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委員会会議録

質問文書

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平成27年6月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:07/06/2015
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 久しぶりに文教警察委員に配属をされました。顔見知りの方がほとんどいないなと。ひねた新人だと思ってよろしくお願いしたいと思います。一括質問方式で。
 先ほど、警察官の採用の質問がございました。それにかかわって、平成22年から応募者数が漸減だということですが、例えばそれを乗り越えるために、か細い方が強いか弱いかは別ですが、警察官採用の身体的基準の緩和というようなものがあったのかどうか。例えば本委員会の田内副委員長は、空手だか拳法の師範でして、一芸採用に耐えられる男なんです。そういったことは今は余談ですが、その点をお聞かせ願いたいと。

 次に、先ほども高齢者の方の事故の話がございました。私は中山間地といいますか、山の中に住んでおりまして、日ごろ日常的に自動車を運転している場合に、例のシルバーマーク、名前は変わりましたかね。そういうマークをつけた自動車が昼間走っているわけです。危ないなと思うこともありますが、この辺の免許証の返納状況を含めて、それを促進するための取り組みを聞きたいということがあるんです。反面、私どもの田舎に住んでいますと、じいちゃんばあちゃん2人しかいないと。近所にスーパーがあるわけでもなく、野菜や果物をつくってもイノシシや猿に食われるということがあって、買い出しに出るためには歩いて行けば3日かかると。その間に野垂れ死ぬということがあって、どうしても自動車が必要なんですと。でも、その年齢的に加齢によるその身体的能力がどうしても落ちてくるという事情から、実は同情したい側面もあるわけですが、警察行政、交通業務ですので、それにかかわって今の点についてお答えを願いたいと思います。

 それから、先日、首相官邸の上でドローン――忍者みたいな名前がついていますが、これが見つかったということで、こういった趣味をお持ちの中学生の方もいろいろいらっしゃるようです。これは一歩使い方を間違えると大変危険なものになるということが言われていて、例えば県内で言うと浜岡原発等々ですね。こういった重要施設はドローン対策をどのように考えているかということ。特に、長野市の善光寺のお祭りですとか、浜松まつりでもあったようです。ドローンが落ちて来て、なんだこれと。こういう事実もあったようですが、その辺、余り大きなことにはなっていませんが、とりあえず県警察としてこの対策をどのように考えているかということをお伺いしたいと。

 これは最後ですが、先ほど特殊詐欺、サイバー犯罪の話がございました。日本年金機構からの情報流出がございました。まことにずさんな組織だなとあきれ返っているわけですが、それはさておいて、この情報流出にかかわって、それに関連して不審な電話ですとか、そういった件数とか、例えばこんなことがあったよというのを教えていただきたいと。

 それに一歩踏み込んで、ひょっとして被害があったんですかということ。

 それから、その特殊詐欺だけじゃなくて、ほかの被害に遭う可能性のある情報、もととなる情報、こういったものがあれば、その概要を伺いたいと思います。

○岡本警務部長
 警察官の採用試験の身体基準の緩和があったかなかったかということについてお答えいたします。
 身体基準の見直しは、最近では平成22年度に実施しました。なぜ実施したかというと、体力は十分に備えているんだけれども、身体基準に満たないので採用できないという事例があったということで、見直しをしました。どのように見直しをしたかというと、男性の胸囲の基準を撤廃しました。それと女性の身長と体重の基準を緩和したということを実施しております。その後は、身体基準を下げるという状況は今のところ必要性を感じておりませんけれども、全国警察の状況を踏まえながら、常に検討していきたいと考えております。

○今泉交通部参事官
 高齢者の運転免許証返納状況についてお答えいたします。
 平成26年中、運転免許証を自主返納された方は、全年代で9,504人おります。そのうち65歳以上の高齢者は9,011人で全体の94.8%を占めております。

