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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成25年2月臨時会企画文化観光委員会 質疑・質問
質疑・質問者:遠藤 行洋 議員
質疑・質問日:02/12/2013
会派名:無所属


○遠藤(行)委員
 よろしくお願いします。
 本議案ですけれども、今、部長の説明にもありましたとおり、国の緊急経済対策に呼応したものでして、経済活性化のためにも、県としても機動的な対策を講じるように望みたいと思います。
 今回の補正予算は中小の鉄道事業者の老朽化した施設、それと緊急的な対応が必要な施設の更新などを支援するものと理解をしております。
 そこで2点お伺いいたします。
 まず1点目ですが、この鉄道交通対策事業費助成の制度創設に至った背景と制度の具体的な内容、特徴について伺いたいと思います。

 2点目です。およそ5億円規模の支援となるわけですけれども、当該事業の実施を通じてどんな効果が期待されるんでしょうか。
 この2点について伺います。よろしくお願いします。

○宮崎交通政策課長
 まず1点目、この制度創設に至った背景、それから内容、特徴についてということと、2点目といたしまして、この5億円という補助事業費がどんな効果を生み出すのかという御質問だと思います。
 まず、制度創設に至った背景でございます。平成24年12月に中央高速の笹子トンネル天井板の崩落事故が起こりまして、これを契機といたしまして、国全体で老朽化しております道路、河川、それから鉄道、上下水道などの社会的なインフラの安全性確保のための緊急点検、それから老朽化対策を進めることが喫緊の課題となり、平成25年1月11日の緊急経済対策の中でも命と暮らしを守る社会インフラ再構築という項目が掲げられまして、1月15日の補正予算案の中にもその対応策として事業が盛り込まれたところでございます。
 ただ、鉄道事業者自体は従来から定期的に点検を行いまして、必要な維持更新を実施しておりますけれども、全般的に地域鉄道の75%が経常利益が赤字となっているという状況等、資金力等に一定の限界があることもございます。老朽化対策を進めておるんですけれども、抜本的に進んでいないということもございまして、今回この補助制度ができまして、そして補助率もかさ上げされたという状況でございます。
 内容につきましては、主に2つの区分に分かれております。
 1つとしては、まず安全性の評価と対策を検討する事業も必要でしょうということでございます。内容的には中小の鉄道事業者が行う施設の老朽化の状況等に関する評価、それから対策方法検討に関する経費を助成いたしましょうと。
 もう1つ、実際にその施設等の緊急老朽化対策を行うものでございます。中小の鉄道事業者はそれぞれ橋梁とかトンネル、2年ごとに定期点検等を行って、目視の定期点検を行っております。こういったところから、老朽化対策の必要性が既に判明している施設につきまして、その老朽化対策工事費について助成をしていこうと、この2本立てとなっております。金額的には、さきの安全性評価、それから対策検討緊急事業については1億100万円、緊急老朽化対策については43億6800万円の国費が予算案として計上されている状況でございます。

 もう1つ、実施して期待される効果についてでございますけれども、鉄道施設の老朽化に対する抜本的な対策が先ほど申し上げましたように十分に進んでいない状況にありますことから、県としてはこの国の緊急経済対策に呼応いたしまして協調を図り――協調というのは国と同じ額を地方のほうが補助するということでございます――この協調を図って助成をすることによって、老朽化した鉄道施設の更新がより一層促進される、そしてついては安全性の向上が図られるということになりまして、それが最大の効果だと考えております。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp