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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年9月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藪田 宏行 議員
質疑・質問日:10/09/2008
会派名:自由民主党県議団


○藪田委員
よろしくお願いします。大きく3つお願いをしたいと思いますが、その前に、ただいま局長から御説明いただいた資料の中の4ページにですね、住宅用地造成事業の下段に近いところですが、菊川平尾ってあるんですが、これ平尾は多分、菊川市でも掛川に近いところの団地だと思います。これ菊川市の間違いじゃないかと思うんですけど、私間違ってたら教えていただきたいと思います。
それでは、大きく3つお願いします。
最初に、遠州水道の増設事業の開始に伴いまして本会議でも御説明があったわけですが、局長さんの答弁に重複するようなこともあろうかと思いますけど再度お伺いをしたいと思います。
遠州水道の増設事業の給水開始に伴いましての市や町の受水費用の負担緩和について、今回、企業局が実施する緩和策の具体的な方法について、もう少し詳しく御説明をお願いします。

次に、太田川ダムが完成をしまして、いよいよ平成21年度から給水開始になるということでありますが、それぞれの受水される市町の負担が増加するということは随分前から予想がされていたことだと思いますが、なぜ直前のこうした時期に負担緩和するようになったのか、その辺についてお話をお願いします。

次に、遠州水道の料金45円そのものが高かったというようなことも考えますが、御見解をお伺いしたいと思います。

あと、きょうの説明にもありますように、決算で大変すばらしい8億円、9億円という立派な黒字を出しているわけですが、そうした55億円の収益の中で17%黒字ということで、一般企業で言うとうらやましいような内容に見えるわけです。
企業局が経営している駿豆水道や榛南水道、こうした水道は大変歴史もあるわけですが、そうした水道に対して、もう少し逆に負担緩和ができないかと、遠州水道に限らず、そうした料金値下げができないかということです。
そして、特に私どもの榛南水道は大変古くて、いろんなところが老朽化の兆候が見えてるわけですが、こうした施設改修に充てるということも必要に思うわけですが、そんなことはどのようにお考えかお伺いをいたしたいと思います。

大きく2番目でありますが、企業局で造成をされておりますオーダーメード方式の新富士裾野、湖西・西笠子、牧之原中里、3カ所が造成中との御説明があったわけですが、その団地造成の進捗状況についてお伺いをいたします。
特に、近接の牧之原中里については、少し詳しくお願いしたいと思います。

もう1つ、3番目でありますが、水質管理、そして水道水の安全性の確保ということでお伺いします。
御案内のように食の安全が大変問題となって、いろんなところで事故も起きているわけですが、企業局におけるそうした水質管理、あるいは水道水の安全性について、どのようにお考えになっておるか、その辺について御説明をお願いします。
以上、3つ大きくお聞きします。よろしくお願いします。

○岩本経営室長
6番委員からの御質問にお答えいたします。
遠州水道の負担緩和の具体的な中身ということでございますが、年度当初21年から5年間、負担が8億円ぐらいあるんですけども、それを1年目では50%減ずると。翌年度が負担を40%、さらに30、20、10といきまして、それの負担を軽減するということです。締めて5年ですので、大ざっぱに見ますと40億円の負担を軽減するということでございます。

それから、なぜ負担ができたのかと、なぜやったのかということなんですけども、遠州水道は21年の3月から供用開始ということで、私どもとしてもこの準備をやってきたわけで、受水市町村のほうも、どういうふうに我々の県水を使っていただくに体制を整えていくかということをやってきたかとは思いますが、それがかなり差し迫った問題としまして、非常に導入するに今の財政、一般会計もありますし、水道企業の会計も非常に逼迫しているということ、あるいは連結するに当たって、いろいろ費用もかさんでくるということがございまして、一部市町村からもう少し負担が緩和できないかというような要望がございました。
これについて、もちろん私どもは、従来から協議をしてまいっているので、そこはできないんじゃないかというようなことでしたけども、そうはいっても、我々は各市町村と一体になってエンドユーザーである住民のために供給をしなければならないということもございますし、住民の負担にも配慮して、前提として健全経営ということで、その観点から、どれだけの支援ができるかということで検討しまして、冒頭申し上げましたような負担軽減策ということをしたわけでございます。
これによって、我々の県水を使うということによりまして、十分に我々のほうももっと使っていただけるんじゃないかということもございます。

それから、45円が高いか低いかということですけども、これにはまず原価というものを出すんですけども、16年度時点で、平成21年度から25年度までの5年間を積算するわけです。この方法には水道協会等の基準がありまして、それで出していくわけでございます。二部料金制をとっていますので、基本料それから使用料という形であります。
基本料につきましては、契約水量をどれだけとっていただけるかということで決めていきますので、その金額、つまり建設にかかわるお金ですね、そうしたものが、例えば減価償却費とか――減価償却費といいますといろんな形で投資するわけですけども――それにかかわる支払い利息と、こういったもの、これを分子にし、分母は契約水量ということになります。
それから、使用料につきましては、ランニングコスト、変動費といいますか、動力費だとか薬品とかの費用をかけていきますので、それを分子に、分母についてはどれだけ使うんだろうというような量を調べまして、それを分母にして出したと。
それが45円ということですので、その当時、積算したものは、それは妥当であったというふうに思っております。

