• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:花井 征二 議員
質疑・質問日:10/09/2008
会派名:日本共産党静岡県議会議員団


○花井委員
決算のことは、詳しくは決算特別委員会でいろいろやりたいと思いますけども、まず最初に、この企業局が扱っている工業用水道事業会計、水道事業会計、地域振興整備事業会計と3つの会計のうち、工水と水道のほうは黒字だと。
しかし、一方で地域振興整備事業会計のほうは赤字だと。昨年も18億円の赤字で、累計というんでしょうか、昨年末の赤字は132億4900万円で、大変な赤字を背負ってるということになるわけですけれども、この辺の要因というんでしょうかね、どんなふうにとらえておられるのか、おさらいみたいな話になりますけども、お伺いをしておきます。

それから、工業用水の西遠の実使用水量が、ことしの9月25日現在で86.8%ですか、520万6000立米ということですけども、実使用水量がかなりへこんでいる理由は何かという点と、この2ページの数字見てみましても、有収水量に比して実使用水量が6割以下というのが中遠と西遠ですよね。この辺、どうしてこういうふうになるのか、その辺の状況をまずお伺いいたします。

それから、先ほども3ページのこの遠州水道の料金の45円についての算定をどういうふうにやったかと。何かいろんなものぶっ込んで、こうなりましたという話だけど、具体の数字としては何もわからなかったんでね。
これは後で資料で結構ですけど、また言われても書き取りのほうが大変ですから、数字で示していただきたいです。何をぶっ込んだというだけじゃなくて、こういう物をこういうふうにぶっ込むと、こういう数字になって、これがこうこうこうきて、こうやったらこういう数字になりますよというものが、ちゃんとわかるようにまずしていただきたいというふうに思います。

それと、遠州水道の関係では、本年度で建設部のほうに払う、いわゆるダム負担金ですか、これが一応終わるわけですね。今年度11億何千万か、11億もいかない10億ぐらいですか。10億ぐらいの金を負担して、一応ダムの負担金が終わると。
遠州水道増設事業のうちの、いわゆる水源開発部分がこれで終わるということになるわけですけども、きのうですか、おとといですか、建設委員会で話題になった例のダムのほうの湛水を、この16日からやることにはなってるけども、市民団体の人たちに言わせると、この2004年以来、ダムの左岸の斜面の岩盤が最大地点で300ミリも水平垂直両方向に変異し続けてきたと。非常に危険だということで、湛水を中止しろというような申し入れがあり、それを取り上げての議論があったというふうに新聞でお聞きしましたけども、技術的な話は、向こうがダムをつくってるわけですから、建設部の話になるとは思うんですけども、しかし、その重要な一翼を担って、これまで既にもう77億円の負担をし続けてきた企業局としては、言ってみれば施主の一翼を担ってるわけですから、そういう意味では水源を引っ張るところはこのダムから直接じゃありませんけど、太田川の途中から取るわけですけども、この問題に対して施主の一人として重大な関心を持つべきだと思うんですね。しかも最後の払いの直前であるわけですから、余計にその完成といいましょうかね、間違いないということを見届けるという責務があるんではないかというふうに思うんですね。
そういう意味で、この亀裂の話について、クラックの話について、どこにどれだけの数、そしてどういう規模というんでしょうかね、長さとか深さとか幅とか、そういうものがあったのか。あるいは、その原因は一体何なのかというようなことを私はやっぱり確かめる必要があるというふうに思うんですね。その点について御所見を伺いたいと思います。

それから、いただいた資料のページ数で言いますと、5ページに工業用地の造成事業の一覧表がありますけども、造成地のいわゆるオーダーメードですけども、前回いただいた資料では、新富士裾野工業団地の進出企業は、関東自動車、トヨタ紡織、旭洋工業ですか、3社というふうに聞いてたんですけど、これ見ると区画は4区画というふうになってますよね。それから、湖西・西笠子のほうも、前回いただいた資料ですとスズキのほか、湖西市内、浜松市内の企業6社、都合7社というふうになっておったんですけど、これ見ると8区画というふうになってますよね。
この区画数と進出企業というのは一致しなくていいのか一致するものなのか、オーダーメードだから私はこの場合は一致してなきゃおかしいというふうに思うんですけど、これどういうことなのかお聞かせいただきたい。

それから、前回それぞれの事業費を出していただきましたけども、この事業費というものは造成工事等を含むいわゆる経費なのか、あるいは売却価格なのか、どっちなんでしょうか。この辺もお伺いをいたします。

それから、さっきから日本一安いっていうのを強調されてるようですけど、本当かなって私、疑問に思うんですね。
私の疑問というのは、いただいた資料、企業局情報通信の一番後ろ、皆さんも持ってるからめくってくれるとわかるけど、そこに静岡県の工業用水料金(全国比較)ってあるんですね。ありますね。これ見ると、愛知県、県内工業用水の料金と右肩に書いてありますね。どう見ても愛知県のほうがみんな安くて、県内のほうは高いというような印象をこれ見るとするんですけど、そうですね。これ、そういうふうに私、読めちゃうんだけど、これ右側は比べないっていうこと。
いずれにしても、愛知県、県内工業用水の料金というのを見て、隣県、県内工業用水の状況は下の表のとおりですと書いてあるからね、これ見てから、こっちのきょうの提出資料の7ページ、工業用水のところを見ると、どういうわけだかちゃんと愛知県が27位で飛び数字で出てくるんですね。岩手県の41位って、多分これは最下位ってことですね、41都道府県の料金比較だから。27位っていうのが真ん中の数字かと思いきや、そうでもないし、隣の県だから、ここにわざわざ取り上げて29.02円っていうふうに書いたんだろうと思うんだけど、その愛知県との比較をこっちで見ると8位と27位で、俄然、静岡県のほうが安い、しかしこっちで見ると高い。どうも日本一安いというのは、どういう比較でやってるのかなと。
そもそもよくわからないのは、供給料金を給水能力による加重平均で比較するっていう意味がどういう意味なのかね。契約水量というふうになれば、また当然違ってくるはずですし、お客さんの絶対数があって、供給能力はたんとあるけども、実際にお客さんの数でもらってるお金をひっくり返すのが普通じゃないのかなというふうに思うんだけども、この給水能力による加重平均の比較というやり方、これはもう水道も当然そういうふうにやって、静岡県が全国で一番安いんだというふうに出てますけど、この辺もうちょっとわかるように。少なくとも、きょういただいた資料、こっちとこっちで比較しても、こんなふうに違うっていうのがちょっとよく理解できませんので、御説明いただきたい。

○田島委員長
 ここでしばらく休憩といたします。
 再開は、13時10分といたします。よろしくお願いします。
( 休 憩 )
 休憩前に引き続きまして、委員会を再開いたします。
質問等を継続いたします。
発言願います。

○望月事業室長
本日の県議会定例会の産業委員会の提出資料の訂正をお願いしたいと思います。
提出資料の4枚目、先ほど御指摘いただきました地域振興整備事業の概要、住宅用地造成事業の下から9行目になりますが、菊川平尾団地の所在地が掛川市となっておりましたが、これを菊川市に訂正していただきたいと思います。間違えまして、申しわけありませんでした。

○岩本経営室長
花井委員にお答えいたします。
まず最初、地域振興整備事業会計の赤字の要因はというお話です。
これは、かつてレディメードといいまして、品ぞろえをした宅地があるんですが、それを買い入れたときの価格と、それを今度は売却しようとする価格、これが反転をしているということで、原価と売価が逆転しているということで、これが多額の赤字を発生しているということでございます。

それから、この資料の関係でございますが、有収水量と実使用水量で若干の乖離があるんではないかというお話ですけども、有収水量っていうのは我々お金になるもので、実使用水量っていうのは、工業用水道でございますので企業さんが実際にお使いになった量でございます。工水の場合は、中遠工水を除きまして責任制ということでございますので、契約水量でもらっているということでございます。
それで、西遠工水の減の理由ということでございますが、9月末以降に廃止が2件、日量3,450トンですね、それだけの減量があって契約水量が減少していることが大きいということでございます。

それから、3番目でございますが、遠州水道の料金の設定ということでございますが、委員長にお諮りしまして、資料の提供をさせていただきたいというふうに思います。

それから、宅地の事業費というのは造成費なのか売却価格なのかということでございますが、造成にかかわる見込みと思える経費であり、売却価格ではございません。

それから、あとは日本一安い工業用水という関係でございまして、ちょっとこの資料見にくいんじゃないかと、お示ししました資料の色刷りK―Releaseですが、この4ページでございますけども、この4ページの見にくかったことはおわびいたします。
これは、左側にあるのは、各県が経営している事業のものでございまして、右側にある愛知県県内工業用水の料金というのは、これは単独の事業の料金ということでございます。県内とあるのは、企業局以外でやっているところがございますので、そこが挙げられております。御殿場市ではやってますし、東遠では工業用水というのを一部事務組合方式でやっているということで、ここへ脚注か何かを記載すればよかったんですけども、ちょっと見にくくて申しわけなかったと思っております。
それで、算定のやり方がまちまちでちょっとというお話がございました。私どもがとった工水の料金ということでございますが、それは給水能力によって加重平均をして、各都道府県の――我々のとこは7事業あります、愛知も数カ所ございますが――それぞれの料金体系が水系、事業で違いますので、それを給水能力による加重平均で比較しております。
なぜ給水能力でやるかといいますと――給水能力とか契約水量とか使用水量とかいろいろあるじゃないかということがあろうかと思いますが――給水能力っていうのは、それぞれ施設整備をしてつくってきてるもんで、おのずとそこにお金もかかっているということ。それから使用水量と契約水量でやってもいいんですけど、その実数が1年ずつ実際調べていくとずれてくると。契約水量なんか変更する場合がございますので、給水能力でやるということでやらせていただいております。以上です。

○大橋企業局理事
花井委員の御質問の中の太田川ダム関連についてお答えいたします。
太田川ダムの建設につきましては、先生、今おっしゃったとおり、建設部のほうで事業を実施しております。私たちは共同事業者ということであります。
その中で、昨日の建設委員会におきまして、ダム本体のクラックについての説明は共同事業者として聞いております。その内容につきましては、上流面で130カ所が確認されているということでございます。その中で、幅が0.2ミリ以上が問題というか、補修が必要なクラックだろうということで、これが5カ所あったということでございます。長いものは24.5メートル、最大のものが幅0.2ミリ、深さが70センチ程度ということで確認しております。これにつきましては、補修を10月13日までに終えるということで聞いております。
こういうことで、ダムの安全には問題ないと聞いております。今後、早急に修繕して安全を確保した対策とともにダムの給水が送れるよう、企業局としては事業者のほうに、施工者のほうに申し入れたところでございます。原因は、本体のクラック、コンクリートが固まるときに熱を発します。また固まり終わると冷えていきます。その温度の応力によりましてクラックが入ったということで聞いております。
もう1つ質問があったかなと思います。左岸下流のり面のクラックの状況も把握してるかということでございます。
それにつきましても、事業者である建設部のほうから聞いておりまして、左岸下流のクラックの原因につきましては、ダムをつくるために掘削をしたところ、今まで土が被ってて応力を受けていた岩盤が、応力バランスが変化したために変状を来したということでございます。
先生おっしゃった300ミリ程度の変異も発生したときもありますけども、現在、押さえ盛り土とかアンカー、土の中に鋼線を入れまして、安定して地盤に打つといいますか、動いた地盤を圧力をかけて押しつけちゃうようなアンカー工法などを採用いたしまして、対策としてはすべてを今、完了しております。対策後の変状はほとんどなく、そののり面も落ちついているということで聞いております。
これから湛水試験に入りますけども、観測点等は少し減るようですけども、今後も観測していくと聞いております。以上です。

○望月事業室長
あと工業用地の造成の関係で、新富士裾野は4区画に対して進出企業は3社と、それと湖西・西笠子は8区画に対して7社ということですが、まず新富士裾野につきましては、これは裾野市に分譲しまして、現時点では4区画ありまして、そのうち3社が進出したということで、まだ1区画は残っております。それと湖西・西笠子は、区画は全部で8区画ありまして、進出企業1社が2区画進出してると。その区画というのは、区画割りの時点で本来は1区画にしたかったんですが、中に調整池が必要になりまして、ちょっと細長いような土地だったもんですから、その調整池を挟んで2区画になったんですが、その2区画を1社が確保したということで、区画数は8区画で会社数としては7社というふうな状況になっております。

○花井委員
今の最後の話は、そうすると、オーダーメードといっても企業と直接契約ではなくて、例えば新富士裾野の話ですけど、今の話ですと裾野市とオーダーメードの契約をしたと。裾野市が企業と契約する、こういう関係になってるんですか。
普通、オーダーメードって、そこを使う人が依頼をしてくるというふうに思ってたんですが、どうもよくわかりにくい話だなと。
要は1区画分は裾野市がそのまま持ってるという、そういうふうに理解していいですか。ちょっとその点だけ確認したい。

○望月事業室長
まず1つは、裾野市の場合は、裾野市がオーダー先というようなことで、ほとんどの箇所が進出企業と市町村と企業局が協定してるんですが、新富士裾野につきましては企業局と裾野市が分譲契約してる状況で、1区画が残ってるような状況です。その1区画につきましては、今我々も含めて裾野市、分譲先、進出企業を探すような努力をしている状況です。

○花井委員
普通、オーダーメードっていったら、できたらもう全部売れちゃうはずのものが、今の話だと1カ所まだこれから探すんだという変なオーダーメードだなという、そんな気がいたしましたけども、いずれにしても地域振興整備事業のほうは、さっきも御答弁があったように、原価と売価が逆転をしたと。これがすべてかどうかわかりませんけども、それが主要な要因で赤字が130億ですか、132億4900万円というふうに大きくなっているわけですからね。つくったはいいけど、また売れなかったと。景気が今、大きく後退をしてる中で、投資意欲が減退してるというふうに言われている中で、果たして本当にすんなり売れるかどうなのかわかりませんけど。
その場合に、結局、裾野市には売っちゃうんですか、それで裾野市が探せばいいと、県としては、もうお金もらっちゃうんだというふうに理解していいですか。それとも裾野市が売れるまでは県にはお金は入ってこないということなんですか、どっちなんですか。

○望月事業室長
基本的には裾野市と契約してるもんですから、我々としては裾野市に売るような、完成すれば売って、裾野市が企業を探すような状況になると思います。
ただ、裾野市も2次募集をかけてまして、いろいろ引き合いはあるようですけども、やはりその進出企業が製造業とか研究施設というのを希望してるようなもんですから、そこら辺がうまくマッチするかどうかということが少し今、課題になってるんですけども、いずれにしましても我々がつくった造成地なもんですから、できるだけ裾野市に協力して、分譲の進出企業についてできるだけ当たっていきたいというふうに考えております。

○花井委員
いずれにしても、この新富士裾野が来年の3月、ことしの年度末に完成をして受け渡しになるというお話のようですからね。
私は今までオーダーメードだから、絶対取りっぱぐれがないというふうにばっかり思ってたけど、今の話聞いてちょっと心配になるなという思いをいたしました。
ぬかりのないようにお願いをしたいというふうに思いますし、期待もしたいというふうに思います。

それから、遠州水道のことですけども、料金の算定根拠等は後で資料をいただけるということですけども、このダムのクラックについて、それなりに13日までに補修も終えて、湛水の観測点は減るけども、試験湛水をやっていくんだというようなお話でした。
もちろん、多額な金をかけて、それが壊れてしまうということは、それは絶対あってはならないことでもありますけども、とかくいろんな災害だとかって起きる前までは大体、絶対大丈夫だよと言ってて、起きると大体、想定外でしたというふうになるんですね。想定外にならないように、そういう点は、例えば今の補修した点も建設部にお任せですよじゃなくて、企業局にはそれなりの技術者がいるというふうに承知してますんで、そこは企業局としても、しっかり監視するというか、見届けるという点をおやりいただきたいというふうに思います。

それから、日本一安い水道料金も結構ですけども、6番委員も先ほど言っておられましたけども、3つの会計のうち工業用水道事業と水道事業、これはもう黒字というふうな状況があって、特に工水の場合は責任制になってるんですよね。契約すると勝手に契約を変更させないというか、その辺はもうちょっと柔軟にやったほうがいいよということを、ここで私、何年か前に議論したことがあるんですけどね。
そのころは、何かそういうことを検討してみたいみたいなニュアンスの発言があったやに記憶するんですけども、今これどうなってるんですか。相変わらず、一遍契約したものはそう簡単には変更しないよということでやってるんですか。その辺どうですか。

○岩本経営室長
昭和57年ルールということになって、それぞれの時期にかえております。
例えば10年以上たって、ある時点で増水したんだけども、それが変わるような企業間でやり取りができればそれでいいですよとか、あるいはもう工場が廃止、これは当然ですけど廃止したとか、工場がもう少なくなってきたというような場合にはもうやめるとか、あるいは10年たって全然使ってないという場合には、もうあと残りの1年はありますが認めるとか、そういうことはやっております。

○藤島企業局次長
新富士裾野のオーダーメード事業について、若干補足をさせていただきたい。
本来、オーダーメード事業ですと、企業さんがあって、それを市町が受けて企業局と、一応三者契約なる形で契約を締結する形になってますけど、この新富士裾野につきましては、裾野市がみずから企業を選びたいと、こういう形の中で、裾野市がいわゆるリスクを負って企業を公募すると、こういう形をとりましたもんですから、我々としては裾野市と分譲契約を結んでもらうと。ただ最終的に利用者については、企業自体でありますもんですから、裾野市が責任持って企業を募集すると。
今回のこの4区画につきましても、裾野市がある程度の金額を明示した上で募集をかけまして、一応5社か6社程度の応募があったと聞いてます。ただ、そのうち1区画については、契約前に残念ながら企業のほうが若干事業の都合でリタイアした、やめたというふうな話も伺っていますので、実際には申し込みとしては満タンの予定があったんですけども、残念ながら3社しか今は契約できてないという状況になっております。
企業局とすると裾野市と分譲契約を結んでますから、分譲代金については取りっぱぐれはないという形で、事業費に若干の利益も上乗せしてるという状況になっております。以上でございます。

○花井委員
新富士裾野は、今のお話のように応募をかけてるっていう話ですね。
さっき事業費は造成費ということですから、実際の売買はこの事業費とは違う話ですよね。今応募かけてるって言うから値段が表に出てる話だと思うんですけど、これは一体幾らですか。

○藤島企業局次長
金額につきましては、我々のほうで売却をしてませんもんで、裾野市が募集をかけたパンフレットがございまして、それに一応金額が明記をされております。

○花井委員
裾野市の公募だから裾野市のパンフレットか何か見せていただければ、それでわかりますけど、県は裾野市に幾らで売るんですか。この事業費とは違うでしょ。当然売り値はあるわけでしょ。裾野市に事業費しかお金もらわないっていうことではないでしょ。

