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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伴 卓 議員
質疑・質問日:10/04/2017
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伴委員
 CNF政策関連で1つ、富士山麓フロンティアパーク小山の件で1つ、大きく2つの柱から分割質問方式で質問させてください。
 まず、CNF関連では4つ質問をします。
 CNFに関しては、経済産業部も含めまして企業局とも連携して推進していくという表現がいろいろな資料で書かれております。一方でCNF施策は国で言えば経済産業省、私の地元の富士市でも日本製紙や工業技術研究所と連携をしています。
 その中で、最初にこれだけお答えいただきたいんですけれども、自治体、行政団体の皆さんが連携、連携とおっしゃっておりますけれども、企業局が考える行政がまず果たすべき役割、例えば経産省であればこういう役割、富士市にはこういう役割をしてほしい、そして県としてはこういう役割を考えているというのがありましたら、お伺いしたいと思います。

○大場企業局次長
 CNF関連で、企業局が実際にやっている業務について御説明申し上げます。
 企業局の、ふじのくにCNF総合展示会における役割は、去年までやっております従来のCNFサンプル企業展示会の開催で培ったネットワークを活用して出展企業の募集を担当しています。
 今回、ふじのくにCNF総合展示会に47の企業・団体がエントリーしておりますけれども、そのうち企業局が募集を担当したのが38企業・団体でございます。
 企業局がCNFについて具体的に何をやっているかに関して言いますと、そのような出展に対しての募集をしているということです。7番委員の質問に対する連携というよりも、企業局がこのCNFに関してどういうことをやっているかについて御説明をさせていただきました。

○伴委員
 そうしますと、経済産業省や基礎自治体と連携をとり合うのは経済産業部がやって、企業局は主にイベントの補助といった部分を担っている認識でよろしいですか。ありがとうございます。

 それでは、このふじのくにCNF総合展示会について3つ質問をさせてください。
 まず、これまで半分だったふじさんめっせを全て使うことで単純に倍の広さの会場、動員目標も1,000名です。
 そこで、この展示会のPRをどのようにされてこられたのかです。既にフォーラムの会員企業が100社を超えていると思うのでここへの声かけはもう当たり前の話でありますのでこれ以外の部分へ新たに声をかけている、あるいはこういう展示会があるので来てくださいといったPR活動はどのようなことをされているのか。まず1つ教えてください。

 次に、2点目です。
 今回、出展企業を過去2回と比べると新たに機械製造・分析企業が数社ありますけれども、それぞれどのような業種でどのような産業をしておられる企業なのか、実名は答えにくいかもわからないのですけれども、もしわかれば教えてください。

 最後に、今回の委員会資料の一番末巻で出展企業による個別商談会と表記がありまして、これは太字で表記されておりますので何かしら注力されておるのだろうなと思います。もちろんこれまでの第1回、第2回の中でも来場企業と出展企業が双方に名刺交換をして、その後のビー・ツー・ビーにつながっているケースはあると思うのですけれども、別に太字というのを取り上げるわけではないのですが、わざとクローズアップをしていらっしゃると思います。
 この内容が、単純に一角にブースを設けて什器だけを置いて企業同士仲よくやってくださいねというだけではないと期待しておるのですが、何か特別なサポートをするといったことがあるのでしょうか。
 以上、3点お伺いします。

○三沢地域整備課長
 まず、PRにつきましては経済産業部それから経済産業省と連携いたしまして、これまでにおつき合いのある企業あるいは国とのおつき合いがある企業に声かけをいたしております。

 次に、機械製造・分析企業ですけれども、まずは砕いてCNFを作成する機械、それからそれをほかの物質とまぜ合わせて強化する機械、マッチングを行いますのでそのような企業にも数多く出ていただいています。

 それから3点目は、これまで名刺交換やその場でのお話はやっていましたけれども、今回はしっかり個別の部屋を用意してございます。そこに行政は入りませんけれども、そちらで実際にくっつけば効果のある企業が商談をされます。

○伴委員
 1点だけ再質問させてください。
 初回や2回目と比べると、企業、参加者の数もふえております。今回は1,000名という目標がありまして、前回の2回目が700名弱でありましたけれども今回は1,000名です。やってみなければわからないと思うのですが、声かけの状況や事前問い合わせによる予約みたいなものがもしあればその盛況ぶりはある程度予測できるのかどうか。感覚的な話になりますけれども、お伺いしたいと思います。

○三沢地域整備課長
 企業もふえておりますし、ぜひ参加していただきたいと期待も込めて1,000名という予定を立てましたが、現在集まっているのは500から600名です。
 と言いますのは、いまだ規模は静岡県が行うものが最大と思っておりますが、全国各地で同じような団体の同じようなフォーラムが立ち上がっておりますので、そちらに分散した結果と思っております。

○伴委員
 ありがとうございます。
 富士山麓フロンティアパーク小山について1点質問させてください。
 前回の委員会でも質問をしたのですが、CNF関連企業もフロンティアパーク小山には入れていきたいと御回答があったかと思います。
 今回、入っていただいたシンコー技研はCNFの受託開発も手がけるとあります。企業局としてもCNFの発展に取り組まれている中でシンコー技研に入っていただいたかと思うんですが、この開発は業務の中でほんの一部であるのか。シンコー技研の内部情報にもなってしまうかもしれないんですが、CNFの受託開発がどの程度の規模であって、フロンティアパーク小山で事業拡大をしていくのか。こういったお話が何かあればお伺いしたいと思います。

○三沢地域整備課長
 シンコー技研株式会社につきましては、いわゆるファインケミカルで、化学工業製品のうち加工度が高く、多品種少量生産で付加価値の高いものを生産してございます。その一部でCNFを扱っているわけですけれども、現在のところ本来業務の何割なのかまではつかめておりません。
 ぜひ、CNFを扱っていただいて静岡県のCNFの振興に寄与していただければと思っておりますが、まだ山北工場あるいは小田原工場からどのような業務を持ってくるかを検討中でございます。その割合等はわからないものですから、御勘弁願いたいと思います。

○伴委員
 最後に、後期アクションプラン評価書案の175ページから176ページにかけてです。ちょっと言葉遊びのような質問になってしまうのですけれどもお願いします。
 175ページの6課題の最初の部分に、高規格道路の延伸等、他県におけるインフラ整備が進む中、本県の立地環境の優位性は相対的に低下しており、本県における操業メリットを高め云々とあります。
 そこを課題と認識していただいていることは非常にいいと思うのですが、一方で今後の方向性の部分で、高度な交通インフラや水資源等本県の強みを生かしたという表記ですとか、あるいは176ページの(2)主な取り組みでは、本県の立地環境の優位性のPRなどとありまして、若干矛盾している書き方かなと思いました。
 今、工業団地がある位置において静岡県は他県と比べて何が劣っているのでしょうか。
 インターから近い遠いというのはあると思うのですけれども、これから工業団地の造成を予定している、県が主導でやるものやセミオーダーメードで藤枝市と協力して売却を推し進めていくものがあると思うのですが、これらを踏まえた上で新たに県内へ工業団地を造成していく、あるいはしていきたいと思っている地域がもしあればお伺いしたいと思います。お願いします。

○黒田企業局長
 よく言われているのが、都心からの100キロ圏というのがございます。ちょうど静岡県東部が位置するところになるのですけど、その100キロ圏の周りをぐるっと回しますと例えば埼玉、栃木や千葉も含めた地域との競争になるのが非常に大きくございます。
 そんな中で、東部の小山町や御殿場市あたりがちょうど100キロ圏になるものですから、そこの交通の利便性が他県との競争になるのと、あと価格の競争に勝っていかなくてはいけません。
 一方、本県の優位性といいますと何と言っても東名高速道路、新東名高速道路のダブルの高速道路があるという点です。東京は別格にしまして、ダブルで東西あるいは南北に通っている高速道路がある都道府県はめったにないと思います。例えば何か起こったときに他ルートを使える点に優位性がございます。
 2つ目は、特に製紙業等ですと水を必要とします。県内には非常に多くの河川、大河川がございますので、水を利用した立地優位性も挙げられると思います。今後の工業用地の造成に当たりましてはやはり内陸部が主になると思います。
 ただ、私が常々思っておりましてもう1つ言えるのは、今後海岸部の津波対策がずっと進んで、例えば遠州灘方面が進んで、13メートルのレベルツーの津波にも耐えられるような施設ができてきますと、海岸部がもう一度見直される時期がくるのかなと思います。
 内陸のフロンティアだけでなく、海岸部への企業進出も今後出てくると、企業局は工業用水を扱っておりますので、特に海岸部への工業用水路網は今整備をしてございますので、そういったものが生かされてくるのかなと考えております。

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