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委員会会議録

質問文書

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令和2年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:07/06/2020
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 分割質問方式で2問質問させていただきます。
 危機管理くらし環境委員会説明資料24ページに消費者行政の推進とあります。
 成人年齢の引下げ、あるいは高齢者のオレオレ詐欺問題、また消費者トラブルなど様々な観点から考えても今後の消費者行政の推進は非常に重要だと感じております。
 ここにエシカル消費啓発のためのポータルサイト「プラス・エシカル」上でのキャンペーンを実施とあります。確か昨年エシカルのロゴマークが発表されて、県でも強力に推進していただいているのは非常にありがたいことですけれども、若い方々も社会や環境に配慮した消費活動に非常に注目されていますが、具体的にこのキャンペーンをどのように展開されていくのか、またその効果について伺いたいと思います。

○若月県民生活課長
 エシカル消費の啓発事業については11月以降を予定しております。現在は企画中の段階でありますが、私どものポータルサイト「プラス・エシカル」におきまして、ネット上で一定期間継続して展開するキャンペーンイベントとしていきたいと考えております。
 イメージとしましては、サイト上にエシカルなライフスタイルを紹介する動画やエシカルな商品を扱う事業者を随時追加更新して掲載していくだけではなく、インスタグラムやツイッターで消費者も参加できるように工夫しましてサイトを訪れるたびに変化があるものにしていきたいと考えております。
 旧来型のホールに人を集めるイベントは一過性で広がりも限定的になってしまいがちなところがありますし、またコロナ対策上も難しいところがあります。サイトイベントであれば、ホールに足を運ぶよりも気軽に何度も参加しやすいメリットもあると考えております。
 これによって一人一人のエシカルへの思いが波及してサイトを訪れた方の1つでも2つでも具体的な行動につながっていけばと期待しておるところであります。
 いずれにしても、今後広報の専門家、消費者、事業者からの声も聞きながら実施に向けて詰めていきたいと考えております。

○早川委員
 ここに事業者紹介とあります。今の御答弁の中でもそのようなお話がありましたが、実際に県内でエシカル消費活動をされている事業者は大まかで結構ですのでどのぐらいあって、またどのような活動をされているのか。物販もそうですけれども、やはり社会や環境に配慮したかなり多角的な活動を展開されていると思うのですが、どのような活動をされているのか。
 また提案なんですが、考えていらっしゃるかもしれないんですけれども、そうした事業者を紹介したときに、エシカルのロゴマーク――推進している事業者ですよといった認定みたいなものは行われる予定でしょうか。

○若月県民生活課長
 県内においてエシカルを進めている事業者数は、私ども把握しておりませんが、最近はやはり小売店――消費者を直接相手にするお店においてはそれなりにフェアトレード商品であるとか、エシカルを意識した商品を扱っているところが多くあります。そういった事業者と連携しましてエシカルのロゴマークについてもその普及啓発用の1つとして広めておりまして、最近ではおうちコープとか、パルシステムとか、消費者団体でもあり小売店でもあるといったことで普及啓発用に使っていただいております。
 それらをさらに広めていきたいと考えておりますが、エシカルのロゴマークについては使用基準を作りまして、例えばですけれどもSDGsのバッジのような形でどなたでも使えるように広めていきたいと考えております。

○早川委員
 特に若い方々には環境問題とかに非常に関心の高い方もいらっしゃいますし、こうしたロゴマークもせっかく作っていただいているので、うまく展開できるように推進をお願いしたいと思います。

 次の質問に移ります。
 説明資料31ページ、性の多様性理解等の促進です。
 昨今自治体が非常に積極的に性的指向や性自認にかかわらず、誰もが自分らしく生きていくことをサポートしていく動きが出てきて、私自身も応援したい思いでいっぱいであります。
 そうした中で、県としても理解促進のためのシンポジウムですとか、市町の担当職員との情報交換、研修会等を企画されていますが、新型コロナの今後どうなっていくかが分からない事態の中で、こうした研修会等は――ほかのものもそうなんですけれども――特にこのLGBTに関しては地道に啓発活動をやっていく必要があると思います。こうした事態の中で今年度はどんなふうに展開していく御予定であるのか。

 また、先進的な地域ですと、私や3番委員が住んでいる富士市では行政がしっかり支援するよといったことで、レインボーフラッグ――虹色の旗を行政の窓口に立てて多様な生き方を支援する意思表示をしています。こうしたことも県で進めていただきたいと思いますが、お考えがありましたら伺いたいと思います。

○高橋男女共同参画課長
 シンポジウムや市町担当職員の研修などについてであります。これは基本的には集合する形をとりますけれども、目いっぱいではなく十分に間隔を空けてコロナ対策については万全を期した形で行う予定であります。講師を県外からお呼びする場合もありますので、そのときにはズームなどの遠隔会議の機器も随時入れ込みまして、コロナについては心配ない形で進めたいと思います。
 それから、説明資料31ページの表の3つ目にもありますガイドラインについてお話をしたいと思います。
 今申し上げましたシンポジウムなどは広く県民の皆様に直接的にお伝えするものですが、このガイドラインは県の職員に向けてのものです。今はまだ性的マイノリティーについて理解の輪を広めていく段階にあると思いますので、静岡県の行政サービスの在り方ですとか、あるいは自分たち仲間の職場環境において性の多様性、性的マイノリティーの方にどういった配慮をすればいいのか、行動ですとか考え方の手引書となるもの、ガイドブック的なものを作っていきたいと考えています。
 作成におきましてはお仕着せではなくて、部局横断的に若手の職員を集めまして、ワークショップ形式で意見を練りながら積み上げていきたいと考えております。
 完成しました折には、その時々で開いてもらうことはもちろんですけれども、職員研修のときに資料として用いられる方向も目指していきたいと思います。こうした外と内でじわじわと理解の輪を広げていきたいと考えます。

 それから、2つ目の7番委員から御提案いただきましたレインボーフラッグであります。
 性的マイノリティーに配慮していますとの強い意思を示すためには、非常に効果的な道具だと考えております。
 実は男女共同参画センターにはもう設置しておりまして、県庁内ではまずは私ども当課、県民の皆さんが来庁しやすいそういった課の御協力も得たいと思います。
 それから、市や町におきましても、準備ができたところで設置してもらうように連携の輪を広げていきたいと思います。御提案ありがとうございます。

○早川委員
 どういう事態になっていくか分かりませんけれども、研修等は中止ではなくてリモート会議なども含めて着実に意識啓発は推進していただきたいと思います。
 また、ガイドラインも御丁寧に御答弁いただきましてありがとうございます。押し付けでない、当たり前のことを当たり前に皆様にしていただくといったことで、丁寧な内容になっていくことを期待しますので、ぜひ推進をお願いしたいと思います。
 レインボーフラッグにつきましても、本当に小さな相談の窓口でもしっかりと提示して、職員の皆さんもこのガイドラインにのっとって理解があることをお示しいただける形で進むことを期待して質問を終わりたいと思います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp