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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 時久 議員
質疑・質問日:10/31/2008
会派名:公明党静岡県議団


○阿部(時)委員
 地域振興整備事業の関係でちょっと二、三伺います。先ほど住宅団地、また工業団地のことが出てました。それで、私が伺いたいのは、19年度で見ますと、いわゆる企業局が携わっている住宅団地と工業団地は、これで全部ですか。ほかに団地があるかないか、そこをまず確認したいんです。

その中で、島田大津住宅団地ですけども、いわゆる監査の審査意見の説明書で見ますと、平成11年から12年にかけて用地を取得したということで、その後、いわゆる住宅団地としていたけども、途中から工業団地のほうが使い道がいいだろうということで、用途転換をされたというんですけども、地域の中で見たときに、いわゆる住宅団地で造成して来たけども工業団地に変える、その辺について特段問題はないのかどうか。
これは市のほうとの相談だと思うんですけども、それとあわせて、もう住宅として買った方から見ると、隣に工場が建ったという――私は現場を見てないからわからんですけども――その辺の問題というのはどうなんですか、そこをちょっと伺いたいです。とりあえずここまでにします。

○望月事業室長
 工業団地は、企業局のほかにあるのかということですが、民間の工業団地につきましてはかなりございます。

 それと、島田大津住宅団地につきましては、用地を買収して平成12年から13年度に造成をしたわけですが、全部で5ヘクタールぐらいあるんですけれども、そのうち北側につきましては島田市が市営住宅を建てるということから、一部住宅団地として売却しております。残りは約3.2ヘクタールぐらいございますが、そこにつきましては周辺に民間の住宅開発が起きて、企業局として調査をやったところ、住宅団地の需要が見込めないという調査結果が出ましたことから、工業団地に振りかえるということで、現在、工業用地としての開発許可を取ったわけでございます。実は工業団地に造成する前の状況で引き合いもございまして、以前から島田市と連携しながら開発を行ってきました。進出企業には、周辺地区の住民に対して地元説明をしてもらうことにしています。
それで地域の自治会の皆さんには、住宅団地ということで開発したものですから、今度は工業用地として開発するというお話はさせていただきまして、了解を得ている状況でございます。その職種にもよりますけれども、新たな企業が入ってきましたら、また地元説明会も開いて、どんな状況になるかということは御説明していきたいなと思っております。

○藤島企業局次長
 企業局で分譲しております工業団地につきましては、2団地という形になっています。住宅団地についても同じく2団地ということでございます。ほかには今のところありません。

○阿部(時)委員
 わかりました。用途変更したという部分の面積からして、どっちかというと、これは売れたほうが少ないわけですよね。もとの数字が出てないからわからなかったんですけども、要は住宅の部分。その辺の中身がよくわからなかったものですから伺いました。したがって、地元でそういった問題が解消されているんであれば、何ら私のほうは申し上げることはないんですけども、住宅として購入された方から見ますと、そういったことが公共の中でできるのかなとちょっと思ったもんですから、そんな質問をさせていただきました。
その辺でなおかつ説明があれば、おっしゃっていただければと思います。

 それと、先ほどの工業団地の関係で記載されている以外にはないということをおっしゃったんですね。それで、実は浜松の坪井がありますね、浜松坪井工業団地。これが同じように監査の決算審査意見書に、平成3年に購入して、長期保有している状況が指摘されています。20年度と19年度とちょっと状況が違うと思うんですけども、19年度でけりがついたからこれに載ってないのか、それとも別の意味があって載ってないのか。たしか交渉中ということが出ていましたので、その辺を改めて伺います。

○藤島企業局次長
 済みません。私のほうの言葉が足りなかったものです。最初に、工業団地につきましては、いわゆる分譲をしている工業団地ということで、工業団地としての体をなしているということで話をさせていただきました。浜松坪井工業団地につきましては、まだ工業団地として造成をしてない状態で地元の浜松市と協議をしているものですから、いわゆる工業団地として売るんじゃなくて、今の状態で購入できないかということで、市と交渉をしているものです。
資料は、いわゆる分譲して、今一般的に売っている工業団地を説明したものですから、済みませんでした、ちょっと誤解を与えまして申しわけありません。