○望月事業室長
基本的に、先ほど言いました造成事業費といいますのは、用地買収費から造成費まで、あとは事務費等を含んでる総額になります。それで、まだ工事が実際終わってないもんですから、工事すべてが確定した段階で、事業費を確定した上で、また企業局内部にあります価格決定委員会の中で決めて、それで裾野市とお話をするような状況になってます。

○花井委員
だんだんわからなくなってきますけど、普通、公募する前に買い値があってね、公募するんだろうと私は思うんですよ。
買い値はわかんないけど、ともかく公募はして、そこにも金額が載ってるとしたら、何かわかりにくいんですけど、ある程度話してあるんでしょ。それでなかったら裾野市だってできないでしょ。

○望月事業室長
少し抜けまして申しわけありません。
当初、開発可能性調査っていうのを、先ほど言いましたとおり、いろいろな用地費からすべてを出しまして、それでまず裾野市と契約するような格好になります。裾野市は、そのお金に対して多分公募してると思います。
それで、我々のほうはまだ最終的に全部確定したお金じゃないもんですから、最終的に精算という形で、先ほど言いました精算額については価格の決定委員会の中で決めて、また再度、裾野市とお話しするような形になると思います。
ただ、お金の示し方としては、当初の契約した段階でお金を示して、市はそれに基づいて単価を決めていると。

○花井委員
だから、その契約金額ってのは出てるわけでしょう。それがあるから公募できるわけだから、今の段階では契約はこうなってますと、しかし、これから全部終わってみないと、これが契約金額を上乗せすることになるかもしれませんと言うならわかるんですよ。
だから、その契約金額があるんだったら、それが今のところの相手方に示している売り値でしょ。だから、それを答えていただければいいのに。

○田島委員長
今わかりますか。

○望月事業室長
造成事業費としては28億9400万円で提示してあります。

○花井委員
後で資料をいただければそれでいいです。
28億9400万円というのは事業費で、それは造成費だと。さっきあなたが言ったように、これが売り値じゃ何の利益もないよ。普通は売り値っていうのは多少造成費よりも上乗せがあるはずだから、そういう意味で聞いてるのに28億9400万円って言ってくれたってほとんど意味にならないんで、もし資料を出していただけるなら、それぞれ契約があるんだったらさ、契約は何も隠す話じゃないんだから示していただきたいなというふうに思います。

○深井企業局長
造成費と言ったのは、実際の工事費と用地費、それから事務費等、そういうものを全部含めて造成費ということですね。それが28億。
当初それが、まだ実際に事業を始める前、用地取得が終わってからですね、契約をしたのは。用地取得を終えて、それで契約をその金額で、要するに工事費を一応見積もって契約をして、それで工事が終わったときに工事費が変わってくる可能性がある。予定した、いわゆる設計金額よりも高くなることは余りないと思いますけども、入札差金が出て低くなるというふうなことで、工事費が下がりましたら、最初に契約した28億余の契約金額よりもさらに下げて売却をするというふうに調整を最後にするというやり方をしております。
ですから、これは今、裾野市との話ですけども、企業と3者でやった場合は、もちろん企業のほうがお金を直接払うわけですけども、同じように、最初は設計金額で契約をして、実際にすべての工事が終わって最後に精算をするということをしてますので、うちのほうは取りっぱぐれといいますか、赤字になるということはないという、そういう仕組みであります。

○花井委員
そうすると何、その事業費の中に言ってみりゃ諸経費って言っちゃってるけども、実際にはもうけっていうものが上乗せされてしかるべきだと思うんですね。
そういう意味では、そこが入ってるのかどうかってこと、むしろそこを聞きたかったです。さっきの事業費イコール造成費みたいな話をしてると、それだけだったら何、ただ一生懸命働いてそれで終わっちゃうのかなという話になるんで、そこら辺をちょっと正確に聞きたかった。

○望月事業室長
先ほど言いました用地とか工事、それから設計委託費にプラス事務費ですね。我々の働いてるお金ですね。それから、また後は利益を入れまして、それで全体の事業費として出してあります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp