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委員会会議録

質問文書

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平成30年決算特別委員会危機管理くらし環境分科会 質疑・質問
質疑・質問者:三ッ谷 金秋 議員
質疑・質問日:10/30/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○三ッ谷委員
 一問一答方式でお願いします。
 今3番委員が質問したことについて趣旨を変えて質問させていただきます。
 まず芝生文化について伺います。
 私の地元磐田市にこういう芝生の研究所があるのを今まで知りませんでした。海岸端には結構芝生の売り物をつくっている場所がありますけれども、県農林技術研究所の中に研究施設があるのは知らなかった。
 今高等学校の話も出ましたけれども、私の市内で問題があるのが高等学校、中学校の野球場なんです。特に遠州のからっ風と言いまして冬は随分風が強いです。風がなかったらもう日本じゅうのプロ野球の球団がキャンプに来てもいいぐらい暖かいところです。その中で何が問題になっているかというと、横風がすごいからグラウンドの砂が飛ぶんです。周りに大きな建物がある幼稚園等の小さなグラウンドではそんなに影響ありませんけれども、中学校、高校になりますと相当広いグラウンド、敷地を持っていますから、砂が飛散して結構学校にクレームが来るようです。学校にセールスに行ったというお話も聞きましたが、まず聞きたいのはバミューダグラスというのは普通の芝とどう違ってどのような特徴があるのか教えてください。

○河合環境ふれあい課長
 バミューダグラスはどういう芝かについてですけれども、通常公園とか庭に植えるのは張り芝といって在来種のノシバかコウライシバですが、バミューダグラスはアメリカの品種で小さいポット苗を50センチメートルや1メートル間隔で植えます。成長が早いものですから3カ月ぐらいですっかり緑になって、維持管理も簡単であり導入コストも低いのでバミューダグラスを普及していこうとしています。

○三ッ谷委員
 30センチメートル角の芝生を張りつける方法もあれば、今おっしゃった小さいポットにしてつなげて全体的に芝生ができるんでしょうけれども、調査研究をして学校の問題にも使える場合には、教育委員会にも皆さんから働きかけているんでしょうか。

○河合環境ふれあい課長
 9番委員御指摘のとおり、芝生は粉塵対策として非常に効果的であることが言われておりまして、先ほど御説明しました島田工業高校はまさにその例でございます。校舎を建てかえたときに風向きが変わって、グラウンド周辺のお宅への砂ぼこりをスプリンクラーで抑えていたんですが、スプリンクラーがあるところに天然芝を導入することにより大分飛ばなくなった実態があり、各高校もまねしたいという話は幾つか受けております。
 どういうセールスをしているのかですが、昨年度は高等学校長協会にうまくいっている事例などについて経費や維持管理など説明してございます。今年度も今後説明してまいります。各学校にも訪問しさまざまな事例を紹介していますが、今まで高等学校では島田工業高校、川根高校、藤枝北高校、藤枝西高校、清水西高校の5校で取り組みを始めております。ただ余り面積が大きいと管理が大変なものですから、できるところから少しずつトライして仕組みをつくり、生徒さんに世話もしてもらいながら進めていきたいと考えています。

○三ッ谷委員
 ぜひ頑張っていただきますようにお願いしたいと思います。隣の芝はきれいに見える意味の言葉もありますけれども、ブロックの塀が危ないよという時代ですから、これからますます芝生文化を日本の中でも定着していく傾向にあると思うんですよ。ぜひ諸先輩の頑張りを期待していきたいなと思います。

 それから、公営住宅の件です。
 今回の平成29年度決算審査意見に対する説明書ですが、監査委員の指摘は、くらし・環境部は県営住宅の家賃滞納から始まっています。
 それで、平成29年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書109ページの中で確認したいことは、下から3行目に県営住宅の入居率の低下という課題に対して各入居者の多様なニーズを取り入れて再整備を行いたいとの説明がされています。
 そこで伺うんですが、入居率が91.7%で限りなく100%に近づけたいという意味で考えているんでしょうけれども、その一方で平成29年度決算審査意見に対する説明書の中では、少し滞納額が減ったけれどもまだ2億円余の滞納をしている入居者がとも書かれています。そこで人口減少社会を見据えた将来像を眺めたときに、県営住宅の入居率を上げるための施策というのはここに書かれたことだけで本当に大丈夫なんでしょうか。その点につきまして自信のほどを伺いたいと思うんですがいかがでしょうか。