○出雲交通部参事官兼交通企画課長
免許証の返納を促進するための取り組みについて、お答えいたします。
年々増加傾向にあります高齢運転者の交通事故防止対策としまして、運転に不安をお持ちの高齢者が運転免許証を自主的に返納しやすい環境をつくるために、自治体を初め公共交通機関に働きかけ、運転免許証を返納した高齢者に対する優遇制度の拡充を図っているところでございます。
優遇制度の一例としましては、運転免許証を自主返納し、運転経歴証明書の交付を受けた高齢者を対象にしまして、市町による運転経歴証明書の交付手数料の助成、あるいは協会に加盟するタクシー事業者による運賃割引、バス事業者によります乗り合いバス高齢者優遇定期券の対象年齢の引き下げなどの制度が運用されております。また優遇制度のほか、返納後の移動手段として、自治体によりますコミュニティーバスの運行などについての働きかけを行っているところでございます。

○村松警備部長
 首相官邸上空におけますドローン事案の発生に対します重要施設等に対する警戒の考え方であります。
 本県では、この首相官邸のドローン事案の発生を受けまして、これまで実施しておりました警戒に加えまして、浜岡原子力発電所と重要施設におきましては、その上空とその周辺における警戒を強化いたしました。ドローン等を所持、あるいは飛ばそうとしている者を発見するなど、不審者等の発見に努めております。これに加えまして、管理者等に対しましては、その管理地内での上空でのドローンの飛行、あるいは周辺での飛行を禁止する旨の立て看板等の掲出をお願いするとともに、ドローン等、あるいは不審者等発見の際には、警察へのいち早い通報をお願いして、警戒警備を強化しているところでございます。

○小林地域部長
 祭典会場等におきますドローンの警察の対応でございますが、多くの市民が集まる祭典等におきましてドローンが落下した場合は、人が負傷する可能性がありますことから、祭典警備に伴う主催者側との事前協議の場におきまして、会場及び会場周辺におけるドローンの飛行自粛を関係者または参列者等に周知徹底するよう指導しております。

○太田刑事部参事官兼生活安全部参事官
 特殊詐欺に関して、日本年金機構の情報流出に関連した不審電話の状況の件数や、主な内容について説明いたします。
 平成27年6月末現在までですが、県内において日本年金機構に類似する団体名を名乗ったり、年金情報流出事案等を口実とする不審電話の届け出ですが、これは25件となっております。
 不審電話の主な内容は、日本年金機構の職員を名乗る者などから家族は何人ですかとか、年金はもらっていますか、銀行振り込みですか、振込先はどこですか、口座は幾つ持っていますか、などというものがございました。

 県内の日本年金機構の情報流出に関連した被害状況でありますが、現在まで県内における被害の発生は認知しておりません。
 それと、このような情報のあった関係で、新聞とかテレビなど、マスコミでの広報や日本年金機構と連携して、先日も防犯キャンペーンを行って注意喚起をして、このようなものに被害に遭わないように防犯キャンペーンも行っております。

○鈴木生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 補足をしてお答えいたします。
 本県では被害はないんですけれども、他県におきましては、日本年金機構を名乗りまして、年金が振り込まれる口座を教えてくれというようなことを口実にキャッシュカードを取りにいって、そこから現金を引き出そうとしたという手口が発生していると聞いております。またほかにどんなものに使われるかということになりますと、これは基本的には名簿という考え方になるかと思いますので、いわゆる名簿を使った悪質商法、こういうものを危惧しているところであります。

○中谷委員
 ありがとうございました。
 採用に余り関係ないかもしれませんが、実は私の知り合いのクリーニング屋の孫が、静岡駅の駅前交番、あそこにことしの春からいると聞いたんで顔を出したら、たまたま警察学校へ初任科研修を受けに行っていると。わかったと言って引き下がって、先日も行ったら、またちょうどタイミングが悪くて、警察学校へ。スキルアップで多分いろいろ研修をされているんだと思うんですが。私は名刺を置いて、こういうわけでとにかく一生懸命がんばれと。最近は警察官の志望者とか受験者も減っているので、聞いたところによると、何か砲丸投げの選手とかで、将来相当なやつもやっつけられるんじゃないかと。頑張れよと言って応援してきました。

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