• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成24年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:和田 篤夫 議員
質疑・質問日:03/08/2012
会派名:自民改革会議


○和田委員
 91号議案について、幾つか質問をさせていただきたいと思います。
 本会議で、この件についていろいろ質問が出ました。その内容は、議案の定数の経緯とか、3人体制の実数の理由とか、その目的とか役割、あるいは知事発言との整合性、副知事関係の経費だとか、退職金とか、あるいは女性の登用について、こういうお話でございました。その知事の答弁の内容について、幾つか質問をさせていただきたいと思います。
 まず1点目ですが、知事発言との整合性ということで、知事は「副知事を中央から引っ張ってくることはしない、これはそのとおりでございます。」このようにお答えになっております。最終的には、当時は部長さんについて中央から引っ張ってこられないと、ちょっと力がないなというようなことであったけども、今はそれぞれの部長さんが十分その力を認めておる、部長になる実力があるというようなことを言っておられるので、この案件が通ったならば、ひな壇には生え抜きの部長さんが並ぶことになるということをおっしゃっておられます。
 私は今回、森山部長を副知事にということで、国交省から来られて2年になるわけですが、いわゆる知事発言の副知事を中央から引っ張ってくることをしないということと、このことについての整合性、これについてどのように考えておられるかということをもう一度お聞きをしたいと思います。

 2点目は、副知事が3人必要であるということで今回の提案があったわけでございますけども、一般的に組織というものはトップがいて、その下に補佐者がいて、その下に実務者がいるということだと思うのですね。その補佐者が現在は1人、今度3人になる。いろんな重要な案件があるんで、それを進めるために3人体制にするんだというようなことでございますけども、私はそういうときだからこそ仕事を細分化せずに、業務がいろんなところに分かれないようにしっかりと1人体制でも2人体制でも、知事の思いをしっかり伝えて、そして仕事をさせる、このほうが組織としては、あるいはこういう大きな組織の場合はやりやすいんじゃないかなというふうに思います。つまり責任の所在を明確化するためには、あんまり細分しない方がいいんじゃないかというふうに思うんですが、その点について見解を伺いたいと思います。

 3点目は、退職金のことについて、知事はこのようにおっしゃっています。「副知事になるということは天上がり」と。「これについても、基本的には同じ考えで行うということが筋ではないかというふうに思っている」と、このように答弁をいたしました。つまり、退職金は受け取らないというふうに私は理解をいたしました。そこで、副知事は特別職でございますので、条例上、報酬も退職金についても規定されておるわけですけども、このことについて今回、お2人は了解をされているのでしょうか。また、このことがやる気の条件だというような、知事はそのようにおっしゃったと思うんですけども、このことについても了解をされているのでしょうか。また、このような事例が過去の副知事の案件であったんでしょうか。さらには、この退職金の受け取りを辞退するという場合は別としても、条例の改正ということについても考えておられるんでしょうか。とりあえずその点を伺いたいと思います。よろしくお願いします。

○須藤経営管理部長
 私からは、3人の体制についてでございます。
 今回、特に3人体制をお願いしている大きな理由といたしましては、第4次被害想定と、この地震・津波対策の自立、あるいは内陸フロンティアの振興という形で特区構想も付加した形で行うということでございます。
 これらにつきましては、対策も多岐にわたりまして多くの分野にまたがるものでございます。本庁は目的別にいろんな部でやっておりますけれども、いわば組織横断的な課題ということでございまして、知事の下にそれを取りまとめるというこの副知事ポストが必要ではないかというふうに思っております。この内部で対策を固め、特に県内市町、関係機関もそうですけれども、これは国を動かすということが大変重要でございますので、その対策を組織横断的に取りまとめ、しかも知事のかわりに強力に国に働きかけるといった副知事が今回必要という認識でございますので、こうした現下の課題にかんがみますれば、この副知事3人体制という形で臨みまして、スピード感を持って取り組むということが最も適切ではないかというふうに考えているところでございます。以上であります。

○西田職員局長
 私からは、退職金につきまして2人は了解しているかという点をまずお答えいたします。
 森山部長につきましては、国土交通省からの割愛職員ということもございまして、通常、それぞれ国、あるいはその受け入れ団体につきまして、退職金を通算するという規定を持っておりますので、その場合につきましては、その時点、時点、退職した場合について退職金を支給しないと、一番最後の本当にやめるときに一式払うということになっておりますので、森山部長自身は今回副知事になって、そこで退職金をもらえるということの理解は当然持っていなかったということでございます。また、国へ戻られて、その際に通算して退職金を支払うということになるかと思いますので、そういう理解をされていたということでございます。
 もう1人、大須賀部長につきましては、そもそも副知事で退職金を支給されるということについては、御本人は承知してないというか、知らなかったというのもございまして、そういう意味も含めまして、退職金がもらえるもらえないということにつきまして、それで副知事を受ける受けないということではないということでございます。したがいまして、やる気という問題につきましても、退職金の有無で副知事を引き受けるということではなくて、知事が今、喫緊の課題として考えておりますさまざまな課題につきまして、従前の力を発揮していくということについて、退職金をもらうもらわないにかかわらずやってくれということで、そういう趣旨で知事はおっしゃったということで私は理解しておりますので、お二人ともそれはそれで自分たちとしては頑張りたいということでございますので、今回提案させていただいたということでございます。以上でございます。

