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委員会会議録
質問文書
令和３年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 廣田 直美 議員 |
| 質疑・質問日： | 12/14/2021 |
| 会派名： | ふじのくに県民クラブ |
○廣田委員
では、一問一答方式で１問お願いいたします。
公共交通機関における安心・安全の確保の取組についてお伺いしたいと思います。
本年10月31日、私鉄の京王線電車内での放火刺傷事件、そして11月８日には九州新幹線での放火未遂事件など全国的に公共交通機関での無差別的な犯罪が相次いでいると思います。こうした中、先日私鉄労働組合連合会が県警に対して公共交通機関に対する警備強化を求める要望書を提出されたと承知しております。
そこで、我が会派としてもこういった犯罪を防ぎ生活の安心・安全を守るためにぜひ対応をお願いしたいと考えるところですが、まずこれまで県警として公共交通機関における犯罪防止策としてどのようなことを取り組んできたのかお伺いいたします。
○三原地域課長
10番委員御指摘のとおり、全国的に列車内における無差別殺傷事件が発生しておりますが、幸い県内では発生しておりません。同種事案の未然防止のためにこれまで様々な対策を取ってまいりました。特に本年は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催もありましたことから、鉄道事業者等の関係機関と連携を図りつつ、鉄道警察隊及び鉄道を管轄する警察署において静岡駅など拠点駅の改札口前における立番、列車警乗、駅構内の巡回、それと駅ロータリーなどその周辺においてパトカーによるレッドパトロールなどを展開して犯罪の未然防止に取り組んでまいりました。
さらに、京王線車内における刃物等使用の殺人未遂事件などの発生を受け、新幹線駅を管轄する７警察署の鉄道警察隊兼務の指定を受けております駅前交番勤務員に対しましては、駅構内の巡回及びその周辺のパトロールなどをより強化させて実施しております。
そうした矢先になりますが、11月９日には走行中の新幹線「のぞみ号」の車内における暴行事件が発生し、三島駅に緊急停車するや否や三島の駅前交番勤務員が迅速に対応し被害者２人の安全を確保するとともに被疑者を現行犯逮捕しております。
このように、鉄道施設及びその周辺における警戒活動を強化して犯罪防止対策に取り組んでおります。
○廣田委員
東京オリンピック・パラリンピックの警察官の方の巡視等々、私じかに拝見いたしまして本当に抑止力につながって守っていただいているとありがたい気持ちになりました。
また、こういった事件、犯罪をきっかけにして強化されているとのお話も伺い安心しておりますが、駅構内の巡視はＪＲや私鉄などの鉄道事業者関係、鉄道施設とおっしゃいましたけれども、その区別はされていないという考えでよろしいでしょうか。
○三原地域課長
ＪＲ線につきましては、鉄道警察隊が主に管轄しております。それと私鉄の駅やその辺につきましてはその私鉄を管轄する区域の警察署で警戒に当たっております。
○廣田委員
ＪＲ、私鉄問わずそれぞれを管轄する部隊が警戒しているということで安心していますが、我々利用する立場としては制服警官の方が巡視していると本当に安心するのが実感でございます。こういった事件を未然に防ぐためにも抑止力の１つとして、ぜひとも今後も巡視をはじめ警戒を強化していただければと思いますのでよろしくお願いいたします。終わります。
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