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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年9月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:植松 明義 議員
質疑・質問日:09/30/2009
会派名:平成21


○植松委員
 5点ほど質問させていただきます。
 最初、説明資料の8ページになるかと思います。
 静岡県社会資本整備重点計画の推進ということですね。3の達成度評価についてBプラス評価とありますが、評価はどんな方法でされているのか。
 2番、分野別にどんな評価がされているのか。
 3番、結果として今後の事業執行にどのように生かしていくのか。それについて答弁お願いします。

 2つ目です。
 8月11日に、駿河湾を震源とする地震がありました。起きてはほしくないけれども、今後いつ起きるかわからない東海地震があると思います。かなりの規模で来ると思います。そんなとき、被害があれば必ず瓦れきとか残骸というんですか、ごみとかいろいろ出ると思います。そんなとき、仮に置き場をどのように、県のほうとしては場所とかどういう設定をされてるのか、その辺をお聞きしたいと思います。

 3つ目、委員会の資料17ページ、大好きな伊豆のことでちょっと質問いたします。
 この伊豆スカイラインの料金割引社会実験について。
 1つ目として、料金引き下げによりどの程度の通行車両の増加を見込んでいらっしゃるのか。
 また、通行車両の増加に際して安全対策はどのようになっているのか。
 3つ目として、これ平成22年度末までの社会実験とあるが、終了後の見通しはどうなっているのか、その辺を教えていただきます。できたら割引運賃の設定はどのようにされているのか、その辺も教えていただきたいと思います。

 4つ目として、4ページ、説明資料の4ページお願いします。
 議案になるんですけれども、第135議案、沼津港の上屋建築工事の整備の概要と、また整備方針について少し詳しくお聞きしたいと思います。

 5つ目、64ページ――我が地元の隣地区になるんですけれども――沼津市西浦地域の農業生産基盤整備の推進とあります。これまでいろいろ整備されてきたと思います。また新たに整備をしていただけるということで、地元もかなり歓迎しております。
 そんな中、今後整備するとどれくらいの期間を予定されているのか、また金額、アマウントはどのくらいの予算でやろうとしているのか、その辺をお聞きしたいと思います。以上です。

○山崎政策監
 静岡県社会資本整備重点計画の平成20年度末達成度評価についてお答えいたします。
 この計画につきましては、活力・交流、安全・安心、環境・景観、以上の3つの分野におきまして全部合わせまして73の指標を設定しております。
 評価につきましては、それぞれの指標につきまして、計画どおりの進捗が得られているのかというような観点から3段階で評価を加えてございます。この評価を分野別に集計しまして、最終的には当該計画の総合評価を行ってございます。
 先ほど御指摘がございましたように、総合的な評価につきましては、4段階で上から2番目のBプラス――おおむね順調に進んでいるというような評価にさせていただいております。
 分野別の評価について説明いたしますと、活力・交流、安全・安心の2分野におきましては、県民との協働で行われます社会資本整備の箇所数や、主要な旅客施設及びその周辺のバリアフリー化率などの指標がそれぞれ順調な進捗を見せていますことから、この2分野につきましてはBプラスという評価をしてございます。
 一方、環境・景観の分野におきましては、河川等の水質にかかわる環境基準達成率などの指標におきまして、計画どおりの進捗が期待できないということから、Bマイナス――十分な進捗が図られていないという評価にさせていただいております。
 計画どおりの進捗が得られませんでした指標につきまして見てまいりますと、今述べました河川等の水質にかかわる環境基準の達成率や放置プレジャーボートの隻数など、行政主導のハード対策に加えまして、関係者等への意識啓発を促すソフト対策、これらの充実が必要不可欠な指標において、進捗率がやや低調であったものと認識してございます。
 今後につきましては、この評価結果を反映いたしまして、ソフト施策との連携、PR――広報活動、こちらにより一層重点を置いた取り組みを行いますとともに、社会資本ストックを最大限活用した維持管理更新の取り組み、品質とコストの最適化などさまざまな対策を講じながら、重点的かつ効果的、効率的な社会資本整備を推進してまいりたいと考えております。以上でございます。

