本会議会議録
質問文書
令和7年2月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 増田 享大 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 03/06/2025 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○増田委員
分割質問方式でお願いします。
危機管理くらし環境委員会説明資料27ページ、浜岡原子力発電所の規制委員会による審査において基準津波が了承されてプラント審査へ移行が決定したとありますが、現在の浜岡原子力発電所の審査状況について教えてください。
○神村原子力安全対策課長
浜岡3、4号機の新規制基準適合性審査については、昨年11月のプラント審査の決定以降、12月に開催された初回のプラント審査の会合を受けて中部電力がプラント審査に係る申請の概要や希望する審査スケジュールについて説明し審査が行われているところです。
その後、今年2月13日に開催された審査会合において前回会合でコメントを受けたスケジュールの修正や重大事故対策の審査が行われております。
県といたしましては、引き続き適合性審査の状況を確認していくとともに、国の審査の状況に応じて随時対応していきたいと思っております。
○増田委員
説明資料30ページに、原子力防災訓練において図上訓練と実働訓練を実施し、成果と課題について様々な記載がありますが、課題だけ教えてください。
○神村原子力安全対策課長
今回の訓練は大きく分けて2点に力を入れ、そのうち広域避難計画の検証については実際の避難計画、避難路に基づいて住民避難を行いましたが、避難退域時検査で住民の方々や車両を円滑に流すまでに時間がかかりました。そのため運用マニュアルをより具体的かつ詳細に記載する必要が1つ課題としてありました。
また、能登半島地震の教訓への対応をテーマとし、図上訓練では道路の寸断などをいろいろと想定したのですが、一部の情報伝達で情報が滞るボトルネックが実際に生じたため要員や資機材の最適化が課題と考えております。
これ以外には、悪天候の日にヘリコプターを用いた住民搬送訓練を行いましたが、もしヘリコプターが飛べなかったらどうしようかなど様々なことに対応していく必要性を課題として認識したところです。
○増田委員
私の地元が隣接エリアなので関心が高いのですが、あれだけいろいろあった津波対策が最終段階を迎えます。何度もハードルが上がって無駄な経費がかなりかかり、最初から津波防護施設が現在の高さだったら良かったと思いますが、これでハードルを越えるといよいよ原発再稼働が現実味を帯びてくると思っている人は少なくないです。
そのような中、広域避難計画や説明資料28ページに記載がある市町の取組、社会福祉施設や他県との連携は今までと比べてスピード感がままならないところがあり心配です。
原子力規制委員会ばかりがどんどん先に動いても、現場での避難や安全対策の準備が整っていなければ困るわけですから、まず県として市町と連携した安全対策をしっかりと構築していただけるよう要望させていただきます。
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