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委員会会議録

質問文書

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平成26年2月定例会くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:03/12/2014
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 それでは、一括で質問を少しさせていただきます。
 昨日は早退をさせていただいて、国立劇場で開催されました東日本大震災の3周年追悼式に参列させていただきました。こんなに小さな紙に次第が書いてありましたけれども、非常に重い式典だったなと思っています。天皇皇后両陛下も御臨席されて、きょうの新聞等々でも報道されておりますが、陛下のお言葉もあり、そして何より感動したのが、遺族の代表の方の言葉で胸が詰まり、思いを新たにしたところです。静岡県でも南海トラフの地震等々含めてどういうことになるのかなと、余計な心配をしてしまったなというような結論になればいいなと思いますが、それぞれ県の部局で対策を講じていただいていることには感謝申し上げたいと思います。
 これに関連して、委員会説明資料の24ページに東日本大震災に関する被災者受け入れ支援の状況とあります。この2月3日の時点で1,084人の受け入れをしているということです。住宅等の提供状況は、2月7日時点で県営住宅で13名、市町営住宅で36名、県の借り上げ住宅で162名となっています。昨今の報道を見てますと、非常に仮設住宅――これは仮設とは言いません――に入居されている方々の思いと言いますか、できればもっとこういうことをしてほしいといういろいろな思いがあると思います。そして、ある程度仮の生活ですが順調になってくると、人間ですからその次の思いが必ず出てくると私は思っているんです。最初のもう住むところがないという段階だったら、じゃあ住むところが欲しいと。とりあえず住むところは見つかったと。そうすると次の段階で、だったら次はもう少しこういうことをしてもらいたい、ほかの静岡県の方々は確実に私たちは違う生活をしているんじゃないかという思いがあると。そういうところも当然ながら出てくると思います。
 アンケートも実施しているようですが、どのようにそういった方々の思いに応えながらやっていれるのか伺いたい。

 県社会福祉協議会やNPO等と連携とありますが、その内容と結果、これからどのようにしていくかということを伺いたいと思います。

 それから次に、委員会説明資料45ページです。
 地球温暖化対策実行計画の見直しとあります。
 2020年度までに温室効果ガスの排出量を2005年と比べて3.8%削減するという新しい目標設定がされました。これを受けて県は、12月定例会の質問に答えて、平成26年度中に温室効果ガス削減目標を含めて、新しいふじのくに地球温暖化対策実行計画を策定するという答弁をされています。見直しということですが、どのような計画にしていこうとするのか、その辺の決意と思いを環境政策課長からお聞かせ願いたいと思います。

 次に、46ページの森づくり活動の自立促進と連携強化についてです。仕事柄、山のことは1つぐらい聞かないと申しわけないなというようなことがあって、志村課長に伺うわけです。
里山委員会を設置するということのようです。名前が長くて、森林・山村多面的機能発揮対策交付金といいます。これを活用して予算は350万円。 
森づくり団体への支援は、今年度20市町で48団体。これが来年度では予定として、25市町で73団体ということになっています。かなりふえるという見通しを持たれているようです。
それにかかわってこうした里山委員会をつくりながらどのように組織化をしていくのか、活動していくかということで、大いに期待したいと思いますが、その狙い等々お聞かせ願いたいと思います。

 それと1点、苦言を呈しておきますが、水道施設整備費国庫補助金に係る不適切な事務処理に関するいろいろ質問というか疑念が指摘されています。これはある種重大なミスだと私は思っています。新聞に、またうっかりミスが出ていました。文書誤発送。封筒の中に入れる文書の重さによっては80円掛ける幾らと。金額はその広域水道事業団とは比較にはなりませんが、こういうミスが多いなと思います。例年より春が来るのが遅いと。何を言いたいかというと、ぽかぽか陽気なら人間として時々あるかもしれないが、まだ寒いのにこういったミスを世間に公表しなくてはならないような体制は困ると指摘させていただいて、答弁をお願いします。

○川島政策監(ユニバーサルデザイン担当)
 避難所支援についてお答えをいたします。
 本県の避難所支援に対する基本的な考え方でございますけれども、避難者の方の意向を確認しまして、その意向に沿った形での生活再建が早期に図られるように支援しております。皆さんから要望の多かった当面の居住場所の確保という意味では、民間の住宅を借り上げて提供したりとか、公営住宅を提供してまいったというところがございます。復興情報につきましても要望が多うございましたので、県内市町や被災地の自治体と協力しながら提供しております。
また、孤立化防止という観点から、先ほど委員のほうからも出ました交流会とか相談会を実施してきたところであります。県社会福祉協議会とは、昨年の11月ごろからになりますけれども、共催という形で、我々は相談事業を受け持ったところでございます。そういった形で実施させていただいたということでございます。
 また、各地域でNPOに支援していただいておりますので、そういったNPOに対する金銭的な支援、あるいはいろんな交流会が開催されやすいよう情報面の支援をしているといったところでございます。
 避難者の皆様方からは、そろそろ本県に定住したいといった方々が少しふえております。アンケートですと35%ぐらいの方が希望しております。そういった定住支援に関する情報につきましても、交流会等の席を借りまして提供しているといったことでございます。
最近、地域で活動されているNPOの代表者の方とお話しする機会がございました。そうした方のお話を聞きますと、時間の経過とともに皆様方のニーズが多様化しているということがございました。福島県の場合ですと原発の事故の余韻もありまして、非常に複雑化、多様化しているということがございました。そういった多様なニーズにつきましては、多様な主体による多様な支援策をもちまして対応してまいりたいと思っております。そういった面から、今後につきましては県内の市町並びに県社会福祉協議会、NPO、避難元の自治体と密接に連携をとりまして、精いっぱいの支援をしてまいりたいと考えている次第でございます。

○田代環境政策課長
 地球温暖化対策実行計画の見直しについてお答えします。
 県では、国の地球温室効果ガス削減目標達成に貢献するため、平成23年3月に現計画でありますふじのくに地球温暖化対策実行計画を策定しております。先ほど委員からありましたが、これは、平成32年の2020年に1990年度比25%削減という目標でありました。国が昨年11月、国際会議で2005年度比3.8%の削減と再登録をいたしましたので、こうした国の動きを受けまして、県でも見直しをするということで進んでおります。
見直し作業に当たりましては、さまざまな団体から選任された方と学識者で委員を構成する県民会議の部会で行います。これまでと体制を少し変えまして、検討する際には議論を活発化させるために、少人数の幾つかの部会を構成するといった組織に改めております。また、2人のアドバイザーに就任いただいて、専門的な見地からアドバイスをいただくという方向で進めてまいります。現計画につきましては、県民会議という組織で改定案を作成し、県庁内で組織します地球温暖化対策推進本部で決定するという流れで進んでおります。先月の2月10日に県の推進本部会議を開催して方向性を一致させるとともに、2月19日に第1回の県民会議を開いて、見直し作業を進めているところであります。

 続きまして、きょう新聞にありました私どもの係の不適切な事務処理についてです。
 本当に単純なミスでありました。指示する側と受ける側とで意思疎通が図られていなかったというものです。24通を発送するに当たり、それぞれ宛名と文書に名前があるわけですけれども、それが一致しなかった。文書と封筒が違いますよという言葉が伝わっていれば、今回の事件にはならなかったと思います。チェックリスト等作成することによって、今後二度とこういうことのないように努めてまいります。

○志村環境ふれあい課長
 里山委員会についてお答えいたします。
 里山委員会は林野庁の森林・山村多面的機能発揮対策交付金の都道府県推進費を活用しまして、森づくり活動組織の自立と連携強化を目的に設置するものであります。交付金採択団体により構成されるものでありまして、狙いとして期待することは3点ございます。
 1点目は、里山委員会が他の一般県民や森づくり団体等に幅広く参加を呼びかけて、地域での連携を促進する。そしてさらに森づくりや里山保全活動を行う情報共有の相談窓口として役割を担っていきたいということでございます。
 2点目は、里山委員会の委員が各地域のリーダーとして地域の中心的な役割を担う活動組織を育てていただくということでございます。
 3点目は、里山委員会が、県内の里山保全活動等の団体との取り組みをまとめ、地域の活動組織等への手引書を作成することによりまして、県内の森づくりや里山保全活動がさらに発展されることを期待するものです。

○中谷委員
 ありがとうございました。
 避難者の受け入れについては、十分配慮していただきながら、しっかりやっていただきたいと思います。

 それから地球温暖化対策の実行計画ですが、最近特にいろんな災害の規模が大きくなっているという状況です。これは果たして地球温暖化がダイレクトの要因かというと、いろんな説もあるようでして特定はできませんが、そういった観点から見ても、非常に重要なことですので、しっかりと進めていただきたいということです。

