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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年2月企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:多家 一彦 議員
質疑・質問日:02/21/2018
会派名:自民改革会議


○遠藤委員長
 休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質問等を継続します。
 では、発言願います。

○多家委員
 1点だけ質問します。
 昨日も知事の提案理由説明で、1時間20分にわたって大変懇切丁寧な所信が述べられたわけですが、そのうちの知事提案説明要旨28ページ、地域外交の深化と通商の実践についてであります。29ページには世界第2位の人口を有し、高い経済成長率を背景に県内企業の有力な投資先の1つとなっているインドを新たに重点国・地域に位置づけ、今後の交流に向けた現地調査や協議などのための相互訪問を行いますと結ばれているわけです。
 そこで、総合計画258、259ページの地域外交の深化と通商の実践の中でまさしくインドとの交流が出てきますが、259ページにその他の東南アジアの各国及びインドにおいてもメリットのある交流の検討を行いますと結ばれています。12月議会の本委員会でも同じ質問をしているんですけれども、メリットは相互になければいけないと思いますが、実際にどのようなメリットがインドとの交流の中で起こってくるのか伺います。

 それから、1月18日にインドのテランガーナ州代表団による知事表敬があった。その前日に名古屋市でテランガーナ州のプロモーションが行われた帰りに寄ったと。先方からは特定の地域としてハイデラバードについて提案があり、知事からも覚書締結を申し出るなどかなり突っ込んだ内容のやりとりが行われたと新聞にもはっきりと報道されているわけでありますが、どんな話し合いをされたのか伺います。

 それから、提案のあったテランガーナ州との関係を含め、具体的な交流相手先や分野をどんなふうに絞り込んでいるのかの3点についてまずお答えいただきたいと思います。

○土村地域外交課長
 インドとの交流についてお答えいたします。
 現在、本県への交流を希望している州はインドのテランガーナ州でございまして、昨年12月に東南アジア駐在員事務所が現地調査を実施したところでございます。その際に現地ではマイクロソフト社やグーグル社などが進出してIT分野で特に顕著な発展がある地域ということでございまして、また政府、官、財によるサポート体制が整った先進的地域であると報告をいただいております。これら新産業分野を展開する上で、交流先として有望であると報告がございました。また昨年4月にはインド企業のゾーホージャパンが川根本町にサテライトオフィスを開設したこともございまして、今後経済分野を中心とした交流を進めていくことによって成果が期待できると。お互い交流があるメリットに向けて、来年度4月以降には本県幹部職員がインドを訪敬しまして、さらに現地確認、州政府関係者との協議を行って調整を進めていく予定でございます。

 次に、1月18日にインドテランガーナ州代表団が知事表敬をした内容でございます。
 テランガーナ州のIT及び都市開発等担当大臣がお見えになりまして、大臣からはIT、製薬、医療機器、航空宇宙など州のさまざまな産業を紹介されました。また同行しましたインド大使からも本県とテランガーナ州との提携につきまして提案がございまして、川勝知事も提携を進めたいとの発言がございました。

 また、インドとの交流の具体的分野でございますけれども、現在アプローチを受けておりますテランガーナ州を念頭に、また川根本町に先ほどサテライトオフィスを置いておりますゾーホー社との交流支援を軸に考えております。
 当面は、テランガーナ州とは経済分野の交流、学術面での交流などの意向が寄せられておりますので、そういった意向とか、先ほどの東南アジア駐在員事務所の調査、また来年度予定しております県職員による現地確認等によりまして、今後具体的な交流分野を絞り込んでいきたいと考えております。

○多家委員
 わかりました。
 チノイ大使とテランガーナ州のラマラオ経済担当大臣が一緒に来て、かなり突っ込んだ話をされ、大いに期待しているところであります。具体的に相手の州、それから人口は静岡県より大きいし、企業も果たして我が県の企業が対等に渡り合えるかどうかと言いますと、分野では向こうのほうが非常に大きくて飲み込まれてしまうような組織もあるように感じているんで、慎重にやっていかなければいけないと思います。

 その中でやはり最初に学術交流、留学生という分野が一番手っ取り早く、こうした実のある外交展開をされていくお考えがあるかについてお尋ねします。

○土村地域外交課長
 本県との交流の意向を示しておるテランガーナ州からも、2番委員がおっしゃいますように大学とか研究機関など学術交流の意向も示されておりますので、今後の調査も踏まえて検討してまいりたいと考えております。

○多家委員
 表現が正しいかどうかわかりませんが、焦ってすぐに経済というか商売をやってしまって、結果的に行き詰まって失敗するケースが中国にも多々あったし、韓国でも多々あったと報告を聞いています。
 インドとの交流は、そういうことがあってはいけない、しっかりと慎重にやっていく必要があると思いますので、ぜひそんなふうにお考えいただきたいと思います。

 それからもう1つ、12月県議会の本委員会でインパキレバシンという言葉を知っていますかと尋ねたら知りませんということでした。知らなくて当たり前ですが、この地域は歴史的にも経済的にも宗教的にも常に流されて厳しい環境にありますし、今でも戦火のやまないところでありますから、当然経済感覚、それからさまざまな交流についても激しいというか厳しい。しかし相手をだますようなことはないだろうと思っていますので、どう考えていらっしゃるのか教えてください。

○土村地域外交課長
 相手のある交流でございますので、現地に東南アジア駐在員事務所も構えておりますところから、まずお互いに相手をよく知るところから始めてまいりたいと考えております。
 そうした中で、2番委員の御指摘につきましても、歴史的部分も含めまして今後、実のある交流につなげていきたいと考えております。

○多家委員
 6番委員から、地域外交についての考え方で韓国との交流について意見がありました。多くの日本人が今平昌で行われているオリンピックを見る中でやはり心の中に必ずひっかかる話は、インターネットで調べてきたんですが、2015年12月28日、慰安婦問題日韓合意とあります。言わなくてもわかると思いますが、安倍総理と朴槿恵元大統領が日韓関係における慰安婦問題について協議し、最終的かつ不可逆的な解決を日本と韓国政府との間で合意して、そのために日本は10億円の拠出金を出そうというお約束を国際間でしたわけで、全部が世界中に知れ渡っている話でありますが、どういうわけか少女像が在ソウル日本大使館とか、アメリカとか、バスの中とかいろいろ置かれて、非常に日本人としてはいいのかなと思うことがあります。
 結局、外交はそこまで踏み込んでいても、時がたてば違う方向で勝手に解釈し、勝手に進んでいく可能性がありますので、我が国日本にとってはあり得ないと思いますけれども、しっかりとそのあたりのことを踏まえて、インドとの交流を進めてほしいということだけ言って質問を終わります。

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