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委員会会議録

質問文書

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平成22年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 時久 議員
質疑・質問日:12/14/2010
会派名:公明党静岡県議団


○阿部(時)委員
 5点ばかりあります。
 まず、126号議案について先ほど御説明いただきまして、この中で袋井署が設置されるということですけども、この配置人員というんですか、署の体制、どんなものになっているか。それをちょっと伺います。
 それと、これに伴って、森署がいわゆる分庁舎化されるということで、この分庁舎の体制もあわせてお願いします。また、特に森署ですから、そういったテリトリーはその奧のほうですけども、この県民サービスというか住民サービス、こういったものが低下する懸念はないのか、その辺のところもあわせてお願いいたします。

 2点目に、本会議でも初動態勢のことについて、本部長がお答えいただきましたが、視察に行った岡山県警のPITシステムのことを見て、非常にいいシステムだなあと思いました。そういう中でお話伺ったら、警察庁のほうから、またGPS機能付の――これは電話じゃなく無線機でしたかね――そういったものも新たに、この先、導入すると、そういったお話もありました。それで、再度そういったとこも含めまして、もう少し細かく御説明いただければと思いますので、まずお願いいたします。

 3点目ですけども、先ほどいろんな事故の報告もありまして、その中で自転車事故、これは、私も新聞記事を使って質問をさせていただくわけですけども、この自転車事故がふえてきていると。それで自動車には自賠責という保険があるわけですけれども、自転車には保険加入義務がないと。したがって一時、その裁判でも非常に高額な金額の賠償問題が出ているといったことが新聞記事に出ておりました。5000万円ぐらいの賠償というのも出てました。
 そういった中で、その自転車のTSマーク、こういった制度が事実あるというふうに伺っているんですけども、このTSマークという制度、この制度の概要をまず教えてください。
 それと、こういったことに対して、いわゆる県民への周知、その辺のところが、若干薄いように感じます。そういった制度への加入をするように図るべきでないかと思いますので、その辺のとこもあわせてよろしくお願いします。

 4点目ですけども、これも今度は高齢者の万引きがふえてきていると。65歳以上の万引きが、19年連続して、前年を上回っていると。過去最多でしたということが警視庁のほうでも数字が出ておりました。
 それで県内における65歳以上の高齢者の万引きの検挙状況をまず伺います。それとあわせて県警として高齢者の万引きを防止をするためには、どのような対策をされているのか、この2点をお願いします。

 最後の5点目ですけども、これ浜松に今度、日本中央競馬会――JRAが場外馬券場を来年4月から開設していくということで、これも新聞でも報道されておりました。特に浜松も、この町なかの空洞化とか、いろんな課題がある中で、これもやはりしばらくあいているビルを借りてやるようですけども、ほぼ800人ぐらい入れるような形で、その場でスクリーンを見ながらやると。そういった中で、当然この新聞記事を見ますと、土日の開設だということですから、平日はないなと思うんですけども、特にこういった中で、土日に集中しますので、場外馬券場開設に当たって、例えば事件、または交通渋滞、こういった対応について、浜松市ともいろいろ協議されておると思いますけども、県警は今現在、この辺についてどのように取り組みをされていくのか、その点を伺っておきたいと思いますので、よろしくお願いします。

○大島警務部参事官兼警務課長
 袋井署の体制等についてお答えいたします。
 まず新設する袋井署の体制につきましては、警察官とその他の職員を合わせまして120名程度の配置を予定しております。この規模は現在の掛川警察署とほぼ同じでございます。また、森署が森分庁舎となりますけども、この体制につきましては、警部の責任者以下、十四、五名程度とする予定でございます。
 住民サービスの維持についての方策でございますけども、森署は森分庁舎にいたしますけれども、受け持ち区域というのを持って、直接住民の皆さんと接しています交番、駐在所等の勤務員の数は1人増強する予定でございます。また、管内を昼夜パトロールしておりますパトカーの台数も現行同様に1台を維持する予定でございます。さらに運転免許事務や各種相談につきましても、この森分庁舎で引き続き受理、処理できる体制を整備する予定でございます。このように、日常的な業務ばかりではなく、事件事故等が発生したときの対応につきましても、本署、これは袋井警察署になりますけれども、この体制が現在よりも充実いたしますので、これまで以上の警察力の早期大量投入が可能となります。このようにして、住民サービスの低下を防止する工夫を行うこととしているところでございます。以上でございます。

○加藤地域部長
 阿部委員の代表質問で県警本部長が答弁した、全国的に導入が予定されている新型の携帯電話型無線機についてですが、私の答弁としましては、代表質問の本部長答弁に若干重複しますがどんな機能が主なもので、その結果、どういう効果が活用できるかというような内容で答弁したいと思います。
 1点目は、端末の主な機能ですが、交番・駐在署員の現在位置が通信指令室などで確認ができると。常時勤務している者については確認ができるということでございます。2点目につきましては、端末に110番通報内容や、発生現場の地図を送信できるというものでございます。3点目は捜査参考情報をこれらの無線端末に一斉送信ができると。端末から事件現場の写真などを本署内に送信ができると。4点目は、もしこれらの端末を遺失とかとられた場合、中に入っている情報がありますので、こういった情報セキリュティについて、ロックがかかり消去ができるように、そんなような機能が主なものでございます。
 大きな2点目で、これらを活用していくわけですけど、どんなときに有効活用できるかというと、事件の発生時はより現場に近い警察官がもしそこにいれば、マンロケーターですので、位置が常時わかり、その警察官に対して、迅速な現場対応を指示することができる。2つ目は、緊急配備をかけた場合に、一斉包囲網での配置員の場所が、それぞれ瞬時にわかって、体制がどうなっているかというのが把握できるということで、薄いところには移動させるよう指示ができます。
 3点目は事件発生した場合に臨場する警察官に110番の内容と合わせて、その現場付近の地図も送信できるということで、確実な場所にいち早く駆けつけることができるということです。
 4点目は犯人の手配写真や捜査情報、これらの追加情報を逐次、迅速に送信できるということでございます。
 あとは、指揮をするほうも、本署あるいは指令室で現場の状況が写真映像で送られてくるもんですから、それを見てこういう指揮をとるというのを、そういった適時適切な指示ができるというようなことが挙げられると思います。以上です。

○山下交通企画課長
 TSマークは、自転車安全整備制度でありまして、この制度は自転車の整備不良による交通事故防止と安全利用の促進を目的に、昭和54年に発足したものであります。
 制度の概要については、自転車安全整備士の資格を取得した者が、自転車販売店等において、点検整備基準に基づき、点検整備を行って、基準に適合した自転車の印として、TSマークを張りつけるとともに、あわせてその機会を利用して自転車の安全利用の指導を行うものであります。
 TSマークには点検日から1年間有効の傷害保険と賠償責任保険がついております。
 制度の普及等については、警察では中学生や高校生への自転車指導の機会を利用して、自転車の点検整備と安全利用の促進や、万が一の事故の備えるためにTSマーク制度の周知に努めております。以上です。

○ア田生活安全部長
 高齢者の万引きの関係でございますけれども、本年1月から10月までの検挙の状況を見ますと、人数で525人を検挙しております。どんな傾向にあるかと申しますと、この525人というのは、全体で2,000人余りの万引きの検挙のうち、27%ぐらいということになります。これは非常に特徴的な傾向として出ておりますのは、平成12、3年ごろ、少年が大体4割ぐらい、それから高齢者の方が15%ぐらい、これを合わせて五、六十%かと思います。残りが各年齢別ということになります。それが年々、少年が減少して高齢者が増加という傾向出ておりまして、昨年、あるいはことしの状況を見ますと、少年が25%ぐらいで、高齢者が27から28%ぐらいというところで推移しております。これが最近の検挙の状況になるかと思います。
 防止対策につきましては、1つは販売店さんのほうで万引きの被害に遭いにくいようなことをお願いしたいという、防犯指導の関係になりますけども、例えば来客に対する声かけをする、あるいは商品陳列の方法を工夫する、防犯カメラですとか鏡、そういったものを使う、そういったことでもって、万引きしにくいお店づくりをお願いするというものもあります。それから、これは警察署単位で行ったり、また警察本部としても、昨年ことしと開催してるんですけども、万引き防止連絡会ということで、商店街の皆さん、あるいは警察本部でやった場合には、知事部局や教育委員会も一緒に参加していただきまして、連絡会を行いました。特に高齢者に限ってどうかということになりますと、実はこの新聞記事にも出てるところですけども、1つは、なぜ万引きをするかというと、生活が苦しいというようなお話をされる方、あるいは話し相手がいなくてということで、ついふらっと万引きをしてしまったというような方もいらっしゃるという状況でございまして、全体としては、そのお店だけの対策で済む問題ではないんだろうということで、関係機関と連携いたしまして、いろんな施策の中で、高齢者の方を含めて、万引きしないような形を進めていきたいと思っております。広報のキーワードとしては万引きは重大な犯罪ですということを、アピールしているところでございまして、これをさらに進めたいと考えております。以上です。

○佐藤生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 日本中央競馬会が浜松市内に、場外馬券場開設に当たっての県警の対応ということについてお答えいたします。
 警察では、この場外馬券場が開設されるに伴いまして、地域の治安や交通渋滞等の問題に対応するため、住民の安全・安心を第一に、防犯、風俗、雑踏事故、交通安全等、治安の観点から、利用客の年齢の確認を含め、未成年者の入場を防止すること、暴力団関係者の排除を徹底すること、歩行者の安全確保、駐輪場の確保、周辺駐車場へ適切に誘導することなどについて、日本中央競馬会へ必要な指導を行っております。
 今後も引き続き問題点の把握に努めるとともに、開設に当たっては地元警察署による施設周辺におけるパトロールや街頭補導活動を強化いたしまして、治安の維持や、地域の治安や交通上の問題点があれば迅速かつ的確な対応を図ってまいります。以上でございます。

○阿部(時)委員
 ありがとうございました。
 2点ばかり再質問です。先ほど袋井警察の新設のその関係で、説明の下の現管轄区域と、これ分かれている中で、磐田署は当然あるわけですけども、それに絡んで、この磐田署は、多分体制としてはそのままだと思うんですけども、それも合わせて、磐田署はどうなるんですか、再質問します。

 それと、今回導入するのは無線端末で岡山県警のPITは携帯電話を使っていたということですが、その携帯電話と無線機――恐らく周波数の関係もあるとは思うのですが――使いやすさとかそういった選択があって無線ということなんですかね。ちょっとそこまで答えていただくのも何ですけども、そういった携帯電話方式でたまたま岡山のほうではそういうことやってたんですけども、全国が無線機で対応すると。その辺の違いという部分もね。もし御答弁いただけるものがあれば、よろしくお願いします。この2点だけ。

 特に浜松の場外馬券場については、立ち上がりのとき、ぜひともスムーズにいけるように、部分でも御協力いただければと思いますので、よろしくお願いします。

○大島警務部参事官兼警務課長
 磐田警察署の体制に関してでございますけども、管轄区域が磐田市のみとなりますので、現在270名程度の体制でございますけれども、200名程度まで縮小する予定でございます。
 なお、拠点となる警察署でございますので、今、参事官クラスを配置しておりますけど、それは継続するような方針で、一遍にその体制を縮小するというようなことは避ける方針で進めておるところでございます。以上です。

○加藤地域部長
 現在、交番の警察官は所轄系といいまして、遠くまで届くパトカー系の感度ではなくて近回りで――例えば磐田警察署だと、磐田警察署の範囲内で本署とのやりとりができる無線機が所轄系といいますけど――これを使っております。それがもうちょっと小型化で軽量化されて、感度がいいのが配分される。それと合わせて、先ほど御質問がありました、今我々が持っているいわゆる携帯電話型ですね。これが新規導入されるわけですけど、今までの無線機だと画像は送れませんので、それが携帯型のこの無線機になりますと、今我々が持っている携帯電話と同じになるもんですから、開けば現場の地図情報とか、あるいは犯人の写真などの画像電送――殺人現場に到着したときにその現場を即時撮影して、それを本部通信指令室へ送る――いわゆる画像電送というのが物すごい威力を発揮するんじゃないかと。ですから無線機はあくまでもしゃべるだけの無線機になりますけど、この新システムの携帯型無線機については、画像電送等、より多くの現場からの情報、あるいは本部からの情報が末端まで、瞬時にして送れるというような、すごい効果があるということが違いだと思います。以上です。

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