それから、50億円の黒字、健全で17%もあってという話で、還元ということかと思うんですけども、我々のところはいわゆる公営企業ということでございますので、一般の会社は、もうかったものを株主さんに配当するということで外部に流出するんですけど、我々のほうは外部ということでなくて内部に留保しておりまして、その内部を今度は維持管理費だとか、いろんなものに充てがっていくということでございます。
ですので、それを維持修理費に使ったり、あるいは建設改良に伴う次の資金に使ったりというような形で行っていこうというものですので、目安としてもこの幅なら妥当ではないかなというふうに思っております。次の投資のためというふうに御理解いただければいいと思います。
そういうことなので、当然、皆さんのところでは値下げというのはあると思うんですけども、我々もいろんな形で漏水があったり維持していかなきゃならないということがありますので、そうしたところで考えて維持補修、維持修繕、新たな建設改良ということもございますので、その辺は今の料金ということでいきたいというふうに思っております。以上です。

○藤島企業局次長
負担軽減額が40億円と今ちょっと申し上げたんですけど、一応5年間でおおむね12億円程度の市町村の負担を軽減できるものというふうに考えております。以上です。

○望月事業室長
現在進めておりますオーダーメード事業の3カ所の進捗状況ということでございます。
まず新富士裾野工業団地でございますが、これは19年の3月に裾野市と分譲契約を締結しまして、現在、工事着手してございます。造成工事につきましては順調に進んでおりまして、9月末現在の進捗率は81%となっておりまして、この中でも調整池の築造が完了しておりまして、一部の区域において既に工場の建築工事も始まっているような状況でございます。また事業の完了とか引き渡しにつきましては、今年度末を予定しております。
また、湖西・西笠子工業団地でございますが、これはことしの1月末に工事着手しまして、現在、順調に造成工事を行っておりまして、9月末現在の進捗率は35%となっております。また事業の完了引き渡しは、平成22年の5月を予定しております。
最後に、牧之原中里の工業団地でございますが、昨年の10月に企業局と牧之原市、進出企業の三者で実施に係ります協定を締結しまして事業に着手しました。それ以降、測量とか設計業務を進めてまいりましたが、このほど用地買収に着手することになりまして、去る9月25日に地権者を対象とした地元説明会を開催したところでございます。今後、今年度末をめどに用地買収を進めまして、進出企業と分譲契約を締結した後、来年度、造成工事に入ることとしております。一応、事業の完了引き渡しは23年度を予定しております。

それと、水質管理の安全性の考え方ですが、水道事業におきます水質管理といいますのは、非常に水道水を常に衛生的に安全で、かつ正常な状況に保って快適に利用できるようにすることでありまして、そのためには水源をできるだけきれいにしていくようなこととか、浄水施設で適切な浄水処理を行うというようなことが非常に大切になっております。
こういう中で、水道水につきましては、まず水道法に基づいて水質検査を実施しております。水道の検査ですが、特に水質基準が51項目というふうな種類について基準値が設定されておりまして、これを守るような形で今進めております。さらに水質基準を補完するものとしまして、水質管理上、留意すべき項目ということで、水質管理目標設定項目というのが27項目設定されております。これが国のほうで決められているものでございますが、企業局では、さらに、この水質を上回る独自の基準を9項目について上乗せ設定しておりまして、おいしい水という面からも、この項目についてさらに上乗せで、その数字になるような範囲で水質を独自に管理しながら、おいしい水の提供を考えているところでございます。
また、水が流れてくる原水の水質の検査の頻度というのは法令では年1回でございますが、企業局の駿豆と榛南では年4回やっておりまして、また遠州水道では年に12回実施しております。
そのほか、水質の安全性というものが非常に大切なものですから、危機管理的に遠州水道のほうではメダカによる毒物監視、こういうシステムも入れております。
また、昨年度から、特に表流水を原水としております遠州水道につきましては、中遠の事務所に水質管理センターを設置しまして、水質を一元化することによりまして、より安全な水質管理をしていくという状況で安全性を高めるような、このような対策を行っております。以上です。

○深井企業局長
先ほど菊川平尾団地、これはやはり菊川市の誤りでございまして、まことに申しわけございませんでした。
それから、榛南水道の老朽化の問題ですけれども、これは御指摘のとおり、かなり老朽化が進んでいるといいますか、土の性質――土質が悪くて、かなり管路の傷みが進んでいるんではないかということが最近わかりましたので、これはなるべく早く管を更新するということで、今これから計画をしっかりと立てて進めていきたいというふうに考えております。

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