○宮沢委員長
 答弁漏れがあるような気がしますけど。

○西田職員局長
 発言の整合性、1点目でございますけれども、知事が、たしか12月13日記者会見で、中央から引っぱってくることはしないということを申し上げたことにつきましては、先ほど委員おっしゃったとおりで、本会議場でもまたそのとおり答弁したということでございますけれども、その趣旨といたしましては、新しく来るということでなくて、本県をよく知っている人が、またその能力として真剣かつ行動力ある方が副知事になるべきだということで申し上げたということでございますので、森山部長につきましては、もう2年間の実績を上げているということでございまして、御本人、静岡県内の隅々まで自分が足を運んでその実態を把握されているということもございますので、そういう意味でいきますれば、既に本県の事情をよく知ってる方が副知事になるということでございますので、そんなに矛盾ではないということで私は理解しております。以上でございます。

○和田委員
 言葉の受けとめ方の理解の相違というのがあると思います。いわゆる生え抜きと言われるのは、須藤部長、生え抜きと言われるのはどんな人だと思われますか。2年間いて、現場にも顔を出したと。現場に顔を出すのは部長として当然じゃないですか、そんなことは。そんなことをやらない部長だったら、いないほうがいい。当たり前の話ですよ。現場に行ったから、2年間ここにいたから、静岡県のことはすべてわかると、そんなことを思って生え抜きとおっしゃる、ここについてちょっと再質問をさせていただきます。本当にこれを生え抜きとおっしゃるのでしょうか、いかがですか。

○須藤経営管理部長
 一般的に申しまして、森山部長は、通常言う生え抜きという言葉には該当しないんじゃないかなというように思っています。ただ、知事の真意といたしましては、本県の現状をよく知って真剣に考え、行動力、能力のある人を副知事にすべきということでございまして、森山部長の場合につきましては、先ほど申しました内陸フロンティアと現下の課題を本県として最も適切に対応できる人材であるということと、それから本県の部長として2年も勤められ、今新たに持ってくるものではないという意味で、中央政府からお招きしていないということでございますので、知事の中では矛盾していないという理解かと思っております。以上であります。

○和田委員
 これは見解の相違だから、幾ら議論しても一緒の答えでしょうから。
 じゃあ観点を変えて、生え抜きであること。これは確かに理想だと思います。でも、現状では、幾ら地方公共団体が独立をして、今地方の時代だ、中央から何だかんのと言われないように、中央の力を借りなくても、こういうことは本当は大事なんでしょうけども、現状は何も変わってないようですよね。法律的にも変わってない。そうですよね。だからこそ、県のいろんな事業を進めるために、国と協力し合って県民のために仕事をすると。これが本来の仕事のやり方だと思うんですよね。
 今回、部長は全部生え抜きにしようと。しっかり頑張ってくれた須藤部長もお帰りになると。昨年12月には、前副知事もお帰りになったと。これで総務省とは縁が切れました。そういう中で、本当に県民のためを思ってやらなくちゃならない仕事と、生え抜きじゃなければ、生え抜きのほうがいいんだという考え方と、これは微妙に違うんじゃないかなと。やってみなきゃわからないというのでは、私は非常に心配でございます。特にこの整合性の話、知事はこのようにお答えになっております。「全部生え抜きの部長さんになるわけです。これは初めてのことである。これが私の言う本県の生え抜きの方々を大切にして、その力を伸ばしたいという考えでございます」と。別に力を伸ばしたい、伸ばさせるために生え抜きの部長にさせる、これは本当にいいんでしょうかね。本当にこの人が仕事ができるから、この人に任せておけば、この業務はしっかりできるからこの部長にすると、そういうのが本来の考え方じゃないですか。それを、その力を伸ばしたいというのは、私はちょっとおかしいんじゃないかと思うんですけども、その点について部長の見解をお聞きしたいと思います。

○須藤経営管理部長
 先ほど申し上げましたように、国との人事交流につきましては、一般的にはメリット、デメリットもあるという中で、これは任命権者の責任において、県の行政をしっかりやっていくためにどうした体制がいいかということを考えるということでございます。
 今回、知事につきましては、部長を生え抜きにいたしまして、もちろん適材適所ということでございまして、その部長になれるような能力がない方を部長にするという趣旨ではないと思っております。これは本会議の答弁におきましても、既に部長になれる人材も育ってきているという認識の中で人事されるということでございますので、そうした県民目線に立ってきちんと仕事ができるということと、組織全体としては人材育成という視点は大変重要でございますので、それらの両方をにらんだ形の御趣旨というふうに考えております。いずれこの人事につきましては、基本的に任命権者の責任においてしっかりやれる体制というのを考えながらやるということでございますので、私からは特にこれ以上申し上げることはございません。以上であります。

○和田委員
 こういうことになったわけですので、私どもは私どもで人事の同意権というものを与えられております。私どもも真剣に県民のことを考えながら判断をしたいと思います。以上でございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp