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委員会会議録
質問文書
平成25年６月定例会企画文化観光委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 田形 誠 議員 |
| 質疑・質問日： | 07/30/2013 |
| 会派名： | 民主党・ふじのくに県議団 |
○田形委員
では、１問だけ行います。よろしくお願いします。
委員会の資料にこの冊子「ふじのくに 家康公観光事典」ありましたので、これについてお伺いをしたいなと思います。
恐らく、これは静岡県と家康公を結びつけて、一つの観光の目玉にしようといったことでつくられたんだと私、勝手に推測するんですが、この発行に至った経緯と、これを観光誘客にどうやって結びつけるのか、伺いたいと思います。
○掛澤観光振興課長
徳川家康公を活用した観光誘客でございます。
昨年度は、家康公の素材の掘り起こしをいたしました。実際には、文献をまず調査いたしまして、その後、そのいろいろな歴史的な文献を探しまして、それをもとに現地の調査、あるいは県民へインターネットを通じまして家康公のゆかりの人物あるいは物、食べ物の情報を募りまして、それをもとに、専門家の意見を聞きながらつくったものがこの「ふじのくに家康公 観光事典」でございます。
本年度は、この観光事典を活用しまして、６月に開催しました大型キャンペーン推進協議会が行いました商談会等で、旅行会社のほうにこれを素材にして商品をつくっていただくよう働きかけております。また今後、９月に名古屋で、来年の２月に関西でも同様の商談会が行われますので、そういったところで商品の造成をお願いしていくというところでございます。
また、これに加えまして、本年度は歴史好きの女性で、インターネットを使ってブログあるいはフェイスブック等で非常に発信力のある方をお招きして、モニターツアーを実施しまして、その方に本人のブログあるいはフェイスブック等で発信していただくと。あるいは家康公ゆかりのものを集めたテレビ番組、テレビ番組の名前は、日曜日にやっております「開運！なんでも鑑定団」という番組なんですけれども、その誘致を今テレビ局と進めております。
さらに、食の都づくり仕事人、経済産業部のマーケティング推進課が中心になってやっておりますが、家康公ゆかりの食べ物やお菓子、お土産みたいなものもできたら開発したいということで取り組んでまいります。
こうしたキャンペーンあるいは素材を使いまして、来年度は旅行会社にさらなる商品造成等をお願いしていきますし、就航先や国内外、特に韓国では徳川家康は非常に人気のある人物でございます。国内外でもＰＲしていきます。
そして、再来年度――2015年、家康公没400年ということで、徳川家康公顕彰400年祭にあわせた誘客につなげてまいりたいと考えております。以上でございます。
○田形委員
ありがとうございました。いろいろなそういう取り組みをやっていく中で、さっきこれを読ませていただいたんですけれども、家康は、実際に静岡県に相当ゆかりがあるということで、人生の半分以上をこの静岡県で過ごしたことも記載されていますが、私も最近知ったんですけれども、ぜひ大いに広く広報していただけたらなと思っています。
またあわせて、これ見えますかね、浜松のキャラクターで出世大名家康くんっていうんですけれども、こちらのほうもぜひ、これは浜松のキャラクターなんですけれども、やはり静岡県の観光誘客ということには何らかの起爆剤になれるのかなとに思っていますので、ぜひ御検討いただければと思います。
実はきのう、ゆるキャラグランプリについて、知事戦略監に御答弁いただきました。最後に、部長からゆるキャラグランプリについてちょっとお聞きしたいんですけれども、先日の本会議での部長答弁、質問からちょっと話しますと、今月の７月８日に、知事が浜松の商工会議所の120周年式典の中で、家康くんを今度、ゆるキャラグランプリ１位に押し上げるべく県が支援していきたいと、そんなことを言っていて、これ初めてじゃないんです。その前にもそういった類のことを言っていて、それを受けて、市長のほうも支援を取りつけたみたいなことを結構市民の方におっしゃっていました。ほかの市町のキャラクターもいる中でなかなか難しい部分もあろうかなとは思いますが、ぜひ御支援いただけないかというような類のことを聞いたんですが、下山部長からも、できることでやっていきたいということをおっしゃっていただきました。
何を申したいかというと、家康くんが今度、ゆるキャラグランプリで１位になれば、きっと静岡県の観光振興にも私はつながるんじゃないかと思いますし、また、こういったものとあわせて観光誘客もできるんじゃないかと思いますので、その点について、ぜひ当局におかれましても、この家康くんのゆるキャラグランプリ１位を何とか御支援いただきたいと思っているんですが、部長のお考えを聞いて、私の質問を終わります。
○下山文化・観光部長
私も、青年時代に「徳川家康」全26巻を読んで、大変感激した覚えがあります。その割には、静岡県民が家康公のことを、何と言いますか、富士山のようには大切にしていないなという気持ちもいたします。
こういった取り組みを通して、あるいは「ふじのくに家康公 観光事典」という取り組み、あるいは出世大名家康くんの取り組み、家康公を身近なものとして考え、大切にしていくということが非常に重要かと思います。
また、静岡県にはこういったさまざまな資源があるわけですが、富士山あるいは伊豆半島ジオパーク、世界標準の資産もございます。おいしい食べ物もございますが、この家康公というこういう歴史も大変大きな資産になっております。
そういう意味で、観光の面でも、家康公を活用すると言うと大変申しわけない言い方なんですが、その大切な資源を磨いて、発信していくということが重要かと思います。
そういう中で、出世大名家康くん、ふじっぴーのお友達として全国の知名度が上がるように、我々の観光とか交流とか、そういうサイドでできることを工夫していきたいと思っております。
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