 島田大津につきましては、個別の方々に住宅団地として分譲をしようとしたんですけども、先ほど事業室長が話したように、事前に調査した結果、なかなかこの地域は分譲が難しいということで、島田市と相談をいたしまして、一部を市のほうに分譲し、そこについては市営住宅を建てていただきました。残地については、そういう調査結果が出ているものですから、住宅用地として今後整備していくことはちょっと難しいということで、いわゆる住宅地としては整備をしないで、工業用地としてもともと引き合いがあったりしたもんですから、工業団地として今整備をしているということでございます。

○深井企業局長
 先ほどの島田大津の問題ですけども、周辺の住民ということですが、実は――周りが里山と田んぼに囲まれたようなところなんですけども――金谷に不織布のマスクをつくる会社が少し奥のほうに用地を求めて、企業局で造成をしたことがあります。今回と同じような環境なんですけども、会社もその地域の人たちといろいろ交流をしたりということで努力をしてくれておりまして、地域の方々も、そういう大変いいイメージのいい会社が来てくれたということで、非常にいい関係ができていると。島田大津につきましても、そういう大変環境のいいところでございますので、その環境にあったような、できればそういう企業に来ていただきたいなというふうに考えております。また、皆様方でそういう情報がありましたら、ぜひ教えていただきたいと思います。

○阿部(時)委員
 どうもありがとうございました。なかなか数字だけで見てますと、何が何だかようわからんのですよね。それで、これは私個人の勉強不足かもしれませんが、やはりこういった決算では、当然、事業の数字だけの問題じゃなくて19年度の総括ですよね。したがって、今のようなことは、いわゆる監査のほうから出ているから、これは決算審査意見に対する説明書を出しておけばいいというんじゃなくて、特にこういった部分の中に、こういったふうになっているということを、やっぱり説明する必要があると思うんですよ。そうでなきゃ我々も、ただ数字だけを追っていくだけの話で終わってしまう。ですから、今の状況、要するに19年度はどうであったかという部分を、できるだけ書いていただきたいと思います。ですから、私も質問させていただきました。
 それで、こだわるわけじゃないんですけども、先ほどの浜松坪井工業団地用地は取得したのが平成3年ですね。そこから今日まで随分年数がかかっている。それで、これはいろんな状況があると思うんですけども、地域振興整備事業の中で、県が実際何も手をつけない状態でここまで来て、そういうのを市のほうに譲渡の話をしているということは、そういっただけで済まされるのかどうかっていうことを、もう一回確認したいんですけども、よろしくお願いします。

○藤島企業局次長
 坪井の用地につきましては、下にいわゆる産業廃棄物が埋まっているということで、上物が建てられる場所と建てられない場所があるという形の中でいきますと、基本的に有効活用が非常に難しいと。今あるこの用地につきましては、公的な活用、いわゆる平面活用をしていただくほうがいいのではないかと。こうした土地を企業局が購入したもんですから、この後、民間でまたいろんな方々の手に渡っていくと、なかなかその後でいろんな問題が発生してきたりすると、やはり非常に問題となるということの中で、できれば公共的な活用が図れる、いわゆる平面的な活用が図れる方向で、市のほうに活用していただけないかという形で、今、お願いをしているという最中でございます。公共的な活用、平面活用の中で、市のほうがいろんな利活用方策を考えていただいて、その中で購入していただけるということであれば、ぜひお願いをしようかなというふうに考えております。

○阿部(時)委員
 どうもありがとうございました。先ほども6番委員からもちょっと出ていましたけども、こんなことを話題にすることもないかもわかりませんけども、以前も森町のほうで土地を買って、最終的にひどい内容で譲らざるを得なかった。そういったところを見ますと、浜松坪井もそうなんですけども、下に産業廃棄物がいっぱいごろごろしていたっていうのが後でわかったという話を聞きますと、やっぱり地元からは、何でそんなところを県は手をつけて買ったのか、何かあったんじゃないかと言われるんですよね。
したがって、これからはやはり土地の購入段階というのは、よほど慎重にいかないといけない。そういう意味では、私は苦言を申し上げたいんですけども、二度とそういった状況を招くようなことのないように、やはり土地をもっとちゃんと確認してその上で購入し、やっぱり大丈夫ですと、その上で販売をしていくという姿勢をぜひとも持っていただきたいと思います。これはあえて申し上げて話をさせていただきますので、その点、しっかりよろしくお願いします。ありがとうございました。

○天野(進)委員長
 ここでしばらく休憩させていただきます。
 再開は1時といたします。
[11:55]
(休  憩)
[13:01]
○天野(進)委員長
 それでは、休憩前に引き続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 御発言願います。

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