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委員会会議録

質問文書

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平成26年10月人口減少対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 貴史 議員
質疑・質問日:10/21/2014
会派名:富士の会


○山本委員
 ありがとうございました。
 今、若者の人材流出というのが非常に静岡県の場合も問題が多くて、特に優秀な高学歴の若者ほど、東京や大都市圏に逃げてしまうと。今、先生のところに相談に見えられる方々の中で、若者の起業意識というもの、あとはその全体的なそうした優秀な若者人材の意識の変化というものに対して我々が何ができるかという点について、どのようなお考えを持たれているか、教えていただきたいと思います。

○小出宗昭氏
 まずこれ、きょうもマスメディアの方々が来てらっしゃいますけれども、マスコミが定期的に発表してくれるような大学生の就職人気ランキングを見てみるといいと思うんです。これ、大企業ばかりです。だから、これは今の日本の職業観、これは子供たちだけじゃないです。親たちの職業観とか、就職観みたいなものを考えてみたらいいと思うんです。
 ちょうど先週の週刊ダイヤモンドは、就職に有利な大学ランキングです。ダイヤモンドがです。これが売れるんです。もう嫌というほど出てるんですね。つまり、親たち世代の中の価値観というのをよく考えてみたらどうかと思うんです。つまり、望ましい生き方というのが有名校を出て有名大企業に就職することが人生における勝利だというふうな価値観が蔓延している中で、若者の流出がとまるはずないです。だから、ここのところに抜本的なメスを入れない限りにおいて、地域の中小企業で頑張り通そうなんていう人たちがたくさんふえるようにはとても思えないんです。
 こんなこと言うと怒られてしまいますが、静岡県内のいわゆるトップ校と言われているところの、PRの仕方を見てください。どこの大学に何人受かりましたというのを誇らしやかに出すでしょう。これが親たちの価値観です。子供たちはそれに準じた形で行動するに決まっているじゃないですか。まずはここのあたりの価値観を変えない限りにおいては、私は人材の流出はとまらないと思います。
 そんな中で我々が何ができるかというと、今、富士市でちょうど来月からキックオフしようとしているんですけれども、これではまずいと思っている20代の子たちがあらわれてきてたんです。20代の起業家というのは3人いまして、1人が農業、1人が社労士、1人が飲食業、この子たちがやっぱり自分たちの同級生がみんな外に出てってしまっている。あるいは元気がない。こんな中でおれたち自身が中心になって、20代の起業家をふやそうというムーブメントを起こしたいんだという、相談に来ていまして、来月の中旬にキックオフする予定なんです。起業家を育てるところは我々が全面バックアップして、彼ら自身が中心になって20代の子たちを刺激してもらおうと。チャレンジャーをふやしていこうというふうな動きをお手伝いするんですが、それはそれで頑張るんですが、でも実態面、そこのところの価値観みたいなものを見きわめていかないと、僕は人材の流出は残念ながらとまらないと思うんです。本音で話しましょうという感じです。親たちが一体何を言っているのかと。静岡県内の小さなところに勤めるよりも大企業と言ってないかということなんです。そこを変えない限りにおいて、私は変わるはずがないと思います。

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