 森づくりですが、組織というより委員会をつくって一生懸命やっていただくと。ありがたいことですけれども、その関与の仕方もいろいろな方法があると私は思っています。とりあえずつくって集まってみんなでいろいろと何か仕掛けていくということとあわせて、実際に山を管理している方々、所有者の方々にも十分情報がいくように、双方の面でしっかりと森づくりをやっていくというのが大切だと思います。ぜひその辺もあわせてお願いをしたいと思います。

 それから、いよいよ最後ですが、本年度末を迎えて、伊熊くらし・環境部長、松井県民生活局長、田代環境政策課長、橋水利用課長の4名が県を退職されるということです。
 伊熊部長は昭和51年4月の採用で38年間、県職員としてお勤めということです。企画畑、生活文化と歩んでこられて最後にくらし・環境部長ということです。長い間お疲れさまでした。あと、残り3人の方についてもお話をしてからまとめて思い、御意見等ありましたらお聞かせ願いたいと思います。
 松井県民生活局長。昭和52年4月に静岡県採用で37年間と長きにわたりということです。私が印象に残っているのは、特に空港部にかかわりが多かったなと。随分苦労されたというふうに思いますが、最後はくらし・環境部という、空を飛ぶところから地面を歩くといったところに対象を変えてということですが、後ほど御意見を伺いたいと思います。
 それから田代環境政策課長、先ほどはちょっと苦言を呈しましたが、今度は穏やかに。
 昭和51年4月の採用で、小山町の副町長も経験されて、環境政策課長ということでやってこられたということです。自然保護課長等も歴任をされて今に至るということでして、後ほどまた御意見、御感想等お伺いしたいと思います。
 それから最後に、いまや時の人みたいな感じ。橋水利用課長、在職38年ということで、もともとは薬剤師さんですね。それで、中部健康福祉センター等々、薬事室等々主幹ですね。主に健康福祉の関係でお勤めをいただいたという認識を持っておりまして、現在はくらし・環境部の水利用課長ということで、最後にちょっと忙しいことになっちゃったなと。御同情申し上げるわけですが、それぞれ今私が申し上げた4人の方々含めて、長い間お疲れさまでした。皆さんが在職中に何人の知事とつき合ったか知りませんが、随分アラカルトで大変な部分もあったんじゃないの。御拝察をいたしますけれども、まずそういったことを乗り越えてこられて、無事に退職をされるということで感慨もひとしおじゃないかなという拝察をいたします。ひとつ、御意見、御感想、後輩に残す思い、お聞かせください。

○伊熊くらし・環境部長
 2番委員から本年度末退職者4名に対して過分なお言葉をいただきまして、大変ありがとうございます。
 私のことをちょっと申し上げますと、1976年、昭和51年4月に県の職員として採用されまして、最初の勤務地が熱海財務事務所ということでございました。浜松在住ですので、熱海が静岡県であるかどうかというぐらいに熱海というのは行ったことがなかった場所でございまして、そこで4年過ごさせていただいて以降、熱海を含めまして14カ所の勤務場所で計38年過ごさせていただいたところでございます。
 振り返りますと、楽しかったことの記憶よりも、足元で大変悩んだり、苦しんだ記憶のほうがやっぱり多く残ってございます。熱海財務事務所では、高額滞納者でなかなか納税をしてもらえない、それをどうやって促していくかという点。土木事務所では用地交渉がなかなか進展しない、工期に間に合わないなというときにどうするか、上司と相談しながら何とかクリアできたのであります。
 商工部の商工企画課にいたときには、昭和60年の9月のプラザ合意によります円高不況真っただ中の昭和60年時点の4月にお世話になりましたので、経済対策とか毎晩遅くまでやったということも記憶しております。
 それ以降につきましては、どちらかというと総務畑が多かったものですから、財務事務所4年ありますけど、文書課の法規の法令審査、人事課を約10年やりました。ということで、半分近くが総務関係の仕事でございました。事業畑のほうでは、生活・文化部で国際室長を2年やり、文化政策室長を2年やり、今のくらし・環境部長になりますが、事業畑のほうが結果が出るというか、これをやったというものが出るものですから、そういったほうが本当は私もいいかなと思っています。私が38年勤めてこられましたのは、優秀な上司、同僚、部下に支えていただいたということと、県議会議員の先生方にも御指導、御鞭撻、御支援をいただいたということで、何とか乗り切れたと思ってございます。本当に長らく皆様方にお世話になりまして、ありがとうございました。
 私のモットーとしましては、和をもってとうとしとなすということで、けんかをやっていると、あとかなり尾を引いちゃうというのがありまして、折り合えるところで折り合って仕事は誠実にこなしていくということでやってきたつもりでございます。もし、後輩の方々も我々の生き方を御参考にしていただければありがたいということで話を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。

○松井県民生活局長
 退職を迎えるに当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
 今の心境ですけど、いよいよこの委員会でこのような挨拶をするときを迎えたんだなというのが正直なところで、しかも高校の同級生の伊熊部長と県職員生活の締めくくりの挨拶をするということで感慨深いものがございます。
 私の場合、県民生活局に3年いましたが、それまで県民生活局の業務に全く経験がなかったものですから、何とか課長さん方をはじめ職員の方に支えていただいて、ここまで勤めることができました。
 そうした中で、私自身1つ心がけたことは、広報です。広報課に2回おりましたので、その経験ということで、県民生活局の仕事は啓発とかキャンペーンとかそうした業務が非常に多いです。しかし、広報予算は潤沢にないものですから、私としてはなるべく小まめにニュースリリースをして、それから記者の方にも直接取材をお願いするということで、なるべく新聞とかテレビに取り上げていただいて、お金をかけずにPRをするという広報を心がけたつもりです。この点についてはぜひ、後輩の方もそういう気持ちで取り組んでいただければと思っております。
 4月以降は一県民として県民生活局の仕事を初め県の仕事に協力していきたいと思っていますが、私の場合、オープンにかかわった県の施設が3つございます。グランシップ、浜名湖ガーデンパーク、それから富士山静岡空港ですので、この利用促進には特に力を入れていきたいと思っております。議員の皆様方にもぜひ協力のほどよろしくお願いいたします。
 本日はこのような挨拶の場を設けていただきまして、まことにありがとうございました。今後とも御指導のほどよろしくお願いいたします。

○田代環境政策課長
 私もちょっと感想を述べたいと思いますが、3月で退職をするというふうな実感はありません。それと、38年という期間も長かったなという、そういう印象もありません。先ほどの不手際ではありませんが、間違いのないようにということを心がけて、そして1人で悩むことがないように相談をしながら自分自身やってきました。今回のこのような事件は、ちょっと私には考えられない。
 それと、後輩というか、これから残る方たちにぜひともお願いしたいのは、1人1台のパソコンになって、県の事務が随分変わりました。文書で来る場合は当然無理な提出期限のある書類等はこなかった印象があります。最近ですと先方が見えません。冒頭、委員長からありましたけれども、相手が見えない関係で冷たい文書が来るようになっていると思います。お昼に来てきょう中に回答をよこせだといったことが平気でできるようなシステムになっています。間違いもそれから1人で悩むこともそうした環境によるものだと自分は思います。アナログに少しは戻ったほうがいいのかなというふうなことを感じています。
 4月以降は1人の県民として、県の応援団の1人として頑張っていきたいと思います。くらし環境委員会はもちろんですが、皆様のますますの発展を望むとともに、自分自身、健康に留意しながら暮らしていきたいと思います。1年間ありがとうございました。

○橋水利用課長
 橋でございます。私の場合、おわびの言葉にさせていただきたいと思います。
 このたび、水道施設整備費国庫補助金に係る不適切な事務処理がありまして、あってはならないことだと思っています。私の不徳のいたすところと思っております。関係者をはじめ多くの皆様方、多大な御迷惑をおかけしたことは、慎んでおわびを申し上げます。本当に申しわけございませんでした。
 先ほど紹介をしていただきましたとおり、昭和51年に技術職員として採用されました後、38年間勤めさせていただきました。この間、職種柄、環境衛生だとか薬事衛生だとか、そんな仕事をさせていただきました。
 県内の環境を守る、それから県民の健康を守る、このような業務につかせていただきました。たくさんのいろんな経験をさせていただきました。退職後におきましても、これまでの経験を生かして、一県民として少しでも役立てることがあればなと今考えているところです。本当に長い間お世話になりました。ありがとうございました。

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