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委員会会議録

質問文書

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平成23年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小田巻 進 議員
質疑・質問日:03/01/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○田(泰)委員長
 それでは、休憩前に引き続きまして委員会を再開します。
 質疑を継続します。
 では、発言願います。

○小田巻委員
 きょうは3月1日ということで、東日本の渓流が解禁ということで、私も4年前、議員になる前はよく渓流して、きょうも行きたいなと思っております。きょうは天気もよくて、曇っているといいですよね、きっといい釣果があるかと思います。それでまた、今、控室に帰ったら、東京スカイツリーが600メートルを超えて、世界一になったというニュースもありました。その中の質問ですけれども、私も最後の質問なもんですから、ねちっこく長くやりたいと思うんですけれども、時節柄という話もありましたから、3点に絞って質問させてもらいます。
 まず1点なんですけれども、静岡新聞に投稿されていた記事から質問をしたいと思います。富士宮市の方から「借金に依存の県財政を見直せ」ということで静岡新聞に投稿がありました。目にした方もいらっしゃるかと思うんですけれども。その中でこの富士宮市の方は、経常収支比率が95%で、財政の自由度が5%しかない。これを指摘して、その点をどのように説明してくれるのかなということが書いてあります。そしてまた、県債残高が増加の一途で、2兆5000億円を超えてしまったということで、税収の伸びが見込めない中で、ふじのくにの理想郷、この実現に向けた県の総合計画がスタートするわけですけれども、前途はかなり厳しいと指摘してあります。ここら辺をどのように考えていらっしゃるのか、お聞きしたいと思います。
 そして、この中でも予算規模を争う時代ではないと言っています。そしてまた、総花的な施策を縮小し整理して、メリハリをつけて、知事がこだわっている具体性と明確性を心がけてほしいと言っています。この見える形での財政健全化の検証を、そして進捗状況の公表をということで、結んでいますけれども、この辺もどのように考えていらっしゃるのか。
 冒頭話をしましたけれども、4つ目の質問として、この記事を目にした方はいらっしゃるのかな。仮に、目にしたときにはどのような対応を、本来なら、県の経営管理部としてこのような思いでいますよということをまた投稿していただければいいと希望するんですけれども、この辺もどう考えていらっしゃるのか、この件に関して4つ質問させていただきました。

 そして、資料の19ページの平成23年度の組織定数の改正、その概要について伺いをさせていただきます。
 この中に、各組織の改正、これはそれぞれの時代の流れの中で大いに改正して、対応していくというのは当たり前の話で、結構なことだと思います。そして、その都度改正されるに当たってその都度人員の変化もあると、これもよくわかります。今回いろいろな項目を見てみると、それぞれ1名の増員だということが盛んに書いてあるんですけれども、この1名の増加で、新しい組織体制づくりがいくのかなと。そして、この1名というのは、この中の施策を見ると、例を挙げてみますと、静岡茶文化発信体制の強化だとか、それから家・庭一体の住まいづくりということがあるんですけれども、即対応するような人が必要になるようなことじゃないかなと思います。この1名の配属というのは、人を右から左へ動かすだけじゃないと思うんですよね。どのような方が1名配属されているのかそこら辺もちょっと気になるところがありますもんですから、説明をいただきたいと思います。

 そして、最後に3つ目ですけれども、資料の40ページ、県有建築物敷地内の外灯等の緊急点検の結果ということで紹介があります。1月21日に街路灯の工事をするときに、5メートルの高さに上っていて、作業をしていた人がその街路灯が折れて、最後の事故の概要を見ると亡くなったということがあるんですけれども、県有の建物に対してのこの保守点検というのがどのようになっているのかというのが1つ目の質問。
 そして、2つ目に、この後に緊急の点検をやったということで、いろんな判定があって、特にA判定ということで、19基が特に危ないと。そして全体的に危ないというのが知事部局だけで99基あるということで、その対応の話を読んでみると、A判定で急速に対応が必要なのが19基、立入禁止等の処置をとって、今年度中に撤去とかいう話があるんですけれども、このA判定というのは、危険な状態ということなんですよね。この危険な状態をずっとこのように見過ごして置いていくのかどうか。そうとしか思えない文が書いてあるんですけれども、そこら辺はどうなっているのか。
 そして、事故の概要を見ると、作業員が亡くなった。作業員がハシゴをかけて仕事をしたというのは、作業員の責任なのかもしれないんだけれども、この事故に対して、作業員に対して、県はどのように対応されていくのか。大きく3つ、それぞれの質問にお答えをよろしくお願いします。

○増井財政課長
 お答えいたします。
 1点目の経常収支比率が95%というようなことで、それをどのように説明していくのかということでございます。今回財政の中期見通しというのを示しているところでございますけれども、どうしても義務的経費が増加しておりまして、自由に使えるといいますか、政策的に使う経費の割合が非常に少なくなっているというような状況でございます。そういう中で、その経常収支比率の数字は年々上昇しているというような状況にあるわけでございます。
 今回の中期見通しの中におきましても、これまでのように国の一般財源の総額が据え置かれる状況の中では、どうしてもその義務的経費がふえる一方で、そのすき間となります政策経費が減ってまいりますので、どうしても数字が悪化していくと。その一方で、今回ケース2ということで、もう1つ示しましたけれども、財政需要がふえればその分を本来の地方財政制度という枠組みの中で、国が交付税というようなことで、その分を見てくれるというような制度、本来の地方交付税制度のような機能が発揮されれば、それはその分、経常収支比率は少しずつではありますけれども、減少していくというような数字を見せているところでございます。必ずしも95%ということで、満足しているわけではございませんので、何とかそこの国の制度によるところにつきましては、国へ働きかけてまいりますし、県の側におきましても、税収増の努力もしていくというようなことでございます。
 2点目の県債残高が2兆5000億円というようなことで、前途が厳しいということでございますけれども、これにつきましても、そのふえている一番の要因は臨時財政対策債ということでございます。臨時財政対策債を除きます通常債のレベルでいきますと、これはこの中期見通しの中におきましても、減少していくと見込んでいるところでございまして、何とかこの臨時財政対策債、これは交付税制度の原資になっている国税の5税の動向にもよりますけれども、そこのところを国のほうにも強く働きかけていくと。税等の一体改革というようなことも今、国のほうでも言っておりますので、何とかそこのところを国のほうにも提言してまいりたいというふうに考えているところでございます。
 3点目のメリハリをつけてやるべきではないかということと、あと財政の健全性の公表をどのように考えるのかというようなことでございます。どうしても予算は県全体の施策を網羅しなければいけませんので、どうしてもある意味、総花的になるというようなことは、やむを得ないと思っております。その中にありましても、やはり新しい総合計画を今回策定いたしました。その中で6つの重点分野というようなことで設けてもおりますので、その重点分野を中心に、新たに設置しましたふじのくに推進基金を充てることによりまして、今回の総合計画が目指す重点分野、予算の面でも、そこは示すことができたかなというふうに思っております。
 また、公表の点につきましても、総合計画の中でもそれぞれの分野の目標値等も設定しておりますし、また、今回の新しい行革大綱の中におきましても、財政健全化の数値目標も設定しております。また、従来から健全化の3指標ということで、県も設けておりますので、そのような中を毎年更新をしながら、しっかりと県民の皆様に説明をしてまいりたいなというふうに考えております。
 4点目のこの記事を目にしてどう思ったかということでございますが、私も確かに見た記憶がございました。我々は説明の中では通常債、あるいは県全体の2兆5000億円全体というふうなことで使い分けをしておりますが、県民の皆様はどうしてもそこのところを全体としてやはり見てしまうのかなというふうに思ったり、あと説明をもう少し丁寧にしっかりとわかりやすくしていかなきゃいけないなということを、強く痛感したところでございます。これからもいろんな機会を通じまして、県財政の状況につきましては、丁寧に説明をしてまいりたいというふうに考えております。以上です。

○西田人事課長
 組織定数の関係でお答えいたします。
 いわゆる組織定数改編作業というのは、各部局から来年度の事業量がどうなるかということを見込んで、経営管理部のほうに要求を出していただくということで、私どものほうで、それを受けて、実際に本当にそういうのが必要なのかどうかということを吟味しつつ、知事、副知事にも諮って決めるということでございます。
 具体的には、それぞれ部局の現在の事務量、あるいは、例えば時間外の勤務の状況とか、あるいは来年度の予算等々を総合的に勘案いたしまして、実際に何人増員すべきかということを判断した上で、決めているわけでございまして、その結果として、1名というところが多々あるというところでございます。
 具体的にはどのような人が配置されるのかということでございますが、例えば、お話にございました、家・庭一体の住まいづくりの推進ということで1名増でございます。住まいづくり課の計画班に技術職員を1人増員するということでございまして、これにつきましては、いわゆる建築職を増員するということでございます。
 だれをということにつきましては、現在、人事異動作業を行っているところでございますので、業務内容等を勘案しつつ、適任者を配置するということで作業を進めるということでございます。以上でございます。

○増田営繕企画課長
 外灯等の緊急点検についてお答えいたします。
 まず、1点目の県有施設の保守点検についてどうかという御質問につきましては、施設の維持管理につきましては、施設の管理者が委託等によって、維持管理等を行っております。また、建築基準法第12条に基づきまして、100平米以上等の特殊建築物等につきましては、法定点検というものが義務づけられておりますので、建築につきましては3年に一遍、また、建築設備につきましては毎年法定点検を施設管理者が行っております。
 それから、2点目の緊急点検についてですが、まず、県営住宅につきましては、公営住宅課のほうで技術職員による点検を行ったわけですが、その他の建築物につきましては、各施設管理者に対しまして、各施設管理者が目視によって点検をまず行いました。それから、知事部局のA判定になった物につきまして、技術職員を派遣しまして、そのA判定の内容につきましては撤去等の判断ができるように判断しまして、早急に撤去等が必要な物については、できる限り年度内に撤去等ができるように行っているところでございます。
 それから、3点目の作業員が亡くなった場合の対応につきましては、これはくらし・環境部の関係になろうかと思います。私のほうでは承知しておりませんもんですから、よろしくお願いいたします。

○小田巻委員
 どうも答弁ありがとうございました。
 最初の質問には、増井財政課長にお話をいただいたんですけれども、一般県民は県債残高が2兆5000億円というと、えっと、まずびっくりしちゃう、内容がわからずにね、びっくりしちゃうところがあります。なおさらいろんなところでできる範囲で、ぜひ細かな説明をしていただきたいと思います。
 課長からもきめ細かな、丁寧な説明をしていくという話があったわけですけれども、ぜひそのようによろしくお願いをいたします。
 それから、この記事の件なんですけれども、ほかの部局の皆さんもそうなんですけれども、県に質問等があったとき、目についたときには、部長のほうにも上げていただいて、それなりの対応をし、市民にも説明していただけるようにしていただければ、より県政が近づくと思いますから、お願いをいたします。

 2点目の組織のことです。西田人事課長にお話をいただいたんですけれども、よくわかりました。そして、今回の組織づくりによって、人が動いたということで、昨年よりまたことし人員がふえたということで、いろんな組織の中の人員が多少変わってきていると思うんですけれども、増があったり、減があったりするわけですけれども、そこら辺の内容というか、お話しできますでしょうか。この経営管理部関係のところの部署はどこかほかのところから来て、全体に県の中の人員がこういうふうに動いたとか、それから、新規採用でふえたとか、いろいろあると思うんですけれども、その人員の割り振りを御説明いただければと思います。

 そして、3つ目なんですけれども、1点目に県の施設の点検はどうなっているということで、指定管理者に任せているというお話があったんですけれども、指定管理者が管理しているということでも、やはり指定管理者の上には県がいるわけですから、ぜひきめ細かな指示をお願いします。指定管理者がいると――決して投げて話をした、答えてくれたわけじゃないと思いますけれども――ぜひ指定管理者と県とのつき合いを密にして、このような問題が起きたときには、的確な判断をしていただきたいと思います。
 そしてまた、2つ目の対応の件ですと、早急にという説明資料と同じような話になってしまいます。A判定は危険だと言っているんですから、ぜひなるべく早く即刻にでもやっていただきたいと思います。また万が一、何か問題があったら、本当に困りますから、できる範囲で年内中に、なんて言わずに、なるべく早く対応できるところは対応していただきたいと思います。
 再質問を1つお願いしたんですけれども、どうですか、答えていただけますでしょうか。

○西田人事課長
 例えば、経営管理部でございますと、税務課で新しい電算システムの開発が終了するということで、マイナス9人とか、あるいは、財務事務所の軽油引取税の関係の業務も集約するということで、マイナス3人ということで、経営管理部についてはマイナスということになろうかと思います。今、部局ごとの増減の数字については、大変申しわけございませんが、手持ちがございませんので、また、委員長と相談して、別途提出させていただきたいと思います。以上です。

○小田巻委員
 わかりました。
1名増員する場合にも別にその1名が専門の人が行ったわけじゃなくて、やはり職員の方が異動していったということなんでしょうね。よくわかりました。ありがとうございました。
 最後に要望として、私もこういう席で委員会の中で県議会議員としての立場で部長を初め、局長、課長の皆さんにお願いをしたり、意見を言ったりすることがもうできなくなるもんですから。ぜひより県民に近づけた県政を行う意味でも、高い位置から県を見てお話をしなければならないというのはよくわかります。しかし、ぜひ低い目線に立って、県民の話を聞いて、県民の思いが届くような、そんな打てば響くような県政の実現を目指して、頑張っていただきたいと思います。
 これは要望させていただいて、質問を終わります。ありがとうございました。

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