○水野公営住宅課長
 今後の見通しになろうかと思いますけれども、人口が減っておりますので戸数を減らす必要があると思っております。平成28年度に策定した再生計画では10年後を目安に戸数を1割減らそうと考えております。ただし世の中の状況、社会情勢等で入居率が変わってきます。例えばリーマンショック時に入居率が上がったこともございますし、人口が大きく減ってきますので、5年ごとに再生計画の見直しをかけたいと思っております。

○三ッ谷委員
 それは必要だと思いますよ。
 それから、子育て世帯の比率が高い団地等に子育て世帯を優先して入居させるとあります。子育てをしている皆さんのための改修などがありますね。先般我々委員会の県内視察でも見せてもらいました。皆さんがおっしゃる91.7%の入居率を上げるための努力をさらに積み重ねる必要があると思うんですよね。そこで県営住宅のうち子育て世帯の比率が低いところに優先的に子育て世帯を入れるとはどんな考えなのか伺います。

○水野公営住宅課長
 説明資料109ページの子育て世帯の入居比率が低い団地等についてですが、子育てをしている世帯のパーセンテージが低い団地に対しては、子育て世帯を優遇してやっております。団地は一度つくってしまいますと間取りを広くすることもできません。しかし改善はできますので改善して子育て世帯に入っていただけるよう応募しやすくしております。
 建てかえや大きな改善工事をやる場合につきましては、単身者とか2人世帯、3人世帯等を見据えて県営住宅をバランスよく供給していきます。

○三ッ谷委員
 ぜひそういう考え方でなるべく生活環境をアップさせてください。なるべく安い家賃で子供たちを大きくしたい世帯もあることですから、頑張りを期待しております。

 次に滞納につきまして伺いたいと思います。
 平成29年度決算審査意見に対する説明書に平成28年度に比べ1500万円近く減少した、それでも2億円余の収入未済額があります。そこで連帯保証人のあり方について伺います。皆さんも御存知のとおりですが連帯保証人と一般の保証人の差は何ですか。

○水野公営住宅課長
 連帯保証人につきましては債権者が連帯保証人に直接請求できるということで、保証人より責任が重いと認識しております。

○三ッ谷委員
 おっしゃるとおりで、債権を持っている側が連帯保証人に直接請求できる権利を有しているということなんです。時々明け渡し請求とか滞納家賃を取り立てることについての報告をいただきますけれども、私は連帯保証人に対してもっと強く出るあるいは連帯保証人になる覚悟について確認をとらないといけないと思います。連帯保証人になってもらう際に窓口に来るなりあるいは市町の事務局の受付に来るなどしたときに、当局として電話なり面接なりをしてそういう話を伝えているんでしょうか。銀行は確認を必ずしますよ。連帯保証人に対して督促をしていくと書いてあるわけですから、事前説明を十分にしているのか伺いたい。

○水野公営住宅課長
 連帯保証人への説明につきましては、窓口での直接確認は全てしておりません。県営住宅の場合契約書ではなくて請書という形になりますが、連帯保証人はそちらに記名と実印の押印をいただいて了承いただいていると考えております。

○三ッ谷委員
 一般的な推測をすれば、銀行の連帯保証人になってくれっていったら、まあ待ってくれと言うのではないでしょうか。しかし県営住宅の連帯保証人ですから、判こをつく方もそんなに重きを置かずにああいいよ、おまえのためにやってやるよという気持ちで押していると思うんですね。だからいざ払えなくなったりすると県担当部局から催促がいきなり来るわけじゃないですか。
 連帯保証制度は大事なことですので、しっかりした指導も事前にする、あるいは連帯保証人に対して誰々さんの連帯保証人になっていただきましたありがとうございますとお礼を書きながら、何かあればあなたのところに請求をさせていただきますという連絡をしないと重きがないというか、連帯保証人も責任を持たないので、そういう点を今後の課題として考えていただくことをお願いしたいと思います。

お問い合わせ

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