思っていますが、それは私の考えとして。
 いずれにしても、こういう方も入っているのが都市公園懇話会なんですね。ですからこの都市公園懇話会の意見を聞くという、聞きなさいということになっている以上、これをパスしないというか、ここである程度方向性が出ないと、私は次に進めない気もしていますが、都市公園懇話会では認めていただけるという予測のもとに今いるのでしょうか。

○濱田公園緑地課長
 都市公園懇話会におきましては、県の都市公園、県営都市公園の基本方針など重要事項を審議することになっておりまして、公園施設の充実整備について審議いただけるようになっております。
 現在、基本構想をつくっておりますので、都市公園懇話会に御意見を聞き、その後、公表しまして広く県民に意見を求め、その後、計画づくりをしていきたいということで都市公園懇話会をまたさらに開きながら基本構想を基本計画に進めていきたいと考えています。

○宮沢委員
 そこも認識が違うんですけれども、基本構想というのは、我々も予算として認めた予算でつくっていただくことはお願いしているわけですから、基本構想なるものはつくっていただきたいと思います。その基本構想に出てきたものがいいか悪いかもしっかり議論して都市公園懇話会にかけなさいというのですから、都市公園懇話会にもかけて、また県民の意見も聞くということですので、県民の意見も聞いてそこで決めていくと。そこから次のステップに進むのが政策を進めていく上での手順だと思います。
 なお、成案としてできた暁にはこれを公表するわけですが、県議会も基本構想の予算は認めていますよ。だけどまさにそれをその基本構想がいいか悪いかも含めて、次のステップに今行こうとしている中で、我々は慎重にやっていただきたいとお願いしているわけでありますので、やっぱり都市公園懇話会と何か走りながら一緒にやるという説明ですけど、ちょっとその辺が理解できないんですけど、そういうものなんですか、事業を進めていく上では。お聞きします。

○増田交通基盤部理事(高次都市機能担当)
 まず、公園基本構想を成案化して、しっかり議論した上で次の基本計画に進めるべきだというお話だと理解いたしました。
 私ども今、濱田公園緑地課長からも話がありましたように、この基本構想案につきましては、18日に都市公園懇話会にかけ、ホームページで公表した後、県民に意見をいただき、さらに修正が必要であればもう一度懇話会を開いた上で公表していきたいと考えております。この段階で県議会にもお話しさせていただこうということで、期限としては、4月中を目途くらいに最終公表に持っていきたいと考えてございます。
 これを受けまして、引き続き速やかに基本計画に入りたいと考えてございまして、なぜこの基本計画にすぐ入りたいかと申し上げますと、実は今、この基本構想は篠原地区にどういう機能を持ってこよう、すなわち野球場ほか必要な施設を持ってこようという構想であって、実は皆さん県民の声でたくさんの意見をいただいてございます。巨額な費用をかけるべきじゃないということについては何らかの形でお答えもできるのですが、風対策は大丈夫なのかとか、こんな地盤改良が必要な液状化する土地に人を集めていいのかという御意見もあります。そういう意味では、私ども基本構想と基本計画は一体だと考えてございまして、こういったことにお答えをするためにも、次の基本計画を策定しないと、その作業過程が出てこないと、実は県民の方にお答えができないという部分がございます。
 したがいまして、今回基本構想策定後、速やかに基本計画を策定する中で、例えば風対策はどうするんだとかいった対応を考えながら県民に対してお答えしていくこともこの作業の中に入っておりますので、ぜひその辺を御理解いただいた上で、この基本計画の予算についてはお認めいただきたいと感想を持ってございます。

○宮沢委員
 これから基本構想から基本計画に進めたいという説明はよくわかりましたが、それでは我々の通常の理解からしますと、基本計画ができると、そのまま次のステップとして条件が整うと基本設計に着々と進んでいくのかなと私は理解しています。
 そうしますと、今のお話ですとこれからいろいろ聞いて、また都市公園懇話会ですか。2回もやってもいいというお考えですけど、基本計画がまとまった段階で白紙に戻すことはできるんですか。

○増田交通基盤部理事(高次都市機能担当)
 今、申し上げましたとおり基本計画を策定する中で、そういったさまざまな御意見に対してお答えしていこうと考えてございます。
 ただ、基本計画を策定して、もとに戻れるかでございますが、基本計画については今回野球場の配置も含めてやるとなってございまして、ここで認められないという議会の判断がもしあったとするならば、次の設計予算についてはお認めいただけないのではと思っているところでございます。
 したがいまして、基本構想、基本計画はある意味一体的なものがあって、さらに次の基本設計、詳細設計でまた1つのくくりみたいなイメージを持っておりますので、仮に基本計画の成案ができないものとなれば、そこである意味作業はとまるのかなと考えております。

○宮沢委員
 微妙なところですけど、我々は今回9700万円の予算が出てきたときに、次に進んでいいという判断が今の段階ではできないと。今言ったように都市公園懇話会にもかけていないということと地元浜松市との協議も何も整っていない、関係者の意見もまだまとまっていない段階で、やっぱりこの篠原がいいかどうかについてはまだ判断できない状況に今あるんで、今この段階で基本計画の予算を出すことに対して慎重になってほしいと言っているんですね。
 そういう意味で、じゃあ次の基本計画に進んだ段階で、またいろんな議論ができて最終的にもっとほかの土地にしましょうよということになる余地があるならばいいんですけど、やっぱりある程度基本計画まで進んでいったら、いろんなほかの事業のプロセスから見て、そのままそこに建設することを担保した感じになるわけじゃないですか。その点の懸念を今しているわけであって、そういう点で今回の9700万円の予算については、なかなか理解できないなという私の考えであり、これは会派の皆さんといろいろ勉強会をやる中で出てきた大多数の意見だということをとりあえず申し上げておきます。
 篠原地区の都市計画決定から50年もたっているので何とかしたいという思いは十分わかりますし、私も地元の皆さんが何とか土地を有効に使っていただきたいという方が多いことも承知しておりますけど、やっぱりそれは即野球場じゃないんですね、今の段階では。だからそういうところをもうちょっと丁寧にやっていただくことと、ですから野球場については今ここで我々は結論を出せないけど、篠原地区の都市計画決定をされた地区の土地利用について検討されることについては、私は大いに賛成する立場でおりますので、その点のところについて私からの質問は終わります。

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