ここから本文です。
委員会会議録
質問文書
平成29年12月定例会総務委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 田形 誠 議員 |
| 質疑・質問日： | 12/14/2017 |
| 会派名： | ふじのくに県民クラブ |
○田形委員
よろしくお願いします。一括質問です。
事業のスクラップについてです。
先ほど青山財政課長から答弁がありましたけれども、廃止された事業が54事業あるとのことでございました。その中には全ての事業をやめた、あるいは一部を削減したものを含んでいるとの御答弁でした。この54件のうち、全て廃止した事業についてお聞かせください。
私が思うに、これから事業のスクラップはより一層力を入れていかなければいけないと思っています。もちろん時間外労働の是正は必要ですが、一方でちょっと視点を変えて申し上げますと、委員会説明資料の24ページ以降に人事委員会勧告による給与、あるいはボーナスの引き上げで、今回の追加補正予算で18億円余が計上されています。民間に合わせてとのことですが、民間のボーナスは成果いわゆる粗利益があるからこそボーナスが出るのであって、そういう意味では行政とは違う部分があるかもしれません。
一方で県は、先ほど来答弁があるように500億円の財源不足の中で補正予算をつけていますけれども、いかがなものかと思っています。ただ人事委員会勧告に反対するつもりはないですけれどね。そういう意味では皆さんに仕事を一生懸命頑張っていただきたいと思うからこそ、この事業のスクラップにはより一層力を入れていただきたいと思っています。
そこで伺いますけれども、これはやはり組織のトップである経営管理部長がより一層力を入れて取り組んでいくべきだろうと思いますし、また他部局についてもやはり財源を握っている以上、ぜひ伊藤経営管理部長から強く働きかけていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。お願いします。
○伊藤経営管理部長
事業のスクラップにつきましては、先ほど青山財政課長から説明がありましたけれども、私としては３億円は非常に小さいと思っております。本年度の目標部分を話していましたときに、義務的経費の話をしましたけれど人件費も入っています。したがって義務的経費分は、努力して捻出をして、さらに新しい総合計画で重点的に取り組んでいく部分につきましてもいろんな形で事業を見直す中で取り組んでいかなければならないと思っています。昨年までのやり方は、例えば15％程度見直してください、ことしの当初予算では２割でしたけれども、見直しが可能な経費については２割削減してくださいとメッセージを出して各部にお願いして、その中で各部が自由に政策を立案することはお任せいたしました。ただ結果としては、廃止等による削減額は３億円で、その他については単純に0.8掛けしたような見直しの仕方をしておりました。これでは、ちゃんとした見直しができない。
それから非常に厳しい職員人材の中で時間外勤務が減らないこともありまして、ことしは、率を示すと一律にやるので、そういうことを示さない中でちゃんとした見直しを行ってほしいと私からだけではなく、知事からも副知事からも強く各部局長に対して指示したところでございます。ただ今のところでは、先ほど申し上げたとおり、歳入確保も含めて四十数億円で、まだまだ目標に達しない状況でございます。財政課長のところで予算調整を進めておりますけれども、しっかりと事業効果を検証する中で、少し乱暴になることもあるかもしれないですけれども、事業スクラップを含めた事業見直しの検証と働きかけを強く各部局に対して行ってまいります。これから年末年始にかけて当初予算編成を進めていきますけれども、よりよい予算、それから県民にも喜んでもらえる、職員も安心して給料改定を支持してもらえるよう予算編成を進めてまいりたいと思います。
○青山財政課長
昨年度事業を丸々廃止した本数は４本、金額にすると2500万円になります。
○田形委員
金額ベースもそうですけれども、私は人工も少しでも減らしていく。縮小していくだけだと結局事業をやらないといけませんから、そこに人の手がかかります。そうするとやっぱり１人の職員があれもこれもとなってくると時間外勤務につながり、先ほど７番委員からもありました心身ともに健康で職務に当たることが難しくなると思いますので、そこはぜひともお願いをして質問を終わります。ありがとうございました。
お問い合わせ
〒420-8601 静岡県静岡市葵区追手町9番6号 電話番号(県庁案内)：054-221-2455
Copyright © Shizuoka Prefecture. All Rights Reserved.