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委員会会議録

質問文書

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平成26年決算特別委員会産業分科会 質疑・質問
質疑・質問者:三ッ谷 金秋 議員
質疑・質問日:11/07/2014
会派名:ふじのくに県議団


○三ッ谷委員
 分割質問方式で質問します。
 今、8番委員からもお話がありましたが、将来の水需要の見通しは大事だと思います。
 7つの工業用水のうち4つがまあまあで、3つが今のお話のように大幅に落ち込んでいる。原因も今お話を伺いましたが、静岡県公営企業決算審査意見書でも、これからの耐震化を含めて資本的投資をするには、将来の見通しをしっかり立てたマスタープランニングをしなさいという指摘もいただいていると思うんです。
 そこで、最初に、今も若干触れておりましたけれども、水道も工水も含めて総合的に水需要につきましてどういう考えを持っているのか伺いたいなと思います。

○市川事業課長
 9番委員お尋ねの将来の水需要に対してどのようなプランを持っているかについてです。
 現在、企業局ではマスタープランを策定中でございます。現在ある施設は大分老朽化が進んでおりまして、将来更新を迎えるということです。ただ、現在も漏水等事故がありまして、そういうときに最低限の補修をやるわけですが、その際に、現在水需要が減っている状況もございますので、将来をにらんでどのぐらいの施設規模にするのかということで現在策定しております。
 ということで、5工水3水道でその作業をする予定でございますので、現在はそのうち4つの水道でその作業を進めておるところです。

○三ッ谷委員
 人口減少社会と言われる社会情勢の中で、当然水道量も減るでしょう。企業の海外展開あるいは特定の地域の企業の撤退や廃業、今お話にあった大口需要者の撤退などによって工業用水の需要が減る。
 篠原企業局長は、今までのように土地を企業に紹介する、あっせんする、企業局で造成するという事業など全体的な利益を上げていきたいというお話を冒頭で申していました。
 正直言って将来の水需要も確実に減るんでしょうね。人口が減る、企業がよそへ出ていく、これだけでも相当減ると思いますよ。そこで伺いますが、もし企業局が総力を挙げて許可の範囲で水をくみ上げたら、一体どのぐらい給水できますか。そのことを調べたことはございますか。

○市川事業課長
 現在の工業用水の施設の給水能力を全部合わせますと、最大1日当たり146万立方メートルぐらいございます。

○三ッ谷委員
 フルパワーでそれだけの能力があると。
 ついでにお尋ねしますが、現在の契約水量との間に一体どのぐらいの差があるんでしょうか。

○市川事業課長
 現在、給水能力は日146万立方メートルですが、実際の契約水量は日81万立方メートルくらいであります。

○三ッ谷委員
 全体的には企業局が一生懸命努力していただいたけれども、施設の老朽化でお金もかかるし、大口の需要者が減るし、またこれから4年間かけて耐震化の問題に取り組まなければいけない時代に入っています。
 何でこんな質問をしたかといいますと、いろんな取り組みをして何とか静岡県をいい状況にしたいという皆さんの熱意や、新しい企業局としての事業化が必要だと思います。確かに工業団地の造成も必要です。これは県内企業を県内にとどめる、あるいは県外から新企業を誘致するといった意味でも、やっぱりものづくりの県としては必要です。
 ただ、今聞いたように給水能力と契約水量で60万立方メートル以上の差があるわけです。今のままでは、売る水で利益を上げることは難しい。
 ということで篠原企業局長、静岡県の水は名水と言われるような水ですから、別に工水と上水だけでない販路ということを考えれば、皆さんが取り組む赤字対策、あるいは減債、償還のための基金づくりができると思うんです。この決算から見て、そういうことも考えなければいけない時代に入るのではないかと思います。
 我々が海外に行きましても、なかなか水道水を飲むことができる地域というのは少ない。でも、日本は軟水であることもあり、どこへ行きましても水道水が飲める水の豊かな国です。
 決算審査らしくありませんけれども、大事なことですからそういうことも踏まえながら今後の展開への決意があれば、伺いたいと思います。

○篠原企業局長
 今、三ッ谷委員から御指摘のとおり、静岡県は水の都ということも主張しております。
 私は就任しまして、まず柿田川の水についてどうするかという話をしました。実は今、柿田川の水をペットボトルで売っている団体がございます。ビジネスとしてそういう水をもっと大きな容器で販売できるのではないかということで、関係の方々に御検討いただきました。実は今、企業局としての水の販売というのは基本的に管で市町村へ送るだけという水道事業法による制限があるのですけれども、他の可能性がないかということで食の都づくり仕事人のレストランなどへ行って、そこから反響がありました。
 ただ、今やっていらっしゃる方からは今の能力では大きい容器での販売は難しいという話もありまして話が進んでいないですけれども、全体を含めて水をどう活用して、本県の1つの地域資源として活用していくかということについては、私も重要だと思っております。
 今年度もやっておりますけれども、来年度もそういうものについては研究していきたいと考えておりますのでよろしくお願いします。

○三ッ谷委員
 ぜひ、検討、研究をして、商品になるようにお願いしたいと思います。
 篠原企業局長に1つだけお願いしますけれども、テストでの磐田の水もいただきましたが、柿田川の名水のペットボトルを売るという意味ではなくて、タンクローリーでもタンカーでも規制がいろいろあるでしょうけれども、クリアして商品化するなど、企業局としてぜひ検討をお願いします。

○篠原企業局長
 企業局の原則は、公共性ともう1つ収益性ということがあります。ですので、自分も含めて職員にもビジネスとして成立することが前提だと。そういうことでやっておりますので、また御指導をよろしくお願いします。

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