○内田技術管理室長
 東海地震に発生する瓦れき、残骸の仮置き場についてお答えいたします。
 瓦れき等の処理については、静岡県の地域防災計画と静岡県瓦れき・残骸物処理指針というのを定めておりまして、その中で瓦れきの処理につきましては、市町が実施いたします。県は瓦れきの処理に関して被災市町に対する支援を行うこととなっております。
 県は、瓦れきの仮置き場候補地の調査を平成11年度から隔年で市町の協力を得まして実施しております。それで、仮置き場の把握あるいは助言を行っているわけなんですが、東海地震の県の第3次地震被害想定では、48万棟以上の建物が被害を受けて、県全体では3680万立方メートル以上の瓦れきの発生が見込まれております。
 これをもとに、地震対策アクションプログラム2006では、阪神・淡路大震災の被害の事例から東海地震での瓦れきの仮置き場の高さを2.5メートル以下と想定いたしまして、それに必要な面積1480万平方メートル以上の仮置き場候補地を確保することを目標としております。
 現在までの調査結果では、県全体で648カ所、面積にいたしまして1284万平方メートルの仮置き場候補地が確保されておりまして、これは目標値に対しまして86.7%になっております。
 今後なんですが、候補地につきましては年々変化する場合がありますものですから、最新の状況を把握するということと、まだ候補地の面積が目標値に達しておりませんものですから、少しでも目標値に近づけるというために、調査を実施していきます。
 それともう一点、調査結果から、地形や土地利用の状況から、どうしてもその市町単独では仮置き場の確保が難しい市町がございますものですから、そういう場合につきましては、近隣市町と連携して広域で仮置き場の候補地を確保するように指導していきたいと思っております。以上です。

○渡邉道路企画室長
 伊豆スカイラインの料金割引の社会実験についてお答えをいたします。
 まず1点目でございます。
 スカイラインにおける通行車両がどれくらい増加する見込みであるかという御質問でございます。
 並行する国道135号は1日約1万5000台通っていますが、今回の料金割引社会実験では、このうち休日で約15%、それから平日で約3%の交通が伊豆スカイラインのほうに転換するだろうというふうに考えておりまして、またスカイライン料金が下がることによりまして、新たに観光客が誘発されまして平日、休日ともスカイラインの交通は3%程度増加するだろうと想定しています。
 これらを足しますと――伊豆スカイラインを平成20年度実績で年間約115万台通行していますが――49万台ほどふえまして、年間164万台にふえるだろうと見込んでます。43%ぐらいふえるわけでございます。
 次に、スカイラインの交通量増加に伴う安全対策についてでございますが、これにつきましては県の道路公社が県警、交通管理者と既に協議をしております。我々も一緒に入っているわけですが、その中で例えば滑りどめ舗装をかぶせたり、視線誘導標識を設置したり、あるいは減速マーキングなどの表示を行うとか、幾つかメニューが考えられておりますが、今後、安全対策の各メニューの優先度も考えながら速やかに対応していくように、県としても実施に助言をしていきたいと考えています。
 次に、社会実験が平成22年度末まで行われるわけですが、終了後の見通しについてでございます。
 これにつきましては、料金を割引することによる効果をよく見きわめる必要があるということで、今回社会実験を行うわけでございまして、観光交流客がどれくらいふえるのか、あるいは国道135号の渋滞が緩和したり解消したりすることによって、観光客に対するいわゆるイメージアップといいますか、伊豆が非常に渋滞するので行きたくないという声も非常に聞こえています。そういう声、あるいは地域の皆様にとって、135号の渋滞解消・緩和することによって、どれくらいメリットが生じたんだと、そういうものをとらえながら、費用対効果なども見た上で総合的に判断するということになります。
 その結果によりまして、同じ形で続けるのか、あるいはやめるのか、あるいは新たな料金を設定するのか、さまざまな選択肢が考えられますが、結果を見ながら検討するということでございます。以上でございます。

○川福港湾整備室長
 議案第135号、沼津港上屋の整備についてお答えいたします。
 静岡県が所有する公共建築物につきましては、静岡県が所有する公共建築物の耐震化計画に沿って耐震化の進捗を図っております。
 その中で県有港湾施設につきましては、平成16・17年度に耐震診断を実施いたしまして、その結果、沼津港上屋――これは港口地区にございます沼津魚舎でございますが――この魚舎を含む19棟で耐震性が不足していることが判明いたしまして、順次改修等対策を行っております。
 この沼津の魚舎というのは昭和43年に建築されまして、建築後40年が経過していることから、老朽化が著しくて、耐震補強が不可能であることから、建てかえによる耐震化を進めることといたしました。当工事は既存の施設を利用しながらの建てかえとなるため、工期を要するために債務工事で実施いたしまして、平成22年度末の完成を目指しております。これによって、地震に対する港湾荷役の安全確保に努めてまいりたいと思っております。
 工事の内容といたしましては、請負金額5億2710万円、それから工期といたしましては、議決の日の翌日から平成23年2月18日まで、工事内容といたしましては、魚舎棟1棟、鉄筋の平屋建て、約4,000平米、それから附属棟といたしまして、鉄筋の2階建て約60平米でございます。請負業者は株式会社佐藤建設でございます。以上です。

○小松農地計画室長
 沼津市西浦地域の農業生産基盤の今後の見通しについてお答えします。
 当地域はミカン樹園地の地域でございまして、浜松市三ヶ日地区に次ぐ優良な樹園地であるという認識を持っております。こうしたことから、農地局では、西浦地域の平沢地区で県営畑地帯総合整備事業に取り組み、農道整備そして区画整理、そして排水路整備、さらには畑地かんがいの整備を進めてまいりました。約63ヘクタールのミカン樹園地が整備されたことから、ブランドで名高い「寿太郎」ミカンの導入も可能になり、さらには生産性も向上しております。
 こうしたことから、近隣の内浦重州地区から西浦江梨地区において、同様の畑地帯総合整備事業の要望が上がっております。
 こうしたことから、この410ヘクタールに及びますミカン樹園地を総合的に整備するといった観点に立ち、その受益地区を縦走する約18キロに及ぶ基幹農道の整備の必要性を今検討しているところでございます。
 また、あわせてそれぞれの基幹農道に附帯します支線農道、こうした整備も区画整理とあわせて土の切り盛りを活用しながら、急傾斜樹園地の平たん化に取り組んでいくことを計画しております。
 今後の計画ですが、まず昨年度この18.5キロに及びます基幹農道の概略路線計画を、県単独農業農村整備調査費約400万円を活用し検討いたしました。
 さらに本年度この基幹農道に附帯しました支線農道、そしてさらには区画整理、これらの細かな基盤整備の検討を県単独農業農村整備調整費600万円を活用して、きめ細かに検討しているところでございます。
 こうした結果を受けまして、来年度国の事業採択を受けるのに必要な事業計画書の策定作業を計画しておりまして、本年度の調査結果を受けた計画書策定の上、来年国の事業採択の審査を受けていきたいと思っております。
 なお、事業の実施期間につきましては、事業を平成23年度に事業採択がされれば、順次区間を区切って、より早く効率的に整備が進むよう分割採択も視野に入れて、国の事業採択に望んでいきたいと考えております。以上です。

○渡邉道路企画室長
 伊豆スカイラインの料金割引社会実験につきまして、先ほど少し私が誤解をして答弁をしたところがあるかもしれませんので、補足をいたします。
 最後に料金設定についてもという御質問がございましたが、社会実験終了後の料金設定という形でとらえまして、それについても社会実験の結果を見て判断ということで申し上げましたが、今回上限200円で料金設定をして社会実験を行います。その200円の設定の考え方につきましては、現在普通車が伊豆スカイラインを全線通りますと960円になっています。これは非常に割高感があるということで、例えば中央道ですとか修善寺道路ですと200円、その他の有料道路も、県内におきましてはおおむねそれ以下ということでございますので、960円は余りにも高いイメージがあるということがありました。
 それで、伊豆スカイラインにおきましては各区間、通行区間によりまして料金が異なります。全線は普通車で960円ですが、短い区間を通れば安いということになるんですが、交通実績、それぞれの区間の交通量から、すべてはじきますと、普通車は平均で四百数十円になります。
 そういうことからしまして、今回200円を上限にすることによりまして、それを試算し直しますと、平均で200円弱という形に実はなっておりまして、おおむね通行される方々にとって半額ぐらいのイメージを持ちながら、割高感を消すというところで200円を設定しております。以上でございます。

○植松委員
 どうもありがとうございました。
 ちょっといくつか再質問させていただきます。
 最初の社会資本整備のことで聞きたかったんですけれども、現在平成20年度末までは順調に進捗し、おおむねといってるんですが、おおむねというのはどういう感じですかね。
 あと、A、Bプラス、Bマイナス、Cとありますが、優良か不可というんですかね。それの中に良がプラスとマイナスがついてるという感じで受け取って、じゃあAはどんな形の、AとCの評価の説明をしていただければ、Bプラスがどんな感じかわかりますけれども、あとおおむねというの、それをお聞きしたいと思います。それからこれはあくまでも県庁内で評価をしているということでよろしいんですか。

 あと、2つ目の質問、瓦れきとか残骸物、ごみが出るに当たって、一刻でも早く、東海地震はいつ来るかわからないということで、早目に置き場所を市町に指導して確保するように求めたいと思います。よろしくお願いします。要望です。

 あと、伊豆スカイラインの割引なんですが、期間限定なもんで200円と言わず無料化してと私としては思ったんですけれども、200円はわかりました。それで、地元の観光関係の方、旅館とかお土産屋さんとかいろいろあると思いますが、その辺の期待度をどの程度把握されているのか、お聞きしたいと思います。

 あと、沼津港の上屋、かなりもう老朽化して大変なことはわかっています。私は地元に住んでて、耐震化はいいんですけれども、冬の西風とか、もうさびがすごいんですよね、建築物に対して。その辺はどういうふうにもちろん考えて設計されていると思いますが、ちょっと確証をいただければと思います。

 あと、西浦地区、ぜひとも実施の時期とか何か聞きました。スピーディーに地元のために活性化のために頑張ってもらいたいと思います。以上です。

○山崎政策監
 社会基本整備重点計画の評価のイメージということで、Aの評価につきましては、5カ年計画でつくっておりますが現時点で5カ年の目標を達成したというようなイメージで、もう既に今達成しているものですから、計画はオーケーですよという本当に優良な目標についてAをつけさせていただいております。Cにつきましては、今の状況では5カ年後に目標を達成するのは非常に困難であるというような評価の場合にCをつけさせていただいております。
 続きまして、評価の委員会なんですが、これはこの計画自体を企画部、県民部、建設部、空港部、4部からつくっておりまして策定したときの委員会を評価委員会として活用しております。委員会につきましては、最終的に4部の部長さんに入っていただきまして、あくまでも内部の評価でございますが、その評価の状況につきましては、広くホームページを使ったり、新聞記者の取材をしていただくような委員会にしてございます。以上でございます。

○渡邉道路企画室長
 伊豆スカイラインの料金割引社会実験についてでございますが、地元の観光業の皆さんの期待度というお話です。
 この社会実験を実施するのに当たりまして、社会実験協議会というものを開きまして、県あるいは国、それから地元の代表の皆さんあるいは警察とか、いろいろ入ってやってるんですが、その中に観光協会の会長さんが委員になって参加していただいております。
 その協議会の議論の中で、とにかく冒頭おっしゃられたことが「非常に200円ということはびっくりした。960円に対して半額ぐらいでもありがとうとお礼を言いたかったんだけれども、非常にびっくりすると同時に、本当に感謝をしてます」ということで、11月1日開始を目指してるんですが――国土交通省とのいろいろな協議もありまして、11月1日は現時点では確定はしておりませんが――早く日を決めていただければ、いろいろな観光振興のために我々も全国的に動いて売り出したいということで、非常に熱い思いを持って受けていただいてます。
 県としましても、そういう皆さんと連携しながら、より効果を上げていきたいと考えております。以上でございます。

○川福港湾整備室長
 沼津港上屋の工事中のさび等の飛散についてでございますが、工事は既存の施設を使いながらやるということで、既存の施設を半分に分けまして、半分取り壊して新しいものをつくる。それから、それができましたら残りの半分を取り壊して新しいものにするというふうな形をとります。当然そういったことで、荷役作業と工事が錯綜するということで、荷役作業の邪魔をしないように、効率を落とさないように、それから作業員等の安全対策、さらに御指摘のさび等の衛生面の対策、これらにつきましては工事の実施に当たっては、十分注意して配慮しながら工事を進めていく予定でございます。以上です。

○前林委員長
 質疑の途中でございますけれども、ここでしばらく休憩いたします。
 再開は、13時15分といたします。
( 休 憩 )
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 ここで当局から報告があります。

○吉添河川砂防局長
 本日、サモア付近で発生しましたマグニチュード8.3の地震による津波に対する対応状況について御報告をしたいと思います。
 本日9時に津波注意報が静岡県に発令されまして、現在も注意報が継続中でございます。まず、河川局所管の直轄、それから静岡市管理を含む27の水門でございますが、そのうち26の水門につきましては、水面近くまで水門を下げまして、今対応しているところでございます。
 それから、国直轄の高松川水門でございますが、これについては船舶の出入りがあるということで、現在下げずに監視をしておりまして、津波等があれば、状況に応じた対応をするということで考えております。河川については以上でございます。

○長太港湾局長
 続きまして、県下の港湾、漁港における対応を御説明したいと思います。
 県下の港湾と漁港につきましては、ただいま吉添局長から説明があったとおり、その水門につきましては、まず船舶航行のない水門につきましては、海面までおろしまして、その状態で待機状態としております。
 また、船舶の航行がある例えば沼津のびゅうおのようなものでございますが、これにつきましては、いつでも閉鎖できる態勢を今整えている、こういう状況でございます。市町村管理の港湾漁港も同様でございます。以上でございます。

○前林委員長
 それでは、質疑等を継続いたします。
 では、発言お願いします。

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