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委員会会議録

質問文書

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令和4年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:12/15/2022
会派名:自民改革会議


○天野委員
 一問一答質問方式で2点お伺いしたいと思います。
 1点は、最近教員の不祥事が増えていますが、このことについて教育委員会はどう捉えているのかまずお伺いしたいと思います。

○井出教育総務課長
 教員の不祥事につきましては、今年度も当初から頻発いたしまして、現時点で既に11件の懲戒処分で昨年度と同じ数になっております。この状況は非常に問題があると思っております。
 今年度の重点的な対策といたしましては子供の性犯罪、交通事故の防止をやってきたところでございますけれども、今年度頭に逮捕が相次いだことを踏まえ自分事として捉えていただく必要があると考えています。教員の皆さんは自分には関係がないとの意識が強いのではないかとのことから、対策の中で小グループでのワークショップのような形をやって自分事として捉えていただく。それから幹部職員が市町教育長を訪問しまして、県と市町の連携をしっかり取っていくことに現在取り組んでいるところです。
 また、現在12月はコンプライアンスの強化月間ですので新たな取組を加えて対応していく必要があると考えております。
 いずれにいたしましても、非常に大きな問題と思っておりますので、今後も不祥事解消に向け努力していきたいと考えております。

○天野委員
 今、教育委員会はこの問題について対応策を考えているわけです。子供のいじめもそうでありますけれども、教職員の不祥事も人権という視点で私は考える。自分に直接関わることについてはみんな真剣に考えるんです。しかし周りにいる人たちがいじめとかについて傍観者であってはならない。絶えず人権感覚を学ぶこともすごく大事だと思うんですね。
 ですから、教職員の不祥事が自分に直接関係ないからではなく、自分のことのように考える。いじめの問題もそうです。先ほどもいじめの問題がありましたけれども、担当の職員だけではなくて学校全体がその問題に関わる。しかも子供も関わるんです。いじめていない子もいじめてはならないという感覚を学ぶことがすごく大事ではないかな。ですから今対症療法だけをやっているんだけれども、もう一度原点に返って人権感覚、人権っていう中で。僕はよく言うんですけれども、例えば水、土、空気が汚染されれば生きていけないわけですね。同じように人権を侵されると生きていくのに非常に苦しい思いをする。そういう思いで人権っていう形で考えることが大事じゃないか。
 私は、教育委員会が対症療法だけではなくてもう一度原点――人間が生きていく上において大事なものは何かという視点で、その当事者だけでない人たち全体でやることが大事だと思うんですけれども、教育長の所見を伺いたいと思います。

○池上教育長
 御指摘もっともだと理解しております。私どもに人権担当のセクションがあるわけですけれども、今回その手引の改定をしておりまして新しいページを今編集しております。その中で2番委員御指摘の人権に対する認識を改めて教職員の皆さんに持ってもらうところを改定中でございますので、そこを使ってまた県下全域に対しての徹底を図ってまいりたいと思います。

○天野委員
 ありがとうございました。
 教職員だけじゃなく子供や生徒にもぜひそういう形でしてもらいたいと思います。

 次に、部活動について伺います。
 今、先生方の働き方改革の視点で部活動は地域へと言っていますが、私は学校体育の中で部活動が始まったと思います。日本のスポーツを見ると、部活動がいい選手を輩出してきました。しかし今や学校体育の部活動からではなくて、スポーツクラブとかいろんな形に変わってきた。
 そうなると学校の部活動は今までの延長線上ではなくて、学校体育の中でどうあるべきか。そして学校の先生はどう関わっていくのか。それから地域のスポーツ指導者もいるんですけれども、もう一度原点に返って学校の部活動は選手養成のための部活ではない、本当の意味で学校体育の中の部活動を考えるべきじゃないかと思うんですけれども、その点についてお伺いします。

○竹村健康体育課参事
 2番委員御指摘のとおり、部活動はこれまで競技力の向上等も担ってきたことは事実でございますが、様々な選択肢が出てきたことも実態としてはございます。現在国も少子化等を踏まえてこれまでと同じような形では子供たちが多様なスポーツ活動――文化活動を含めてですけれども――を十分に学ぶ機会が減少してしまうのではないかと言われております。そういったことも踏まえて、先ほど働き方改革を発端とした部活動改革がなされたと2番委員の御指摘もございましたけれども、並行して少子化に伴って子供たちのスポーツ機会の確保が十分でないという視点も複雑に絡み合った状況の中で現在議論が進められております。
 学習指導要領の中にも、部活動は教育課程との関連を図りながら学校教育全体の中で学んでいくものとの記載もございます。現在検討会議の提言が出され、学習指導要領の解説の改訂も踏まえて必要な時期に見直しを図ることを示しております。国の動向をよく確認しながら、県としても方向性については検討していきたいと思っているところです。

○天野委員
 今最後に国の動向と答弁されました。国の動向はもちろん大事ですけれども、国のやり方が必ずしも本当にいいのかという問題もあります。静岡県の部活動はどうあるべきか。私は国の動向にあんまり振り回されないで部活動の在り方について検討してほしいと要望しておきます。

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