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委員会会議録

質問文書

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平成30年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伴 卓 議員
質疑・質問日:10/03/2018
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伴委員
 分割質問方式で、大枠で3つ質問させていただきたいと思います。
 初めに、信号機の設置基準について5番委員からも質問がありましたけれども、毎年多くの信号機設置要望があるかと思います。当然ながら全てにお応えできるわけではないと思いますので、まず2点お伺いしたいのですけれども、信号機はどのような場所に設置が必要と考えられるのか。
 もう1点が、要望があっても信号機の設置が厳しい場合の一般的な理由にはどのようなものがあるか、2点お伺いいたします。

○鈴木交通規制課長
 最初の質問で、信号機の設置が必要な場所は、信号機を設置することにより交通の安全と円滑で高い効果が期待できる場所です。つまり信号機の設置により抑止できたと考えられる事故が多発している場所や交通総量が多く慢性的な渋滞が発生している場所が主なものとして上げられます。
 次に、信号機がつけられない一般的な理由といたしまして道路の構造的問題があります。車両交互に安全なすれ違いができるだけの必要な車道幅員が確保できない、歩行者が安全に横断待ちをするための滞留場所が確保できないなどであります。また交通量や交通事故の発生が少ないなど他の安全対策で代用可能な場所は費用対効果の面からも設置については消極的と考えます。

○伴委員
 御答弁ありがとうございます。
 続いて、もう2つお伺いさせてください。
 信号機の設置要望で必要性が認められる場合の優先順位の決定などはどのような点に着目して行っているのか。
 もう1つは、設置要望を受けて必要と判断する場合、設置当該箇所の地域住民の立ち合いを求めるとか、あるいは設置しませんと判断された場合、当該地域住民への説明等を行っているのか、2点をお伺いします。

○鈴木交通規制課長
 最初の質問であります設置の優先順位決定における着目点でありますれども、信号機整備については交通状況が悪化している区間、地点を重点に交通状況の多発や慢性的渋滞の解消を図るため、地域住民の設置要望を十分勘案の上、必要性、緊急性の高い地点を優先的に選定いたしております。
 また、選定に当たっては数的条件のほか、周囲の交通環境、例えば児童や高齢者等が利用する学校や老人ホームの付近等、特に交通の安全と円滑を確保する必要がある場所等について優先的に設置すべき要素の1つと考えております。
 設置の必要性の判断に住民の現場立ち合いを求めるのかについてですけれども、信号機設置要望に係る現地調査を行うに当たり、その全てにおいて地域住民の立ち合いを求めているわけではございません。ただし当該現場における広範な安全対策の検討を要する場合などは、地域住民はもとより道路管理者などの交通関係機関団体と現場で連携を図っているところでございます。

○伴委員
 1点再質問させてください。
 先ほど、交通事故の多発あるいは渋滞解消に役立つ場合に設置するとの答弁があったかと思いますが、そうすると新しく道路ができる段階では信号機が必要ないと判断されて、その後開通してみて例えば半年間で何件か事故が発生してしまっているとか、渋滞が思いのほか出てしまった場合、改善されることがあるのでしょうか。

○鈴木交通規制課長
 新設道路の開設に当たりましては、道路管理者と計画段階で道路協議をいたしまして信号機が必要かどうかの判断をその時点で決めていきますので、実際に道路ができ上がった段階等において信号機が必要であれば、信号機は設置することになろうかと思います。
 また、当初は信号機の設置について消極的であった場所でも、その後の交通環境等の変化により交通量とか横断歩行者数とかいった条件が整った場合には信号機設置について検討して慎重に設置の決定を図っているところでございます。

○伴委員
 御答弁ありがとうございます。
 1点要望させていただきたいと思います。先ほど5番委員の答弁で同じく鈴木交通規制課長から住民との協議もされると答弁があったかと思います。住民はやっぱりそこに長らく住んでおりますので、多分ここに道路ができて交通量がこれぐらい来るだろうと素人目線かもしれませんけれども、危険だろうなという箇所があると思うんですね。そうした声はやはり丁寧に酌んでいただきたいと思います。具体的にここの道路、あそこの新交差点というつもりはありません。
 道路交通法の解釈にもいろいろあると思いますし、第1条の中では交通の安全及び円滑の両立があるかと思います。一方で第4条の3には交通の頻繁な交差点及びその他交通の危険を防止するために必要と認められる場所には信号機を設置するように努めなければならないという項目もあり、法解釈で一概に交通の安全と円滑のどちらを優先するのだというのは難しいところですし、対立する部分があると思うのです。解説書なので別に法的効力は何もないと思いますが、まずは交通の安全を前提にするべきとの解釈もとられております。こういった点は難しいとは思いますが、地域住民の声も十分協議の際に参考にしていただければと要望させてください。

 次の質問に移らせていただきます。
 今定例会の代表質問で私の会派の8番委員からもドローンの活用についての要望と質問がございました。今県警察でもドローンの活用を大分進めているとお伺いしております。しかしながら県内に幾つかある警察署の全てにドローンを配備することは難しいと思いますし、費用とか操縦者の育成にも時間を要すると思います。そこで有事等も含めて民間との協力が必要ではないかと思っており、3点お伺いさせてください。
 まずは、ドローンの運用に関して民間との連携を模索しているのかどうか状況をお伺いします。

 もう1点は、もし連携を現在していれば、ドローンの運用についてどんな点で連携されているのかをお伺いしたいと思います。

 もし、前者も後者もないということであれば、今後民間事業者との連携をどう進めていくのか。今回の一般質問でも取り上げ、危機管理部からの回答になりましたけれども他の基礎自治体との連携も含めて、ドローンの活用についてお伺いさせてください。

○石川災害対策課長
 お尋ねの3点について、初めに民間との連携の状況ですけれども、平成30年9月末現在で下田、熱海、三島の3警察署におきましてそれぞれの管内に所在します民間企業と災害発生時におけるドローンによる被害状況の確認と要救助者の捜索のための活動支援に関する協定を結んでおります。
 それから、現在まだ協議中でありますけれども、県警として1つの企業と協定を結ぶ協議をしており、最終的に全県下の警察署で運用できる状況になります。

 2つ目の現在の連携で可能なドローンの運用及び内容、用途につきましては、災害現場におきまして上空から偵察しまして被害状況の情報収集や行方不明者の捜索活動に活用するということで、部隊が入れない、人が立ち入れない危険なところでまず安全確認をしようということで安全かつ効率的にドローンを使えば捜索、救助活動ができるものと認識をしております。

 3つ目の今後の民間との連携に関する方針でありますけれども、民間との業務提携、協力につきましてはドローン以外にも災害救助犬、重機車両、それから生活支援物資などの供給につきましても必要に応じて各方面の方々との協定、連携を構築しているところであります。警察官の数には限りがあり、警察力にも限界があるということで災害対策は他機関、民間と協力しまして総合的に一丸となって対処していくことにより確実に市民の皆さんの安全を確保することにつながろうかと思っておりますので、より広く新しい知見を取り入れて災害対策に当たっていく所存であります。

○伴委員
 御答弁ありがとうございます。
 今の答弁について1点お伺いさせてください。
 今、1つの企業と連携の協議を進められているとのことだったのですけれども、企業名はお答えしにくいかとも思いますので、なぜその企業を選んだのかとどんなことを主に企業と提携しておられるのか、お答えできる範囲でお願いします。

○石川災害対策課長
 現在協議中であり、近々協定が結ばれればしっかり公表させていただきますので詳しい内容については差し控えさせていただきます。
 先ほど申し上げましたように、警察としてもドローンの有効性は非常に感じており、それぞれの警察署とか末端に全て配置いたしますとオペレーターの養成も必要ですし経費もかかります。したがいましてほかのところで協力して運営できる部分については連携、協力してやっていくスタンスで名乗りを上げたところがございましたので協定を進めている状況であります。

○伴委員
 御答弁ありがとうございます。
 民間は、もういろんな業者がドローンの分野に参入しております。行政としては選ぶのが難しい点もあるかとは思うのですけれども、ぜひ活用していただいて救助等に生かしていただきたいと思います。

 最後の質問に移らせていただきます。
 近年、携帯のGPS機能を活用したゲームアプリが大分普及しております。2000年代初頭からあったんですけれども、直近で一番有名なところでポケモンGOではないかと思います。内容をざっくり申しますと実際の地理を使って、例えば何時ごろにここにポケモン――キャラクターのことをポケモンというんですけれども――あらわれるからスマホを見ながら捕獲しに行くのです。私はやったことがないので余り詳しくはわかりませんけれども、今世界中ではやっています。実はこのプレイ自体、ゲーム自体に別に悪質なものはないですし、違法性はないと思うのですけれども、プレーヤーの振る舞いが円滑な交通を妨げているのではないかと私にも地元の方から御意見が寄せられることがあります。
 こうした中で、2つ問題点があるかなと思うんですけれども、1点目が携帯電話のながら運転になってしまっていると。自動車はなかなかないと思うんですけれども、スマホを持ちながら自転車を運転して公園内を走っている方が時々見受けられます。軽車両ですので、多分違反の対象になってくると思うんですけれども、こうしたことがあると。
 もう1点は、歩行者がながらスマホで自転車にぶつかるとか、ついつい横断歩道をそのまま行ってしまって、自動車と接触する事故があると伺っております。
 今、皆さんの眼下に広がる駿府城公園も実はスポットが幾つかあるみたいでして、もし機会があれば見ていただきたいんですけれども県庁北側の一方通行の道をずっと行きますと病院のT字路にぶつかります。あそこに5時半ぐらいに行きますと、物すごく車が並んでいるのです。最初何かなと思っていたのですけれども、みんながスマホを持って待っているのです。多分ポケモンが5時半になると出てくるので、それをとるためにみんな時間待ちしているのです。これ自体はいいか悪いかのは賛否あるんですけれども、自動車のすき間からスマホを持ってふっと人が出てくるわけです。私は危ないなと感じ、私の個人的な見解になりますけれども危険だと。
 もう1点は、横断歩道に人が群がるのでドライバーの側からすると渡るのかどうかわからないですし、あるいは2つ女子校がありますけれども、交通の妨げになっているんじゃないかなという気がいたしました。
 もう1点は、私が朝ラジオ体操で公園に行きますと、早朝から熱心にゲームをされている方がいらっしゃいまして車で6時半ぐらいに来て、車からおりてスマホを持って公園の中でスマホをいじっているのです。おはようございますなんて挨拶しながら聞いているとゲームのプレーヤーをされている。問題なのは車のエンジンをかけっ放しで放置していることです。ほんの数秒で捕まえて帰ってくるという意識だと思うのですけれども、私は立派な運転者の義務違反に当たるのではないかと思っております。道路交通法でも無断運転防止措置を講じなければいけないという規則があります。措置とは何かというとエンジンキーを外し、施錠装置等があるときはこれを実施し、ドアに鍵をかけ、あるいは同乗者を車に残すことであるというおふれがありますけれども、明確に違反していると見受けられます。
 皆さんに何をしてくれということではなくて、こういった実態が悪い方向に進んでいってしましますと市民生活の安全を脅かすことにつながると思いますので提案型の質問にしたいと思うのですけれども、県警察の所見をお伺いさせていただきたいと思います。

○小川交通部参事官兼交通企画課長
 私もポケモンGOを利用したことがないものですから、詳細な説明はできないのですが、ポケモンGOにつきましては平成28年7月に配信開始されたもので配信開始後ポケモンGOに起因する交通事故が全国で発生したことなどで社会問題になりました。本県でも数件のポケモンGOに起因する交通事故が発生するとともに、キャラクターの出現スポットの周辺における違法駐車も結構見られたところであります。その後運営会社において一定の速度に達するとキャラクターが出現しないようにゲームが改良されたことに伴って自動車運転中のポケモンGOに起因する交通事故の発生は見られなくなりましたものの、10番委員御指摘のとおり出現スポットの周辺では依然として違法駐車が散見されるところであります。
 警察の対応でありますが、自転車も含めて運転中の携帯電話の使用や画像注視も禁止されており、指導や取り締まりを強化するとともに、違法駐車は近くにいても継続駐車の意思があればですね、放置駐車違反にならないまでも駐車禁止違反にはなりますので、厳しく取り締まってまいりたいと思います。
 また、歩行者が車道等に正当な理由なく立ちどまって交通の危険を生じさせる場合についてはやめるように指導、警告していく所存であります。

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