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委員会会議録

質問文書

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令和2年決算特別委員会危機管理くらし環境分科会 質疑・質問
質疑・質問者:早川 育子 議員
質疑・質問日:11/05/2020
会派名:公明党静岡県議団


○早川委員
 分割質問方式でお願いいたします。
 令和元年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書15ページです。さきの委員会で確認したことですが、再確認ということでお願いしたいと思います。
 (3)防災力の発信のうち、ウ総合防災アプリ「静岡県防災」の運用では防災総合アプリのダウンロード数が11万1858件、外国人対応も11言語による情報発信機能を追加する改修を行ったとのことです。ダウンロード数がまだまだというか、せっかくこうしたものを開発して多言語化している中で、特に外国人の方は活用していただきたいと思うんですが、啓発活動などはどのように進めたのか、また課題をどう捉えたのか伺います。

○吉永危機情報課長
 令和元年6月からアプリがスタートし、啓発に当たりましてはまずホームページやSNSで発信しました。これに加えまして県や市町の広報紙でも取り上げていただき、こういったものができましたよと広く伝えていただきました。このほか平常時と非常時の機能を紹介するコンパクトなチラシとポスターを作りまして県内の各行政機関や防災関係機関、公立の小中高にも全て配布し、どこかで皆さんの目に触れていただく対応を取ってまいりました。
 あわせまして、市町にも協力頂いて市町によっては各家庭全てに配布していただいたり、全戸配布が無理な市町についてはせめて回覧だけでもしていただくなどしております。
 このほか、一番効果があるのは報道だと思い、報道にも情報提供しまして、運用を始めたばかりの頃は新聞や夕方のニュースにおいて各局特集で取り上げていただきましたし、その後運用が始まった後は、訓練で使っていただく自主防災組織を情報提供しまして、こんな取組をやっていましたとニュースなどで県民の皆さんに周知していただいているところです。
 あとは携帯電話会社と連携を取りまして、スマホの新規ユーザーに役立つ情報ですよと、役に立つアプリとして一緒に入れていただく取組もやっております。
 外国人につきましては文化が違うところがあり、どんなやり方でやったらいいかなかなか難しいところがありましたので、多文化共生課や各国際交流協会等に相談し、まずはどんなものかが分かるチラシを作って配布しております。
 ただ、監査でも指摘されましたけれども、それだけでは課題もありますので、これからはコミュニティーを対象に入り込んでいって、こんな情報を使えるんですよとじかに伝えないと外国人は難しいかなと思っています。今月からですけれども、浜松市で外国人を対象に防災講座を開催する中で併せて紹介する形で予定しています。
 アプリの課題ですけれども、防災に日頃から関心があって、じゃあちょっと入れてみようかなと思う方については本当に楽なんですが、そうじゃない方に対しては、いかにきっかけを提供してあげるかだと思っています。
 そういったことを踏まえて今年度ですけれども、皆さんに分かりやすい説明は動画の時代ですので、難しいかなと思われた方についてはこんな使い方ができるんですよと操作方法を説明する動画をホームページにアップしました。
 あわせまして、12月の地域防災訓練でも市町を経由して取組のメニューの中に各種機能を使った訓練を新たに位置づけ、1人だとなかなかできないんですが、今日はみんなでこういう訓練をやりましょうと、みんなでやると加わってくると思いますのでそういった機会を提供して、少しずつではありますけれども利用者を増やしていきたいと考えています。

○早川委員
 特に外国人の方に関しては、災害に対する認識が私どもと違うところがあるなと対話をしていて感じますし、日本の防災に対する取組や仕組みを知る機会がなかなか少ないと実感します。せっかく11か国の言語に対応しますし、今年度は非接触型アプリにさらに機能を拡充するとのことですので、まだスタートしたばかりで少ないのかもしれませんが、せっかくですので目標を掲げて推進していただきたいと思います。
 さらに、地域コミュニティーを重視されますけれども、企業を訪問しますと意外とアプリは知られていなくて、企業の中のいろんな研修等で周知していただくと比較的伝わりやすい、特に外国人の方を雇用されているところでは伝達が早いかなと実感しますので、あらゆる方法を使ってアプリの活用をしていただくようにお願いします。

 説明資料の22ページですが、災害対策本部体制の強化のうちタイムライン――事前防災行動計画の導入も非常に重要なことだと認識しております。
 県では平成26年度から試験的に運用を始めて、市町においては18市7町が運用を開始しているとのことですが、この連携や昨年度の課題等について伺いたいと思います。

○酒井危機対策課長
 タイムライン策定済みの市町は、本年10月までに2町追加になっておりまして、18市9町で策定が完了し、策定が必要な市町20市10町のうち残り2市1町が引き続き策定を進めている状況であります。
 この支援につきましては、具体的には大規模氾濫減災協議会に首長はじめ市町のトップの方、県の防災関係機関が集まっていろいろな取組をしています。そこでしっかり取組をしていくことを計画に位置づけ、他の策定市町の事例なども御紹介させていただきまして策定の支援を行っております。
 また、市町職員を対象に風水害を想定した図上訓練を実施していまして、その中で避難勧告等の発令を模擬経験することでタイムライン策定の重要性を認識していただく取組を進めています。今年度も各地域ごとに実施していきたいと考えております。

○早川委員
 20市10町のうち現在2市1町が策定中とのことでよろしいでしょうか。
 また、先進的な事例を紹介するとありましたが、昨年度は具体的にどのような事例が評価されたのか伺いたいと思います。

○酒井危機対策課長
 今年度は函南町と清水町で策定が進められています。
 昨年度の事例については、現在手持ちの資料がありませんので、後ほど御報告させていただきます。
 先進事例としては、太田川水系で非常に先進的な事例を進めていただいております。その中でタイムラインについて検証を行い、検討を進めておりますが、他の地域にも参考にしていただいているところであります。

○早川委員
 説明資料には昨年度18市7町が運用開始とありますので、それを受けて今年度の取組を言っていただいたと思うんですが、昨年度について先進的な事例あるいは取組状況などを確認できればと思います。

 説明資料24ページに新型コロナウイルス感染症への対応として、国内発生に伴って新型コロナウイルス感染症対策本部を設置して本部員会議等を開催したと記載していただいておりますが、実際には年度が変わる直前で非常に大変な事態であったと思います。
 いまだかつてない対策で非常に苦慮されたと思うんですが、説明資料の総論部分で新型コロナウイルス感染症対策について特に触れられていません。予算が伴うものではないにしても、私は昨年度の事業の集約、成果の説明として主要施策の総括に新型コロナウイルス感染症対策を記載していただくべきではなかったのかなと思うんですが、所見をお伺いしたいと思います。

○酒井危機対策課長
 7番委員御指摘のとおり、令和元年度中に対策本部を設置して全庁的な対応を行ったことから、予算にかかわらず総論の部分にも重要施策として記載する必要があったと考えております。今後注意してまいりたいと思います。

○早川委員
 できましたら追記でも結構ですので、記録として残しておくべきだと思います。
 まだまだ収束には至っていない状況ではありますが、いまだかつてないこの危機の中で危機管理部が主導して対策本部を立ち上げ、各部局と連携しながら全庁的に取り組んだことは大きな事業であったと思います。
 皆様の御苦労を考えると、しっかりその足跡をここに残しておいてほしいとの思いもありますので、もし金嶋危機管理監に御意見がありましたらお願いしたいと思います。

○金嶋危機管理監兼危機管理部長
 7番委員の御指摘のとおり、今回は令和元年度の主要施策の成果なんですが、新型コロナウイルスについては年度末の2月に任意本部、3月に法に基づく本部の設置でしたので、ここに追加で書けるかを事務局と相談してみます。記載は3月末時点までのことでよろしいでしょうか。その辺を事務局と調整していきたいと思います。

○早川委員
 私は、おっしゃるとおりとか反省しますといった言葉を頂きたいのではなくて、皆さんが本当にいまだかつて経験したことのない大変な事態に迅速に対応して、3月の年度末までに行ったことを年度のくくりとして残しておくべきであると思いますし、それについての検証が、大変申し訳ないんですが僅か数行の中でできる話ではないだろうと思っております。
 実際に対策本部を立ち上げてどのように対応したか御説明があると思いますし、検証していく部分も含めてそうしたものをしっかり記していただきたかったですし、またそれをこの場できちんと検証しながら次の参考にしていくべきではなかったかと思いますので、ぜひ事務局と検討して残していただきたいと思います。

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静岡県議会事務局議事課

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