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委員会会議録

質問文書

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平成25年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:宮沢 正美 議員
質疑・質問日:03/11/2013
会派名:自民改革会議


○宮沢委員
 それでは、議案に従って数点質問させていただきます。
 まず、第8号議案、平成25年度の予算の中から、交通安全施設等整備事業費ということで、資料1−4に示されておりますが、その中で37億6000万円余の予算が計上されております。また、この交通安全施設については、それぞれ県内各地からいろいろな要望も寄せられていると思います。特に私どもも信号機を設置していただきたいという相談をよく受けるわけです。本予算において、標識等は数多くあると思いますが、信号機について何カ所ぐらいの予定をされているか。
 あわせて、警察に寄せられている要望というのは何カ所ぐらいあるかということを把握して、そのうちの何基が平成25年度で新設等されるかということについて、お尋ねをいたしたいと思います。

 次に、第33号議案であります。警察官の定員が11人ふえるということでありまして、6,115人の定員になるということであります。警察官につきましても、我々交番等の新設をお願いするときに、どうしても定員が足りないというようなことでなかなか難しいという話をよく聞くわけであります。そのとき、静岡県の警察官の皆さんの負担率が、非常に全国的に見ても高いんだというお話も聞いております。今回11人がサイバー犯罪対策とか暴力団対策等の強化ということで増員をされましたが、このことによって警察官の1人当たりの皆さんの負担率はどうなるのか、あるいは全国的に比べてどの程度の水準になるのかということがわかりましたら教えていただきたいと思います。

 続きまして、第37号議案についてお尋ねをいたします。
 この条例の改正に当たっては、風俗営業等の手数料が変わっていくということのようでありますが、まずこの条例改正に至った背景と言いますか、どういうことでこういう手数料条例の改正に至ったのかということと、この主な改正点とそれによる効果がどのようになっているかということをお尋ねします。
 特にその中で、風俗営業の新規許可手数料が減るということと、それからパチンコ機の入れかえ手数料がふえるというようなことが盛り込まれているようでありますが、この理由についてお尋ねをいたします。

 次に、第92号議案であります。給与条例改正についてということでありますが、いわゆる経過措置が廃止されるというようなことであります。この経過措置適用者の数はどういうふうになっているか、改正に伴って、1人当たりの影響額がどの程度になるかということについて、お尋ねをいたします。

 それから次に、新聞の記事からということになりますけども、警察官の採用に係る基準といいますか、採用時に適性検査等いろいろされているかと思います。警察官の不祥事等というようなこともあったりして、大阪府警では警察官採用に柔道をやられている方とか、剣道をやられている方に加点して、いわゆる体育会系の職員を採用できるように制度を重点化していくということを新聞報道で見ました。
 こういうことから、採用時において、警察官として適性である、あるいは適性でないということを見抜くために、どのようなところを重点的に取り組まれているのかということ。それから、大阪府警や兵庫県警等、そうした制度を導入するというようなことでありますが、そうした必要性についてどのようにお考えかということ。

 あるいは、警察官採用については、当然、人事委員会と役割分担しながら採用されているかと思いますが、その役割分担の状況。

 あるいは、県警では、就職活動生の関心度をアップするために、3月に開催するオープンキャンパスから全国でも類を見ないような新しい試みをしようというような計画もあるようですが、その内容についてお聞かせいただければと思います。

 それから、最後になりますが、これもまた新聞報道からですが、交番に防犯カメラをつけようということであります。交番に防犯カメラをつけなければいけない時代とはどういう時代かなと思います。交番においても窃盗などが起きてしまっているというのはどういうことかなと思うんですが、このたび県内の54の交番に防犯カメラをつけていこうということで、新年度から運用を始めていかれるようであります。この防犯カメラ設置に係る背景と主な狙い。それから、防犯カメラの設置によってどういうことが期待できるかということ。3点目として、一度に全ての交番に設置は難しいと思いますが、今後の設置方針と優先度のつけ方、基準についてどう考えているかということについてお尋ねいたします。以上です。

○渡辺交通規制課長
 信号機の整備の関係についてお答えいたします。信号機の設置要望につきましては、地元住民とか自治会役員等から多く寄せられております。平成25年度は信号機の設置要望箇所は100カ所でございます。このうち、設置は22基を計画しておりますので、充足率はちょうど22%となります。残り78基については、道路幅員が狭い、交通量が少ないというような理由があるところとか、歩行者の信号待ちスペースがなくて、さらには道路が正十字に交わっていないといったことがありまして、交通改良、道路改良が必要なところがあるというようなことで見送っているところがあります。以上でございます。

○櫻井警務部参事官兼警務課長
 増員に伴っての負担率等の変化、全国水準でございますが、まず増員前の6,104人は政令定数の人数規模でまいりますと、全国で11番目という状況でございました。この6,104人での1人当たりの負担人口でございますが615人。これは全国水準では7位という状況でございます。11人の増員がなされたわけでございますが、これは、皆様方の期待のあらわれであると我々は実感しているところでございます。増員後であっても警察官1人当たりの負担人口は全国平均の500人を引き続き大きく上回って612人という数字でございます。順位的には変わらず7位という状況でございまして、また、政令定数の規模の順位といたしましても、全国と比べた場合に11位という状況で順位が変わらないという状況でございます。以上でございます。

○森下生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 手数料徴収条例の一部改正についてお答えいたします。条例改正の背景につきましては、風俗営業申請手数料については、平成12年以降改正されておりませんで、当時と比較しますと、人件費の単価の変動や警察官の行う遊技機検査の業務量が増加しているという現状がございます。このため、国が現状に見合った手数料の標準額を定めて、風営法施行令の一部改正を行ったもので、その改正に基づき本県の手数料も標準額に合わせた改正をするということであります。
 次に、条例の主な改正点と効果についてでございます。主な改正点は、風俗営業の新規申請手数料等の減額と、頻繁に行われるパチンコ等遊技機の入れかえ申請手数料の増額であります。効果としましては、県の手数料徴収金額が増加収入になる見込みであります。
 次に、風俗営業の新規許可申請手数料は2万7000円から、今後は2万4000円と3,000円程度の減少となります。減少となる理由につきましては、現在の標準額は直近の改正から約13年がたちまして、当時より職員給与単価が減少し、その単価で計算し直した結果、手数料が減額となるものであります。
 最後に、パチンコ機の入れかえ手数料が増加するという原因についてでございますが、現在の遊技機は大変複雑で精密化しておりまして、1台ごとの確認する手間が増加し、検査に費やす時間といったものを積算した結果、増額となるものであります。以上でございます。

○佐野警務部長
 第92号議案のいわゆる給与条例の改正についてであります。平成25年1月1日現在の経過措置適用者数は1,129人です。また、平成25年1月1日現在の経過措置額の平均で計算してみますと、1人当たりの年間影響額は平均で約18万円の減額になるものと試算されます。以上でございます。

○櫻井警務部参事官兼警務課長
 警察官の採用についてお答えしたいと思います。まず、採用時において適性を欠く者を見抜くためにどんな方策をとっているかという点でございます。警察官の採用に際しましては、受験者が警察官としての適格性を有するか否かについて筆記試験に偏重することなく、体力試験及び面接試験等を実施し、多角的な観点から警察官としての資質を判断するなど人物重視の採用に努めているところでございます。県警では、面接試験における人物評価を徹底するため、警察官の採用試験では、面接官には警察官を指定した上で、受験者の人物性向を見きわめるための面接技法講習会を試験前に実施しているところでございます。
 次に、大阪府警や兵庫県警が行う対策を県警でも導入する必要性があるや否やという点でございますが、それぞれの報道については承知しているところでございます。本県警察では、平成15年度以降、武道――これは剣道及び柔道でございますが――それから語学、情報処理において、一定の段位、資格を有している者に対し、第1次試験の教養試験に加点する経歴評定を実施しているところでございます。
 大阪府警のエントリーシートの導入や兵庫県警察の適性検査の開発について、本県警察として、現段階では導入の予定はございませんが、今後、大阪府警及び兵庫県警における採用試験の動向を注視し、その改正の効果等の把握に努めてまいる所存でございます。
 なお、当県では、警察官としての適性の有無について、採用試験時の確認だけにとどまらず、採用後の警察学校教養時及び所属配置後1年程度までそれぞれの立場の職員があらゆる角度から確認を行っているところでございます。

 続きまして、警察官採用に関する人事委員会と県警の役割分担でございますが、人事委員会は、人事行政の専門的機関でございまして、中立的な立場としてのチェック機能の責務を果たすため、県警に対する適正な採用試験事務の指導及び助言を行うことが役割とされております。面接試験の随時視察等もなされているところでございます。他方、県警につきましては、委任を受けている警察官採用試験事務を適正に行うこと及び優秀な人材確保のために、試験事務の改正が必要となった場合の人事委員会に対する意見具申を行うことが役割とされているところでございます。

 続きまして、オープンキャンパスの関係でございます。これは、これまでの授業や寮の見学等に加えて、卒業後の交番勤務で取り扱う主な事案現場を設定いたしまして、参加者らが県警リクルーターとともにグループ単位で事案処理を行い、取り扱い事案の関連性をグループで討議させて、警察活動の一端をかいま見るストーリー性のあるイベントを導入したところでございます。設定する事案につきましては、交通事故見分、それから空き巣の盗難見分、遺失拾得届け出の受理の3つの形態を予定しているところでございます。以上でございます。

○安本地域部長
 交番に備えるカメラについてお答えいたします。初めに設置の背景、趣旨でありますけれども、設置目的は庁舎の維持管理であります。昨年、本県の交番に対する器物損壊事案は、警察官不在を狙った窓ガラス等への投石など14件が発生しております。交番はごらんのとおり地域に根づいて、地域の生活安全センターとしての役割を担ってきておりますけれども、治安のシンボルである交番に対してのこうした器物損壊事案の発生というのは、警察としてはやっぱり看過できない問題と考えております。このためカメラを設置することによりまして、同種事案の抑止と検挙を含め、生活安全センターとしての役割を確保しようとするものであります。
 次に、期待される効果でありますけれども、今、申し上げました抑止、検挙の徹底を図るということとあわせて、交番勤務員の不在時における緊急事案の届け出がございます。これによりまして本部の通信指令室あるいは本署からの映像確認が可能となるために、より的確に対応ができるという効果が期待されます。
 それから、設置交番の選定基準と今後の方針についてであります。今回26署、54交番を選定いたしましたが、過去にこうした器物損壊事案が発生した交番であるとか、あるいは警察署から遠いというような場所等、総合的に判断して設定したものであります。今後は、設置した54交番の効果の検証を行いまして、そうした結果を踏まえて、平成26年度以降も順次設置の箇所の拡大を検討していきたいと考えております。以上です。

○宮沢委員
 ありがとうございました。
 まず、予算の関係で信号機の22%に当たる22基が来年度の予算で新規に設置されるということです。現状において設置可能なところといいますか、先ほど言いましたようないろいろな条件が整っていなくて、信号機の設置に至らないというところを除くと、ほぼ設置要望に応えているという理解でよろしいかどうか確認をさせていただきたいと思います。

 それから、警察官の採用について新たに11人認められたということで、これはこれで大変喜ばしいことでありますが、県警全体としてみると、まだまだ負担率は高いということであります。引き続き、何とか増員を図っていただいて、いろいろな警察に対する要望に的確に応えていっていただけるような努力を――これはまた議会もしなくてはいけませんが――引き続きお願いし、今年度に限っては、この11人の皆さんがサイバー犯罪、暴力団対策等に大いに活躍していただくよう期待を申し上げておきます。

 それから、手数料条例についてはわかりました。

 それから、給与条例を改正されるに当たって、1,129人の方が影響を受け、18万円減額されるということのようであります。こういう意味では、警察の皆さんにもいろいろ現下の国の財政難といいますか、厳しい財政の中でそういうお願いをしなくてはいけない現状にあるかなということを改めて知ったわけであります。幸いなことにも、この間、本会議でも本部長がお答えいただいたように、早期退職者も警察本部ではないということもお聞きして、大変心強く思ったところであります。さまざまなことを通して、士気の低下につながっていかないような努力をお願いさせていただきます。以上です。

○渡辺交通規制課長
 信号機の関係でございますけれども、100基中22基、残り78基は道路改良等で、まだ信号を立てる用件がそろっていないという考えでございます。必要なところには立てるということで22基を設置することにしております。以上です。

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