• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年決算特別委員会危機管理くらし環境分科会 質疑・質問
質疑・質問者:曳田 卓 議員
質疑・質問日:11/09/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○曳田委員
 おはようございます。
 分割質問方式で6問ぐらいお願いします。
 主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書158ページ、廃棄物リサイクル課の2(1)ア(a)各種リサイクル法の推進の中に、家電リサイクル法について廃家電の不法投棄状況を定期的に把握するとともに、法内容のさらなる周知を図るためにチラシの配布やホームページでの啓発を行ったとあるんですが、見たことがないのでどんな内容なのか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 そもそも小型家電は一般廃棄物ですから市町と連携しながらやっているんですけれども、ごみの収集等と一緒にパンフレットの配布やPR広報を市町にやってもらっております。
 また、大型店舗でもこういうものを回収してますよという広報をしていただいております。

○曳田委員
 不法投棄状況を定期的に把握するのはパトロールによってですか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 市町もそうですし、県でも定期的にパトロールをしております。
 また、不法投棄110番でこんなものが置かれているという情報も把握して、出先機関で順番に現場を確認しております。

○曳田委員
 今僕は沼津市に住んでるんですけれども、愛鷹山麓は相変わらず減ってるようには見えないんですよね。当然いたちごっこもあるでしょうけれども、定期的にとはどういう単位なのか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 小型家電に限定すると、定期的にどこかを回ることはしていません。産廃等につきましては、健康福祉センターで年間計画を立ててパトロールしたり、許可業者が巡回したりしています。

○曳田委員
 パトロールも継続して定期的に把握するようお願いするしかないんだけれども、分かりました。

 次に、下から2番目に建設リサイクル法の建設廃棄物の適正な再資源化を推進するためとあるんですけれども、建設廃棄物はどういうものを指すんですか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 主に、解体等で発生するコンクリートがらやプラスチック類を指します。

○曳田委員
 この前の熱海市の盛土もそうなんですけれども、公共工事で出たがらについては、例えば盛土をする業者にお金を払えば捨ててもいいという話を聞いたんですけれども、再資源化とは合致するんですか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 解体現場や建設現でも発生するコンクリートがらやプラスチック、ガラス類は産業廃棄物になりますので、公共工事かそうでないかにかかわらずマニフェストを発行して処理をします。その処理の工程で廃棄物として処理するのか、例えば路盤材のように途中で再生処理をして使えるようにするといった処理をします。
 もう1つは、残土と呼ばれるものは廃棄物ではないので廃掃法の所管外になりますが、ただどうしても運ばれてくるときに土が混じっていたりしますので、処分場できちっと分別してから廃棄物については廃棄物の処理をしていく工程になります。

○曳田委員
 交通基盤部と連携して建設工事現場のパトロールを実施したというのは、それに当てはまるのですか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 年に数回交通基盤部と一緒に、きちっとリサイクルされているか現場確認しています。公共工事の契約書でも標準仕様書の中にリサイクルをしましょうという文言が入っていて、それについて交通基盤部と連携して見回りをしている状況です。

○曳田委員
 公共工事の現場以外――例えば熱海市の例を出して申し訳ないけど――民間業者が盛土をしているところに関しても交通基盤部と連携して建設工事現場のパトロールを実施しているんですか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 先ほども申し上げましたけれども、残土については廃棄物ではありませんので交通基盤部も廃棄物リサイクル課も巡回していません。

○曳田委員
 問題は捨ててるものは土ですよと言ってるものでも、例えば熱海市みたいにどの程度か分からないけどやっぱり混じってたわけですよね。それは故意なのか間違っていたのか分かりませんけれども。熱海市の事例を考えたときに、たとえどんな形であれ今後この辺のパトロールなり監視にもっと重きを置いたほうがいいと思うので、またぜひ検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。

 それから、説明資料159ページの中段(ウ)海洋プラスチックごみ防止事業とあるんですが、海洋プラスチックは別に日本だけではなくて例えば日本海や太平洋などあちこちから来るんだけれども、防止事業はどういった中身か。当然海岸に打ち寄せられるプラスチックを除去しようということだと思うんですけれども、このプラスチックごみに関して何か抜本的な対策は考えているのでしょうか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 海洋プラスチックについては、それぞれの自治体で根本的な対策を取るようなものではなく国が主体となってやるべきものと考えております。
プラスチックにつきましては、来年4月1日からプラスチック新法ができて、プラスチックの取扱いについて産業界も含めて全体的、総体的にある程度の方向性が決まる予定です。
 県としては、根本的なところではないんですけれども、小学校などで出前講座を行う啓発活動をしております。海岸でのごみ拾いに参加してくださった方々は、通常道を歩いていてもごみが落ちていると気になるようになります。ですのでぜひそういったところに参加していただいて、少しでも環境に対する意識を持っていただきたいという取組を行っております。

○曳田委員
 啓発がまず大事かと思いますよね。個人個人ごみを出さないというね。それは分かりました。

 関連で説明資料161ページ(ウ)海岸漂着物等対策事業費助成4863万8000円についてです。私今まで沼津市に住んでて海岸線が非常に長く、毎回豪雨のときに材木が漂着したり、台風とかだと広範囲にわたってごみが漂着するんです。これを1回か2回みんなで片付けたり、あと毎週ボランティアでやってる方がいるんだけれども、いたちごっこでとても追いつかない。15市町について費用を助成したとありますけれども、1つの市町にどのくらいの費用が出てるんでしょうかね。

○村松廃棄物リサイクル課長
 事業費としましては、15市町でトータル8500万円ですので、割ると大体数百万円になると思います。交付は10分の7になりますので、交付決定額は5300万円になります。

○曳田委員
 私もよくボランティアでごみを集めました。それを回収してくださいというと、県の土木事務所にお願いするパターンが多いです。不勉強で申し訳ないんだけれども、例えば沼津市の場合はこの辺の助成の話はあまり聞いたことがない。よくダイビングで行くような大瀬崎は沼津市が管理していて、狭いからすぐきれいになっちゃうんだけれども、そのお金はやっぱりここから出てるんですか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 県が管理する海岸線については土木事務所の所管ですけれども、市の管理するところで清掃活動をやったときにそれを処理するお金がかかりますので、そこに対する補助があります。

○曳田委員
 海岸線が長いので国土交通省、沼津市、県が1つの事業体の中でそれぞれ協議していると聞いてるんですけれども、以前土木事務所に話したときはたしか交通基盤部の河川局長が座長になって国交省と市と会議をやると聞いてたんですが、予算がこういうふうに出てくるのはそことはリンクしてないんですか。あくまでも単独で要請があった場合に出るということですか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 交通基盤部でどのような会議をやっているかは承知しておりませんけれども、そのお金についても同じ交付金の中から出ております。

○曳田委員
 はい、分かりました。
 これも海岸の話になりますけれども、沼津市は狩野川放水路が荒れてしまうとそこから一気に山のごみが出てくるんです。近隣の市町である伊豆市、伊豆の国市の方々にも負担してほしいという声が結構あるんですが、やっぱり今までの経過の中で行くと皆さんはなかなか首を縦に振ってくれない。御殿場市や裾野市、黄瀬川から流れてくるのもある。そういうことも含めて助成費は大変ありがたいんですけれども、先ほどの啓発の話ではないですが、やっぱりこのお金はできるものならばもう少し中身を太くしてもらって、環境のことも含めて非常に大事だと思うので、増額をお願いしたいです。細かいことはまた後で教えていただければと思いますが、我々も地域の環境のことに関しては一生懸命応援していきたいので、ぜひよろしくお願いします。要望とします。

 それから、説明資料164ページの下に愛鷹山麓廃棄物不法投棄事案に対するモニタリングとあります。私が市議会議員のときから問題があったところで、今もこういう状況になってるんですけれども、現在モニタリングを行った結果の説明はあるんですか。市民の生活には影響しているんですか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 モニタリングにつきましては、有毒ガスの調査や現場の目視、地下水の調査をやっています。地元の皆さんには年1回説明会を開催して結果を報告しています。今のところガスも地下水も特に異常は見られない状況であります。

○曳田委員
 この前も委員会で言ったと思うんだけれども、結局この過程を見ると、言い方は悪いけどパトロールを怠った結果でもあるのよ。前から思っていたが、本来ならば警察と連携しながらもっと突っ込んでいくべきだ。これ結構なお金がかかってるはずです。その当時の人はいないからしようがないんだけれども、現場へ行くとドーベルマンが2匹道路にいるんです。反対側ではお茶畑で人が仕事している。そういう状況の中で、例えば土木のパトロールは県だけで応対してるけども、本来ならば県警とも相談しながらパトロールすべきだったと僕はずっと思ってるんですよ。ここにはモニタリングとしか出てないけれども、実際大きな問題だったこの教訓がやっぱり生かされないと、ただモニタリングでそうなってますよというだけなのは僕は違うと思うわけ。逆に言うならば、もしその当時ちゃんとパトロールをしていればここまでのことは起きなかった。反省材料というのかな、こういうことが後手後手にならないようにやってもらいたい。そのためには今回の熱海市の災害は非常に大きな教訓になるもので、ぜひそれは生かしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。これも要望します。

 関連して、説明資料165ページd(a)のうち、原因者不明等により撤去の見込みのないものを撤去する非営利団体に対して助成したとあるんですが、これは何の非営利団体でしょうか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 下の表にありますように、静岡県産業廃棄物協会にお願いしています。

○曳田委員
 あまり聞いたことないな。助成して撤去されたんですか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 もともとここにあるものを撤去するために補助金を交付していますので、そのときは撤去されています。

○曳田委員
 分かりました。
 最後に、説明資料171ページのカ(ア)環境影響評価の審査等に沼津市の風力発電が入っており、環境影響評価の審査等を実施し区分に配慮書とあるんですけれども、この審査結果はどんな内容だったのか今聞けるのかな。

○杉本生活環境課長
 ただいま質問がありました昨年度の審査案件のうち、沼津市における陸上風力発電につきましては、具体的には沼津市の西浦と戸田の間の真城山の山筋に風力発電の発電機を設置する計画になります。
 こちらにつきましては配慮書ですので法律に基づく手続になりますけれども、この配慮書に対する知事の意見として一番大きなものは、景観に与える影響が非常に大きいのではないかとかなり強く懸念を述べています。
 そのほか、やはり山筋ではありますけれども森林の伐採といった造成がありますので、例えば濁水が発生し川を通って付近の海岸まで与える影響についても懸念を示しまして、そういったものに配慮した上で十分な評価を行うよう意見を述べさせていただきました。

○曳田委員
 令和2年7月に知事意見が出ているので、もう1年以上たってるのかな。地元ではうわさみたいな話になってるんですね。例えばこういう問題もそうなんだけれども、すべからく我々は知っている。でもそのときは基本的に物も何もない。いざトラックなりバリケードが置かれて工事が始まって初めて市民が騒ぎ出すというか、何だ何だという話が出てくることが多々あると思うんですよ。真城山や戸田も近隣に住んでる人たちが多いわけですよ。こういう方々への周知はしてるんですか。

○杉本生活環境課長
 環境影響評価の手続の中で、図書を作成した際にまずは公告縦覧します。新聞等で業者が事業内容を公告して、それから一定期間図書を地元の沼津市役所や支所で縦覧に供して一般の方にも見ていただけるものにしたいと思っています。
 県でも書類の提出がありましたらホームページにも公表しておりますので、そちらでも見ていただける形で周知を行います。
 それから、当然地元説明会も手続の中で義務づけられておりますので、そういった機会で住民や地域の方に知っていただけるように制度的にも確保しているところです。

○曳田委員
 確かに再生エネルギーは必要なことかもしれないけれども、この場所は前にもいろいろ開発の話があったんです。ことごとく頓挫してるし、前には動物の施設も造る話もあったが、なんだかんだ結局排水などいろんな問題があったんですよ。恐らくこの問題も何かあるんじゃないかと懸念するんだよね。だから公表するから見に来いとかではなくて、例えばアナログかもしれないけれども回覧板でこういう状況になってますと回すとかね。そういうのはぜひ協議していただいて、こういうものができるという周知をもっとすべきだと思う。でないとまた地域の反対運動は必ず起こるから。そういう懸念があるのでぜひ今私が言ったような御努力をしていただきたいと思います。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp